2026年版・3-2

土工事と山留め工事の一問一答

2級建築施工管理技士「躯体施工」から、土工事と山留め工事に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-2

根切り工事において、砂質地盤で地下水の上向きの浸透流により、掘削底面の砂が沸き立つように吹き上がる現象として、適当なものはどれか。

  • ①ボイリング
  • ②盤ぶくれ
  • ③リバウンド
  • ④ヒービング
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正解 ①ボイリング
解説
ボイリングは、砂質地盤において山留め壁の背面側と掘削側の水位差によって上向きの浸透流が生じ、その浸透水圧が砂の有効重量を上回ることで、掘削底面の砂が水とともに沸騰したように吹き上がる現象です。いったん発生すると掘削底面の支持力が一気に失われ、山留め壁の根入れ部の抵抗も失われるため、山留め全体の崩壊につながる非常に危険な現象です。対策としては、山留め壁の根入れを難透水層まで延ばして浸透経路を長くする、ディープウェルなどで背面の地下水位を下げて水位差そのものを小さくする、といった方法がとられます。

他の選択肢が不適切な理由
「ヒービング」は、軟弱な粘性土地盤で背面の土の重量によって掘削底面が盛り上がる現象であり、地下水の浸透流ではなく土の重量が原因です。「盤ぶくれ」は、掘削底面の下に難透水層があり、そのさらに下の被圧地下水の水圧によって、底面が持ち上げられる現象で、砂が吹き上がるわけではありません。「リバウンド」は、掘削によって上載荷重が取り除かれたことで地盤が弾性的に膨れ上がる現象で、緩やかに生じる変位です。

試験の罠
「ボイリング=砂質地盤・上向きの浸透流で砂が沸く」「ヒービング=軟弱粘性土・背面の土が回り込んで底面が盛り上がる」「盤ぶくれ=難透水層の下の被圧地下水に押し上げられる」。土質と原因の組合せで区別する。
問23-2

根切り工事の排水工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①釜場工法は、掘削底面に集水枡を設けて水中ポンプで排水する。
  • ②ウェルポイント工法は、透水性の低い粘性土地盤に最も適している。
  • ③ディープウェル工法は、深い井戸を設けて水中ポンプで揚水する。
  • ④ウェルポイント工法は、真空ポンプで地下水を強制的に吸い上げる。
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正解 ②ウェルポイント工法は、透水性の低い粘性土地盤に最も適している。
解説
ウェルポイント工法は、先端に吸水部を持つ細い管を多数地中に打ち込み、真空ポンプで負圧をかけて地下水を強制的に吸い上げる工法です。負圧によって水を集める仕組みであるため、水が土中を移動しやすい砂質土や砂まじりのシルトなど、比較的透水性のよい地盤に適しています。粘性土は透水係数が極めて小さく、負圧をかけても水が集まってこないため、この工法では十分な地下水位の低下が得られません。透水性の低い地盤の掘削では、そもそも湧水が少ないため、釜場による重力排水で対応するのが一般的です。

他の選択肢が不適切な理由
「釜場工法は、掘削底面に集水枡を設けて水中ポンプで排水する」は正しい記述で、最も簡便な重力排水工法です。「ディープウェル工法は、深い井戸を設けて水中ポンプで揚水する」も正しく、揚程が大きく取れるため深い掘削や大量の湧水に対応できます。「ウェルポイント工法は、真空ポンプで地下水を強制的に吸い上げる」も正しい記述で、真空を利用する点が重力排水との大きな違いです。

試験の罠
「ウェルポイントは砂質土(透水性のよい地盤)」「粘性土のような透水性の低い地盤には効きにくい」。ディープウェルは深い井戸で重力排水、ウェルポイントは真空吸引という原理の違いも押さえる。
問33-2

山留め壁の工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①鋼矢板工法は、継手をかみ合わせて連続させるため、遮水性が期待できる。
  • ②ソイルセメント柱列壁工法は、原位置の土とセメントミルクを撹拌して造成する。
  • ③親杭横矢板工法は、地下水位の高い軟弱地盤に適した遮水性の高い工法である。
  • ④場所打ち鉄筋コンクリート地中壁工法は、剛性が高く、本体利用も可能である。
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正解 ③親杭横矢板工法は、地下水位の高い軟弱地盤に適した遮水性の高い工法である。
解説
親杭横矢板工法は、H形鋼などの親杭を一定間隔で打ち込み、掘削の進行に合わせて親杭の間に木製の横矢板を差し込んでいく工法です。横矢板と地盤との間には必ずわずかな隙間ができるため、遮水性はまったく期待できません。したがって、この工法が適するのは地下水位が掘削底面より低い地盤や、地下水位を事前に下げられる地盤に限られます。地下水位が高い軟弱地盤で用いると、隙間から水と土砂が流れ込み、背面地盤の沈下や近隣の建物の傾斜を招きます。この場合は鋼矢板やソイルセメント柱列壁など、遮水性のある工法を選定します。

