手掘りにより地山を掘削する場合の掘削面の勾配に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①砂からなる地山では、勾配を50度以下としなければならない。
- ②岩盤からなる地山で高さ5メートル未満は、90度以下とする。
- ③その他の地山で高さ2メートル未満は、90度以下としてよい。
- ④その他の地山で高さ5メートル以上は、60度以下としなければならない。
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砂からなる地山を手掘りで掘削する場合は、掘削面の勾配を35度以下とするか、または掘削面の高さを5メートル未満としなければなりません。砂は粒どうしのかみ合いだけで自立しており、粘着力がほとんどないため、水分が変化しただけでも容易に崩れます。安息角に近い緩い勾配としなければ安定を保てないため、他の地山より厳しい35度という値が定められています。なお、発破などにより崩壊しやすい状態になっている地山では、勾配45度以下または高さ2メートル未満とすることが求められます。
他の選択肢が不適切な理由
「岩盤からなる地山で高さ5メートル未満は、90度以下とする」は、岩盤や堅い粘土からなる地山について定められた基準のとおりであり、適当な記述です。「その他の地山で高さ2メートル未満は、90度以下としてよい」は、その他の地山に適用される三段階の基準の最初の区分であり、適当です。「その他の地山で高さ5メートル以上は、60度以下としなければならない」も、同じ区分の最も深い場合の値として正しく、適当な記述です。
試験の罠
勾配の基準は「岩盤・堅い粘土」「その他」「砂」「発破等で崩壊しやすい状態」の四つに分かれます。砂は35度以下または高さ5メートル未満、発破等は45度以下または高さ2メートル未満と、どちらも「または」で高さの逃げ道がある点が特徴です。