2027年試験 新シラバス対応・3-1

AIエージェントとは(自律性のレベル)の一問一答

生成AIパスポート試験「AIエージェント」から、AIエージェントとは(自律性のレベル)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は四肢択一式(一部複数選択を含む)で出題されます。ここでは全て4択(正解は1つ)で出題しています。

問13-1

AI事業者ガイドライン(第1.2版)で新たに定義が加えられた「AIエージェント」の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①特定の目標を達成するために、環境を感知して自律的に行動するAIシステム
  • ②利用者が入力した質問に、決まった文章だけを返すように作られたAIシステム
  • ③ロボットなどの体を通じて、現実の世界に直接働きかけるためのAIシステム
  • ④人間が書いた規則に従い、判断の理由を必ず説明できるようにしたAIシステム
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正解 ①特定の目標を達成するために、環境を感知して自律的に行動するAIシステム
解説
総務省と経済産業省は、2026年3月31日に公表した「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」で、AIエージェントを、特定の目標を達成するために環境を感知して自律的に行動するAIシステム、と定義しました。あわせて、権限の適切な設定や、人間の判断を適切に介在させる仕組みなどの留意点も整理されています。
同じ改訂では、センサーなどで現実の環境の情報を取り込み、アクチュエータ(駆動系)などを通じて現実世界で物理的に行動するAIシステムを「フィジカルAI」として、別に定義しています。

他の選択肢が不適切な理由
・決まった文章だけを返すシステム:自律的に行動しないため、AIエージェントの定義には当たりません。
・ロボットなどの体を通じて現実世界に働きかける:AI事業者ガイドライン(第1.2版)では「フィジカルAI」として別に定義されています。
・人間が書いた規則に従い判断の理由を説明する:ルールベースのAIの特徴で、AIエージェントの定義ではありません。

覚え方のポイント
AIエージェント=「目標・感知・自律的な行動」の3語。現実世界に体で働きかけるのは「フィジカルAI」。

ひっかけ注意
AIエージェントとフィジカルAIは、同じ第1.2版で別々に定義されました。体を持つかどうかで区別しましょう。
問23-1

AIエージェントが近年注目されるようになった背景として、適切でないものを1つ選びなさい。

  • ①推論モデルの登場によって、複雑な課題を段階的に考えて解く能力が大きく向上した。
  • ②作業のたびにモデルを一から学習し直す仕組みが整い、誤りがほぼ出なくなった。
  • ③コンテキストウィンドウが大きくなり、長い作業の情報を扱いやすくなった。
  • ④AIが外部のツールやデータと連携するための、共通の規格が整備されてきた。
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正解 ②作業のたびにモデルを一から学習し直す仕組みが整い、誤りがほぼ出なくなった。
解説
AIエージェントが注目されるようになった背景には、推論モデルの登場による段階的に考える能力の向上、コンテキストウィンドウの拡大による長い作業の扱いやすさ、MCPなどの外部連携の規格の整備などがあります。これらによって、AIが人の指示に答えるだけでなく、複数の工程を進めて業務を支援・実行できるようになってきました。
一方、AIエージェントは作業のたびにモデルを学習し直すわけではなく、モデルのパラメータは変えずに、計画・ツール・記憶などの仕組みを組み合わせて作業を進めます。誤りがほぼ出なくなったわけでもありません。自律的に動くぶん、誤りの連鎖や権限の悪用などのリスクがあり、人間による確認・監督(Human-in-the-Loop)や、最終的な責任を人間が負うという考え方がむしろ重要になっています。したがって、この記述は適切ではありません。

他の選択肢(適切な記述)について
・推論モデルの登場:答える前に段階的に考える能力が、計画を立てて作業を進めるエージェントの土台になっています。
・コンテキストウィンドウの拡大:長い作業の途中経過や資料を、一度に扱いやすくなりました。
・外部連携の規格の整備:MCPなどの共通規格によって、さまざまなツールやデータとつなぎやすくなりました。

覚え方のポイント
注目の背景=「考える力(推論モデル)」「覚える量(コンテキスト)」「つながる仕組み(MCPなど)」。作業のたびに学習し直すわけではなく、誤りもなくなっていません。
問33-1

