2026年版・4-3

財務:財務諸表の読み方の一問一答

貸金業務取扱主任者資格試験「財務及び会計に関すること」から、財務:財務諸表の読み方に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験と同じく、4択で出題しています。

問14-3

損益計算書の利益の区分に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

  • ①営業利益は、売上高から営業外費用と特別損失を差し引いて求める
  • ②営業利益は、売上総利益から販売費及び一般管理費を引いて求める
  • ③経常利益は、営業利益に特別利益を加え特別損失を差し引いて求める
  • ④売上総利益は、売上高から販売費及び一般管理費を差し引いて求める
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正解 ②営業利益は、売上総利益から販売費及び一般管理費を引いて求める
解説
損益計算書の利益は、次の順に計算されます。
・売上総利益=売上高−売上原価
・営業利益=売上総利益−販売費及び一般管理費
・経常利益=営業利益+営業外収益−営業外費用
・税引前当期純利益=経常利益+特別利益−特別損失
・当期純利益=税引前当期純利益−法人税等

他の選択肢が不適切な理由
・売上高から営業外費用と特別損失:営業利益の計算に営業外費用や特別損失は含まれません。
・営業利益に特別利益・特別損失:経常利益は、営業利益に営業外収益・営業外費用を加減して求めます。特別利益・特別損失を加減すると税引前当期純利益になります。
・売上高から販管費:売上総利益は、売上高から売上原価を差し引いて求めます。

覚え方のポイント
「本業のもうけ=営業利益」「通常の活動全体のもうけ=経常利益」「臨時の損益も含めた最終のもうけ=当期純利益」です。
問24-3

次の資料に基づく経常利益として、適切なものはどれか。
・売上高:1,000万円
・売上原価:600万円
・販売費及び一般管理費:250万円
・営業外収益:30万円
・営業外費用:50万円
・特別損失:40万円

  • ①90万円
  • ②130万円
  • ③150万円
  • ④170万円
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正解 ②130万円
解説
経常利益は、営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いて求めます。特別損失は経常利益の計算には含めません。

計算の手順
売上総利益 = 1,000万円 − 600万円 = 400万円
営業利益 = 400万円 − 250万円 = 150万円
経常利益 = 150万円 + 30万円 − 50万円 = 130万円

他の選択肢が不適切な理由
・150万円:営業利益です。
・90万円:経常利益から特別損失40万円も差し引いた額で、これは税引前当期純利益です。
・170万円:営業外収益と営業外費用の加減を逆にした誤った計算(150−30+50)です。

覚え方のポイント
「特別」と名のつく項目は、経常利益の「後」で加減します。
問34-3

流動比率に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

  • ①流動比率は、固定資産を自己資本で割って求め、資金の固定化をみる
  • ②流動比率は、流動負債を流動資産で割って求め、長期的な安全性を示す
  • ③流動比率は、流動資産を流動負債で割って求め、短期の支払能力を示す
  • ④流動比率は、自己資本を総資本で割って求め、財務の健全性を示す
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正解 ③流動比率は、流動資産を流動負債で割って求め、短期の支払能力を示す
解説
流動比率(%)=流動資産÷流動負債×100 で求めます。1年以内に支払期限が来る流動負債を、1年以内に現金化できる流動資産でどれだけ賄えるかを示す、短期の支払能力(安全性)の指標です。一般に高いほど安全とされます。

他の選択肢が不適切な理由
・流動負債÷流動資産:分母と分子が逆です。
・固定資産÷自己資本:これは「固定比率」です。
・自己資本÷総資本:これは「自己資本比率」です。

覚え方のポイント
流動比率より厳しく見る指標として、流動資産のうち現金・預金や売掛金などすぐに現金化できる「当座資産」を使う「当座比率(当座資産÷流動負債×100)」があります。
問44-3

次の貸借対照表の資料に基づく流動比率として、適切なものはどれか。
・流動資産:600万円
・固定資産:900万円
・流動負債:400万円
・固定負債:500万円
・純資産:600万円

  • ①40%
  • ②66.7%
  • ③120%
  • ④150%
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正解 ④150%
解説
流動比率は、流動資産を流動負債で割って求めます。

計算の手順
流動比率 = 流動資産600万円 ÷ 流動負債400万円 × 100 = 150%

他の選択肢が不適切な理由
・66.7%:流動負債÷流動資産(400÷600×100)という逆の計算です。
・120%:流動資産を固定負債で割った誤った計算(600÷500×100)です。
・40%:自己資本比率(純資産600万円÷総資本1,500万円×100)です。

覚え方のポイント
同じ資料から、固定比率(固定資産÷自己資本×100=900÷600×100=150%)も計算できます。固定比率は低いほど安全とされ、流動比率とは良し悪しの向きが逆である点に注意しましょう。
問54-3

