2026年版・5-9

品質管理(仕上工事の検査)の一問一答

2級建築施工管理技士「施工管理法」から、品質管理(仕上工事の検査)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-9

タイル張り工事の検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①引張接着強度の判定は、0.1N/平方ミリメートル以上とする。
  • ②引張接着強度の試験は、施工から所定の期間が経過してから行う。
  • ③打診の検査は、打診用のハンマーを用いて全面について行う。
  • ④浮きが見つかった箇所は、範囲を確かめたうえで補修を行う。
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正解 ①引張接着強度の判定は、0.1N/平方ミリメートル以上とする。
解説
タイル張りの引張接着強度試験では、測定した接着強度が0.4ニュートン毎平方ミリメートル以上であることを合格の判定の基準とします。0.1では、タイルが自重や温度変化による伸縮、地震時の変形に耐えられず、剥落の危険が残ります。試験は、専用の機械でタイルを引っ張って剥がし、そのときの力を接着面積で割って求めます。試験の時期は、張付けモルタルが十分に硬化してからとし、一般には施工後2週間以上を経過した時点で行います。剥落は人身事故に直結するため、外壁のタイルでは特に重要な検査です。

他の選択肢が不適切な理由
「打診の検査は、打診用のハンマーを用いて全面について行う」は、浮きのあるタイルは打った音が異なるため、この方法で広い面積を効率よく確認できるからで、適当な記述です。「引張接着強度の試験は、施工から所定の期間が経過してから行う」は、モルタルの硬化が進む前では正しい強度が測れないためであり、適当です。「浮きが見つかった箇所は、範囲を確かめたうえで補修を行う」は、浮きが周囲へ広がっていることが多いためであり、これも適当な記述です。

試験の罠
合格の値は0.4ニュートン毎平方ミリメートル以上です。桁を一つ落とした0.04や、四分の一の0.1といった惜しい値を並べる形で出題されます。数値は「0.4」と「試験は施工後2週間以上」をセットで覚えておきましょう。
問25-9

塗装工事の検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①塗膜の厚さは、所定の方法で測定して規定の値と照合する。
  • ②下地の乾燥は、含水率を測らず表面の色の違いで判断する。
  • ③仕上りの色やつやは、あらかじめ定めた見本と比べて確認する。
  • ④塗り残しやたれの有無は、目視によって全面を確認していく。
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正解 ②下地の乾燥は、含水率を測らず表面の色の違いで判断する。
解説
塗装は、下地に含まれる水分が多い状態で行うと、塗膜のふくれ、はがれ、白化などの欠陥を生じます。そのため素地ごしらえでは、下地が所定の乾燥状態に達しているかを、高周波容量式などの含水率計で測定して確認します。表面の色の違いは、材料の種類や照明、汚れ、養生の跡によっても変わり、内部まで乾いているかどうかを表しません。表面だけが乾いて内部に水分が残っている状態は色の差として現れないため、目視だけで判断すると、塗装後しばらくしてから広い範囲でふくれが生じる、といった重大な手戻りにつながります。乾燥の確認は、数値で押さえるのが原則です。

他の選択肢が不適切な理由
「塗膜の厚さは、所定の方法で測定して規定の値と照合する」は、膜厚が防食や耐候の性能を直接左右するためであり、適当な記述です。「仕上りの色やつやは、あらかじめ定めた見本と比べて確認する」は、色の判断が主観に左右されやすく、基準となる見本が必要であるためで、適当です。「塗り残しやたれの有無は、目視によって全面を確認していく」は、外観の不具合を確実に見つけるための基本的な方法であり、これも適当な記述です。

試験の罠
塗装工事の検査は、下地の含水率とアルカリ度の確認から始まります。乾燥は含水率計、コンクリートやモルタル面のアルカリ度はpH試験紙で確認する、という組合せで覚えてください。塗膜の厚さは電磁膜厚計などで測定し、色つやは見本と比べる、といずれも「数値または見本と照合する」のが基本です。
問35-9

防水工事の検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①アスファルト防水では、下地の乾燥と清掃の状態を確認する。
  • ②防水層の施工の後に、水を張って漏れの有無を確かめることがある。
  • ③シーリング材は、接着の性能を確かめずに施工することとする。
  • ④シーリングの施工では、目地の幅と深さを確認しておく。
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正解 ③シーリング材は、接着の性能を確かめずに施工することとする。
解説
シーリング材は、目地の両側の被着体と確実に接着して初めて防水の役目を果たします。被着体の材質や表面の状態、使用するプライマーの組合せによって接着の程度は大きく変わるため、施工に先立って被着体を用いた接着性の試験を行い、適合を確かめるのが原則です。接着が不十分だと、目地が動いたときにシーリング材が被着体からはがれる界面破断が生じ、そこから雨水が浸入します。試験を省いて施工すると、不具合が発覚するのは雨漏りが起きてからになり、補修の範囲が大きくなります。

