2026年版・7-4

基礎-4 建築設備と設計図書のきほんの一問一答

2級建築施工管理技士「最初に覚える土台知識」から、基礎-4 建築設備と設計図書のきほんに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全740問)
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-4

建築基準法上の「建築設備」に含まれないものとして、正しいものはどれか。

  • ①門
  • ②避雷針
  • ③昇降機
  • ④排煙の設備
答えと解説を見る
正解 ①門
解説
建築設備とは、建築物に設ける電気・ガス・給水・排水・換気・暖房・冷房・消火・排煙・汚物処理の設備と、煙突・昇降機・避雷針のことです。

建築基準法第2条第3号が定めるもので、この列挙に門や塀は含まれていません。門や塀は同条第1号で、建築物に附属するものとして建築物そのものの一部に位置付けられています。建築設備は建築物に含まれるため、建築確認や完了検査の対象にもなります。設備は建築とは別物と考えがちですが、法律上は建築物の一部として一体で規制されている点を押さえておきましょう。
他の選択肢について

・昇降機:エレベーターやエスカレーターのことで、条文に明記された建築設備です。
・避雷針:これも条文に列挙されている建築設備の一つで、高さ20mを超える建築物には原則として必要です。
・排煙の設備:火災時に煙を屋外へ排出する設備で、条文に列挙されています。
問27-4

便所や浴室のように、においや湿気を屋外へ出したい部屋に用いる換気方式はどれか。

  • ①第一種換気
  • ②第三種換気
  • ③第二種換気
  • ④自然換気
答えと解説を見る
正解 ②第三種換気
解説
便所や浴室のように、においや湿気を外へ出したい部屋には第三種換気を用います。第三種換気は、排気だけを換気扇などの機械で行い、給気は給気口から自然に取り入れる方式です。

換気方式は、給気と排気のどちらを機械で行うかによって三つに分けられます。給気も排気も機械で行うのが第一種、給気だけを機械で行うのが第二種、排気だけを機械で行うのが第三種です。第三種では室内の気圧が周囲よりわずかに低くなるため、においや湿気が他の部屋へ広がりにくくなります。なお建築基準法施行令第20条の8は、シックハウス対策として、住宅の居室に1時間あたり0.5回以上の換気回数を確保できる機械換気設備を設けることを求めています。
他の選択肢について

・第一種換気:給気も排気も機械で行う方式で、熱交換を組み合わせるなど確実な換気が求められる場所に使います。
・第二種換気:給気だけを機械で行って室内の気圧を高める方式で、清浄さを保ちたい部屋に向きます。
・自然換気:風や温度差による空気の流れを利用する方式で、確実に排気したい部屋には力不足です。
問37-4

排水設備の排水トラップに関する記述として正しいものはどれか。

  • ①同じ系統に二重に設けるのが原則だ
  • ②封水は深いほどよく20cm程度とする
  • ③封水で排水管の臭気を室内に入れない
  • ④封水は蒸発せず長期不使用でも残る
答えと解説を見る
正解 ③封水で排水管の臭気を室内に入れない
解説
排水トラップは、管の一部に水をためた封水をつくることで、排水管側の臭気や害虫が室内へ入るのを防ぐ器具です。

封水の深さは、建築基準法に基づく昭和50年建設省告示第1597号により、5cm以上10cm以下と定められています(阻集器を兼ねるものは5cm以上)。浅すぎると圧力の変動で簡単に破れてしまい、深すぎると水の流れる勢いが弱まって自浄作用が落ち、汚物がたまりやすくなります。そのため上下に幅を持たせて規定されているわけです。洗面器のS字型やP字型、床に設けるわん(ベル)トラップなど、形にはいくつかの種類があります。
他の選択肢について

・封水は深いほどよく20cm程度とする:規定の上限を大きく超えており、排水の流れが悪くなって汚物が滞留します。
・同じ系統に二重に設けるのが原則だ:二つの封水の間に空気が閉じ込められて流れを妨げるため、避けなければなりません。
・封水は蒸発せず長期不使用でも残る:長期間使わないと蒸発して封水が切れ、臭気が室内へ侵入します。
問47-4

