2026年版・7-5

基礎-5 施工管理の4大管理のきほんの一問一答

2級建築施工管理技士「最初に覚える土台知識」から、基礎-5 施工管理の4大管理のきほんに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-5

施工管理における「4大管理」の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①工程管理・品質管理・原価管理・安全管理
  • ②工程管理・品質管理・原価管理・環境管理
  • ③工程管理・設計管理・原価管理・安全管理
  • ④工程管理・品質管理・労務管理・契約管理
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正解 ①工程管理・品質管理・原価管理・安全管理
解説
施工管理の中心となる4大管理は、工程管理・品質管理・原価管理・安全管理です。

決められた工期の中で(工程)、求められる品質を確保しながら(品質)、予算の範囲に収めて(原価)、災害を起こさずに(安全)工事を完成させることが、施工管理者の役割です。この四つは互いに引っ張り合う関係にあり、たとえば工期を縮めれば原価が上がり、無理をすれば品質と安全が損なわれます。どれか一つだけを追わず、全体の釣り合いを取ることが管理の本質です。近年は騒音・振動・廃棄物への配慮である環境管理も加えて5大管理とすることがあります。
他の選択肢について

・環境管理を含む組合せ:環境管理も重要ですが、伝統的な4大管理に入るのは安全管理です。
・設計管理を含む組合せ:設計は設計者の業務であり、施工管理の4大管理には含まれません。
・労務管理・契約管理を含む組合せ:いずれも業務としては存在しますが、4大管理の区分ではありません。
問27-5

工程・原価・品質の一般的な関係に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①速めるほど単位あたり原価は下がる
  • ②極端に速めると単位あたり原価は高い
  • ③品質水準を上げても原価は変わらない
  • ④工程を遅らせるほど原価は下がる
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正解 ②極端に速めると単位あたり原価は高い
解説
施工速度を上げていくと原価はいったん下がりますが、ある点を超えて速めると、残業や増員、機械の増強が必要になり原価は上昇に転じます。

この原価が最も小さくなる速度を経済速度といい、工程計画では無理な突貫を避けてこの付近を狙います。逆に施工が遅すぎても、現場事務所や仮設足場の費用、現場を管理する人の人件費が期間に比例してかかり続けるため、やはり原価は上がります。つまり原価と工程の関係はU字形になります。さらに、無理に速めると手戻りや不具合が増えて品質も落ちるため、三者は互いに影響し合うと考えてください。
他の選択肢について

・速めるほど単位あたり原価は下がる:ある点から先は突貫の費用がかさみ、原価は上昇に転じます。
・品質水準を上げても原価は変わらない:一般に品質水準を高めれば、材料や手間が増えて原価は上がります。
・工程を遅らせるほど原価は下がる:期間に比例してかかる仮設費や管理費が増えるため、原価は上がります。
問37-5

施工管理で用いるPDCAサイクルの「C」が表す内容として、正しいものはどれか。

  • ①作業の手順や目標を計画すること
  • ②計画にしたがって作業を実行すること
  • ③実行した結果を評価・確認すること
  • ④評価を受けて是正の処置をとること
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正解 ③実行した結果を評価・確認すること
解説
PDCAのCはCheckで、実行した結果を評価・確認する段階を指します。

Plan(計画)で目標と手順を決め、Do(実行)で計画どおりに作業し、Check(評価)で結果を計画と比べ、Act(処置)でずれの原因を取り除いて次の計画へつなげます。この四つを一巡させて終わりにするのではなく、回すたびに管理の水準が一段ずつ上がっていく、という点がこの考え方の要点です。工程・品質・原価・安全のいずれの管理にも共通して使える枠組みで、施工計画書に管理項目と管理値をあらかじめ定めておくことがPlanにあたります。
他の選択肢について

・計画すること:これはPlanの段階であり、Cが表す内容ではありません。
・実行すること:これはDoの段階にあたります。
・是正の処置をとること:これはActの段階で、Checkの結果を受けて次に行う行動です。
問47-5

工程表の種類に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①ネットワーク工程表は作成が簡単だ
  • ②ガントチャートは作業の関連が分かる
  • ③バーチャートは達成度が読み取れる
  • ④ガントチャートは達成度が読み取れる
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正解 ④ガントチャートは達成度が読み取れる
解説
ガントチャートは横軸に達成度(%)をとる工程表で、各作業が何割まで進んだかが一目で分かります。

