2026年10月版・3-1

国内航空の運送約款の一問一答

国内旅行業務取扱管理者試験「運送約款・宿泊約款」から、国内航空の運送約款に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は「1つ選ぶ」問題と「全て選ぶ」問題で出題されます。ここでは全て4択(正解は1つ)で出題し、「全て選ぶ」問題は記述a〜dの組合せを選ぶ形で再現しています。

問13-1

全日本空輸(ANA)の旅客手荷物運送約款(2026年5月19日以降に旅行開始する場合に適用)における「小児」の定義として、正しいものはどれか。

  • ①運送開始日に3歳以上12歳未満の人
  • ②運送開始日に2歳以上12歳未満の人
  • ③運送開始日に6歳以上12歳未満の人
  • ④運送開始日に2歳以上15歳未満の人
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正解 ②運送開始日に2歳以上12歳未満の人
解説
ANAの旅客手荷物運送約款(2026年5月19日以降に旅行開始する場合に適用)では、「小児」とは運送開始日時点で2歳の誕生日を迎えているが未だ12歳の誕生日を迎えていない人、「幼児」とは運送開始日時点で2歳の誕生日を迎えていない人をいいます。
2026年5月19日搭乗分からの運賃のリニューアルにあわせ、国内線でも小児の下限が2歳になりました。一方、日本航空(JAL)の国内線は、2026年10月時点で小児を3歳以上12歳未満としています。

他の選択肢が誤りの理由
・3歳以上12歳未満:JALの国内線(及び以前のANA国内線)の区分です。
・6歳以上12歳未満:JRの小児の区分です。
・2歳以上15歳未満:上限は12歳未満です。

覚え方のポイント
航空会社の年齢区分は会社と時期で違う。最新の区分は必ず各社の公式情報で確認しましょう。
問23-1

ANAの旅客手荷物運送約款で、国内運送において座席を使用しない幼児を無償で運送する条件として、正しいものはどれか。

  • ①12歳以上の旅客に同伴され、同伴者1人につき1人に限る
  • ②12歳以上の旅客に同伴され、同伴者1人につき2人まで
  • ③18歳以上の旅客に同伴され、同伴者1人につき1人に限る
  • ④同伴者の年齢を問わず、同伴者1人につき1人に限る
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正解 ①12歳以上の旅客に同伴され、同伴者1人につき1人に限る
解説
ANAの約款では、国内運送の場合、12歳以上の旅客に同伴された座席を使用しない幼児については、同伴者1人に対し1人に限り無償にてその運送を引き受けます。
JALの国内旅客運送約款も、12歳以上の旅客に同伴された座席を使用しない3歳未満の旅客(幼児)について、同伴者1人に対し1人に限り無償としています。

他の選択肢が誤りの理由
・1人につき2人まで:無償は1人に限られます(2人目は小児の運賃が必要です)。JRの「幼児2人まで無料」と混同しやすい点です。
・18歳以上の同伴者:同伴者は12歳以上です。
・同伴者の年齢を問わない:12歳以上の同伴者が必要です。

覚え方のポイント
飛行機のひざの上の赤ちゃんは「大人1人に1人まで無料」。JRは幼児2人まで無料、フェリーは1人まで無料。
問33-1

ANAの旅客手荷物運送約款で、国内運送において付添人のない小児の運送を拒絶することがある場合として、正しいものはどれか。

  • ①3歳未満の小児で付添人のない場合
  • ②6歳未満の小児で付添人のない場合
  • ③12歳未満の小児で付添人のない場合
  • ④8歳未満の小児で付添人のない場合
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正解 ④8歳未満の小児で付添人のない場合
解説
ANAの約款では、運送を拒絶し又は制限することがある場合の1つとして、「12歳未満(国内運送の場合は8歳未満)の小児で付添人のない場合」を定めています。
つまり国内線では、8歳以上の小児であれば、付添人がいなくても運送を拒絶される対象にはなりません(実際の一人旅の利用は各社のサービス規定によります)。

