2026年版・7-3

基礎-3 建築材料と仕上げのきほんの一問一答

2級建築施工管理技士「最初に覚える土台知識」から、基礎-3 建築材料と仕上げのきほんに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-3

普通コンクリートを構成する材料の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①セメント・水・骨材・混和材料
  • ②セメント・水・鉄筋・混和材料
  • ③セメント・石灰・骨材・混和材料
  • ④セメント・水・骨材・アスファルト
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正解 ①セメント・水・骨材・混和材料
解説
コンクリートは、セメント・水・骨材(砂と砂利)に、必要に応じて混和材料を加えて練り混ぜた材料です。

セメントと水が反応して固まる作用を水和反応といい、これによってセメントペーストが骨材を結び付けます。骨材は体積の大半を占め、細骨材(砂)と粗骨材(砂利・砕石)に分かれます。混和材料は、流動性を高めたり凝結の速さを調整したりする目的で加えるもので、使用量の少ない混和剤と、比較的多く用いる混和材に分けられます。なお、セメントに水と細骨材だけを練り混ぜたものはモルタルと呼び、粗骨材を含むコンクリートとは区別します。
他の選択肢について

・鉄筋を含む組合せ:鉄筋は補強のために埋め込む部材で、コンクリートという材料の構成要素ではありません。
・石灰を含む組合せ:石灰はしっくいなどの左官材料に使うもので、普通コンクリートの構成材料ではありません。
・アスファルトを含む組合せ:アスファルトは防水や舗装に用いる材料で、コンクリートには使いません。
問27-3

コンクリートの水セメント比に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①水セメント比が大きいほど強度は大きい
  • ②水セメント比が小さいほど強度は大きい
  • ③水セメント比が大きいほど中性化は遅い
  • ④水セメント比を変えても耐久性は同じ
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正解 ②水セメント比が小さいほど強度は大きい
解説
水セメント比は水の質量をセメントの質量で割った値で、この値が小さいほど圧縮強度は大きくなります。

練混ぜ水のうち水和反応に使われなかった分は、硬化したあとに抜けていき、内部に細かなすき間として残ります。水が多いほどこのすき間が増えるため、強度が下がるだけでなく、水や空気も入りやすくなって中性化(=コンクリートのアルカリ性が失われ、鉄筋がさびやすくなる現象)や凍害が進みやすくなります。作業しやすさを求めて現場で水を足すのは最もやってはいけないことで、流動性は混和剤で確保するのが基本です。単位水量をできるだけ小さく抑えることが、良いコンクリートの条件になります。
他の選択肢について

・水セメント比が大きいほど強度は大きい:関係が逆で、水が多いほど強度は低下します。
・水セメント比が大きいほど中性化は遅い:これも逆で、すき間が多いと二酸化炭素が侵入しやすく、中性化は早く進みます。
・水セメント比を変えても耐久性は同じ:水セメント比は耐久性を左右する、最も基本的な要素の一つです。
問37-3

フレッシュコンクリートのスランプが表しているものとして、正しいものはどれか。

  • ①コンクリートの空気量の割合
  • ②コンクリートの単位容積質量
  • ③コンクリートの軟らかさの程度
  • ④コンクリートの塩化物イオン量
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正解 ③コンクリートの軟らかさの程度
解説
スランプは、まだ固まらないコンクリートの軟らかさ(流動性)を表す値です。

高さ30cmのスランプコーンにコンクリートを詰め、コーンを静かに引き上げたときに頂部が下がった量を、センチメートル単位で測ります。値が大きいほど軟らかく流れやすい一方で、材料が分離しやすくなったり、乾燥収縮によるひび割れが増えたりする面もあります。そのため、部材の形状や配筋の密度をふまえ、すみずみまで充填できる範囲でできるだけ小さい値を選ぶのが基本的な考え方です。荷卸し地点で受入れ検査として測定します。
他の選択肢について

・空気量の割合:空気量は空気量試験によって別に測定する項目で、凍害への抵抗性などに関わります。
・単位容積質量:一定の容積あたりの質量のことで、スランプとはまったく別の性質です。
・塩化物イオン量:鉄筋のさびに関わる項目で、専用の測定器を用いて別に確認します。
問47-3

建築物に使われる鋼材の性質に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①常温では粘りがなく急に破断する
  • ②不燃材料で高温でも強度は落ちない
  • ③可燃材料で火災時に燃えて炭化する
  • ④不燃材料だが高温で強度が低下する
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正解 ④不燃材料だが高温で強度が低下する
解説
鋼材は燃えない不燃材料ですが、温度が上がると強度が大きく下がるという弱点があります。

