2026年版・2-2

建築設備(電気・照明・防災設備)の一問一答

2級建築施工管理技士「共通」から、建築設備(電気・照明・防災設備)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全740問) 共通の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-2

電気設備の電圧及び配電方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①高圧は、交流では600Vを超え20000V以下とされる。
  • ②低圧の区分は、交流では600V以下と定められている。
  • ③単相3線式では、100Vと200Vのいずれも取り出せる。
  • ④三相3線式は、主として動力の設備に用いるものとされる。
答えと解説を見る
正解 ①高圧は、交流では600Vを超え20000V以下とされる。
解説
電気設備に関する技術基準では、電圧を低圧・高圧・特別高圧の3つに区分しています。交流の場合、低圧は600V以下、高圧は600Vを超え7000V以下、特別高圧は7000Vを超えるものとされています。したがって高圧の上限は20000Vではなく7000Vであり、記述の数値は誤りです。この区分は、必要となる保安上の措置や、受変電設備を設けるかどうか、作業に必要な資格の範囲などを決める前提となるため、600Vと7000Vという境界の数値は正確に押さえておく必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
「低圧の区分は、交流では600V以下と定められている。」は正しく、直流の場合は750V以下が低圧となります。「単相3線式では、100Vと200Vのいずれも取り出せる。」も正しく、中性線と外側の線の組合せで電圧を使い分けられるため、住宅の引込みに広く用いられます。「三相3線式は、主として動力の設備に用いるものとされる。」も正しく、電動機を効率よく運転できます。

試験の罠
電圧の区分は交流で「低圧は600V以下、高圧は600Vを超え7000V以下、特別高圧は7000V超」です。7000という数字を20000と置き換えた選択肢が定番なので、境目の600Vと7000Vをセットで覚えます。
問22-2

屋内配線に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①分岐回路には、配線用遮断器を設けることとされている。
  • ②合成樹脂管配線は、爆発の危険がある場所に適している。
  • ③接地工事の種類は、機器の使用電圧などに応じて定められる。
  • ④漏電遮断器は、地絡による感電や火災を防ぐ機器である。
答えと解説を見る
正解 ②合成樹脂管配線は、爆発の危険がある場所に適している。
解説
可燃性ガスや粉じんにより爆発の危険がある場所では、万一の短絡や地絡による火花が外部へ漏れないよう、機械的な強度と密閉性に優れた配線方法を選ぶ必要があります。このため、厚鋼電線管による金属管配線や、外装をもつケーブル配線に耐圧防爆構造の付属品を組み合わせる方法が用いられます。合成樹脂管は軽量で耐食性に優れ施工しやすい反面、機械的な衝撃や熱に弱いため、このような危険場所には適しません。したがって記述は誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
「分岐回路には、配線用遮断器を設けることとされている。」は正しく、過負荷や短絡から電線を保護します。「漏電遮断器は、地絡による感電や火災を防ぐ機器である。」も正しく、電路から大地へ漏れる電流を検出して回路を遮断します。「接地工事の種類は、機器の使用電圧などに応じて定められる。」も正しく、A種からD種までの4種類が定められています。

試験の罠
爆発の危険がある場所では、金属管工事やケーブル工事など耐圧防爆構造に適合する方式を用います。合成樹脂管は機械的強度と耐熱性が劣るため適しません。合成樹脂管が向くのは湿気の多い場所や腐食性のある場所です。
問32-2

避雷設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①引下げ導線は、受雷部と接地極とを接続する導体である。
  • ②受雷部システムは、突針や棟上導体などにより構成される。
  • ③避雷設備は、高さ15mを超える建築物に設けるとされる。
  • ④避雷設備は、日本産業規格に適合したものとされている。
答えと解説を見る
正解 ③避雷設備は、高さ15mを超える建築物に設けるとされる。
解説
建築基準法では、高さ20mを超える建築物には、周囲の状況によって安全上支障がない場合を除き、有効に避雷設備を設けなければならないと定められています。したがって基準となる高さは15mではなく20mです。避雷設備は、雷を意図した場所で受け止め、その電流を安全に大地へ導いて建物や在館者を守る仕組みであり、雷を受ける受雷部、電流を流す引下げ導線、大地へ放流する接地極の3つで構成されます。数値を取り違えると設置義務の判断そのものを誤ることになります。