他の選択肢が不適切な理由
「鋼矢板工法は、継手をかみ合わせて連続させるため、遮水性が期待できる」は正しい記述です。継手部で連結されるため止水性があり、地下水位の高い地盤に適します。「ソイルセメント柱列壁工法は、原位置の土とセメントミルクを撹拌して造成する」も正しく、残土が少なく低振動・低騒音である点が特徴です。「場所打ち鉄筋コンクリート地中壁工法は、剛性が高く、本体利用も可能である」も正しく、深い掘削や近接施工に用いられます。

試験の罠
遮水性があるのは鋼矢板・ソイルセメント柱列壁・場所打ち鉄筋コンクリート地中壁。親杭横矢板は矢板の隙間から水が入るため遮水性がなく、地下水位の高い地盤には向かない。「親杭横矢板=水は止まらない」と覚える。
問43-2

水平切梁工法における腹起し及び切梁に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①切梁の継手位置は、できるだけ切梁の交差部の近くに設ける。
  • ②腹起しの継手位置は、切梁や火打ちの支点に近い位置とする。
  • ③腹起しと山留め壁との隙間には、モルタルなどを充填する。
  • ④切梁のプレロードは、山留め壁の変形を促すために導入する。
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正解 ④切梁のプレロードは、山留め壁の変形を促すために導入する。
解説
切梁のプレロードは、山留め壁の変形を促すためではなく、抑えるために導入します。切梁は掘削の進行に伴って土圧を受けて初めて軸力が生じますが、その軸力が発生するまでの間に山留め壁は既にいくらか内側へ変形してしまっています。そこで切梁を架設した段階でジャッキにより設計軸力の一部をあらかじめ与えておくと、切梁と腹起し、山留め壁との隙間が詰まり、土圧を受けたときの追加の変形が小さく抑えられます。山留め壁の変形は背面地盤の沈下として現れ、近隣の建物や道路、埋設管に影響するため、これを抑えることが市街地の掘削では特に重要になります。

他の選択肢が不適切な理由
「腹起しの継手位置は、切梁や火打ちの支点に近い位置とする」は正しい記述です。支点の近くは腹起しに生じる曲げモーメントが小さく、継手を置く位置として適しているためです。「腹起しと山留め壁との隙間には、モルタルなどを充填する」も正しく、隙間があると土圧が均等に伝わらず、局部的な応力集中を生じます。「切梁の継手位置は、できるだけ切梁の交差部の近くに設ける」も正しく、交差部は支持されていて座屈長さが短いため、継手を置く位置として適しています。

試験の罠
プレロードは「変形を抑える」ためのもの。『促す』『助ける』といった語が出たら誤り。腹起しと山留め壁の隙間にモルタルを充填するのも、土圧を確実に伝えて変形を抑えるためで、目的は共通している。
問53-2

根切り及び床付けに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①粘性土の床付け地盤を乱した場合は、水を加えてよく練り返して締め固める。
  • ②礫や砂質土の床付け地盤を乱した場合は、転圧により締め固める。
  • ③床付け面は、施工後の降雨などによる乱れを防ぐため速やかに養生する。
  • ④機械掘削では、床付け面の上30cm程度を残し、以降を手作業で仕上げる。
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正解 ①粘性土の床付け地盤を乱した場合は、水を加えてよく練り返して締め固める。
解説
粘性土は、長い年月をかけて形成された土粒子どうしの結び付きによって強度を保っています。この構造がいったん壊されると、含水比が変わらなくても強度が大きく低下し、練り返すほど軟らかくなって元には戻りません。したがって粘性土の床付け地盤を乱してしまった場合は、締め固めようとするのではなく、乱れた部分を除去して砂質土や礫に置き換えるか、セメント系固化材による地盤改良を行うのが正しい処置です。水を加えて練り返す行為は、含水比を高めてさらに強度を下げるだけであり、支持地盤としての性能を決定的に損ないます。

他の選択肢が不適切な理由
「機械掘削では、床付け面の上30cm程度を残し、以降を手作業で仕上げる」は正しい記述で、バケットによる支持地盤の乱れを避けるための一般的な手順です。「礫や砂質土の床付け地盤を乱した場合は、転圧により締め固める」も正しく、粒状土は締め固めることで所要の支持力を回復できます。「床付け面は、施工後の降雨などによる乱れを防ぐため速やかに養生する」も正しく、捨てコンクリートやシートによる早期の保護が必要です。

試験の罠
床付け地盤を乱したときの対処は土質で異なる。「礫・砂質土=転圧で締め固める」「粘性土=良質土との置換やセメント系固化材による地盤改良」。粘性土に水を加えて練り返すのは、強度をさらに落とす行為で最も避けるべき対処である。
問63-2

