2026年版・4-6

金属工事と軽量鉄骨下地の一問一答

2級建築施工管理技士「仕上施工」から、金属工事と軽量鉄骨下地に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全740問) 仕上施工の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-6

軽量鉄骨天井下地に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①野縁受けの継手位置は、隣接するものをそろえる。
  • ②吊りボルトの間隔は、900mm程度を標準とする。
  • ③野縁受けの間隔は、900mm程度を標準とする。
  • ④吊りボルトの周辺部は、端から150mm以内に配置する。
答えと解説を見る
正解 ①野縁受けの継手位置は、隣接するものをそろえる。
解説
野縁受けや野縁の継手は、部材の中で最も弱い部分になります。隣り合う部材の継手を同じ位置にそろえると、その線に沿って天井面の剛性が急に低下し、地震時などにその位置で折れ曲がるように変形して、天井のたわみや脱落の原因になります。このため継手は、隣接するものを同じ位置にそろえず、千鳥にずらして配置します。したがって「野縁受けの継手位置は、隣接するものをそろえる。」という記述は不適当です。

他の選択肢が不適切な理由
「吊りボルトの間隔は、900mm程度を標準とする。」は正しく、軽量鉄骨天井下地の標準的な間隔です。「野縁受けの間隔は、900mm程度を標準とする。」も正しく、吊りボルトと同じ間隔で配置します。「吊りボルトの周辺部は、端から150mm以内に配置する。」も正しく、端部が垂れ下がるのを防ぎます。

試験の罠
数値は「吊りボルトと野縁受けはいずれも900mm程度、周辺部は端から150mm以内」で覚えます。継手を千鳥にずらす原則は、野縁受け・野縁・スタッドなど下地材に共通します。
問24-6

軽量鉄骨天井下地の野縁に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①下地張りがある場合の野縁の間隔は、360mm程度とする。
  • ②下地張りがない場合の野縁の間隔は、450mm程度とする。
  • ③屋外に用いる天井下地は、25形の部材を用いる。
  • ④下地張りがない場合の野縁の間隔は、300mm程度とする。
答えと解説を見る
正解 ②下地張りがない場合の野縁の間隔は、450mm程度とする。
解説
仕上げ材を野縁に直接張り付ける場合、すなわち下地張りがない場合の野縁の間隔は、300mm程度とします。仕上げ材が直接支えられることになるため、支点の間隔を狭くしないと、板がたわんで天井面が波打ち、継ぎ目に段差が生じるからです。これに対して、いったんボードを張ってからその上に仕上げ材を張る下地張りがある場合は、下地のボードが荷重を分散させてくれるため、野縁の間隔を360mm程度まで広げることができます。仕上げの構成によって必要な下地の細かさが変わるという考え方を押さえておく必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
「下地張りがある場合の野縁の間隔は、360mm程度とする」は正しい値です。「下地張りがない場合の野縁の間隔は、300mm程度とする」も正しい値であり、正解の記述と矛盾する関係になっています。「屋外に用いる天井下地は、25形の部材を用いる」も正しく、風圧を受ける屋外では屋内用の19形より断面の大きい部材を用います。

試験の罠
野縁の間隔は「下地張りがある場合360mm程度」「下地張りがない場合300mm程度」。仕上材を直接張る(下地張りがない)ほうが間隔を詰める。屋外の天井下地は風圧を受けるため25形を用いる。
問34-6

軽量鉄骨壁下地のスタッドに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①下地張りがある場合のスタッドの間隔は、450mm程度とする。
  • ②下地張りがない場合のスタッドの間隔は、300mm程度とする。
  • ③高さが4.0mを超える壁には、65形のスタッドを用いる。
  • ④スペーサーは、600mm程度の間隔で取り付ける。
答えと解説を見る
正解 ③高さが4.0mを超える壁には、65形のスタッドを用いる。
解説
軽量鉄骨壁下地のスタッドは、壁の高さに応じて断面の大きい部材を用います。一般に50形は高さ2.7m以下、65形は4.0m以下、90形は4.5m以下、100形は5.0m以下が適用の範囲とされています。壁が高くなるほど、面外方向の力に対する曲げ剛性が必要になるためです。したがって「高さが4.0mを超える壁には、65形のスタッドを用いる。」という記述は不適当で、4.0mを超える場合は90形以上の部材を選びます。