他の選択肢が不適切な理由
「アスファルト防水では、下地の乾燥と清掃の状態を確認する」は、水分やほこりが残っていると密着が得られず、ふくれの原因となるためで、適当な記述です。「防水層の施工の後に、水を張って漏れの有無を確かめることがある」は、実際に水をためて確認する試験であり、屋上やバルコニーで行われる有効な方法です。「シーリングの施工では、目地の幅と深さを確認しておく」は、断面の形状が動きへの追従の性能を左右するためであり、これも適当な記述です。

試験の罠
シーリングの不具合は「界面破断(被着体からはがれる)」と「凝集破壊(シーリング材そのものが切れる)」に分かれます。接着性試験とプライマーの選定は前者を防ぐための措置です。目地の幅と深さの管理は後者に効く、と対で理解しておきましょう。
問45-9

内装工事の検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①せっこうボードの下地は、留付けの間隔と位置を確認する。
  • ②ビニル床シートは、接着の状態と継目の処理を確認する。
  • ③壁紙の張付けでは、目違いや浮きの有無を目視で確認する。
  • ④造作用の木材は、含水率が高いものほど狂いが少なくなる。
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正解 ④造作用の木材は、含水率が高いものほど狂いが少なくなる。
解説
木材は、周囲の湿度に応じて水分を出し入れし、そのたびに膨張と収縮を繰り返します。含水率の高い木材を使うと、施工後に室内の乾燥した空気の中で水分が抜け、大きく収縮して反り、ねじれ、割れ、目地の開きが生じます。したがって狂いを小さくするには含水率が低いことが必要で、造作用の製材では一般に15パーセント以下、構造用の製材では20パーセント以下が目安とされています。受入れの際には、含水率計で測定するか、規格の表示によって確認します。

他の選択肢が不適切な理由
「せっこうボードの下地は、留付けの間隔と位置を確認する」は、留付けが粗いとボードのたわみや目地の割れが生じるためであり、適当な記述です。「壁紙の張付けでは、目違いや浮きの有無を目視で確認する」は、これらが仕上りの美観を大きく損なうためで、適当です。「ビニル床シートは、接着の状態と継目の処理を確認する」は、接着が不十分だとふくれや剥がれが生じ、継目の処理が悪いと水が入り込むためであり、これも適当な記述です。

試験の罠
木材は「乾いているほど狂わない」が原則です。含水率は造作用でおおむね15パーセント以下、構造用で20パーセント以下が目安。高いほどよいと大小を逆にした記述が定番なので、数値より先にこの向きを押さえてください。
問55-9

建具工事の検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①アルミニウム製建具は、モルタルが付着したままでも支障ない。
  • ②外部に面する建具は、周囲のシーリングの状態を確認しておく。
  • ③取り付けた建具は、開閉が円滑に行えることを確認していく。
  • ④防火設備の建具は、認定の内容と表示を確認しておくとよい。
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正解 ①アルミニウム製建具は、モルタルが付着したままでも支障ない。
解説
アルミニウムは、酸にもアルカリにも侵される両性金属です。モルタルやコンクリートは強いアルカリ性を示すため、これが建具の表面に付着したまま放置されると、陽極酸化被膜や塗装の被膜が侵され、白い斑点状の変色や腐食が生じます。いったん生じた変色は磨いても元に戻らず、建具ごとの取替えが必要になることもあります。したがって、モルタルが付着した場合は硬化する前に直ちに水で洗い流し、取付けの後は養生材で覆って、周囲の左官やコンクリートの作業から保護しなければなりません。

他の選択肢が不適切な理由
「外部に面する建具は、周囲のシーリングの状態を確認しておく」は、雨水の浸入の多くが建具そのものではなく、枠と躯体との取合い部から生じるためであり、適当な記述です。「取り付けた建具は、開閉が円滑に行えることを確認していく」は、枠のゆがみや取付けの精度の不良を見つけるために必要であり、適当です。「防火設備の建具は、認定の内容と表示を確認しておくとよい」は、法令で求められる性能を満たす製品が正しく用いられているかを確かめるためであり、これも適当な記述です。

試験の罠
アルミニウムは酸にもアルカリにも侵される両性金属です。モルタルやコンクリートはアルカリ性なので、付着したら硬化前に直ちに水洗いします。この「両性金属」という性質を覚えておくと、アルミに関する保護や養生の設問はほぼ判断できます。
問65-9