これに対しバーチャートは横軸に日時をとり、各作業の開始日と終了日を棒で示すため、いつ何をするかが分かりやすい形式です。ネットワーク工程表は作業を矢線と結合点で表し、作業どうしの前後関係や、全体の工期を決めているクリティカルパス(=最も余裕のない一連の作業のこと)を明らかにできます。それぞれ得意なことが違うので、現場では全体をバーチャートで示し、重要な部分をネットワークで検討するといった使い分けをします。
他の選択肢について

・ガントチャートは作業の関連が分かる:作業どうしの関連を表せるのはネットワーク工程表です。
・バーチャートは達成度が読み取れる:バーチャートが示すのは日程であり、達成度はガントチャートの特徴です。
・ネットワーク工程表は作成が簡単だ:作業の関連を整理する必要があり、作成にも修正にも手間がかかります。
問57-5

工程管理に用いる工程管理曲線(Sカーブ)に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①工事の出来高の累計を時間順に表す
  • ②各作業の所要日数を棒の長さで表す
  • ③作業の前後関係を矢線と結合点で表す
  • ④作業員の人数を職種ごとに積み上げる
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正解 ①工事の出来高の累計を時間順に表す
解説
工程管理曲線は、工事の出来高の累計を時間の経過に沿ってグラフにしたもので、形がS字に近くなるためSカーブとも呼ばれます。

工事は始めと終わりの時期に進む量が小さく、中盤で大きくなるため、それを足し上げた累計はゆるやかなS字を描きます。あらかじめ描いた予定曲線に対し、実績が上にあれば進みすぎ、下にあれば遅れと、ひと目で判断できるのが利点です。予定曲線の上下に許容できる範囲を描き加えたものはバナナ曲線と呼ばれ、実績がその帯の中に収まっているかどうかで管理します。帯から外れたときは、人員や資材の投入量を見直して修正します。
他の選択肢について

・各作業の所要日数を棒の長さで表す:バーチャートの説明で、各作業の開始と終了の時期を示す工程表です。
・作業の前後関係を矢線と結合点で表す:ネットワーク工程表の説明です。
・作業員の人数を職種ごとに積み上げる:山積み図と呼ばれる、労務計画で用いる別の図です。
問67-5

品質管理の基本的な考え方に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①品質は最終検査で不良を除いて確保
  • ②品質は検査で選ばず工程で作り込む
  • ③品質は要求水準を大きく超えるほどよい
  • ④品質管理は施工後に始めるのが効率的
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正解 ②品質は検査で選ばず工程で作り込む
解説
品質管理の基本は、できあがったものを検査してより分けるのではなく、良いものができる条件を工程の中で整えておくという考え方です。

建設工事は一つひとつが異なる一品生産であり、しかも鉄筋や下地のように後から見えなくなる部分が多くあります。そのため、後から検査しようとしても確かめようがなかったり、手直しに大きな費用と時間がかかったりします。そこで施工前に管理項目と管理値を定め、作業中に条件を確かめながら進めるわけです。検査は、工程が正しく管理されたことを確認する行為だと位置付けるのが要点になります。
他の選択肢について

・品質は最終検査で不良を除いて確保:手直しの費用が大きく、隠ぺいされる部分では検査そのものができません。
・品質は要求水準を大きく超えるほどよい:過剰な品質は原価と工期を圧迫するので、要求水準を安定して満たすことを目指します。
・品質管理は施工後に始めるのが効率的:品質管理は、施工計画を立てる段階から始めるものです。
問77-5

QC七つ道具のうち、不良の原因と結果の関係を魚の骨の形に整理する図はどれか。

  • ①パレート図
  • ②ヒストグラム
  • ③特性要因図
  • ④散布図
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正解 ③特性要因図
解説
特性要因図は、結果である特性に対して、その原因となる要因を魚の骨のように枝分かれさせて整理する図です。

背骨にあたる線の先に特性を書き、そこへ向かう大骨に人・機械・材料・方法といった大分類を置き、さらに小骨へ具体的な要因を書き出していきます。関係者で意見を出し合いながら作ると、一人では見落としていた原因に気付きやすくなるのが長所です。形が魚の骨に似ていることから、フィッシュボーン図とも呼ばれます。原因の候補を洗い出す道具であり、どの原因が多いかを数量で示すものではない点に注意しましょう。
他の選択肢について