他の選択肢が不適切な理由
「下地張りがある場合のスタッドの間隔は、450mm程度とする。」は正しく、ボードを二重に張る場合の標準的な間隔です。「下地張りがない場合のスタッドの間隔は、300mm程度とする。」も正しく、直接仕上げ材を張る場合は間隔を詰めます。「スペーサーは、600mm程度の間隔で取り付ける。」も正しく、スタッドのねじれを防ぎます。

試験の罠
「50形は2.7m以下、65形は4.0m以下、90形は4.5m以下、100形は5.0m以下」と高さの上限で覚えます。間隔は「下地張りありは450mm程度、なしは300mm程度」で対にします。
問44-6

軽量鉄骨壁下地のランナー及び振れ止めに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①ランナーは、900mm程度の間隔で床と梁下に固定する。
  • ②振れ止めは、床面から1.2m程度の間隔で取り付ける。
  • ③上部ランナーから400mm以内にある振れ止めは、省略できる。
  • ④スタッドは、上下のランナーに溶接して堅固に固定する。
答えと解説を見る
正解 ④スタッドは、上下のランナーに溶接して堅固に固定する。
解説
軽量鉄骨壁下地のスタッドは、上下のランナーに差し込むだけで、溶接や溶接に代わる固定は行いません。スタッドが上下で自由に納まっていることで、上階の床のたわみや躯体の変形がそのまま壁下地に伝わらず、ボードの継目が割れることを防げるからです。またスタッドは板厚が0.8mm程度と薄く、溶接すれば熱で穴があいたり、亜鉛めっきが焼失して錆の起点になったりします。スタッドの高さに応じて50形から100形までを使い分け、必要な剛性は部材の断面と振れ止め・スペーサーによって確保します。

他の選択肢が不適切な理由
「ランナーは、900mm程度の間隔で床と梁下に固定する」は正しい値で、ランナーの固定間隔として定められています。「振れ止めは、床面から1.2m程度の間隔で取り付ける」も正しい値で、スタッドが面外へ倒れることを防ぎます。「上部ランナーから400mm以内にある振れ止めは、省略できる」も正しく、その位置ではランナー自体が同じ役割を果たすため認められた例外です。

試験の罠
軽量鉄骨下地は「差し込む・ビス留め・引き通す」で組み立てるものであり、溶接は用いない。数値は「ランナー900mm」「振れ止め1.2m」「上部ランナーから400mm以内は省略可」「スペーサー600mm」をまとめて覚える。
問54-6

軽量鉄骨下地の補強に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①吊りボルトは、斜めに取り付けて天井の振れを止めるとよい。
  • ②天井の開口部の周囲は、補強材を設けて下地を強化する。
  • ③吊りボルトが長い場合は、振れ止めの補強を行う。
  • ④そで壁の端部は、開口部の補強材と同じ材を用いて補強する。
答えと解説を見る
正解 ①吊りボルトは、斜めに取り付けて天井の振れを止めるとよい。
解説
天井を吊る吊りボルトは、鉛直に取り付けるのが原則です。斜めに取り付けると、天井の重量が引張力だけでなく水平方向の分力としても働き、吊り元の躯体やインサートに設計で想定していない力がかかります。また隣り合う吊りボルトの傾きがそろわなければ、天井面が引っ張られてゆがみます。天井の振れを止めるのは吊りボルトの傾きではなく、斜め材による振れ止め(ブレース)や、吊り長さが長い場合に設ける補強材の役割です。荷重を支える部材と、揺れを止める部材は、それぞれ別に計画します。

他の選択肢が不適切な理由
「天井の開口部の周囲は、補強材を設けて下地を強化する」は正しい記述で、開口によって切断された野縁の力を周囲へ伝えます。「吊りボルトが長い場合は、振れ止めの補強を行う」も正しく、長い吊りボルトは横揺れしやすいためです。「そで壁の端部は、開口部の補強材と同じ材を用いて補強する」も正しい記述で、自由端となる部分を強化します。

試験の罠
照明器具や設備機器の重量を天井板だけで支持してはならない、という点もあわせて頻出。器具は専用の吊りボルトや補強材で直接、上部の構造体から支持する。『支える』と『揺れを止める』は別の部材が担うと整理する。
問64-6

