レディーミクストコンクリートの受入時の試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①圧縮強度の試験は、1回につき1個の供試体で判定するものとする。
- ②普通コンクリートの空気量は4.5%を標準とし、差は±1.5%とする。
- ③塩化物イオン量は、原則として0.30kg/立方メートル以下とする。
- ④スランプ18cmの場合、許容される差は±2.5cmである。
答えと解説を見る
コンクリートの圧縮強度の試験は、1回の試験につき3個の供試体を作製し、その3個の平均値をもってその回の試験結果とします。コンクリートの強度は材料や練混ぜの状態によりばらつくため、1個の値だけでは偶然の影響を受けやすく、実際の品質を代表できないからです。判定は、1回の試験結果が呼び強度の85パーセント以上であり、かつ連続する3回の試験結果の平均が呼び強度以上であることの両方を満たすことで行います。試験の回数は、打込み工区ごと、かつ150立方メートルにつき1回を標準とします。
他の選択肢が不適切な理由
「スランプ18cmの場合、許容される差は±2.5cmである」は、スランプが8cm以上18cm以下の範囲に適用される許容差であり、適当な記述です。「普通コンクリートの空気量は4.5%を標準とし、差は±1.5%とする」は、規格に定められた値のとおりであり、適当です。「塩化物イオン量は、原則として0.30kg/立方メートル以下とする」は、鉄筋の腐食を防ぐために定められた上限であり、これも適当な記述です。
試験の罠
受入時の数値は「スランプ18cmは±2.5cm、空気量4.5%は±1.5%、塩化物イオン0.30kg/立方メートル以下」を一組で覚えます。スランプの許容差は値の範囲で変わり、21cmでは±1.5cmと厳しくなる点も押さえておきましょう。