・パレート図:不良を件数の多い順に棒で並べ、累積比率を折れ線で示す図で、重点的に手を打つ対象を選ぶのに使います。
・ヒストグラム:データのばらつきの分布を柱状のグラフで表す図です。
・散布図:二つの要素の関係を、点の散らばり方で確かめる図です。
問87-5

工事現場の原価管理に用いる実行予算に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①下請負人が元請に出した見積書の集計
  • ②発注者に出す請負代金の内訳の書類
  • ③実際に支出した額を工事の完成後に集計
  • ④施工計画に基づき原価を見積もったもの
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正解 ④施工計画に基づき原価を見積もったもの
解説
実行予算は、受注後に施工計画を立てたうえで、その工事にどれだけの原価がかかるかを見積もった社内の予算です。

原価管理は、この実行予算と、実際に発生した原価を工事の進行に合わせて比べ、差が出た原因を早く見つけて手を打つ、という流れで行います。工事が終わってから差額を確認しても、もう手の打ちようがありません。だからこそ、途中の段階で繰り返し比較することが重要になります。契約金額から直接引くのではなく、施工計画に基づいて積み上げる点が特徴で、工法や仮設の選び方が決まらなければ実行予算は組めません。
他の選択肢について

・発注者に出す請負代金の内訳の書類:発注者との契約に関する書類であり、社内の原価を管理する実行予算とは別のものです。
・実際に支出した額を工事の完成後に集計:それは実際原価の集計であって、あらかじめ立てる予算ではありません。
・下請負人が元請に出した見積書の集計:実行予算を組むための材料にはなりますが、実行予算そのものではありません。
問97-5

労働災害の統計に用いる度数率の説明として、正しいものはどれか。

  • ①100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数
  • ②1,000延べ実労働時間当たりに生じた労働損失の日数
  • ③1年間に労働者1,000人当たりで発生した死傷者数
  • ④1件の労働災害当たりに生じた平均の休業日数
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正解 ①100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数
解説
度数率は、100万延べ実労働時間当たりに発生した労働災害による死傷者数で、災害の起こる頻度を表します。

これに対し強度率は、1,000延べ実労働時間当たりの労働損失日数で、災害の重さを表します。度数率が低くても強度率が高ければ、件数は少ないが起きた災害が重い、ということです。年千人率は労働者1,000人当たりの年間死傷者数で、労働時間を正確に把握しにくい場合に用いられます。三つとも厚生労働省の労働災害動向調査で使われる指標で、分母が「時間」なのか「人」なのかに注目すると取り違えません。
他の選択肢について

・1,000時間当たりの労働損失日数:強度率の説明で、災害の重さを表す指標です。
・労働者1,000人当たりの死傷者数:年千人率の説明にあたります。
・1件当たりの平均休業日数:一般に用いられている正式な指標の定義ではありません。
問107-5

工事のあいだだけ設け、完成後に取り払うものをまとめて何と呼ぶか。

  • ①躯体
  • ②仮設物
  • ③内装
  • ④外構
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正解 ②仮設物
解説
工事のあいだだけ設け、完成後に取り払うものをまとめて仮設物といい、これを設けたり撤去したりする工事を仮設工事といいます。

足場、仮囲い、仮設事務所、工事用の電気や水道、揚重機、仮設の便所や詰所などが仮設物です。完成した建物には残らないため軽く見られがちですが、作業する人の安全と作業のしやすさを直接左右し、工期と原価にも大きく影響します。仮設は、現場全体で共通して使う共通仮設(仮囲い、仮設事務所、工事用電力など)と、各工事に直接必要な直接仮設(足場、墨出し、養生など)に分けて計画します。足場や型枠支保工のように、労働安全衛生法に基づく作業主任者の選任や組立図の作成が必要になるものもあります。施工計画を立てるとき、仮設計画は最初に検討すべき項目の一つです。
他の選択肢について

・躯体:柱・はり・壁・床など建物の骨組みにあたる部分で、完成後も残ります。
・内装:床・壁・天井の仕上げなど室内側の造作で、建物の一部として残ります。
・外構:門・塀・舗装・植栽など敷地内の建物の外まわりにあたるもので、これも残ります。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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