他の選択肢が誤りの理由
・6歳未満:国内運送の基準は8歳未満です。
・12歳未満:国際運送の基準です。
・3歳未満:基準ではありません。

覚え方のポイント
付添人のない子どもの運送拒絶は「国内8歳未満・国際12歳未満」。
問43-1

ANAの旅客手荷物運送約款における、国内運送の手荷物に関する会社の責任限度額として、正しいものはどれか(高価な価額の申告はしていないものとする)。

  • ①手荷物1個当たり15万円
  • ②旅客1人当たり10万円
  • ③旅客1人当たり15万円
  • ④手荷物1個当たり3万円
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正解 ③旅客1人当たり15万円
解説
ANAの約款では、国内運送の場合、会社の手荷物責任限度は旅客1人当たり15万円とされています。旅客が事前により高い価額を申告し、所定の従価料金を支払った場合は、その申告価額が限度になります。いかなる場合も、旅客が受けた実損額を超えることはありません。

他の選択肢が誤りの理由
・1人当たり10万円:額が違います(10万円は特別補償規程の携帯品1個あたりの上限です)。
・1個当たり15万円:「1個」ではなく「旅客1人当たり」です。
・1個当たり3万円:定められた額ではありません。

覚え方のポイント
手荷物の賠償は航空(国内)も標準旅行業約款も「1人15万円」が目安。
問53-1

ANAの旅客手荷物運送約款における航空券の有効期間(運賃規則に別段の定めがない場合)として、正しいものはどれか。

  • ①未使用なら最初の搭乗予定日から起算して1年
  • ②未使用なら発行日及びその翌日から起算して90日
  • ③未使用なら発行日及びその翌日から起算して1年
  • ④未使用なら購入日から起算して6か月
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正解 ③未使用なら発行日及びその翌日から起算して1年
解説
ANAの約款では、航空券の有効期間は、適用される運賃規則に別段の定めのある場合を除き、運送が開始された場合には運送の開始日及びその翌日から起算して1年、航空券がまったく未使用の場合には航空券の発行日及びその翌日から起算して1年とされています。
また、運賃・税金及び料金等は、航空券の有効期間満了日の翌日から起算して30日を超えて払い戻しません。

他の選択肢が誤りの理由
・90日:期間は1年です。
・最初の搭乗予定日から:未使用なら発行日が基準です。
・購入日から6か月:期間は1年です。

覚え方のポイント
航空券は「1年有効」、払戻しは「有効期間満了日の翌日から30日以内」。
問63-1

ANAの国内線(2026年5月19日搭乗分から)の機内持ち込み手荷物について、正しいものはどれか。

  • ①身の回り品1個と手荷物2個の合計3個まで、総重量10kg以内
  • ②身の回り品1個と手荷物1個の合計2個まで、総重量10kg以内
  • ③身の回り品1個と手荷物1個の合計2個まで、総重量20kg以内
  • ④手荷物1個まで、総重量10kg以内(身の回り品は不可)
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正解 ②身の回り品1個と手荷物1個の合計2個まで、総重量10kg以内
解説
ANAの国内線では、機内に「機内持ち込み手荷物」1個と「身の回り品」1個の合計2個まで持ち込むことができ、重量は手荷物と身の回り品の合計で10kg以内です。機内持ち込み手荷物のサイズは、100席以上の機材で3辺の合計115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)、100席未満の機材で3辺の合計100cm以内(45cm×35cm×20cm以内)です(ANA公式「国内線の手荷物について」、2026年10月時点)。

他の選択肢が誤りの理由
・合計3個まで:合計2個までです。
・総重量20kg以内:合計10kg以内です。
・身の回り品は持ち込めない:身の回り品1個も持ち込めます。

覚え方のポイント
機内持ち込みは「2個・10kg」。サイズは機材の座席数で変わります。
問73-1

日本航空(JAL)の国内旅客運送約款で、座席を使用しない幼児の扱いとして、正しいものはどれか(2026年10月時点)。

  • ①12歳以上の旅客に同伴された3歳未満の幼児は、同伴者1人につき1人に限り無償
  • ②12歳以上の旅客に同伴された2歳未満の幼児は、同伴者1人につき1人に限り無償
  • ③12歳以上の旅客に同伴された3歳未満の幼児は、同伴者1人につき2人まで無償
  • ④年齢を問わず、座席を使用しない小児は同伴者1人につき1人に限り無償
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正解 ①12歳以上の旅客に同伴された3歳未満の幼児は、同伴者1人につき1人に限り無償
解説
JALの国内旅客運送約款では、12歳以上の旅客に同伴された座席を使用しない3歳未満の旅客(幼児)について、同伴者1人に対し1人に限り無償で運送を引き受けます。JALの国内線では、小児は3歳以上12歳未満です(2026年10月時点のJAL公式情報)。
一方、ANAは2026年5月19日以降に旅行開始する分から、幼児を2歳未満、小児を2歳以上12歳未満としています。

