2026年版・7-2

基礎-2 建物の構造と部材のきほんの一問一答

2級建築施工管理技士「最初に覚える土台知識」から、基礎-2 建物の構造と部材のきほんに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-2

建築基準法上の「主要構造部」に含まれるものとして、正しいものはどれか。

  • ①階段
  • ②屋外階段
  • ③基礎
  • ④最下階の床
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正解 ①階段
解説
主要構造部は、壁・柱・床・はり・屋根・階段の六つです。

建築基準法第2条第5号は、この六つを挙げたうえで「構造上重要でない間仕切壁、間柱、付け柱、揚げ床、最下階の床、回り舞台の床、小ばり、ひさし、局部的な小階段、屋外階段」などを除くと定めています。この用語は防火や避難の観点から、火災のときに重要になる部分をひとまとめにするために置かれたものです。建物を支える力の観点で選ばれた用語ではないため、力を支えるうえで最も大切な基礎が入っていないという、一見不思議な内容になります。似た用語の「構造耐力上主要な部分」と必ずセットで覚えましょう。
他の選択肢について

・基礎:建物を支える重要な部分ですが、主要構造部ではなく構造耐力上主要な部分に分類されます。
・屋外階段:階段であっても屋外にあるものは、条文で明文的に除かれています。
・最下階の床:地面に接していて上階へ火が広がる経路になりにくいため、条文で除かれています。
問27-2

建築基準法施行令上の「構造耐力上主要な部分」に含まれるものとして、正しいものはどれか。

  • ①ひさし
  • ②基礎ぐい
  • ③天井
  • ④間仕切壁
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正解 ②基礎ぐい
解説
構造耐力上主要な部分には、基礎・基礎ぐい・壁・柱・小屋組・土台・斜材・床版・屋根版・横架材が含まれます。

建築基準法施行令第1条第3号の定義で、条文はこれらを挙げたうえで「建築物の自重若しくは積載荷重、積雪荷重、風圧、土圧若しくは水圧又は地震その他の震動若しくは衝撃を支えるもの」と限定しています。つまり名前が挙がっている部分であっても、力を支えていなければ含まれません。主要構造部が防火や避難を意識した用語であるのに対し、こちらは力を支える役割で選ばれている点が決定的な違いです。基礎や基礎ぐいがこちらにだけ入るのは、その違いをよく表しています。
他の選択肢について

・ひさし:建物の荷重を支える役割を担っていないため、どちらの用語にも含まれません。
・間仕切壁:部屋を仕切るだけの壁は構造上の力を負担しないため、含まれません。
・天井:仕上げの部分であり、建物の荷重を支える部分ではありません。
問37-2

ラーメン構造に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①壁と床の面材だけの箱状の構造
  • ②細長い部材を三角形に組んだ骨組
  • ③柱とはりを剛に接合した骨組
  • ④柱とはりをピン接合した骨組
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正解 ③柱とはりを剛に接合した骨組
解説
ラーメン構造は、柱とはりの接合部を剛接合(=力がかかっても接合部の角度が変わらない、がっちり固めた接合のこと)にして、骨組全体で力に抵抗する構造です。

剛接合にすると接合部で曲げモーメントを伝えられるため、地震などの水平力に対して柱とはりが一体となって抵抗します。壁や筋かいで固める必要が少ないので、大きな開口や広い室内空間を取りやすいのが利点です。鉄筋コンクリート造や鉄骨造の中高層建築で最も広く使われている形式で、ラーメンはドイツ語で額縁を意味する言葉に由来します。
他の選択肢について

・細長い部材を三角形に組んだ骨組:トラス構造の説明です。部材には主に軸方向力だけが生じ、体育館の屋根などに使われます。
・壁と床の面材だけの箱状の構造:壁式構造の説明で、柱やはりを設けずに壁と床の面で建物を支えます。
・柱とはりをピン接合した骨組:ピン接合だけでは水平力で骨組が平行四辺形に変形するため、別に筋かい等が必要になります。
問47-2

鉄筋コンクリート構造において、鉄筋とコンクリートが主に分担する力の組合せとして、正しいものはどれか。

  • ①鉄筋は圧縮力、コンクリートは引張力
  • ②鉄筋も引張力、コンクリートも引張力
  • ③鉄筋も圧縮力、コンクリートも圧縮力
  • ④鉄筋は引張力、コンクリートは圧縮力
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正解 ④鉄筋は引張力、コンクリートは圧縮力
解説
コンクリートは圧縮に強く引張に弱いため、引張力は鉄筋が、圧縮力はコンクリートが受け持ちます。

