2026年版・1-13

建築材料(仕上材料・建具・ガラス)の一問一答

2級建築施工管理技士「建築学」から、建築材料(仕上材料・建具・ガラス)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問11-13

ガラスに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①網入板ガラスは、金網により強度を高めたガラスである。
  • ②複層ガラスは、中空層により断熱性を高めたガラスである。
  • ③強化ガラスは、破損時に破片が粒状になるガラスである。
  • ④合わせガラスは、中間膜により飛散を防ぐガラスである。
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正解 ①網入板ガラスは、金網により強度を高めたガラスである。
解説
網入板ガラスは、板ガラスの内部に金網を封入したガラスで、火災時にガラスが破損しても破片が脱落しにくく、開口部から炎が噴出するのを防ぐことを目的としています。このため防火設備として用いられますが、封入された金網はガラスの強度を高めるものではなく、むしろ金網の存在により製造上の内部応力が生じ、普通の板ガラスより強度はやや低くなります。したがって「強度を高めた」という記述は誤りです。なお切断面の金網が錆びると、そこを起点にひび割れが生じることがあります。

他の選択肢が不適切な理由
「強化ガラスは、破損時に破片が粒状になるガラスである。」は正しく、同厚の板ガラスの3〜5倍の強度をもち、破損しても鋭利な破片になりにくい特徴があります。「複層ガラスは、中空層により断熱性を高めたガラスである。」も正しく、2枚のガラスの間に乾燥空気などを封入します。「合わせガラスは、中間膜により飛散を防ぐガラスである。」も正しく、防犯性にも優れます。

試験の罠
網入板ガラスの金網は、火災時にガラスが割れても破片の脱落を防ぐためのもので、強度を高める目的ではありません。むしろ同厚の普通板ガラスより強度は低くなります。防火設備用と割り切って覚えます。
問21-13

塗料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①合成樹脂エマルションペイントは、屋内の塗装に用いられる。
  • ②合成樹脂調合ペイントは、コンクリート面の塗装にも適する。
  • ③2液形ポリウレタンエナメルは、耐候性に優れた塗料である。
  • ④クリヤラッカーは、木部の透明仕上げに用いられる塗料である。
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正解 ②合成樹脂調合ペイントは、コンクリート面の塗装にも適する。
解説
合成樹脂調合ペイントは、油性の性質をもつ塗料であり、アルカリに侵されやすいという弱点があります。コンクリートやモルタルは強いアルカリ性を示すため、その上に直接塗ると塗膜が分解して変色やはがれを生じます。したがってコンクリート面の塗装には適さず、主として木部や鉄部の塗装に用いられます。コンクリートやモルタル面には、アルカリに強い合成樹脂エマルションペイントやアクリル樹脂系非水分散形塗料などを選定します。下地の性質に応じて塗料を選ぶことが、塗装の基本となります。

他の選択肢が不適切な理由
「合成樹脂エマルションペイントは、屋内の塗装に用いられる。」は正しく、水を媒体とするため臭気が少なく、モルタルやせっこうボード面に適します。「2液形ポリウレタンエナメルは、耐候性に優れた塗料である。」も正しく、外部の鉄部などに用いられます。「クリヤラッカーは、木部の透明仕上げに用いられる塗料である。」も正しく、木目を生かした仕上げが得られます。

試験の罠
合成樹脂調合ペイントは、アルカリに弱いためコンクリートやモルタルの面には適しません。コンクリート面には合成樹脂エマルションペイントやアクリル樹脂系非水分散形塗料を用います。「油性系はアルカリに弱い」と覚えます。
問31-13

シーリング材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①シリコーン系は、ガラス回りの目地に多く用いられている。
  • ②変成シリコーン系は、上に塗装を行うことが可能である。
  • ③ポリサルファイド系は、表面に汚れが付きにくい材料である。
  • ④ワーキングジョイントでは、2面接着とすることが原則である。
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正解 ③ポリサルファイド系は、表面に汚れが付きにくい材料である。
解説
ポリサルファイド系シーリング材は、耐候性や耐薬品性に優れる一方、硬化した表面が汚れを取り込みやすく、経年により黒ずみが目立ちやすいという性質があります。特に大気中の粉じんが付着しやすいため、外壁の見え掛かり部分に用いる場合は汚れの影響を考慮する必要があります。したがって「汚れが付きにくい」という記述は誤りです。なお、シリコーン系は周囲の壁面に低分子成分が流れ出して汚れを生じさせることがあり、材料ごとの汚れの性質を理解して使い分けることが求められます。

