Aさん(6歳)の母親は、医師から自閉スペクトラム症と診断されたことを、B精神保健福祉士に話した。DSM-5-TRにおける自閉スペクトラム症の中核的な特徴として、正しいものはどれか。
- ①読み書きや計算など、特定の学習の能力だけに限られた著しい困難さ
- ②社会的コミュニケーションの困難と、限定された反復的な行動や興味
- ③年齢に見合わない不注意と、多動性や衝動性が目立つという行動の特徴
- ④体重が増えることへの強い恐れと、極端な食事の制限による低体重
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DSM-5-TRでは、自閉スペクトラム症(ASD)を、(1)社会的コミュニケーション及び対人的相互反応の持続的な困難と、(2)行動、興味又は活動の限定された反復的な様式(こだわり、常同的な動き、感覚の過敏や鈍麻を含む)の2つで定義しています。
DSM-IVまでの自閉性障害やアスペルガー障害などは、この1つの診断名にまとめられました(「スペクトラム」=連続体)。
他の選択肢が誤りの理由
・特定の学習の能力の困難:限局性学習症の説明です。
・不注意・多動性・衝動性:注意欠如多動症(ADHD)の説明です。
・体重増加への恐れと低体重:神経性やせ症の説明です。
覚え方のポイント
ASDの2本柱は「対人・コミュニケーション」と「こだわり(反復的な行動・興味)」。感覚の過敏・鈍麻はこだわりの側に含まれます。