スパン6mの単純梁の中央に、鉛直下向きの集中荷重12kNが作用している。この梁に生じる最大曲げモーメントとして正しいものはどれか。
- ①18kN・m
- ②9kN・m
- ③36kN・m
- ④24kN・m
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単純梁の中央に集中荷重が作用する場合、最大曲げモーメントは荷重点である中央に生じる。
1. 反力を求める。荷重が中央にあり左右対称なので、両支点の鉛直反力はいずれも荷重の半分で、12÷2=6kNとなる。
2. 中央の曲げモーメントを求める。左支点から中央までを切り出し、切断面まわりのモーメントを合計すると、反力6kN×距離3m=18kN・mとなる。
3. 公式で確かめる。荷重をP、スパンをLとすればPL/4=12×6÷4=18kN・mで一致する。
曲げモーメント図は中央を頂点とする三角形になり、せん断力図は中央で符号が入れ替わる階段状になる。
他の選択肢が不適切な理由
「9kN・m」はPL/8として計算した値だが、この式は等分布荷重を受ける単純梁の最大曲げモーメント(全荷重×スパン÷8)であり、中央集中荷重には当てはまらない。「36kN・m」はPL/2にあたり、これは自由端に集中荷重を受ける片持ち梁の固定端モーメントの形で、単純梁には生じない。「24kN・m」はPL/3にあたるが、この形になるのは荷重が3等分点に2つ作用する場合などであり、中央1点の集中荷重では生じない。
試験の罠
中央集中荷重はPL/4、等分布荷重は全荷重WとしてWL/8で、分母が4か8かで取り違えやすい。「集中は4、分布は8」と対で覚え、迷ったら必ず反力を求めてから切断して確かめる。