金属材料の表面処理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①アルミニウムの陽極酸化皮膜は、耐食性を高める処理である。
  • ②溶融亜鉛めっきは、めっきの後に切断しても防錆効果は変わらない。
  • ③ステンレスのヘアライン仕上げは、細い筋目を付けた仕上げである。
  • ④溶融亜鉛めっきは、鋼材を亜鉛の層で覆って錆を防ぐ処理である。
答えと解説を見る
正解 ②溶融亜鉛めっきは、めっきの後に切断しても防錆効果は変わらない。
解説
溶融亜鉛めっきは、加工がすべて終わった部材を溶融した亜鉛の槽に浸すことで、表面全体を亜鉛の層で覆う処理です。したがって、めっきを施した後に切断や孔あけを行うと、その加工面には亜鉛の層がなく、母材の鋼が露出して錆が発生します。したがってこの記述は誤りで、正しくは切断や孔あけを含む加工をすべて終えてからめっきを行います。やむを得ず後から加工する場合は、露出した部分に亜鉛末を含む塗料を塗布して補修します。工程の順序が製品の耐久性を左右する典型的な例です。

他の選択肢が不適切な理由
「アルミニウムの陽極酸化皮膜は、耐食性を高める処理である」は正しい記述で、電気化学的に緻密な酸化被膜を形成させます。「溶融亜鉛めっきは、鋼材を亜鉛の層で覆って錆を防ぐ処理である」も正しく、亜鉛が先に腐食することで鋼を守る犠牲防食の働きもあります。「ステンレスのヘアライン仕上げは、細い筋目を付けた仕上げである」も正しく、内外装に広く用いられます。

試験の罠
めっきや塗装のような表面処理は、加工がすべて終わった後に行うのが原則。後から切ったり孔をあけたりすれば、その面は無防備になる。やむを得ない場合は亜鉛末を含む塗料で補修する。
問74-6

金属工事における異種金属の取合いに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①アルミニウムと鋼が接する部分には、絶縁材を挟んで納める。
  • ②異種金属が接触すると、電位の低い金属の腐食が進行する。
  • ③異種金属の接触部では、水分があるほど腐食が抑えられる。
  • ④アルミニウムがモルタルに接する部分は、絶縁処理を施す。
答えと解説を見る
正解 ③異種金属の接触部では、水分があるほど腐食が抑えられる。
解説
異種金属接触腐食は、電位の異なる二つの金属が接触し、そこに電気を通す水分すなわち電解質が介在することで初めて成立します。水分がなければ電流が流れないため、この腐食は生じません。逆に水分が多いほど電流が流れやすくなり、腐食は急速に進行します。特に海に近い地域では、水分に塩分が含まれることで電気を通しやすくなり、腐食はさらに加速します。したがって水分があるほど腐食が抑えられるという記述は、この現象の仕組みを正反対に述べたものです。対策の基本は、絶縁材を挟んで金属どうしを接触させないことと、水の滞留を避ける納まりとすることです。

他の選択肢が不適切な理由
「アルミニウムと鋼が接する部分には、絶縁材を挟んで納める」は正しい記述で、最も一般的な対策です。「異種金属が接触すると、電位の低い金属の腐食が進行する」も正しく、この現象の基本的な仕組みです。「アルミニウムがモルタルに接する部分は、絶縁処理を施す」も正しく、モルタルのアルカリがアルミニウムを侵します。

試験の罠
異種金属接触腐食は「電位の低い(卑な)金属が腐食する」「水分(電解質)があるほど進む」の二つが要点。したがって対策は絶縁材を挟んで縁を切ることと、水がたまらない納まりにすること。水があるほど腐食が抑えられる、という記述は逆である。
問84-6

手すり及び金属製建具まわりの金属工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①アルミニウム製の手すりは、鋼製に比べ軽量で耐食性に優れる。
  • ②屋外の手すりは、温度変化による伸縮を考慮して取り付ける。
  • ③手すりの支柱の間隔は、作用する荷重を考慮して定める。
  • ④屋外の長い手すりは、全長を隙間なく固定して一体化させる。
答えと解説を見る
正解 ④屋外の長い手すりは、全長を隙間なく固定して一体化させる。
解説
屋外の手すりは、日射と気温の変化によって大きく伸縮します。特にアルミニウムは鋼の約2倍の線膨張係数を持つため、長い手すりでは伸縮量が無視できない大きさになります。全長を隙間なく固定して一体化させると、伸びようとする力の逃げ場がなく、手すりが座屈して曲がったり、支柱の取付け部が破損したり、壁に埋め込んだ部分の周囲を押し割ったりします。このため一定の長さごとに伸縮を吸収する継手を設け、支柱の固定方法も、動きを拘束するものと許容するものを使い分けます。金属を屋外で扱う際は、常に伸縮の逃げ場を考えることが基本です。

