Aさん(30歳、女性、統合失調症)は地域活動支援センターに通っている。ある日、B精神保健福祉士に「歌手になりたい。オーディションを受けたい」と話した。B精神保健福祉士の対応として、最も適切なものはどれか。
- ①Aさんの夢は症状の影響によるものかもしれないと考え、主治医に報告して判断を待つ
- ②Aさんの体調を考え、まずは作業所での安定した通所を優先する目標を一緒に立てる
- ③Aさんの夢にこめた思いを聴き、オーディションに向けて必要な準備を一緒に考える
- ④Aさんの家族に連絡し、夢について家族がどう考えているかを先に確認することにする
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本人の夢や希望は、リカバリーの大切な原動力です。精神保健福祉士は、支援者の価値観で「無理だ」と決めつけず、まずその夢にこめられた思いを聴き、本人が挑戦するために必要な情報や準備、使える資源を一緒に考えます。
挑戦の過程でうまくいかないことがあっても、その経験を本人とともに振り返ることが支援になります。
他の選択肢が誤りの理由
・作業所への通所を優先する目標を立てる:一緒に目標を立てる形をとっていても、本人の語った夢を脇に置き、支援者の考える目標にすり替えています。
・症状の影響かもしれないと主治医の判断を待つ:根拠なく本人の希望を症状とみなし、本人とのかかわりを先送りしています。
・家族の考えを先に確認:本人の思いを聴く前に家族の考えを確かめるのは順番が逆です。
覚え方のポイント
夢や希望は「否定しない・すり替えない・一緒に考える」。ストレングスとリカバリーの視点です。