他の選択肢が不適切な理由
「シリコーン系は、ガラス回りの目地に多く用いられている。」は正しく、ガラスとの接着性と耐候性に優れます。「変成シリコーン系は、上に塗装を行うことが可能である。」も正しく、塗装が必要な部位に選定されます。「ワーキングジョイントでは、2面接着とすることが原則である。」も正しく、目地の動きに追従させるため底面には接着させず、バックアップ材やボンドブレーカーを用います。

試験の罠
シーリング材は「シリコーン系はガラス回りに強いが周囲を汚しやすい」「変成シリコーン系は塗装が可能」「ポリサルファイド系は表面に埃が付着しやすい」と、長所と短所を対で覚えます。ワーキングジョイントは2面接着が原則です。
問41-13

陶磁器質タイルに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①磁器質タイルは、吸水率が最も小さい区分のタイルである。
  • ②屋外の床には、滑りにくい表面のタイルを選定する。
  • ③せっ器質タイルは、磁器質と陶器質の中間の吸水率である。
  • ④陶器質タイルは、吸水率が小さいため外装に適している。
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正解 ④陶器質タイルは、吸水率が小さいため外装に適している。
解説
陶磁器質タイルは吸水率によって区分され、磁器質が最も吸水率が小さく、次いでせっ器質、陶器質の順に大きくなります。陶器質タイルは吸水率が大きいため、水を吸ったまま凍結すると内部で水が膨張してタイルが割れる凍害を受けやすく、屋外での使用には適しません。したがって「吸水率が小さいため外装に適している」という記述は誤りで、主として屋内の壁などに用いられます。外装には、吸水率が小さく凍害を受けにくい磁器質やせっ器質のタイルを選定するのが原則です。

他の選択肢が不適切な理由
「磁器質タイルは、吸水率が最も小さい区分のタイルである。」は正しく、緻密に焼き締められているため水を吸いにくく、外装や床に適します。「せっ器質タイルは、磁器質と陶器質の中間の吸水率である。」も正しく、外装や床にも用いられます。「屋外の床には、滑りにくい表面のタイルを選定する。」も正しく、雨で濡れた際の転倒事故を防ぐためです。

試験の罠
陶磁器質タイルは吸水率の小さい順に「磁器質<せっ器質<陶器質」です。吸水率の大きい陶器質は凍害を受けるため外装には適さず、内装用に用います。「磁器は外、陶器は内」と覚えます。
問51-13

石材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①大理石は、酸に強いため外装の仕上げに適している。
  • ②花こう岩は、硬く耐摩耗性に優れるが耐火性は低い。
  • ③大理石は、磨くと光沢が得られる美しい石材である。
  • ④凝灰岩は、軟らかく加工しやすい石材の一つである。
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正解 ①大理石は、酸に強いため外装の仕上げに適している。
解説
大理石は炭酸カルシウムを主成分とする石灰岩が変成してできた石材で、酸に触れると化学反応を起こして溶けてしまう性質があります。屋外では酸性雨にさらされるため、表面の光沢が失われ、輪郭がぼやけたように劣化していきます。したがって外装には適さず、主として屋内の壁や床、カウンターなどの仕上げに用いられます。「酸に強いため外装に適している」という記述は、性質も用途も誤っています。石材は成分によって弱点が異なるため、使用する場所の環境に応じた選定が欠かせません。

他の選択肢が不適切な理由
「花こう岩は、硬く耐摩耗性に優れるが耐火性は低い。」は正しく、高温で含有する石英が膨張して割れるため、火気を扱う場所には適しません。「大理石は、磨くと光沢が得られる美しい石材である。」も正しく、屋内装飾に広く用いられます。「凝灰岩は、軟らかく加工しやすい石材の一つである。」も正しく、耐火性に優れる一方で強度は小さい石材です。

試験の罠
大理石は主成分が炭酸カルシウムのため酸に弱く、酸性雨にさらされる外装には適さないので、主に内装に用います。花こう岩は硬く耐摩耗性に優れますが、高温で石英が膨張するため耐火性は低くなります。
問61-13