左官工事および床の仕上りの検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①モルタル塗りの下地は、目荒しと清掃の状態を確認しておく。
  • ②床の仕上りの平たんさは、目視だけで判断することとする。
  • ③塗り厚は、一度に厚く塗らずに所定の厚さごとに確認する。
  • ④仕上げの表面は、ひび割れや浮きの有無を確認しておく。
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正解 ②床の仕上りの平たんさは、目視だけで判断することとする。
解説
床の仕上りの平たんさは、目視ではわずかな不陸を判断できないため、定規や水糸などを当てて実際に測定します。公共建築工事標準仕様書では、コンクリートの仕上りの平たんさの基準が仕上げの種類に応じて定められており、仕上げ厚さが7ミリメートル以上の場合など、さほど良好な平たんさを必要としない場合は1メートルにつき10ミリメートル以下、仕上げ厚さが7ミリメートル未満で良好な平たんさが必要な場合は3メートルにつき10ミリメートル以下、コンクリートが見え掛かりとなる場合や仕上げ厚さが極めて薄い場合は3メートルにつき7ミリメートル以下とされています。薄い仕上げほど厳しい基準が求められるのは、下地の凹凸を仕上げ材で吸収できず、そのまま表面に現れてしまうためです。

他の選択肢が不適切な理由
「モルタル塗りの下地は、目荒しと清掃の状態を確認しておく」は、平滑なコンクリート面のままでは付着が得られず、はく離の原因となるためであり、適当な記述です。「塗り厚は、一度に厚く塗らずに所定の厚さごとに確認する」は、厚く塗ると自重で垂れたり乾燥収縮でひび割れたりするためで、適当です。「仕上げの表面は、ひび割れや浮きの有無を確認しておく」は、これらが放置されると剥落や漏水につながるためであり、これも適当な記述です。

試験の罠
平たんさの基準は「仕上げが薄いほど厳しい」と覚えます。数値そのものより、この向きを押さえておけば大小を逆にした選択肢を否定できます。あわせて、平たんさは目視ではなく定規などで測る、という測定方法の原則も問われます。
問75-9

仕上工事における見本および試験施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①見本は、実際に使用する材料と工法によって作成する。
  • ②承認を受けた見本は、完了まで保管して比較の基準とする。
  • ③見本は、色調のみを確認し、納まりは対象に含めない。
  • ④試験施工により、施工の手順や所要の時間を確認できる。
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正解 ③見本は、色調のみを確認し、納まりは対象に含めない。
解説
仕上工事の見本や試験施工は、色調だけを見るためのものではありません。実際に使用する材料と工法で作ることによって、表面の肌合いや光沢、目地の割付け、見切りや取合い部の納まり、施工に要する手間と時間まで、あらかじめ関係者の間で確認し、合意しておくために行います。特に納まりは、図面だけでは判断が難しく、実物で確かめてはじめて不具合が分かることが多い部分です。色調のみを確認の対象としてしまうと、承認された見本があるにもかかわらず、納まりの相違を理由とした手戻りが本施工の段階で発生します。承認を受けた見本は、完了まで保管して比較の基準とします。

他の選択肢が不適切な理由
「見本は、実際に使用する材料と工法によって作成する」は、材料や工法が異なれば仕上りも変わってしまい、比較の基準にならないためであり、適当な記述です。「承認を受けた見本は、完了まで保管して比較の基準とする」は、施工が進む中で仕上りが見本から外れていないかを随時確かめるためで、適当です。「試験施工により、施工の手順や所要の時間を確認できる」は、本施工の段取りや歩掛りの検討にも役立つためであり、これも適当な記述です。

試験の罠
見本には、材料そのものを示す見本(材料見本)と、実際に施工して仕上りを示す見本(見本施工)があります。試験施工は、これに加えて施工の手順や所要時間、必要な人員の確認を兼ねます。いずれも本施工の前に行い、承認を受けたものを基準として残す、という流れで覚えてください。
問85-9