おおむね300度を超えるあたりから強度が落ち始め、500度前後では常温時の半分程度まで低下するとされています。火災の熱で骨組が荷重を支えきれなくなるおそれがあるため、耐火建築物の鉄骨には吹付けロックウールや耐火被覆板などによる耐火被覆を施します。「燃えない」ことと「熱に強い」ことはまったく別だと理解しておきましょう。木材のように燃え尽きることはない代わりに、変形して崩れる形で壊れるのが鋼材の特徴です。
他の選択肢について

・不燃材料で高温でも強度は落ちない:鋼材の強度は、温度の上昇とともに確実に低下します。
・可燃材料で火災時に燃えて炭化する:炭化するのは木材です。鋼材は燃焼しません。
・常温では粘りがなく急に破断する:鋼材はよく伸びる粘り強さ(靭性)が大きいことが長所で、この性質が地震に有利に働きます。
問57-3

木材の性質に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①繊維飽和点を下回ると乾燥で収縮する
  • ②含水率が高いほど強度は大きくなる
  • ③繊維方向と直角方向の強度はほぼ等しい
  • ④辺材は心材より耐久性が高い部分だ
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正解 ①繊維飽和点を下回ると乾燥で収縮する
解説
木材は繊維飽和点(含水率がおよそ30%の状態)を下回ってから乾燥が進むと収縮し、同時に強度が増していきます。

繊維飽和点より上の水分は、細胞のすき間にたまっている自由水です。これが抜けている間は寸法も強度もほとんど変わりません。細胞壁の中にしみ込んでいる結合水が抜け始めて、初めて収縮と強度上昇が起こります。したがって、十分に乾燥させてから使わないと、施工後に木材が縮んで仕上げに割れやすき間が生じます。構造材には含水率20%以下に乾燥させた材を用いるのが一般的な目安です。
他の選択肢について

・含水率が高いほど強度は大きくなる:関係が逆で、繊維飽和点より下では乾燥するほど強度は大きくなります。
・繊維方向と直角方向の強度はほぼ等しい:木材は方向によって性質が大きく違い、繊維方向のほうがはるかに強くなります。
・辺材は心材より耐久性が高い部分だ:逆で、樹心に近い心材のほうが一般に耐久性に優れます。
問67-3

建築物の防水工事に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①アスファルト防水はゴムシートを張る
  • ②塗膜防水は液状材料で継目のない膜
  • ③シート防水はルーフィングを重ねる
  • ④アスファルト防水は屋内の床専用だ
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正解 ②塗膜防水は液状材料で継目のない膜
解説
塗膜防水は、ウレタンゴム系などの液状の材料を下地に塗り重ね、継目のない防水層をつくる工法です。

建築の防水は、アスファルト防水・シート防水・塗膜防水の三つが代表的です。アスファルト防水は、溶融したアスファルトでアスファルトルーフィングを何層も張り重ねる工法で、信頼性が高く陸屋根に多く使われます。シート防水は、加硫ゴム系や塩化ビニル樹脂系のシートを接着や機械的固定で張る工法です。塗膜防水は継目が生じないので、配管の立上りが多い場所など、下地の形が入り組んだ部位に向いています。
他の選択肢について

・アスファルト防水はゴムシートを張る:シートを張るのはシート防水です。両者の説明が入れ替わっています。
・シート防水はルーフィングを重ねる:ルーフィングを積層するのはアスファルト防水の手順です。
・アスファルト防水は屋内の床専用だ:屋上や庇など屋外の陸屋根に広く用いられており、用途は限定されていません。
問77-3

左官工事で用いるモルタルに関する記述として正しいものはどれか。

  • ①セメント・砂利・水を練り混ぜたものをいう
  • ②石灰・のり・すさを練り混ぜたものをいう
  • ③セメント・砂・水を練り混ぜたものをいう
  • ④せっこう・水・骨材を練り混ぜたものをいう
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正解 ③セメント・砂・水を練り混ぜたものをいう
解説
モルタルは、セメントと細骨材である砂に水を加えて練り混ぜたものです。

コンクリートとの違いは粗骨材(砂利・砕石)を含まない点で、そのぶん薄く滑らかに塗ることができます。壁の下地づくり、タイルの張付け、床の仕上げなどに使われます。塗り厚が大きくなるときは一度に塗らず、下塗り・中塗り・上塗りと分けて塗り重ね、各層を十分に乾燥させてから次を塗ることでひび割れを防ぎます。砂の量を増やすと収縮は小さくなりますが強度は下がるため、下塗りと上塗りで配合を変えるのが一般的です。
他の選択肢について