コンクリートの引張強度は圧縮強度のおよそ10分の1程度しかありません。そこで、引張力が生じる位置に鉄筋を配置し、互いの弱点を補い合わせるのが鉄筋コンクリートの考え方です。はりであれば、荷重で下側が伸びようとするため下端側に主筋を多く入れます。両者は温度による伸び縮みの程度がほぼ等しく、またコンクリートのアルカリ性が鉄筋のさびを防ぐため、組み合わせて使うのに都合のよい材料どうしでもあります。
他の選択肢について

・鉄筋が圧縮でコンクリートが引張:役割を逆にしたもので、コンクリートは引張にほとんど抵抗できません。
・両方とも圧縮:これでは引張力に抵抗する材料がなく、ひび割れから一気に壊れてしまいます。
・両方とも引張:コンクリートの最大の長所である圧縮強度を活かせない考え方です。
問57-2

鉄筋のかぶり厚さに関する記述として正しいものはどれか。

  • ①鉄筋の表面からコンクリート表面まで
  • ②鉄筋の中心からコンクリート表面まで
  • ③上下に重ねた鉄筋どうしのあき
  • ④型枠の内側の面から鉄筋の中心まで
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正解 ①鉄筋の表面からコンクリート表面まで
解説
かぶり厚さは、鉄筋の表面からコンクリートの表面までの最短距離です。

この厚さが確保されていると、コンクリートのアルカリ性が鉄筋を包んでさびを防ぎ、火災時には熱から鉄筋を守り、さらに鉄筋とコンクリートが一体となって働くための付着も得られます。逆に不足すると鉄筋が早くさびて膨張し、コンクリートを内側から押し割ります。建築基準法施行令第79条は部位ごとに必要な厚さを定めており、耐力壁以外の壁や床では2cm以上、耐力壁・柱・はりでは3cm以上です。現場ではスペーサーを適切な間隔で入れて確保します。
他の選択肢について

・鉄筋の中心からコンクリート表面まで:かぶり厚さは中心ではなく表面から測ります。中心までの距離は有効せいの計算などで使う別の寸法です。
・上下に重ねた鉄筋どうしのあき:あきは鉄筋の間隔で、コンクリートが行き渡るかに関わる別の管理項目です。
・型枠の内側の面から鉄筋の中心まで:測る起点と終点をどちらも取り違えたもので、定義として誤りです。
問67-2

鉄骨構造の一般的な特徴に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①耐火性が高く耐火被覆は不要
  • ②強度が高く大きな空間をつくれる
  • ③細い柱でも座屈は考えなくてよい
  • ④工場では加工せず現場で溶接する
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正解 ②強度が高く大きな空間をつくれる
解説
鋼材は強度が高く粘り強いため、鉄骨構造は部材を細くしても大きなスパン(=柱と柱の間隔のこと)を飛ばすことができます。

同じ規模なら建物が軽くなるので地震力も小さくなり、工場で加工した部材を現場で組み立てるため工期も短くなりやすいのが特徴です。一方で、細長い部材は圧縮力を受けると急に横へはらむ座屈を起こしやすく、鋼材は温度が上がると強度が落ちます。この二つが鉄骨構造の弱点で、座屈には断面の選び方や補剛材の工夫で、熱には耐火被覆で対処するのが設計・施工の要点になります。
他の選択肢について

・耐火性が高く耐火被覆は不要:鋼材は燃えない不燃材料ですが高温で強度が大きく低下するため、耐火建築物では耐火被覆が必要です。
・細い柱でも座屈は考えなくてよい:細い部材を使う鉄骨だからこそ、座屈は最も注意すべき現象の一つです。
・工場では加工せず現場で溶接する:切断・孔あけ・溶接などの多くは工場で行い、現場では建方と接合を行うのが一般的です。
問77-2

木造軸組構法において、地震などの水平力に抵抗させるために設ける部材はどれか。

  • ①根太
  • ②垂木
  • ③筋かい
  • ④野縁
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正解 ③筋かい
解説
筋かいは、柱と横架材(=はりや土台などの水平にわたす部材のこと)でできた四角形の中に斜めに入れる部材で、水平力に抵抗させるために設けます。