排水設備の通気管を設ける主な目的として正しいものはどれか。

  • ①排水管が凍結しないよう保温を行う
  • ②排水を速く流すため管内へ水を補給
  • ③排水中の油分を分離して回収しやすく
  • ④排水管内の圧力変動を抑え封水を守る
答えと解説を見る
正解 ④排水管内の圧力変動を抑え封水を守る
解説
通気管は排水管内へ空気を出入りさせ、圧力の変動によって封水が吸い出されたり吹き出したりするのを防ぎます。

大量の排水が管内を勢いよく流れると、その後ろ側は負圧に、前側は正圧になります。通気管がないと、この圧力差でトラップの封水が引かれたり押し出されたりして、せっかくの封水が失われ、臭気が室内へ入ってきます。通気管には、排水の流れを円滑にし、管内を換気して清潔に保つ働きもあります。各器具ごとに設ける各個通気管、立て管の頂部を伸ばす伸頂通気管など、いくつかの方式があります。
他の選択肢について

・排水を速く流すため管内へ水を補給:通気管が受け持つのは空気であって、水を補給するための配管ではありません。
・排水中の油分を分離して回収しやすく:油分の分離はグリース阻集器の役割で、通気管の目的ではありません。
・排水管が凍結しないよう保温を行う:凍結防止は保温材やヒーターで行うもので、通気管の目的とは異なります。
問57-4

電気設備に関する用語で、交流600V以下の電圧の区分を表すものはどれか。

  • ①低圧
  • ②特別高圧
  • ③高圧
  • ④超高圧
答えと解説を見る
正解 ①低圧
解説
交流では600V以下、直流では750V以下が低圧に区分されます。

電気設備に関する技術基準を定める省令第2条が定める区分で、交流600Vを超え7,000V以下が高圧、7,000Vを超えるものが特別高圧です。一般的な建築物では、照明やコンセントに単相100Vまたは200V、ポンプなどの動力に三相200Vといった低圧が使われます。規模が大きくなって使用電力が増えると、高圧で受電し、構内に設けた受変電設備(キュービクル)で低圧に落として各所へ配ることになります。区分によって工事に必要な資格や保安の体制も変わります。
他の選択肢について

・高圧:交流では600Vを超え7,000V以下の区分で、600V以下は含みません。
・特別高圧:7,000Vを超える区分で、大規模な工場や施設の受電などに用いられます。
・超高圧:送電の分野で慣用的に使われる呼び方であり、この省令上の区分名ではありません。
問67-4

空気調和設備に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①単一ダクト方式は室ごとの制御が得意
  • ②単一ダクト方式は1系統で各室へ送る
  • ③ファンコイルはダクトで冷温水を送る
  • ④空気調和は温度だけで湿度は扱わない
答えと解説を見る
正解 ②単一ダクト方式は1系統で各室へ送る
解説
単一ダクト方式は、機械室でつくった空気を1系統のダクトで各室へ送る、最も基本的な空調方式です。

装置が1か所にまとまるため保守がしやすく、外気を取り入れて換気する量も確保しやすいので、大空間や同じような使い方をする室が並ぶ建物に向いています。一方、送る空気の温度や湿度が共通になるため、室ごとにこまかく条件を変えるのは苦手です。個別の制御を重視する場合は、各室に小型の機器を置くファンコイルユニット方式を組み合わせたり、送風量を室ごとに変える変風量方式を採用したりします。
他の選択肢について

・単一ダクト方式は室ごとの制御が得意:共通の空気を送る方式なので、個別制御はむしろ苦手です。
・ファンコイルはダクトで冷温水を送る:冷温水は配管で送ります。ダクトが運ぶのは空気です。
・空気調和は温度だけで湿度は扱わない:空気調和は、温度・湿度・清浄度・気流をあわせて調整するものです。
問77-4

消防用設備等のうち、消火設備に分類されるものとして、正しいものはどれか。

  • ①誘導灯
  • ②自動火災報知設備
  • ③屋内消火栓設備
  • ④非常警報設備
答えと解説を見る
正解 ③屋内消火栓設備
解説
屋内消火栓設備は、水を放って火を消すための設備なので、消火設備に分類されます。

消防法施行令では、消防用設備等を消火設備・警報設備・避難設備などに分けて整理しています。消火設備には消火器、屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、泡消火設備などが、警報設備には自動火災報知設備や非常警報設備が、避難設備には避難器具や誘導灯が含まれます。「消す・知らせる・逃げる」のどの役割を担う設備かで分類すると、迷わず整理できます。設置が必要かどうかは、建物の用途と規模によって決まります。
他の選択肢について

