2026年版・4-11

改修工事(外装・内装)の一問一答

2級建築施工管理技士「仕上施工」から、改修工事(外装・内装)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-11

外壁の改修に先立って行う劣化調査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①打診調査は、壁面をたたいた音の違いにより浮きを判定する。
  • ②ひび割れの幅は、クラックスケールを当てて測定を行う。
  • ③赤外線装置法は、壁面の表面温度の差から浮きを推定する。
  • ④赤外線装置法は、天候や日射の影響を受けずに調査ができる。
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正解 ④赤外線装置法は、天候や日射の影響を受けずに調査ができる。
解説
赤外線装置法は、外壁が日射で暖められたときに、浮いている部分では背面の空気層が断熱材のように働いて健全部より温度が高くなる性質を利用し、その温度差を赤外線カメラで画像としてとらえて浮きを推定する調査方法です。温度差が生じることが前提であるため、曇天や降雨、風の強い日、日射の当たらない時間帯や北面などでは十分な温度差が得られず、判定の精度が大きく落ちます。したがって、天候や日射の影響を受けずに調査できるという記述は誤りで、調査日時と対象面の方位を選ぶ必要があります。足場を組まずに広い範囲を短時間で調べられる点が利点です。

他の選択肢が不適切な理由
「打診調査は、壁面をたたいた音の違いにより浮きを判定する。」は、打診棒やテストハンマーで壁面を打ち、健全部の澄んだ音と浮き部の濁った音の違いで判定する基本的な方法であり、適当です。「ひび割れの幅は、クラックスケールを当てて測定を行う。」は、幅の目盛りが刻まれた透明なスケールを当てて読み取る方法で、適当です。「赤外線装置法は、壁面の表面温度の差から浮きを推定する。」は、この方法の原理そのものを述べており、適当です。

試験の罠
「打診は確実だが足場が要る、赤外線は足場が要らないが天候に左右される」という長所短所の対比が問われます。赤外線装置法はあくまで推定であり、判定が難しい部分は打診で確認する併用が前提である点も押さえましょう。
問24-11

コンクリート打放し面のひび割れの改修に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①幅が0.2ミリメートル未満のひび割れは、シール工法とする。
  • ②幅が0.5ミリメートルのひび割れは、樹脂注入工法とする。
  • ③挙動のあるひび割れへの注入には、硬質形の樹脂を使用する。
  • ④幅が1.0ミリメートルを超えるひび割れは、Uカットとする。
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正解 ③挙動のあるひび割れへの注入には、硬質形の樹脂を使用する。
解説
樹脂注入工法に用いるエポキシ樹脂は、ひび割れが動くかどうかによって使い分けます。温度変化や振動によって幅が変化する挙動のあるひび割れに、硬くて伸びない硬質形の樹脂を注入すると、樹脂そのものや樹脂とコンクリートの境界が動きに追従できず、再びひび割れが生じます。そのため挙動のあるひび割れには、伸びの能力をもつ軟質形の樹脂を用い、挙動のないひび割れに硬質形を用います。硬質形は一体化させて強度を回復させる目的、軟質形は動きを吸収して水の浸入を止める目的、と役割が異なると理解すると確実です。

他の選択肢が不適切な理由
「幅が0.2ミリメートル未満のひび割れは、シール工法とする。」は、注入器具が入らないほど微細なひび割れに対し、表面をパテ状の材料でシールする工法であり、適当です。「幅が0.5ミリメートルのひび割れは、樹脂注入工法とする。」は、0.2ミリメートル以上1.0ミリメートル以下の範囲が注入工法の対象となるため、適当です。「幅が1.0ミリメートルを超えるひび割れは、Uカットとする。」は、U字形に溝を切ってシール材を充填する工法の適用範囲であり、適当です。