他の選択肢が不適切な理由
「受雷部システムは、突針や棟上導体などにより構成される。」は正しく、水平導体やメッシュ導体も用いられます。「引下げ導線は、受雷部と接地極とを接続する導体である。」も正しく、雷電流を最短の経路で大地へ導く役割を担います。「避雷設備は、日本産業規格に適合したものとされている。」も正しく、規格に適合する構造とすることが求められています。

試験の罠
避雷設備は高さ20mを超える建築物に設けます(建築基準法第33条)。非常用エレベーターは31m超、消防法の高層建築物は31m超と、20と31という2つの高さが繰り返し問われます。
問42-2

照明設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①LEDランプは、白熱電球に比べて寿命が長い光源である。
  • ②非常用の照明装置は、床面で1lx以上の照度が必要である。
  • ③誘導灯は、避難口や避難の方向を示すための設備である。
  • ④非常用の照明装置は、消防法に基づき設置される設備である。
答えと解説を見る
正解 ④非常用の照明装置は、消防法に基づき設置される設備である。
解説
非常用の照明装置は、建築基準法およびその関係法令に基づいて設置が義務づけられる建築設備です。停電を伴う火災などの際に、在館者が安全に避難できるよう避難経路を照らすことを目的とし、常温下で床面において1lx以上(蛍光灯やLEDを用いる場合は2lx以上)の照度を、30分間以上確保できることが求められます。一方、避難口や避難の方向を示す誘導灯は消防法に基づく消防用設備です。両者は目的も根拠法令も異なるため、混同しないよう区別して覚える必要があります。

他の選択肢が不適切な理由
「LEDランプは、白熱電球に比べて寿命が長い光源である。」は正しく、消費電力も小さいため広く普及しています。「非常用の照明装置は、床面で1lx以上の照度が必要である。」も正しく、光源の種類によって求められる値が変わります。「誘導灯は、避難口や避難の方向を示すための設備である。」も正しく、避難口誘導灯と通路誘導灯などがあります。

試験の罠
非常用の照明装置は建築基準法(施行令第126条の4・第126条の5)に基づく設備で、誘導灯は消防法に基づく設備です。根拠法令を入れ替えた選択肢が定番なので、「非常用照明は建築基準法、誘導灯は消防法」と対で覚えます。
問52-2

自動火災報知設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①厨房部分には、煙感知器を設けることが原則とされている。
  • ②差動式スポット型感知器は、温度の上昇率により作動する。
  • ③定温式スポット型感知器は、一定の温度に達すると作動する。
  • ④受信機は、感知器からの信号を受けて警報を発する装置。
答えと解説を見る
正解 ①厨房部分には、煙感知器を設けることが原則とされている。
解説
厨房は、調理に伴って常時多量の煙や湯気、油煙が発生する場所です。ここに煙感知器を設けると、火災でないのに作動する非火災報が頻発し、かえって設備への信頼が損なわれてしまいます。このため厨房や浴室、脱衣室などでは、周囲の温度が一定の値に達したときに作動する定温式スポット型感知器を設けるのが原則です。感知器は、その場所で通常どのような環境変化が起こるかを踏まえて選定する必要があり、取付け場所に適さない種別を選ぶと設備が正しく機能しません。

他の選択肢が不適切な理由
「差動式スポット型感知器は、温度の上昇率により作動する。」は正しく、周囲の温度が急激に上がったことを検知するもので、事務室などに用いられます。「定温式スポット型感知器は、一定の温度に達すると作動する。」も正しく、厨房などに適した種別です。「受信機は、感知器からの信号を受けて警報を発する装置。」も正しく、防災センターなどに設置されます。

試験の罠
厨房や車庫のように、煙や湯気、排気ガスが常時発生する場所には煙感知器は適さず、定温式スポット型などの熱感知器を設けます。差動式は温度の上昇率で作動、定温式は一定温度で作動という違いも併せて覚えます。
問62-2