ワークフロー型エージェントと自律型エージェントの違いの説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①ワークフロー型は人が毎回指示を入力して動き、自律型は指示がなくても常に動き続ける。
  • ②ワークフロー型は進め方を自ら判断して処理し、自律型は決められた手順に沿って処理する。
  • ③ワークフロー型は決められた手順に沿って処理し、自律型は進め方を自ら判断して処理する。
  • ④ワークフロー型はクラウドだけで動き、自律型は社内のサーバーだけで動くという違いである。
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正解 ③ワークフロー型は決められた手順に沿って処理し、自律型は進め方を自ら判断して処理する。
解説
ワークフロー型エージェントは、人間があらかじめ決めた手順(ワークフロー)に沿って、LLMやツールを順に呼び出して処理を進める形です。動きが予測しやすく、管理しやすいことが長所です。
自律型エージェントは、目標を与えられると、どのような手順で、どのツールを使って進めるかをAI自身が判断し、結果を見ながら計画を立て直して処理を進める形です。柔軟に対応できる反面、想定外の動きをするリスクがあり、権限の管理や人間による監督がより重要になります。

他の選択肢が不適切な理由
・説明が逆:手順をあらかじめ決めておくのがワークフロー型、進め方をAIが判断するのが自律型です。
・指示がなくても常に動き続ける:自律型も、目標を与えられて作業を始めます。違いは、手順を人が決めるかAIが判断するかです。
・クラウドだけ・社内のサーバーだけ:動かす場所の違いではありません。

覚え方のポイント
ワークフロー型=「決められたレールの上を走る電車」、自律型=「目的地だけ決めて道は自分で選ぶ車」。
問43-1

AIエージェントの「自律性のレベル」の考え方として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①自律性のレベルが高いほど、AIの出力に誤りが生じることが少なくなるという考え方である。
  • ②AIエージェントは常に最も高いレベルの自律性で使うことが、最も安全で効率的な使い方である。
  • ③自律性のレベルはAIのモデルの大きさだけで決まり、使い方や業務の内容とは関係しない。
  • ④AIにどこまで判断と実行を任せるかには段階があり、影響の大きさに応じて人の関与を決める。
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正解 ④AIにどこまで判断と実行を任せるかには段階があり、影響の大きさに応じて人の関与を決める。
解説
AIエージェントの自律性には段階があります。たとえば、AIは提案だけを行い人が実行する段階、AIが実行するが重要な操作の前に人が承認する段階、AIが自律的に実行し人は結果を確認する段階、といった具合です。
業務の影響の大きさやリスクに応じて、どの段階まで任せるかを決めることが大切です。送金・契約・データの削除・社外への送信のように影響が大きい操作ほど、人間が確認・承認する仕組み(Human-in-the-Loop)を組み込むべきとされます。

他の選択肢が不適切な理由
・常に最も高い自律性で使う:影響の大きい操作まで任せると、誤りや悪用の被害が大きくなるおそれがあります。
・モデルの大きさだけで決まる:どこまで任せるかは、業務の内容や影響の大きさに応じて人が設計するものです。
・自律性が高いほど誤りが減る:自律性の高さと出力の正確さは別の問題です。任せる範囲が広いほど、誤りの影響は大きくなります。

覚え方のポイント
自律性は「どこまで任せるか」のダイヤル。影響が大きい操作ほど、ダイヤルを下げて人が確認します。
問53-1

AIエージェントが作業を進めるときの流れに関する記述として、適切でないものを1つ選びなさい。

  • ①大きな目標を、実行できる小さな作業に分けて、順番や使うツールを決める。
  • ②AIエージェントは最初の計画を最後まで変えずに実行し、途中の結果は見ない。
  • ③検索や計算、ファイル操作などのツールを使って、作業を実際に実行していくこと。
  • ④実行した結果を観察し、うまくいかなければ、計画や次の行動を決め直す。
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正解 ②AIエージェントは最初の計画を最後まで変えずに実行し、途中の結果は見ない。
解説
AIエージェントは、一般に「計画する → ツールで実行する → 結果を観察する → 次の行動を決め直す」という流れを繰り返しながら作業を進めます。大きな目標を小さな作業に分けて順番や使うツールを決め、検索や計算などのツールで実行し、その結果を観察して、うまくいかなければ計画を修正します。
途中の結果を見て計画を修正できることがAIエージェントの特徴であり、「最初の計画を最後まで変えずに実行し、途中の結果は見ない」という記述は適切ではありません。