外壁の仕上げに関する検査の記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①吹付け仕上げは、単位面積あたりの所要量を管理して施工する。
  • ②押出成形セメント板は、取付けの金物の状態を確認しておく。
  • ③外壁の目地は、幅と深さおよび通りの状態を確認していく。
  • ④外壁の仕上げは、足場を解体した後に確認することとする。
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正解 ④外壁の仕上げは、足場を解体した後に確認することとする。
解説
外壁の仕上げの状態は、足場があるうちに間近で確認しなければなりません。足場を解体した後では、高い位置に手が届かず、目視も遠くからになるため、細かな不具合を見つけられません。仮に不具合が見つかっても、補修のために再び足場を組み立てることになり、多大な費用と工期を要します。したがって、足場の解体は、外壁の仕上げの検査と必要な手直しがすべて完了したことを確認してから行うのが原則であり、工程計画の段階でその順序を組み込んでおくことが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「吹付け仕上げは、単位面積あたりの所要量を管理して施工する」は、吹付けでは膜厚を直接測ることが難しく、使用した材料の量で厚さを間接的に管理するためであり、適当な記述です。「押出成形セメント板は、取付けの金物の状態を確認しておく」は、金物が脱落や変形を防ぐ要であり、地震時の安全に直結するためで、適当です。「外壁の目地は、幅と深さおよび通りの状態を確認していく」は、防水の性能と美観の両方に関わるためであり、これも適当な記述です。

試験の罠
足場は「外壁の検査と手直しが終わってから解体する」が鉄則です。順序を入れ替えた記述は、費用と工期の面から明らかに不合理だと判断できます。工程計画の段階で、検査を足場の解体より前に組み込んでおくことが前提になります。
問95-9

仕上工事の材料の受入れに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①接着剤は、製造からの期間を確かめずに受け入れておく。
  • ②石材は、種類と仕上げの程度および欠けの有無を確認する。
  • ③内装の材料は、ホルムアルデヒドの放散の等級を確認する。
  • ④断熱材は、種類と厚さおよび規格の表示を確認しておく。
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正解 ①接着剤は、製造からの期間を確かめずに受け入れておく。
解説
接着剤は、時間の経過とともに成分が変質し、硬化の反応が進まなくなったり、粘度が変わって塗布できなくなったりします。そのため、製造からの期間や使用の期限を必ず確認したうえで受け入れ、期限を過ぎたものは使用しません。期限内であっても、高温や凍結にさらされたものは性能が失われていることがあるため、保管の状態もあわせて確認します。接着剤の不良は、施工した直後には分からず、しばらくしてから剥がれや浮きとして現れるため、受入れの段階での確認が特に重要になります。

他の選択肢が不適切な理由
「内装の材料は、ホルムアルデヒドの放散の等級を確認する」は、建築基準法により内装の仕上げに使用できる建築材料が等級に応じて制限されているためであり、適当な記述です。「石材は、種類と仕上げの程度および欠けの有無を確認する」は、天然材料であるため個体差が大きく、また運搬中に欠けが生じやすいためで、適当です。「断熱材は、種類と厚さおよび規格の表示を確認しておく」は、断熱の性能が種類と厚さで決まるためであり、これも適当な記述です。

試験の罠
接着剤、シーリング材、塗膜防水材のように反応して硬化する材料は、いずれも「使用の期限」の確認が受入れの必須項目です。期限内でも高温や凍結にさらされたものは性能が落ちるため、保管の状態まで確かめる点が押さえどころです。
問105-9

工事の完了時に行う検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①社内の検査を行った後に、監理者による検査を受けることとする。
  • ②完成の検査は、建築主による検査を受けた後に監理者が行う。
  • ③検査には、設備の機能や運転の状態の確認も含めて実施する。
  • ④検査の記録は、手直しの結果とあわせて整理して保存する。
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正解 ②完成の検査は、建築主による検査を受けた後に監理者が行う。
解説
工事の完了時の検査は、施工者が自ら行う社内検査、工事監理者が行う検査、建築主が行う検査という順序で進みます。工事監理者は、工事が設計図書のとおりに実施されているかを確認する立場にあり、その確認を経たうえで建築主に引き渡すのが本来の流れです。建築主の検査を先に行ってしまうと、設計図書との照合が済んでいない状態のものを建築主が見ることになり、指摘の内容が設計上の要求なのか好みの問題なのかを整理できず、手直しの責任の所在もあいまいになります。順序を守ることが、引渡し後の紛争を防ぐことにもつながります。

他の選択肢が不適切な理由
「社内の検査を行った後に、監理者による検査を受けることとする」は、まず施工者が自ら確認して不具合を取り除くという段階を踏むことで、検査が効率よく進むためであり、適当な記述です。「検査には、設備の機能や運転の状態の確認も含めて実施する」は、建築と設備が一体で機能して初めて建物として使えるためで、適当です。「検査の記録は、手直しの結果とあわせて整理して保存する」は、引渡し後の説明の根拠となるためであり、これも適当な記述です。

試験の罠
検査は「内から外へ」の順で進むと覚えてください。施工者の社内検査、工事監理者の検査、建築主の検査の順です。これとは別に、建築基準法に基づく完了検査(建築主事等による検査)があり、こちらは検査済証の交付を受けるための法定の手続である点を混同しないようにしてください。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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