柱と横架材だけの四角形は、横から押されると平行四辺形につぶれてしまいます。そこに斜めの部材を入れて三角形をつくると、部材が伸び縮みするだけで力を受け止められるようになり、変形しにくくなります。筋かいを入れた壁を耐力壁と呼び、建物の中でつり合いよく配置することが大切です。片側だけに寄せて配置すると、地震のときにねじれるように動いて被害が大きくなります。
他の選択肢について

・垂木:屋根の面を支えるために棟から軒へ架け渡す部材で、水平力に抵抗させる部材ではありません。
・根太:床板を受けるために大引や床ばりの上に架け渡す部材です。
・野縁:天井の仕上材を張るための下地材で、構造上の力は負担しません。
問87-2

建築物の基礎に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①布基礎は底面全体を一枚の版とする
  • ②べた基礎は柱の下だけに設ける
  • ③杭基礎は良質な地盤が浅いとき用いる
  • ④直接基礎は底面から地盤へ力を伝える
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正解 ④直接基礎は底面から地盤へ力を伝える
解説
直接基礎は、基礎の底面が地盤に直接触れ、そこから建物の荷重を地盤へ伝える形式の基礎です。

直接基礎には、柱ごとに設ける独立基礎、壁に沿って帯状に連続させる布基礎、建物の底面全体を一枚の版にするべた基礎があります。良質な地盤が浅い位置にある場合に採用され、地盤が軟弱で支持層が深い位置にしかない場合は、杭で荷重を深部へ伝える杭基礎を用います。まず「直接か杭か」で大きく分け、そのうえで直接基礎の中を三つに分ける、という順に整理すると混乱しません。
他の選択肢について

・べた基礎は柱の下だけに設ける:柱の下だけに独立して設けるのは独立基礎です。べた基礎は底面全体を版にします。
・杭基礎は良質な地盤が浅いとき用いる:逆で、支持層が深い位置にあるときに杭を用いて荷重を伝えます。
・布基礎は底面全体を一枚の版とする:底面全体を版にするのはべた基礎で、布基礎は壁に沿った帯状の基礎です。
問97-2

建築物に作用する荷重・外力のうち、長期に作用するものとして扱われるものはどれか。

  • ①固定荷重
  • ②風圧力
  • ③地震力
  • ④衝撃荷重
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正解 ①固定荷重
解説
固定荷重は建物自体の重さで、建っている限り常に作用し続けるため長期の荷重として扱われます。

荷重は、常時かかる長期荷重と、まれにしかかからない短期荷重に分けて考えます。建築基準法施行令第82条の表では、長期は固定荷重と積載荷重(多雪区域ではこれに積雪荷重を加えます)、短期は積雪荷重・風圧力・地震力とされています。固定荷重は柱・床・仕上材など動かないものの重さ、積載荷重は人や家具など後から載せるものの重さを指します。長期と短期では設計に用いる許容応力度が異なるため、どちらに区分されるかを取り違えないことが大切です。
他の選択肢について

・地震力:地震のときだけ作用する、代表的な短期荷重です。
・風圧力:強風時にだけ作用するため、短期荷重として扱います。
・衝撃荷重:物の落下や車の衝突など瞬間的に作用する力で、常時の荷重ではありません。
問107-2

部材に生じる力に関する記述として正しいものはどれか。

  • ①曲げモーメントは軸方向に押し縮める
  • ②せん断力は断面に沿ってずらす力
  • ③引張力は断面を直角方向へずらす力
  • ④軸方向力は部材を折り曲げる力
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正解 ②せん断力は断面に沿ってずらす力
解説
せん断力は、部材の断面に沿って上下または左右にずらすように働く力です。

部材に生じる力は大きく三つに整理できます。軸方向力は部材の軸に沿って引っ張る(引張力)か押し縮める(圧縮力)力、せん断力は断面をずらす力、曲げモーメントは部材を湾曲させる力です。はさみで紙を切るときに刃が紙へ与えているのがせん断力だと考えると、感覚をつかみやすくなります。はりでは支点付近でせん断力が大きく、中央付近で曲げモーメントが大きくなるのが典型で、この違いがせん断補強筋の入れ方や主筋の配置に結び付きます。
他の選択肢について

・曲げモーメントは軸方向に押し縮める:押し縮めるのは圧縮力です。曲げモーメントは部材を湾曲させる働きをします。
・引張力は断面を直角方向へずらす力:断面をずらすのはせん断力で、引張力は軸方向に伸ばす力です。
・軸方向力は部材を折り曲げる力:折り曲げるのは曲げモーメントで、軸方向力は軸に沿って働きます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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