・自動火災報知設備:感知器が火災を感知して建物内に知らせる設備なので、警報設備に分類されます。
・誘導灯:避難経路や出口の位置を示して逃げるのを助ける設備で、避難設備に分類されます。
・非常警報設備:ベルや放送によって火災を知らせる設備で、警報設備に分類されます。
問87-4

建築基準法上の「設計図書」に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①施工者が作成した施工図と工程表
  • ②工事用の図面だけで仕様書を含まない
  • ③現寸図を含むすべての図面と仕様書
  • ④工事用の図面と仕様書で現寸図は除く
答えと解説を見る
正解 ④工事用の図面と仕様書で現寸図は除く
解説
設計図書とは、建築物や敷地に関する工事用の図面と仕様書のことで、現寸図その他これに類するものは除かれます。

建築基準法第2条第12号の定義です。図面だけでなく、材料の品質や施工方法を文章で示す仕様書も含まれる点が重要で、図面に描ききれない要求は仕様書のほうで定められます。工事は設計図書のとおりに行うのが原則であり、内容に疑問や食い違いがあれば、勝手な判断で進めず工事監理者や設計者に確認して指示を受けます。現寸図が除かれるのは、それが設計の内容ではなく、施工のために現場でつくる図だからです。
他の選択肢について

・工事用の図面だけで仕様書を含まない:仕様書は設計図書の中核をなす書類であり、除かれることはありません。
・現寸図を含むすべての図面と仕様書:現寸図やこれに類するものは、条文で明示的に除かれています。
・施工者が作成した施工図と工程表:これらは施工者が施工のために作成する書類で、設計図書とは区別されます。
問97-4

建築の設計図面のうち、建物を水平に切断して真上から見た図はどれか。

  • ①平面図
  • ②断面図
  • ③立面図
  • ④配置図
答えと解説を見る
正解 ①平面図
解説
平面図は、建物を床から一定の高さで水平に切断し、真上から見下ろして描いた図面です。

間取り、壁や柱の位置、開口部の位置と大きさ、家具や設備の配置などが読み取れる、最も基本となる図面です。切断する高さは窓の位置がわかるよう、床から1〜1.5m程度に取るのが一般的です。これに対し立面図は外観を横から見た図、断面図は建物を垂直に切って横から見た図、配置図は敷地の中での建物の位置関係を示す図です。図面を読む力は現場での意思疎通の土台になるので、まずこの四つを確実に見分けられるようにしましょう。
他の選択肢について

・立面図:建物の外観を東西南北などの方向から見て描いた図で、建物を切断はしません。
・断面図:建物を垂直に切断して横から見た図で、階高や天井の高さがわかります。
・配置図:敷地と建物、道路や隣地との関係を上から示した図です。
問107-4

施工図に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①設計者が意匠を検討する初期の段階の図
  • ②設計図書を施工できる形に具体化した図
  • ③建築確認申請のため建築主が出す図
  • ④工事の完成後に作る竣工時の記録の図
答えと解説を見る
正解 ②設計図書を施工できる形に具体化した図
解説
施工図は、設計図書の内容を実際に施工できるように、納まりや寸法を具体的に描き起こした図面です。

設計図書は建物として求める姿を示すもので、部材どうしの取り合いや現場での作業の順序まで、すべてが描かれているわけではありません。そこで施工者が、コンクリートの躯体図、鉄骨の製作図、内装の割付図などを作成し、工事監理者の承認を受けてから施工します。この作業は、設計図書どうしの食い違いや、そのままでは施工できない箇所に着工前に気付く機会にもなるため、品質を確保するうえで欠かせない工程です。
他の選択肢について

・設計者が意匠を検討する初期の段階の図:これは基本設計の段階で設計者が作成する図であり、施工図ではありません。
・建築確認申請のため建築主が出す図:確認申請に用いるのは設計図書であって、施工図ではありません。
・工事の完成後に作る竣工時の記録の図:完成後の記録として整えるのは、竣工図と呼ばれる別の図面です。

2級建築施工管理技士の対策問題(全740問)に戻る

※本ページは非公式の資格試験対策ページであり、2級建築施工管理技術検定の実施機関(国土交通大臣指定試験機関である一般財団法人建設業振興基金)とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】