埋戻し及び締固めに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①透水性のよい山砂を用いる場合は、水締めにより締め固めることができる。
  • ②粘性土を用いる埋戻しでは、まき出し厚さを1m程度としてよい。
  • ③埋戻し土は、厚さ30cm程度ごとにまき出し、締固めを繰り返す。
  • ④動的な締固めでは、ランマーやタンパーなどの機械を用いる。
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正解 ②粘性土を用いる埋戻しでは、まき出し厚さを1m程度としてよい。
解説
締固めの効果は、機械が土に与える力が届く深さまでしか及びません。まき出し厚さを厚くしすぎると、上部だけが締まって下部が緩いまま残り、埋戻し全体としては十分な密度が得られません。その結果、後日この部分が沈下し、土間コンクリートのひび割れや外構の不陸となって現れます。このため埋戻しは、材料にかかわらず厚さ30cm程度ごとにまき出し、その都度締め固めるのが原則です。粘性土は水はけが悪く締固めが難しい材料であるため、むしろ薄くまき出して丁寧に締め固める必要があり、1m程度のまき出しは明らかに厚すぎます。

他の選択肢が不適切な理由
「透水性のよい山砂を用いる場合は、水締めにより締め固めることができる」は正しい記述です。水を流し込んで砂粒子の間の空隙を詰める方法で、透水性のよい砂に有効です。「埋戻し土は、厚さ30cm程度ごとにまき出し、締固めを繰り返す」も正しく、標準的な施工手順です。「動的な締固めでは、ランマーやタンパーなどの機械を用いる」も正しく、狭い箇所や構造物際の締固めに用いられます。

試験の罠
埋戻しのまき出し厚さは30cm程度ごと、というのが基本の数値。水締めができるのは透水性のよい砂質土に限られ、粘性土では水が抜けず締め固まらないため、機械による転圧を行う。
問73-2

山留め工事の計測管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①山留め壁に設置した傾斜計により、壁体の水平変位を把握する。
  • ②切梁に取り付けたひずみ計により、切梁に生じる軸力を把握する。
  • ③掘削底面の盤ぶくれの兆候は、切梁に取り付けたひずみ計で把握する。
  • ④周辺地盤の沈下は、あらかじめ設けた測点の水準測量により把握する。
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正解 ③掘削底面の盤ぶくれの兆候は、切梁に取り付けたひずみ計で把握する。
解説
盤ぶくれは、掘削底面の下にある難透水層を、その下の被圧地下水が押し上げて底面が膨れ上がる現象です。原因が地下水の圧力にあるため、把握するには被圧帯水層に設けた間隙水圧計(水位計)で水圧を監視し、あわせて掘削底面の鉛直方向の変位を測ります。切梁のひずみ計が測れるのは切梁の軸ひずみ、すなわち切梁に作用している軸力であり、掘削底面が下から押し上げられる動きを直接とらえることはできません。計測器は「何を測る器械か」と「何を知りたいか」が対応していなければ意味がないため、この組合せは不適当です。

他の選択肢が不適切な理由
「山留め壁に設置した傾斜計により、壁体の水平変位を把握する」は正しい記述です。傾斜計を挿入して深さ方向の傾きを積算することで、壁の変形形状が分かります。「切梁に取り付けたひずみ計により、切梁に生じる軸力を把握する」も正しく、ひずみに断面積とヤング係数を乗じて軸力を算出します。「周辺地盤の沈下は、あらかじめ設けた測点の水準測量により把握する」も正しい記述で、近隣建物への影響を確認する基本的な計測方法です。

試験の罠
計測器と測定対象の組合せは頻出。「傾斜計=変位」「ひずみ計・荷重計=切梁の軸力」「間隙水圧計=地下水圧(盤ぶくれ)」「水準測量=沈下」と一対一で覚える。盤ぶくれの原因が被圧地下水である点を押さえれば、水に関する計測器を選べる。
問83-2

地盤アンカー工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①掘削平面が不整形な場合でも、切梁を用いる場合より施工しやすい。
  • ②アンカーは、山留め壁の背面地盤に定着させて引張力を負担させる。
  • ③偏土圧が作用する敷地では、片側だけの支保工として用いることができる。
  • ④地盤アンカーの定着体は、山留め壁の主働崩壊面より内側に設ける。
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正解 ④地盤アンカーの定着体は、山留め壁の主働崩壊面より内側に設ける。
解説
地盤アンカー工法は、山留め壁の背面の地盤にアンカー体を築造し、そこから得られる引張力で山留め壁を支える工法です。アンカー体を、山留め壁の背面で崩れようとする土のかたまり(主働崩壊域)の中に設けると、そのかたまりごと動いてしまい、支える力が得られません。このためアンカー体は、主働崩壊面よりも外側の、動かない安定した地盤の中に定着させる必要があります。したがって「地盤アンカーの定着体は、山留め壁の主働崩壊面より内側に設ける。」という記述は不適当です。

