精神保健福祉法第1条に定める法律の目的として、正しいものはどれか。
- ①精神障害者の医療及び保護を行い、社会の治安を維持することを法律の最も重要な目的とする
- ②精神障害者の権利の擁護を図りつつ医療及び保護を行い、社会復帰と社会経済活動への参加を促す
- ③精神障害者の医療費の公費負担に限って定めており、福祉や精神保健に関する規定は置いていない
- ④精神障害者を精神科病院に入院させることで、家族の監護の負担をなくすことを目的としている
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精神保健福祉法第1条は、障害者基本法の基本的な理念にのっとり、精神障害者の権利の擁護を図りつつ、その医療及び保護を行い、障害者総合支援法と相まってその社会復帰の促進及びその自立と社会経済活動への参加の促進のために必要な援助を行い、並びにその発生の予防その他国民の精神的健康の保持及び増進に努めることによって、精神障害者の福祉の増進及び国民の精神保健の向上を図ることを目的としています。
「権利の擁護を図りつつ」は、2022年の改正(2024年4月施行)で加わりました。
他の選択肢が誤りの理由
・社会の治安の維持を最も重要な目的とする:医療及び保護は、本人の権利の擁護、社会復帰、福祉の増進のために行うもので、治安の維持は法の目的として掲げられていません。
・医療費の公費負担に限る:福祉や精神保健の向上に関する規定も置かれています。
・入院させて家族の監護の負担をなくす:かつての精神病者監護法のような考え方で、現在の法の目的ではありません。
覚え方のポイント
第1条のキーワード=「障害者基本法の理念」「権利の擁護(2024年〜)」「医療及び保護」「社会復帰・自立・社会経済活動への参加」「国民の精神的健康」。