建具に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①樹脂製建具は、アルミニウム製に比べて断熱性が高い。
  • ②アルミニウム製建具は、アルカリに強く耐久性が高い。
  • ③鋼製建具は、防火戸などに用いられる建具である。
  • ④建具の性能には、気密性や水密性などの項目がある。
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正解 ②アルミニウム製建具は、アルカリに強く耐久性が高い。
解説
アルミニウムは両性金属であり、酸にもアルカリにも侵される性質をもちます。特にコンクリートやモルタルは強いアルカリ性を示すため、これらに直接接する部分では表面の酸化被膜が破壊され、腐食が進行します。このため、アルミニウム製建具を取り付ける際は、躯体と接する部分に絶縁処理を施すことが必要とされています。したがって「アルカリに強く」という記述は誤りです。アルミニウムは軽量で加工しやすく、大気中では耐食性に優れるという長所をもつ一方、この弱点への配慮が欠かせません。

他の選択肢が不適切な理由
「樹脂製建具は、アルミニウム製に比べて断熱性が高い。」は正しく、樹脂の熱伝導率が小さいため結露も生じにくくなります。「鋼製建具は、防火戸などに用いられる建具である。」も正しく、強度と耐火性に優れます。「建具の性能には、気密性や水密性などの項目がある。」も正しく、耐風圧性・遮音性・断熱性とあわせて等級が定められています。

試験の罠
アルミニウムはアルカリに弱く、コンクリートやモルタルに接する部分には絶縁処理が必要です。陽極酸化処理(アルマイト)で耐食性を高めますが、アルカリに強いわけではありません。断熱性は樹脂製建具のほうが高くなります。
問71-13

せっこうボードに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①せっこうボードは、耐火性に優れた内装下地材である。
  • ②強化せっこうボードは、心材にガラス繊維などを混入する。
  • ③せっこうボードは、吸水しても強度の低下は生じない。
  • ④シージングせっこうボードは、水回りの下地に用いられる。
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正解 ③せっこうボードは、吸水しても強度の低下は生じない。
解説
せっこうボードは、せっこうを心材とし両面を紙で覆った板材で、心材のせっこうが水分を含みやすく、また表面の紙も水に弱いという性質があります。吸水すると心材が軟化して曲げ強度が著しく低下し、変形や剥落を生じるため、湿気の多い場所や水がかりのある部位にそのまま使用することはできません。したがって「強度の低下は生じない」という記述は誤りです。浴室や洗面所などでは、防水処理を施したシージングせっこうボードを用いるなどの配慮が必要になります。

他の選択肢が不適切な理由
「せっこうボードは、耐火性に優れた内装下地材である。」は正しく、加熱されると心材の結晶水が蒸発して温度上昇を抑えます。「強化せっこうボードは、心材にガラス繊維などを混入する。」も正しく、火災時のひび割れや脱落を抑えます。「シージングせっこうボードは、水回りの下地に用いられる。」も正しく、両面の紙と心材に防水処理が施されています。

試験の罠
せっこうボードは、水を含むと芯材のせっこうが軟化して強度が著しく低下します。水回りには防水処理をしたシージングせっこうボードを用います。耐火性に優れるのは、結晶水が熱で放出される際に温度上昇を抑えるためです。
問81-13

防水材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①アスファルト防水は、ルーフィングを積層する工法である。
  • ②改質アスファルトシート防水には、トーチ工法などがある。
  • ③ウレタンゴム系塗膜防水は、複雑な形状にも施工がしやすい。
  • ④塩化ビニル樹脂系シート防水は、機械的固定工法に限られる。
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正解 ④塩化ビニル樹脂系シート防水は、機械的固定工法に限られる。
解説
合成高分子系ルーフィングシート防水のうち塩化ビニル樹脂系シートは、下地に接着剤を用いて張り付ける接着工法と、固定金具でシートを留め付ける機械的固定工法のいずれでも施工されます。機械的固定工法に限られるという事実はなく、下地の状態や含水の程度、新築か改修かといった条件に応じて工法を選定します。シートどうしの接合部を熱風溶接または溶剤溶着によって一体化できる点がこの材料の特徴であり、接着剤による張付けを基本とする加硫ゴム系シートとの大きな違いになります。