他の選択肢が不適切な理由
「掘削平面が不整形な場合でも、切梁を用いる場合より施工しやすい。」は正しく、相対する山留め壁どうしを突っ張る必要がないためです。「アンカーは、山留め壁の背面地盤に定着させて引張力を負担させる。」も正しく、圧縮材である切梁との違いです。「偏土圧が作用する敷地では、片側だけの支保工として用いることができる。」も正しく、片側だけで支持できることが利点です。

試験の罠
定着体は「主働崩壊面より外側」が原則で、内外を入れ替える出題が定番です。また、敷地の外へ定着体が出る場合は、隣地の所有者の承諾が必要になる点も押さえます。
問93-2

根切りの形式に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①総掘りは、地下構造物の範囲全体をまとめて掘削する形式である。
  • ②布掘りは、独立基礎の位置だけを部分的に掘削する形式である。
  • ③総掘りは、基礎の位置だけを島状に残して掘り下げる形式である。
  • ④つぼ掘りは、布基礎などに沿って帯状に掘削する形式である。
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正解 ①総掘りは、地下構造物の範囲全体をまとめて掘削する形式である。
解説
根切りは掘削する範囲の形により呼び分けられます。総掘り(べた掘り)は、地下室やべた基礎など、地下構造物が敷地の広い範囲に及ぶ場合に、その範囲全体をまとめて掘削する形式です。掘削量は多くなりますが、作業空間が広く取れるため、型枠や鉄筋の施工がしやすく、山留めや排水の計画も一体で立てられます。これに対して、独立基礎の位置だけを四角く部分的に掘るのがつぼ掘り、布基礎や地中梁に沿って帯状に掘るのが布掘りです。掘削形式の選定は、基礎の形式、掘削深さ、山留めの要否、隣地との距離などを総合して判断します。

他の選択肢が不適切な理由
「つぼ掘りは、布基礎などに沿って帯状に掘削する形式である」は誤りで、帯状に掘るのは布掘りです。つぼ掘りは独立基礎の位置ごとに部分的に掘ります。「布掘りは、独立基礎の位置だけを部分的に掘削する形式である」も逆の説明で、これはつぼ掘りの内容です。「総掘りは、基礎の位置だけを島状に残して掘り下げる形式である」は、総掘りが範囲全体を掘る形式であることに反しており、誤りです。

試験の罠
「総掘り(べた掘り)=地下構造物の範囲全体」「布掘り=布基礎に沿って帯状」「つぼ掘り=独立基礎ごとに部分的」。『布=帯状』『つぼ=壺のように点で掘る』と形をイメージすると入れ替え問題に強くなる。
問103-2

法付けオープンカット工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①山留め支保工が不要なため、掘削内部での作業効率がよい。
  • ②掘削土量や埋戻し土量は、山留め壁を設ける場合より少ない。
  • ③法面の安定を保つため、掘削中も法肩や法尻の変状を観察する。
  • ④法面の保護には、モルタル吹付けやシート掛けなどを用いる。
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正解 ②掘削土量や埋戻し土量は、山留め壁を設ける場合より少ない。
解説
法付けオープンカット工法は、山留め壁を設けず、掘削面に安定した勾配の法面を付けて掘り下げる工法です。法面を確保する分だけ掘削の平面が外側に広がるため、掘削土量も、地下躯体完成後の埋戻し土量も、山留め壁を用いる場合より必然的に多くなります。この工法が選ばれるのは、敷地に余裕があり、掘削深さが比較的浅く、良質な地盤である場合です。支保工が不要で工期短縮や工費低減が期待できる一方、土量の増加と法面の安定管理という負担が生じるため、敷地条件と地盤条件を踏まえた比較検討が欠かせません。

他の選択肢が不適切な理由
「山留め支保工が不要なため、掘削内部での作業効率がよい」は正しい記述です。切梁などの障害物がなく、重機の動線や資材の搬入計画が自由に組めます。「法面の安定を保つため、掘削中も法肩や法尻の変状を観察する」も正しく、亀裂やはらみ出しの早期発見が崩壊防止につながります。「法面の保護には、モルタル吹付けやシート掛けなどを用いる」も正しく、降雨による表面の浸食や含水比の上昇を防ぐ目的で行われます。

試験の罠
法付けオープンカットは法面をとる分だけ掘削範囲が広がるので、掘削土量も埋戻し土量も山留め壁を設ける場合より多くなる。『支保工が不要=土量も少ない』と早合点しないこと。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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