工事に用いる試験および検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①中間検査とは、工事が完了した後に建築主が受ける検査をいう。
- ②受入検査とは、材料を現場に搬入する際に行う検査のことをいう。
- ③非破壊検査とは、対象を壊さずに内部の状態を調べる検査をいう。
- ④破壊検査とは、対象を壊して性能を確かめる検査のことをいう。
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中間検査は、その名のとおり工事の途中の段階で行う検査です。建築基準法では、特定行政庁が指定した特定工程に係る工事を終えたときに、建築主が申請して受ける検査と定められています。工事が完了した後に受けるのは完了検査であり、両者は受ける時期も目的も異なります。中間検査が設けられているのは、配筋や鉄骨の接合部のように、後の工程で覆われてしまうと確認できなくなる部分を、隠れる前に行政の側でも確かめるためです。中間検査に合格しなければ、指定された特定工程の後に続く工事を進めることはできません。
他の選択肢が不適切な理由
「非破壊検査とは、対象を壊さずに内部の状態を調べる検査をいう」は、溶接部の超音波探傷試験や鉄筋のガス圧接部の検査などを指す用語の説明として正しく、適当です。「受入検査とは、材料を現場に搬入する際に行う検査のことをいう」は、規格や数量、外観を納入の時点で確認するもので、適当な記述です。「破壊検査とは、対象を壊して性能を確かめる検査のことをいう」は、コンクリートの供試体による圧縮強度試験などを指しており、これも適当な記述です。
試験の罠
「中間検査」は工事の途中、「完了検査」は工事の完了後です。どちらも申請するのは建築主であり、施工者ではありません。時期を入れ替えた記述と、申請者を施工者にすり替えた記述の二種類が出るので、両方に備えてください。