他の選択肢が誤りの理由
・2歳未満:これは2026年5月19日以降のANAの幼児の区分です。
・2人まで無償:無償は1人に限られます。
・年齢を問わず小児も無償:小児は座席を使用しなくても無償の対象ではありません。

覚え方のポイント
2026年10月時点で「ANAは2歳、JALは3歳」が幼児と小児の境目。会社ごとの違いに注意です。
問83-1

ANAの旅客手荷物運送約款における搭乗手続について、正しいものはどれか。

  • ①搭乗手続の時刻は、約款で一律に出発の60分前と定められている
  • ②指定時刻に遅れても、出発時刻までに到着すれば必ず搭乗できる
  • ③旅客が遅れた場合、会社は到着まで便の出発を遅らせなければならない
  • ④指定時刻までに指定の場所に到着しないと、予約を取り消すことがある
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正解 ④指定時刻までに指定の場所に到着しないと、予約を取り消すことがある
解説
ANAの約款では、旅客は会社が指定する時刻までに会社の指定する場所に到着しなければならず、定められた時刻までに到着しない場合などには、会社はその旅客の予約を取り消すことができ、当該便の出発を遅らせることはないとされています。これに従わなかったことによる損害について、会社は責任を負いません。

他の選択肢が誤りの理由
・出発時刻までに着けば必ず搭乗できる:指定時刻に遅れれば予約を取り消されることがあります。
・出発を遅らせなければならない:出発を遅らせることはありません。
・一律60分前:時刻は会社が指定します。

覚え方のポイント
飛行機は「指定時刻厳守」。遅れたら予約取消し・出発は待ってくれません。
問93-1

ANAの国内線(2026年5月19日搭乗分から)の小児割引について、正しいものはどれか。

  • ①満6歳以上12歳未満の旅客に適用され、各運賃から25%相当の割引
  • ②満3歳以上12歳未満の旅客に適用され、各運賃から50%相当の割引
  • ③満2歳以上12歳未満の旅客に適用され、各運賃から50%相当の割引
  • ④満2歳以上12歳未満の旅客に適用され、各運賃から25%相当の割引
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正解 ④満2歳以上12歳未満の旅客に適用され、各運賃から25%相当の割引
解説
ANAの国内線運賃(2026年5月19日搭乗分から)では、小児割引は満2歳以上12歳未満の旅客に適用され、フレックス・スタンダード・シンプル・セールなどの運賃から25%相当の割引となります(株主優待割引のみ50%相当)。小児割引と障がい者割引は同時に適用されません(ANA公式「国内線運賃のご利用について」、2026年10月時点)。

他の選択肢が誤りの理由
・満3歳以上・50%:年齢も割引率も違います。
・50%相当:一般の運賃では25%相当です。
・満6歳以上:JRの小児の区分です。

覚え方のポイント
ANA国内線の小児は「2歳から・25%引き」。JRの小児は「6歳から・半額」。
問103-1

国内航空の運送約款に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか(2026年10月時点のANA・JALの約款による)。
a.ANAでは、運賃・税金等は航空券の有効期間満了日の翌日から起算して30日を超えて払い戻さない
b.ANAの国内運送の手荷物の責任限度は、旅客1人当たり15万円である
c.JALの国内線では、座席を使用しない3歳未満の幼児は同伴者1人につき2人まで無償である
d.ANAでは、付添人のない小児の運送を拒絶することがある年齢は、国内運送でも12歳未満である

  • ①c・d
  • ②a・c
  • ③a・b
  • ④b・d
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正解 ③a・b
解説
a:ANAの約款では、運賃、税金及び料金等は、航空券の有効期間満了日の翌日から起算して30日を超えて払い戻しません。
b:ANAの約款では、国内運送の手荷物責任限度は旅客1人当たり15万円です(高価な申告価額と従価料金の支払いがあればその額)。

他の記述が誤りの理由
c:JALの国内線で無償となる座席を使用しない幼児は、同伴者1人に対し1人に限られます。
d:ANAの約款では、付添人のない小児の運送拒絶は「12歳未満(国内運送の場合は8歳未満)」です。

覚え方のポイント
ANAの数字「払戻し30日」「手荷物15万円」「付添人なし国内8歳未満」。

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