問11-5
応力度に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①せん断応力度は、せん断力を断面二次モーメントで除する。
- ②曲げ応力度は、曲げモーメントを断面係数で除して求める。
- ③垂直応力度は、軸方向力を断面積で除して求められる。
- ④応力度の単位には、一般にN/mm²が用いられている。
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正解
①せん断応力度は、せん断力を断面二次モーメントで除する。
解説
応力度とは、部材の断面に生じる単位面積当たりの力のことです。せん断応力度は断面に平行に作用する力の密度ですから、せん断力を断面積で除して求めるのが基本であり、平均せん断応力度と呼ばれます。断面二次モーメントは断面の曲げに対する変形しにくさを表す量であり、単位も長さの4乗と異なるため、これで除しても応力度の単位にはなりません。単位を確認する習慣をつけると、こうした式の取り違えを防ぐことができます。
他の選択肢が不適切な理由
「垂直応力度は、軸方向力を断面積で除して求められる。」は正しく、引張と圧縮のいずれの場合も同じ考え方で求めます。「曲げ応力度は、曲げモーメントを断面係数で除して求める。」も正しく、断面係数は断面二次モーメントを中立軸から縁までの距離で除した量です。「応力度の単位には、一般にN/mm²が用いられている。」も正しく、これはメガパスカルと同じ大きさを表します。
試験の罠
「何で割るか」を対で覚えます。垂直応力度は軸方向力÷断面積、曲げ応力度は曲げモーメント÷断面係数、せん断応力度はせん断力÷断面積です。断面二次モーメントで割るものはなく、断面二次モーメントはたわみや座屈の計算で使う量です。
応力度とは、部材の断面に生じる単位面積当たりの力のことです。せん断応力度は断面に平行に作用する力の密度ですから、せん断力を断面積で除して求めるのが基本であり、平均せん断応力度と呼ばれます。断面二次モーメントは断面の曲げに対する変形しにくさを表す量であり、単位も長さの4乗と異なるため、これで除しても応力度の単位にはなりません。単位を確認する習慣をつけると、こうした式の取り違えを防ぐことができます。
他の選択肢が不適切な理由
「垂直応力度は、軸方向力を断面積で除して求められる。」は正しく、引張と圧縮のいずれの場合も同じ考え方で求めます。「曲げ応力度は、曲げモーメントを断面係数で除して求める。」も正しく、断面係数は断面二次モーメントを中立軸から縁までの距離で除した量です。「応力度の単位には、一般にN/mm²が用いられている。」も正しく、これはメガパスカルと同じ大きさを表します。
試験の罠
「何で割るか」を対で覚えます。垂直応力度は軸方向力÷断面積、曲げ応力度は曲げモーメント÷断面係数、せん断応力度はせん断力÷断面積です。断面二次モーメントで割るものはなく、断面二次モーメントはたわみや座屈の計算で使う量です。