試験の罠
幅の区分は「0.2未満はシール、0.2から1.0は注入、1.0超はUカット」と三段階で覚えます。あわせて「挙動あり=軟質形、挙動なし=硬質形」、Uカットでも挙動があればシーリング材、なければ可とう性エポキシ樹脂という対応を押さえましょう。
問34-11

自動式低圧エポキシ樹脂注入工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①注入器具の取付け間隔は、200から300ミリメートル程度とする。
  • ②注入は、器具のばねやゴムの力により低圧でゆっくり行う。
  • ③シール材と注入器具は、樹脂の硬化を確認してから取り除く。
  • ④注入に先立ち、ひび割れに沿ってU字形の溝を切っておく。
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正解 ④注入に先立ち、ひび割れに沿ってU字形の溝を切っておく。
解説
自動式低圧エポキシ樹脂注入工法は、ひび割れの表面をシール材で塞ぎ、注入器具を取り付けて、器具に内蔵したばねやゴムの復元力により低い圧力で長い時間をかけて樹脂を送り込み、ひび割れの奥まで充填する工法です。ひび割れをそのまま生かして内部を埋めるところに特徴があり、下ごしらえとしてU字形の溝を切る必要はありません。U字形に溝を切るのは、幅の大きいひび割れに対してシール材を充填するUカットシール材充填工法であって、別の工法です。溝を切ると健全なコンクリートまで削り取ることになり、注入工法の利点を失います。

他の選択肢が不適切な理由
「注入器具の取付け間隔は、200から300ミリメートル程度とする。」は、標準的な取付け間隔として定められた範囲であり、適当です。「注入は、器具のばねやゴムの力により低圧でゆっくり行う。」は、高い圧力で一気に押し込むとひび割れを押し広げたり樹脂が漏れたりするため、低圧で時間をかける工法の原理そのもので、適当です。「シール材と注入器具は、樹脂の硬化を確認してから取り除く。」は、硬化前に外すと樹脂が流出するためで、適当です。

試験の罠
「注入工法はひび割れをそのまま埋める、Uカットは削ってから埋める」という手順の違いが狙われます。低圧で時間をかけるのが自動式低圧注入の要点で、圧力を高めて短時間で注入すると読ませる記述に注意しましょう。
問44-11

コンクリートの欠損部の改修に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①エポキシ樹脂モルタル充填工法は、比較的浅い欠損部に適用する。
  • ②ポリマーセメントモルタルは、一度に厚く塗り付けて仕上げる。
  • ③露出した鉄筋は、錆を除去したうえで防錆処理を行っておく。
  • ④欠損部の周囲は、コンクリートカッターで垂直に切り込む。
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正解 ②ポリマーセメントモルタルは、一度に厚く塗り付けて仕上げる。
解説
ポリマーセメントモルタルは、セメントモルタルに樹脂を混和して付着性と防水性を高めた材料ですが、一度に厚く塗り付けると自重でだれ落ちたり、乾燥収縮によってひび割れや剥離を生じたりします。そのため充填は数回に分けて塗り重ね、一層あたりの厚さを抑えるのが原則です。塗り重ねる際は、下の層が硬化しはじめてから次の層を塗り、層どうしの付着を確保します。あわせて、充填前に下地を十分に湿らせて水を吸われないようにし、施工後は乾燥を防ぐ養生を行うことが、剥離を防ぐうえで重要です。

他の選択肢が不適切な理由
「エポキシ樹脂モルタル充填工法は、比較的浅い欠損部に適用する。」は、樹脂系の材料が高価で厚く充填すると発熱や収縮の影響が大きいため、比較的浅く小さい欠損に用いるもので、適当です。「露出した鉄筋は、錆を除去したうえで防錆処理を行っておく。」は、錆を残すと膨張が続いて再び欠損を生じるためで、適当です。「欠損部の周囲は、コンクリートカッターで垂直に切り込む。」は、縁を薄く残すと充填材の端部が欠けやすくなるためで、適当です。