・砂利を用いたもの:粗骨材を含むものはコンクリートであり、モルタルではありません。
・石灰・のり・すさ:これはしっくいの構成で、セメント系のモルタルとは別の左官材料です。
・せっこうを用いたもの:せっこうプラスターの説明で、モルタルとは硬化の仕組みが異なる材料です。
問87-3

タイル張り工事に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①タイル下地は平たんでなくてよい
  • ②外装タイルの浮きは含水率計で調べる
  • ③タイルの目地は突付けとしてよい
  • ④外装タイルの浮きは打診棒で調べる
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正解 ④外装タイルの浮きは打診棒で調べる
解説
外装タイルが下地から浮いていないかは、打診棒でタイル面を軽くたたき、返ってくる音の違いで確かめます。

密着している部分は詰まった低い音、浮いている部分は軽く響く高い音になります。道具も手順も簡単で、しかも全面を短時間で確認できるため、竣工時の検査だけでなく建物の定期的な調査でも用いられます。浮きを放置するとタイルが剥落し、通行人に当たる重大な事故につながるおそれがあるため、外装タイルでは特に重視される検査です。浮きが見つかった部分は、樹脂を注入するなどして補修します。
他の選択肢について

・外装タイルの浮きは含水率計で調べる:含水率計は下地の乾燥状態を測る機器であり、浮きの有無は判定できません。
・タイルの目地は突付けとしてよい:温度変化による伸縮を逃がす必要があるため、適切な幅の目地や伸縮調整目地を設けます。
・タイル下地は平たんでなくてよい:下地が不陸のままでは張付け材の厚さが不均一になり、剥離の原因になります。
問97-3

建築物の塗装工事の主な目的として、適当でないものはどれか。

  • ①部材の構造耐力そのものを増やすこと
  • ②下地の材料を保護し劣化を遅らせる
  • ③色や光沢によって建物に美観を与える
  • ④汚れを付きにくくし清掃をしやすく
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正解 ①部材の構造耐力そのものを増やすこと
解説
塗装の目的は保護・美観・機能の付与であり、部材の構造耐力を高めることではありません。

塗膜の厚さはふつう数十マイクロメートルから数百マイクロメートル程度で、部材の断面性能に影響するような厚みではありません。鉄部の塗装がさびを防ぎ、結果として断面が減っていくのを食い止める効果はありますが、それは劣化を抑える働きであって、塗装そのものが強度を生み出すわけではない点を区別しましょう。塗装は下塗り・中塗り・上塗りに分かれ、下塗りは付着とさび止め、上塗りは美観と耐候性というように役割が違います。
他の選択肢について

・下地の材料を保護し劣化を遅らせる:水分や紫外線から下地を守るという、塗装の最も基本的な目的です。
・色や光沢によって建物に美観を与える:色や光沢を与えて意匠を整えることも、塗装の重要な役割です。
・汚れを付きにくくし清掃をしやすく:汚れの付着を抑えて維持管理を容易にする機能も、塗装に期待されます。
問107-3

内装工事に用いるせっこうボードに関する記述として正しいものはどれか。

  • ①水に強いので浴室にも標準品を使う
  • ②心材の結晶水が防火性能に役立つ
  • ③表面の紙は施工前に必ずはがす
  • ④現場で切断できず工場で仕上げる
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正解 ②心材の結晶水が防火性能に役立つ
解説
せっこうボードは、心材のせっこうが結晶水(=結晶の中に取り込まれている水分のこと)を含んでおり、これが火災の熱で蒸発するときに熱を奪って、裏側の温度上昇を遅らせます。

この性質のため、せっこうボードは内装の防火性能を確保する材料として広く使われ、不燃材料や準不燃材料として認められた製品があります。加工がしやすく価格も安いことから、壁や天井の下地材の標準的な材料になっています。一方で湿気には弱いため、水がかりや多湿の場所ではシージングせっこうボードなど、専用の製品を選ぶ必要があります。
他の選択肢について

・水に強いので浴室にも標準品を使う:標準品は吸湿すると強度が下がるため、多湿の部位には適しません。
・表面の紙は施工前に必ずはがす:表面の紙はボードの曲げ強度を担う重要な部分で、はがしてはいけません。
・現場で切断できず工場で仕上げる:カッターで切り込みを入れて折るという方法で、現場でも容易に加工できる材料です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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