消火設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①屋内消火栓には、1号消火栓と2号消火栓の種別がある。
  • ②泡消火設備は、電気室の消火に適した設備とされている。
  • ③連結送水管は、消防隊が使用するための消火活動上の設備。
  • ④スプリンクラー設備は、自動的に散水して消火を行う。
答えと解説を見る
正解 ②泡消火設備は、電気室の消火に適した設備とされている。
解説
泡消火設備は、泡で燃焼面を覆って空気を遮断し、あわせて水分による冷却効果で消火する設備で、駐車場や飛行機の格納庫など油類の火災が想定される場所に適しています。しかし泡には水分が含まれるため導電性があり、電気室や通信機器室のように通電した機器がある場所に用いると、感電や機器の損傷を招くおそれがあります。このような場所には、水を用いない不活性ガス消火設備やハロゲン化物消火設備、粉末消火設備が適しています。したがって記述は誤りです。

他の選択肢が不適切な理由
「屋内消火栓には、1号消火栓と2号消火栓の種別がある。」は正しく、1号は水平距離25m以下、2号は15m以下の範囲を受け持ちます。「スプリンクラー設備は、自動的に散水して消火を行う。」も正しく、初期消火に高い効果があります。「連結送水管は、消防隊が使用するための消火活動上の設備。」も正しく、高層や地下の建物に設けられます。

試験の罠
電気室のように水をかけられない場所には、不活性ガス消火設備・ハロゲン化物消火設備・粉末消火設備を用います。泡消火設備は導電性があるため電気火災には適さず、駐車場や危険物施設など油火災に用います。
問72-2

受変電設備及び幹線に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①キュービクルは、受変電設備を金属箱に収めたものである。
  • ②幹線は、受変電設備から分電盤までの配線のことをいう。
  • ③力率を改善すると、電力の損失はかえって増加していく。
  • ④非常電源としては、自家発電設備などが用いられている。
答えと解説を見る
正解 ③力率を改善すると、電力の損失はかえって増加していく。
解説
力率とは、電源から供給される皮相電力のうち、実際に仕事として使われる有効電力の割合を表す値です。力率が低いと、同じ仕事をするためにより大きな電流を流す必要が生じ、電線での発熱による損失(電流の2乗に比例)が増えます。進相コンデンサなどにより力率を改善すれば、流れる電流が減って線路損失は小さくなり、変圧器や電線の容量にも余裕が生まれます。したがって「損失はかえって増加していく」という記述は逆で、正しくは損失が減少します。

他の選択肢が不適切な理由
「キュービクルは、受変電設備を金属箱に収めたものである。」は正しく、省スペースで安全性が高く、屋上や屋外にも設置できます。「幹線は、受変電設備から分電盤までの配線のことをいう。」も正しく、そこから先の各負荷までが分岐回路となります。「非常電源としては、自家発電設備などが用いられている。」も正しく、蓄電池設備も用いられます。

試験の罠
力率を改善すると同じ電力を送るのに必要な電流が小さくなり、配線での損失は減少します。改善には進相コンデンサを用います。「改善したのに損失が増える」という記述は、原理から見て成り立ちません。
問82-2

接地工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①接地は、漏電したときの感電を防ぐために行うものとされている。
  • ②300V以下の低圧機器の外箱には、D種接地工事を行う。
  • ③B種接地工事は、変圧器の低圧側の中性点などに施される。
  • ④D種接地工事は、接地抵抗値を10Ω以下とすることとされる。
答えと解説を見る
正解 ④D種接地工事は、接地抵抗値を10Ω以下とすることとされる。
解説
D種接地工事の接地抵抗値は、原則として100Ω以下とすることが定められています。ただし、低圧電路に地絡を生じた際に0.5秒以内に電路を自動的に遮断する装置を設けた場合は、500Ω以下まで緩和されます。10Ω以下という厳しい値が求められるのはA種接地工事であり、高圧または特別高圧の機器の外箱などに施すものです。接地工事はA種からD種まで対象と要求値が異なるため、対応を取り違えると必要な安全性が得られないことになります。