試験の罠
「浅く小さい欠損はエポキシ樹脂モルタル、深く広い欠損はポリマーセメントモルタル」という使い分けを押さえます。充填材を厚く塗ってよいと読ませる記述、鉄筋の錆を残してよいと読ませる記述はいずれも誤りです。
問54-11

外壁タイルのアンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①穿孔は、原則としてタイルの目地の部分から行うこととする。
  • ②アンカーピンの本数は、指定部分では一般部分より多くする。
  • ③注入した樹脂は、浮きの部分の全面に行き渡らせて固定する。
  • ④穿孔は、構造体のコンクリートに達する深さまで行っておく。
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正解 ③注入した樹脂は、浮きの部分の全面に行き渡らせて固定する。
解説
アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法は、浮いている部分に一定の割合で穴をあけ、その穴の周囲だけにエポキシ樹脂を注入してアンカーピンで縫い付ける工法です。名称の「部分」とは、樹脂を注入する範囲が穿孔した箇所の周辺に限られることを表しており、浮きの全面に樹脂を行き渡らせるものではありません。浮いた部分の空隙をすべて樹脂で満たすのはアンカーピンニング全面エポキシ樹脂注入工法であり、浮き代が小さく樹脂が広がりやすい場合などに用いる別の工法です。したがって全面に行き渡らせるという記述は、工法の名称と適用を取り違えたものです。

他の選択肢が不適切な理由
「穿孔は、原則としてタイルの目地の部分から行うこととする。」は、タイルの陶片を割らず、補修跡を目立たせないためで、適当です。「アンカーピンの本数は、指定部分では一般部分より多くする。」は、見上げ面など落下の危険が大きい部分でピンの数を増やす考え方であり、適当です。「穿孔は、構造体のコンクリートに達する深さまで行っておく。」は、ピンを健全なコンクリートに定着させて初めて浮き部を保持できるためで、適当です。

試験の罠
「部分注入は穿孔部の周りだけ、全面注入は浮きの空隙すべて」という違いが最頻出です。あわせて、下地モルタルの浮きは目地部から穿孔し、タイルの陶片だけが浮いている場合はタイルの中央部に穿孔するという、穿孔位置の使い分けも問われます。
問64-11

外壁の塗装の改修に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①高圧水洗の後は、素地が乾く前に下塗りを行い付着を高める。
  • ②既存塗膜の除去には、高圧水洗や塗膜剥離剤が用いられる。
  • ③塗り重ねる場合は、既存塗膜の付着の程度を試験で確かめる。
  • ④素地調整の後は、速やかに下塗りを行い汚れの付着を防ぐ。
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正解 ①高圧水洗の後は、素地が乾く前に下塗りを行い付着を高める。
解説
高圧水洗で既存塗膜や汚れを落としたあとは、素地が十分に乾燥してから下塗りを行います。素地に水分が残ったまま塗装すると、塗膜と素地の間に水が閉じ込められ、ふくれやはがれ、白化といった不具合の原因になります。水分は付着を高めるどころか、付着を妨げる要因です。したがって「高圧水洗の後は、素地が乾く前に下塗りを行い付着を高める。」という記述は不適当です。乾燥したのちは、汚れが再び付着しないよう速やかに下塗りを行います。

他の選択肢が不適切な理由
「既存塗膜の除去には、高圧水洗や塗膜剥離剤が用いられる。」は正しく、いずれも塗替えの素地調整で用いる方法です。「塗り重ねる場合は、既存塗膜の付着の程度を試験で確かめる。」も正しく、付着が弱い塗膜を残すと新しい塗膜ごとはがれます。「素地調整の後は、速やかに下塗りを行い汚れの付着を防ぐ。」も正しく、時間をおくと再び汚れが付きます。

試験の罠
「水洗いのあとは乾燥させてから塗る」と「素地調整のあとは速やかに塗る」は矛盾しません。乾くのを待つことと、乾いたら間をおかず塗ることの両方が求められます。
問74-11