他の選択肢が不適切な理由
「アスファルト防水は、ルーフィングを積層する工法である。」は正しく、溶融したアスファルトでルーフィングを複数層張り重ね、水密な層をつくります。「改質アスファルトシート防水には、トーチ工法などがある。」も正しく、シート裏面をバーナーであぶって溶かしながら張り付けます。「ウレタンゴム系塗膜防水は、複雑な形状にも施工がしやすい。」も正しく、液状の材料を塗り重ねて継目のない膜を形成します。

試験の罠
塩化ビニル樹脂系シート防水は、接着工法と機械的固定工法のいずれも用いられます。シートどうしの接合は熱風溶接または溶剤溶着で一体化できる点が特徴で、接着剤による張付けを基本とする加硫ゴム系シートとの違いになります。
問91-13

断熱材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①繊維系断熱材は、湿気を含んでも断熱性能は低下しない。
  • ②押出法ポリスチレンフォームは、吸水しにくい断熱材である。
  • ③グラスウールは、繊維の間の空気により断熱する材料である。
  • ④硬質ウレタンフォームは、現場で吹き付ける工法がある。
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正解 ①繊維系断熱材は、湿気を含んでも断熱性能は低下しない。
解説
グラスウールやロックウールなどの繊維系断熱材は、繊維が絡み合ってできた空隙に静止した空気を閉じ込めることで断熱性能を得ています。ここに湿気が入り込んで結露が生じると、空隙が水で置き換わります。水の熱伝導率は空気のおよそ25倍と大きいため、断熱性能は大きく低下します。さらに水を含んだ断熱材は自重で垂れ下がり、上部に隙間ができて性能がいっそう損なわれます。したがって「湿気を含んでも低下しない」という記述は誤りで、室内側に防湿層を設けて湿気の侵入を防ぐことが重要になります。

他の選択肢が不適切な理由
「グラスウールは、繊維の間の空気により断熱する材料である。」は正しく、繊維そのものではなく、動かない空気層が断熱の主役です。「押出法ポリスチレンフォームは、吸水しにくい断熱材である。」も正しく、独立気泡であるため基礎の外側など湿潤な部位にも用いられます。「硬質ウレタンフォームは、現場で吹き付ける工法がある。」も正しく、複雑な形状にも隙間なく施工できます。

試験の罠
繊維系断熱材は繊維間の静止空気で断熱するため、湿気が入って結露すると空気が水に置き換わり性能が大きく低下します。水の熱伝導率は空気のおよそ25倍です。防湿層を室内側に設けることが対策になります。
問101-13

内装の床仕上材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①ビニル床シートは、耐水性に優れた床仕上材料である。
  • ②ビニル床タイルは、溶接棒による接合が必要とされる。
  • ③フローリングは、湿度の変化により伸縮する材料である。
  • ④タイルカーペットは、部分的な張替えが容易である。
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正解 ②ビニル床タイルは、溶接棒による接合が必要とされる。
解説
ビニル床タイルは、300mm角や450mm角などの正方形の小片を接着剤で下地に張り付けていく仕上材であり、目地部分を溶接棒で接合する必要はありません。熱溶接工法により継目を溶接棒で一体化するのは、長尺のビニル床シートを用いる場合であり、水がかりのある部屋などで継目からの水の浸入を防ぐために行われます。したがって記述は、材料と工法の対応を取り違えています。ビニル床タイルは1枚ずつ張り替えられるため、部分的な補修がしやすいという利点があります。

他の選択肢が不適切な理由
「ビニル床シートは、耐水性に優れた床仕上材料である。」は正しく、清掃もしやすいため厨房や医療施設などで広く用いられます。「タイルカーペットは、部分的な張替えが容易である。」も正しく、汚れた部分だけを交換できます。「フローリングは、湿度の変化により伸縮する材料である。」も正しく、張り込みの際は周囲に隙間を設けて伸縮を逃がします。

試験の罠
溶接棒(熱溶接工法)を使うのはビニル床シートで、ビニル床タイルは目地を溶接しません。「シートは継目を溶接して水を通さない、タイルは1枚ずつ張る」と用途の違いから区別すると取り違えません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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