他の選択肢(適切な記述)について
・目標を小さな作業に分けて順番やツールを決める:計画(プランニング)の働きです。
・ツールを使って作業を実行する:AIエージェントが応答だけでなく実行まで行う部分です。
・結果を観察して計画や行動を決め直す:うまくいかないときに軌道修正する働きです。

覚え方のポイント
エージェントの基本は「計画 → 実行 → 観察 → 修正」のくり返し。
問63-1

従来の対話型の生成AIとAIエージェントの違いに関する記述として、適切でないものを1つ選びなさい。

  • ①AIエージェントは実行まで行う分、権限の制限や人による確認がより重要になる。
  • ②対話型AIは、主に利用者の質問への応答や、文章の作成などを担っている。
  • ③AIエージェントは、目標に向けて複数の工程を、実行の段階まで進めることができる。
  • ④AIエージェントは外部のツールを使えないため、作業は文章の作成だけに限られる。
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正解 ④AIエージェントは外部のツールを使えないため、作業は文章の作成だけに限られる。
解説
従来の対話型の生成AIは、主に利用者の質問への応答や文章の作成などを担い、その結果をどう使うかは人が判断して実行します。これに対しAIエージェントは、目標に向けて複数の工程を計画し、検索・ファイル操作・外部のサービスの操作などのツールを使って、実行の段階まで進めることができます。
外部のツールを使えることがAIエージェントの大きな特徴であり、「外部のツールを使えないため、作業は文章の作成だけに限られる」という記述は適切ではありません。実行まで行う分、誤ったときの影響が大きくなりやすいため、権限の制限や人による確認がより重要になります。

他の選択肢(適切な記述)について
・対話型AIは応答や文章の作成を担う:出力をどう使うかの判断と実行は、人が行うのが基本です。
・複数の工程を実行の段階まで進める:AIエージェントの特徴です。
・権限の制限や人による確認がより重要:実行まで任せる分、誤ったときの影響が大きくなりやすいためです。

覚え方のポイント
対話型AI=「答える」、AIエージェント=「やり遂げる」。
問73-1

AIエージェントに業務を任せる際の考え方として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①影響の大きい操作の前には人が確認・承認する工程を設け、最終的な責任は人が負う。
  • ②AIエージェントが自律的に判断した結果は、誤りがあってもAIの責任として扱う。
  • ③作業の効率を最優先し、あらゆる権限をAIエージェントに与えて任せきりにする。
  • ④AIエージェントの作業の記録は残さず、結果だけを確認するのが望ましい運用である。
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正解 ①影響の大きい操作の前には人が確認・承認する工程を設け、最終的な責任は人が負う。
解説
AIエージェントは自律的に作業を進めますが、その結果に対する最終的な責任は、AIを導入・利用する人間や組織が負います。
そのため、送金・契約・データの削除・社外への送信など影響の大きい操作の前には、人が確認・承認する工程(Human-in-the-Loop)を設け、AIエージェントに与える権限は必要最小限に絞り、作業の記録(ログ)を残して、あとから確認・検証できるようにすることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
・誤りはAIの責任として扱う:AIは法的な責任の主体になれません。結果の責任は利用する人や組織が負います。
・あらゆる権限を与えて任せきり:権限の過剰付与は、誤りや攻撃による被害を大きくする代表的なリスクです。
・作業の記録を残さない:記録がないと、問題が起きたときに原因を調べたり説明したりできません。