屋根の防水改修における工法の選定に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①かぶせ工法は、既存防水層を残すため廃材の発生が少ない。
  • ②撤去工法は、かぶせ工法より工期が短く騒音も少なくなる。
  • ③既存防水層の劣化が著しい場合は、撤去工法が選定される。
  • ④かぶせ工法では、既存防水層の膨れを切開してから施工する。
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正解 ②撤去工法は、かぶせ工法より工期が短く騒音も少なくなる。
解説
撤去工法は、既存の防水層や保護層をすべて取り壊して下地を露出させ、新しい防水層をつくり直す工法です。取り壊しにはブレーカーなどを用いるため騒音と振動が大きく、多量の廃材が出て搬出にも手間がかかり、下地の補修も必要になることから、工期は長くなります。これに対してかぶせ工法は、既存防水層を下地として利用し、その上に新しい防水層を施工するため、撤去に伴う騒音、振動、粉じん、廃材が少なく、工期も短く抑えられます。したがって撤去工法のほうが工期が短く騒音も少ないという記述は、両者の関係が逆です。

他の選択肢が不適切な理由
「かぶせ工法は、既存防水層を残すため廃材の発生が少ない。」は、取り壊しを伴わない工法の利点そのものであり、適当です。「既存防水層の劣化が著しい場合は、撤去工法が選定される。」は、下地としての健全性が期待できない場合や、下地に水が入り込んでいる場合には、残しても新しい防水層の性能が確保できないためで、適当です。「かぶせ工法では、既存防水層の膨れを切開してから施工する。」は、膨れを残すと新しい防水層まで押し上げられるためで、適当です。

試験の罠
「かぶせ=早い・静か・廃材少ない」「撤去=遅い・うるさい・廃材多いが確実」という対比で覚えます。かぶせ工法が選べない条件、すなわち既存防水層の劣化が著しい場合や下地が湿潤な場合の判断も、あわせて問われます。
問84-11

アスファルト防水層の改修における下地の処理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①既存の保護コンクリートの伸縮目地は、そのまま残しておく。
  • ②新規防水層の下地となる既存の面は、十分に乾燥させておく。
  • ③既存のルーフドレンの回りは、既存防水層を一部撤去する。
  • ④既存の露出防水層に生じた膨れは、切開して補修しておく。
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正解 ①既存の保護コンクリートの伸縮目地は、そのまま残しておく。
解説
屋根保護アスファルト防水の保護コンクリートに設けられた伸縮目地は、長い年月の間に目地材が押し出されて盛り上がり、屋根面に段差をつくっていることが多くあります。この状態のまま新しい防水層をかぶせると、目地の突起が新規防水層を突き上げて損傷させ、また段差が水みちとなって不具合の起点になります。そのため改修にあたっては、押し出された既存の目地材を撤去し、その部分をポリマーセメントモルタルなどで充填して屋根面を平滑にしてから施工します。下地を平らに整えることが、かぶせ工法の成否を分ける要点です。

他の選択肢が不適切な理由
「新規防水層の下地となる既存の面は、十分に乾燥させておく。」は、下地に水分が残るとアスファルトの付着が阻害され、施工後にふくれを生じるためで、適当です。「既存のルーフドレンの回りは、既存防水層を一部撤去する。」は、排水口の周囲は不具合が生じやすく、新しい防水層を確実に納めるために下地を露出させる必要があり、適当です。「既存の露出防水層に生じた膨れは、切開して補修しておく。」は、内部の水分や空気を逃がしてから平坦にするためで、適当です。

試験の罠
改修の下地処理は「平らにする・乾かす・弱い部分は取り除く」に集約されます。とくに伸縮目地とルーフドレン回りは、そのまま残してよいと読ませる記述が繰り返し出題されるので、必ず処理が必要な部位として覚えましょう。
問94-11