他の選択肢が不適切な理由
「屋外の手すりは、温度変化による伸縮を考慮して取り付ける」は正しい記述であり、正解と真っ向から対立します。「手すりの支柱の間隔は、作用する荷重を考慮して定める」も正しく、人がもたれかかる力に耐える必要があります。「アルミニウム製の手すりは、鋼製に比べ軽量で耐食性に優れる」も正しく、屋外の手すりに広く用いられる理由です。

試験の罠
金属は温度で伸縮するため、長い手すりや笠木には伸縮を吸収する継手を設ける。全長を隙間なく固定すると、夏の伸びで座屈して波打つ。アルミニウムは鋼の約2倍伸縮するので、とくに配慮が必要である。
問94-6

軽量鉄骨天井下地の施工精度に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①天井面は、たわみを見込まず水平に仕上げるのが原則である。
  • ②むくりの量は、スパンの1000分の1程度を目安とする。
  • ③野縁は、野縁受けに対して所定の間隔で確実に取り付ける。
  • ④広い天井面には、むくりを付けて中央部の垂れ下がりに備える。
答えと解説を見る
正解 ①天井面は、たわみを見込まず水平に仕上げるのが原則である。
解説
広い天井面では、下地や仕上げ材の自重によって中央部がわずかにたわみます。完全に水平に組み上げると、このたわみによって中央が下がって見え、実際には数ミリの差であっても、人の目には天井が垂れ下がっているように感じられます。そこであらかじめ中央部をわずかに持ち上げておく、むくりを付けるという処置をとります。量はスパンの1000分の1から500分の1程度が目安です。同じ考え方は梁の型枠や長い水平材にも用いられており、施工上の寸法は仕上がったときにどう見えるかを基準に決めるという発想に基づいています。

他の選択肢が不適切な理由
「広い天井面には、むくりを付けて中央部の垂れ下がりに備える」は正しい記述であり、正解と真っ向から対立します。「むくりの量は、スパンの1000分の1程度を目安とする」も正しい値です。「野縁は、野縁受けに対して所定の間隔で確実に取り付ける」も正しく、間隔が乱れると仕上げ面の平坦さが確保できません。

試験の罠
天井や梁は、たわみを見込んであらかじめ中央部を持ち上げる(むくりを付ける)。仕上がったときに水平に見えるようにするための処置で、施工寸法は見え方を基準に決めるという考え方は型枠のむくりと共通である。
問104-6

アルミニウム材の取扱いに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①アルミニウムは、酸やアルカリに侵されやすい性質を持つ。
  • ②アルミニウムは、鋼に比べてヤング係数が大きい材料である。
  • ③アルミニウムは、鋼に比べて線膨張係数が大きい材料である。
  • ④アルミニウムの表面に付着したモルタルは、早めに除去する。
答えと解説を見る
正解 ②アルミニウムは、鋼に比べてヤング係数が大きい材料である。
解説
アルミニウムのヤング係数は鋼のおよそ3分の1しかなく、同じ断面で同じ力を受ければ鋼よりも大きくたわみます。このためアルミニウム製の建具では、たわみを抑えるために断面を大きくしたり、補強材を入れたりする配慮が必要になります。したがって「アルミニウムは、鋼に比べてヤング係数が大きい材料である。」という記述は不適当です。あわせて、比重は鋼のおよそ3分の1と軽く、線膨張係数は鋼のおよそ2倍と大きいという性質も押さえておきます。

他の選択肢が不適切な理由
「アルミニウムは、酸やアルカリに侵されやすい性質を持つ。」は正しく、酸にもアルカリにも侵される両性金属です。「アルミニウムは、鋼に比べて線膨張係数が大きい材料である。」も正しく、温度変化による伸縮が大きくなります。「アルミニウムの表面に付着したモルタルは、早めに除去する。」も正しく、モルタルのアルカリで表面が侵されるためです。

試験の罠
アルミニウムは「比重は鋼の約3分の1、ヤング係数も約3分の1、線膨張係数は約2倍」と3点で覚えます。ヤング係数が大きいとする記述は誤りです。

2級建築施工管理技士の対策問題(全740問)に戻る

※本ページは非公式の資格試験対策ページであり、2級建築施工管理技術検定の実施機関(国土交通大臣指定試験機関である一般財団法人建設業振興基金)とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】