覚え方のポイント
AIエージェントの三原則「最小権限」「重要な操作は人が承認」「記録を残す」。責任は人にあります。
問83-1

次のうち、AIエージェントの活用例として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①入力された日本語の文章を、そのまま英語の文章に翻訳して一度だけ表示する。
  • ②1つの質問に対して、用意された回答文の中から最も近いものを選んで表示する。
  • ③出張の条件を伝えると、候補を調べて比べ、承認を得てから予約の手続きを進める。
  • ④撮影した写真に写っているものが、犬か猫かを判定して結果を表示するだけである。
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正解 ③出張の条件を伝えると、候補を調べて比べ、承認を得てから予約の手続きを進める。
解説
AIエージェントは、目標に向けて複数の工程を自律的に進めます。出張の手配の例では、条件を受け取ったAIエージェントが、交通手段や宿泊先を検索し、候補を比較してまとめ、人の承認を得てから予約サイトで手続きを進める、といった一連の作業を担います。
このように、調べる・比べる・実行するという複数の工程をまたいで作業を進め、要所で人の確認を挟むのが、AIエージェントらしい使い方です。

他の選択肢が不適切な理由
・用意された回答から選んで表示:1回の応答で終わるチャットボットの例です。
・翻訳して一度だけ表示:生成AIの単発の活用例で、複数の工程を進めるエージェントの例ではありません。
・犬か猫かを判定するだけ:識別系AIの例です。

覚え方のポイント
エージェントらしさ=「調べる→比べる→(承認)→実行する」と工程をまたいで進むこと。
問93-1

AIエージェントの「計画(プランニング)」の働きとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①過去の作業の結果を保存しておき、必要なときに検索して参照していくこと
  • ②検索や計算などの外部の機能を呼び出して、作業を実際に実行していくこと
  • ③実行した結果を観察して、うまくいったかどうかを確かめ、次の行動に生かすこと
  • ④大きな目標を、実行できる小さな作業に分け、順番や使うツールを決めること
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正解 ④大きな目標を、実行できる小さな作業に分け、順番や使うツールを決めること
解説
AIエージェントの計画(プランニング)とは、与えられた大きな目標を、実行できる小さな作業(サブタスク)に分解し、どの順番で、どのツールを使って進めるかを決めることです(タスク分解と計画)。
実行の途中で予想と違う結果が出た場合には、観察した結果をもとに計画を立て直します(再計画)。計画の質が、AIエージェントが目標を達成できるかどうかを大きく左右します。

他の選択肢が不適切な理由
・外部の機能を呼び出して実行する:ツール実行の働きです。
・結果を観察して確かめる:観察(振り返り)の働きです。計画は、その前に作業の段取りを決める働きです。
・過去の結果を保存して参照する:長期メモリの働きです。

覚え方のポイント
計画=「大きな仕事を小さく分けて、順番と道具を決める」。途中で必要なら立て直します。
問103-1

AIエージェントに関する次の記述a〜dのうち、適切なものの組合せを1つ選びなさい。
a.自律型エージェントは、人が決めた手順だけに厳密に沿って動く形である。
b.AIエージェントは、目標に向けて計画を立て、ツールを使って作業を進める。
c.AIエージェントは自律的に動くため、人間の監督は不要である。
d.影響の大きい操作の前に人が承認する仕組みは、安全に使う原則の一つである。

  • ①b・d
  • ②b・c
  • ③a・c
  • ④a・d
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正解 ①b・d
解説
bとdが適切です。
b:AIエージェントは、目標に向けて作業を分解して計画を立て、検索・ファイル操作などのツールを使って作業を進めます。
d:送金や削除などの影響の大きい操作の前に人が確認・承認する仕組み(Human-in-the-Loop)は、AIエージェントを安全に使うための原則の一つです。

誤っている記述
・a:人が決めた手順に沿って動くのはワークフロー型エージェントです。自律型エージェントは進め方を自ら判断します。
・c:自律的に動くからこそ、誤りの連鎖や想定外の操作を防ぐため、人間による監督が重要です。

覚え方のポイント
AIエージェントは「自律的」だが「任せきり」ではない。この区別が第3章の最重要ポイントです。

「生成AIパスポート」は一般社団法人生成AI活用普及協会の登録商標です。本ページは一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)とは一切関係がなく、公認・認定を受けた教材ではありません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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