内装の改修工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①ビニル床シートを撤去した後、既存の接着剤は削り取っておく。
  • ②下地の不陸は、ポリマーセメントモルタルで平滑に補修する。
  • ③既存の壁紙は、下地のせっこうボードの紙を傷めないよう剥がす。
  • ④合成樹脂塗床の塗り重ねは、既存塗膜の目荒しをせずに行う。
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正解 ④合成樹脂塗床の塗り重ねは、既存塗膜の目荒しをせずに行う。
解説
合成樹脂塗床の改修で既存の塗膜を残したまま塗り重ねる場合は、既存塗膜の表面をディスクサンダーやブラストなどで研磨し、細かい傷をつける目荒しを行います。既存塗膜の表面は平滑で汚れや油分も付着しているため、そのまま塗り重ねると新しい塗膜が機械的に食いつかず、使用中に面で剥離します。目荒しの後は、削りかすや粉じんを吸引して完全に取り除き、清浄な状態にしてからプライマーを塗ります。既存塗膜の劣化が著しい場合は、塗り重ねずに全面を除去してから塗り直します。

他の選択肢が不適切な理由
「ビニル床シートを撤去した後、既存の接着剤は削り取っておく。」は、古い接着剤が残ると新しい接着剤の性能が発揮されず、また下地の不陸の原因にもなるためで、適当です。「下地の不陸は、ポリマーセメントモルタルで平滑に補修する。」は、薄い床仕上げ材は下地の凹凸がそのまま表面に現れるためで、適当です。「既存の壁紙は、下地のせっこうボードの紙を傷めないよう剥がす。」は、ボードの表面紙まではがすと石こうの芯が露出して強度と仕上がりを損なうためで、適当です。

試験の罠
内装改修の下地処理は「古い接着剤や塗膜は取り除くか目荒しする」「下地は平滑にする」「せっこうボードの紙は残す」の三点です。壁紙の裏打紙が薄く残る程度は差し支えありませんが、表面紙をはがすのは不可である点を区別しましょう。
問104-11

外部建具の改修におけるかぶせ工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①かぶせ工法は、既存の枠を残すため工期の短縮につながる。
  • ②かぶせ工法では、開口部の有効な寸法が既存より小さくなる。
  • ③かぶせ工法は、既存の枠を撤去するため周囲の補修を伴う。
  • ④かぶせ工法は、既存の枠の変形が大きい場合には適さない。
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正解 ③かぶせ工法は、既存の枠を撤去するため周囲の補修を伴う。
解説
建具改修のかぶせ工法は、既存の枠を壁に残したまま、その内側に新しい建具の枠をかぶせて取り付ける工法です。既存枠を壊さないため、周囲の壁や仕上げをはつり取る必要がなく、騒音、振動、粉じん、廃材のいずれも少なく、居ながらの改修にも向きます。既存の枠を撤去し、周囲の躯体や内外の仕上げの補修を伴うのは撤去工法であり、かぶせ工法の説明としては誤りです。かぶせ工法では、新旧の枠の間にできるすき間をモルタルやシーリング材で充填し、水の浸入を防ぐ処理が要点になります。

他の選択肢が不適切な理由
「かぶせ工法は、既存の枠を残すため工期の短縮につながる。」は、撤去と補修の手間が省けることによるもので、適当です。「かぶせ工法では、開口部の有効な寸法が既存より小さくなる。」は、既存枠の内側に新しい枠が入る分だけ寸法が小さくなるためで、避けられない欠点であり、適当です。「かぶせ工法は、既存の枠の変形が大きい場合には適さない。」は、既存枠をそのまま取付けの基準とするため、変形や腐食が著しいと新しい建具の精度と水密性を確保できず、適当です。

試験の罠
「かぶせ=残す・早い・静か・寸法は小さくなる」「撤去=壊す・遅い・うるさい・寸法は確保できる」と対にして覚えます。かぶせ工法の欠点として問われるのは、開口寸法が小さくなる点と、既存枠が健全でなければ使えない点の二つです。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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