問11-10
建築物に作用する荷重及び外力に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- ①積載荷重は、床用より地震力の計算用のほうが大きい値となる。
- ②固定荷重は、建築物自体の各部の重量による荷重である。
- ③風圧力は、速度圧に風力係数を乗じて求めることとされる。
- ④積雪荷重は、屋根の勾配が急なほど小さく見込むことができる。
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正解
①積載荷重は、床用より地震力の計算用のほうが大きい値となる。
解説
積載荷重は、床の計算用、大梁・柱・基礎の計算用、地震力の計算用の3種類が定められており、床用が最も大きく、地震力用が最も小さい値となります。これは、床は狭い範囲に人や物が集中する最悪の状態を想定する必要があるのに対し、多数の床を支える柱や、建物全体に働く地震力を考える際には、すべての床が同時に満載になることはまず起こらないという実状を反映しているためです。したがって「地震力の計算用のほうが大きい」という記述は逆になります。
他の選択肢が不適切な理由
「固定荷重は、建築物自体の各部の重量による荷重である。」は正しく、躯体や仕上げなど動かないものの重量を指します。「風圧力は、速度圧に風力係数を乗じて求めることとされる。」も正しく、速度圧は基準風速と地表面粗度区分などから算定します。「積雪荷重は、屋根の勾配が急なほど小さく見込むことができる。」も正しく、勾配が60度を超える場合は積雪荷重をゼロとすることができます。
試験の罠
積載荷重は「床用>大梁・柱・基礎用>地震力用」の順に小さくなります(施行令第85条)。大きな面積を同時に満載する確率は低いためで、順序を逆にした選択肢が定番です。住宅の居室では1800・1300・600N/m²です。
積載荷重は、床の計算用、大梁・柱・基礎の計算用、地震力の計算用の3種類が定められており、床用が最も大きく、地震力用が最も小さい値となります。これは、床は狭い範囲に人や物が集中する最悪の状態を想定する必要があるのに対し、多数の床を支える柱や、建物全体に働く地震力を考える際には、すべての床が同時に満載になることはまず起こらないという実状を反映しているためです。したがって「地震力の計算用のほうが大きい」という記述は逆になります。
他の選択肢が不適切な理由
「固定荷重は、建築物自体の各部の重量による荷重である。」は正しく、躯体や仕上げなど動かないものの重量を指します。「風圧力は、速度圧に風力係数を乗じて求めることとされる。」も正しく、速度圧は基準風速と地表面粗度区分などから算定します。「積雪荷重は、屋根の勾配が急なほど小さく見込むことができる。」も正しく、勾配が60度を超える場合は積雪荷重をゼロとすることができます。
試験の罠
積載荷重は「床用>大梁・柱・基礎用>地震力用」の順に小さくなります(施行令第85条)。大きな面積を同時に満載する確率は低いためで、順序を逆にした選択肢が定番です。住宅の居室では1800・1300・600N/m²です。