他の選択肢が不適切な理由
「300V以下の低圧機器の外箱には、D種接地工事を行う。」は正しく、300Vを超える低圧機器ではC種接地工事となります。「B種接地工事は、変圧器の低圧側の中性点などに施される。」も正しく、高圧側と低圧側が混触した際の危険を抑えるための接地です。「接地は、漏電したときの感電を防ぐために行うものとされている。」も正しく、漏電遮断器を確実に動作させるうえでも重要です。

試験の罠
接地工事の接地抵抗値は「A種10Ω以下、B種は計算値、C種10Ω以下、D種100Ω以下」です。C種とD種は使用電圧が異なり(C種は300V超、D種は300V以下)、抵抗値も10倍違うため、この対応関係で覚えます。
問92-2

防災設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①非常用エレベーターは、高さ20mを超える建物に置く。
  • ②非常用の進入口は、消防隊の活動のために設けられる。
  • ③排煙設備は、火災時の煙を屋外へ排出するための設備。
  • ④防火ダンパーは、ダクトを通じた延焼の拡大を防止する。
答えと解説を見る
正解 ①非常用エレベーターは、高さ20mを超える建物に置く。
解説
建築基準法では、高さ31mを超える建築物には、原則として非常用の昇降機(非常用エレベーター)を設けなければならないと定められています。したがって基準となる高さは20mではなく31mです。31mという数値は、はしご車が届く高さの限界を踏まえたものであり、これを超える高さの建物では消防隊が外部から進入することが難しくなるため、内部から消火活動の拠点へ上がる手段として非常用エレベーターが要求されます。高さに関する数値は、20m(避雷設備)と31mを混同しやすいため注意が必要です。

他の選択肢が不適切な理由
「非常用の進入口は、消防隊の活動のために設けられる。」は正しく、原則として3階以上の階に、道に面して設けます。「排煙設備は、火災時の煙を屋外へ排出するための設備。」も正しく、避難と消火活動を容易にします。「防火ダンパーは、ダクトを通じた延焼の拡大を防止する。」も正しく、温度ヒューズなどにより自動的に閉鎖します。

試験の罠
非常用エレベーターは高さ31mを超える建築物に設けます(建築基準法第34条第2項)。20mは避雷設備の基準であり、両者を入れ替えた選択肢が定番です。非常用進入口は3階以上の階に設けます。
問102-2

情報通信設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①テレビ共同受信設備は、増幅器や分配器などで構成される。
  • ②LANのカテゴリーは、数値が小さいほど高速に対応する。
  • ③光ファイバケーブルは、電磁誘導の影響を受けにくい。
  • ④インターホン設備は、住戸と共用部を結ぶ通話設備である。
答えと解説を見る
正解 ②LANのカテゴリーは、数値が小さいほど高速に対応する。
解説
LAN配線に用いるより対線ケーブルは、伝送性能に応じてカテゴリーという区分が定められており、数値が大きいものほど高い周波数まで対応し、より高速な通信が可能になります。カテゴリー5eよりカテゴリー6、さらにカテゴリー6Aのほうが性能は高く、対応できる伝送速度も上がります。したがって「数値が小さいほど高速に対応する」という記述は逆です。建物の情報配線を計画する際は、将来の通信速度の向上も見込んで余裕のあるカテゴリーを選定するのが一般的です。

他の選択肢が不適切な理由
「テレビ共同受信設備は、増幅器や分配器などで構成される。」は正しく、アンテナで受信した信号を各住戸へ分配します。「光ファイバケーブルは、電磁誘導の影響を受けにくい。」も正しく、光で信号を伝えるため電力線に近接しても影響を受けにくい特徴があります。「インターホン設備は、住戸と共用部を結ぶ通話設備である。」も正しく、集合住宅では防犯上も重要な設備です。

試験の罠
LANケーブルのカテゴリーは数値が大きいほど高速な通信に対応します。カテゴリー5eが1Gbps、6Aが10Gbps級です。「小さいほど高速」というのは逆で、数値が性能の指標になっている点を押さえます。

2級建築施工管理技士の対策問題(全740問)に戻る

※本ページは非公式の資格試験対策ページであり、2級建築施工管理技術検定の実施機関(国土交通大臣指定試験機関である一般財団法人建設業振興基金)とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】