自己資本比率に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

  • ①自己資本比率は、売上高を自己資本で割って求め、一般に高いほど収益性が低いことを示す
  • ②自己資本比率は、自己資本を総資本で割って求め、一般に低いほど財務の安全性が高い
  • ③自己資本比率は、負債を自己資本で割って求め、一般に高いほど財務の安全性が高い
  • ④自己資本比率は、自己資本を総資本で割って求め、一般に高いほど財務の安全性が高い
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正解 ④自己資本比率は、自己資本を総資本で割って求め、一般に高いほど財務の安全性が高い
解説
自己資本比率(%)=自己資本÷総資本(負債+純資産)×100 で求めます。返済の必要がない自己資本の割合が高いほど、他人資本(借入金など)への依存度が低く、財務の安全性が高いと評価されます。

他の選択肢が不適切な理由
・低いほど安全:自己資本比率が低いほど借入金などへの依存度が高く、安全性は低くなります。
・負債÷自己資本:これは「負債比率」で、一般に低いほど安全とされます。
・売上高÷自己資本:自己資本比率の計算式ではありません。

覚え方のポイント
総資本=負債+純資産(=資産合計)です。貸付先の企業の安全性をみるうえで、自己資本比率は基本的な指標です。
問64-3

キャッシュ・フロー計算書に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

  • ①キャッシュ・フローは、流動活動・固定活動・資本活動の3つの区分に分けて表示される
  • ②キャッシュ・フローは、営業活動・投資活動・財務活動の3つの区分に分けて表示される
  • ③借入金による資金の調達は、営業活動によるキャッシュ・フローの区分に表示される
  • ④固定資産の取得による支出は、財務活動によるキャッシュ・フローの区分に表示される
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正解 ②キャッシュ・フローは、営業活動・投資活動・財務活動の3つの区分に分けて表示される
解説
キャッシュ・フロー計算書は、一会計期間における資金(現金及び現金同等物)の増減を、(1)営業活動によるキャッシュ・フロー、(2)投資活動によるキャッシュ・フロー、(3)財務活動によるキャッシュ・フロー、の3つの区分に分けて表示します。

他の選択肢が不適切な理由
・流動・固定・資本活動:そのような区分はありません。
・借入金による調達は営業活動:借入れや返済、株式の発行、配当の支払などは財務活動によるキャッシュ・フローです。
・固定資産の取得は財務活動:設備投資などの固定資産の取得・売却、有価証券の取得・売却などは投資活動によるキャッシュ・フローです。

覚え方のポイント
「本業で稼ぐ=営業CF」「設備などに投資する=投資CF」「お金を借りる・返す=財務CF」です。営業CFがマイナスの状態が続く企業は、返済の原資を本業から生み出せていないことになります。
問74-3

間接法によるキャッシュ・フロー計算書で、営業活動によるキャッシュ・フローを計算する際の調整に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

  • ①売上債権の増加額は、資金の増加を意味するため、税引前当期純利益に加算する
  • ②減価償却費は、資金の支出を伴う費用であるため、税引前当期純利益から減算する
  • ③減価償却費は、資金の支出を伴わない費用なので、税引前当期純利益に加算する
  • ④棚卸資産の増加額は、資金の増加を意味するため、税引前当期純利益に加算する
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正解 ③減価償却費は、資金の支出を伴わない費用なので、税引前当期純利益に加算する
解説
間接法では、税引前当期純利益を出発点として、資金の増減を伴わない損益項目や、営業活動に係る資産・負債の増減を調整して営業活動によるキャッシュ・フローを求めます。減価償却費は、費用として利益を減らしていますが、その期に資金の支出を伴わないため、加算して戻します。

他の選択肢が不適切な理由
・支出を伴うので減算:減価償却費は資金の支出を伴わない費用なので加算します。
・売上債権の増加は加算:売上債権が増えたことは、売上を計上したが代金をまだ回収していないことを意味するので、減算します。
・棚卸資産の増加は加算:在庫が増えたことは、資金が在庫に固定されたことを意味するので、減算します。

覚え方のポイント
「資産の増加はマイナス、負債の増加はプラス」と覚えると調整の向きを判断しやすくなります。
問84-3

次の資料に基づく売上高経常利益率として、適切なものはどれか。
・売上高:2,000万円
・営業利益:180万円
・経常利益:160万円
・当期純利益:100万円

  • ①5%
  • ②8%
  • ③9%
  • ④12.5%
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正解 ②8%
解説
売上高経常利益率は、経常利益を売上高で割って求める収益性の指標です。

計算の手順
売上高経常利益率 = 経常利益160万円 ÷ 売上高2,000万円 × 100 = 8%

他の選択肢が不適切な理由
・9%:営業利益180万円を用いた売上高営業利益率です。
・5%:当期純利益100万円を用いた売上高当期純利益率です。
・12.5%:分母と分子を逆にして売上高を経常利益で割り(2,000÷160=12.5)、倍率を%と取り違えたものです。

覚え方のポイント
売上高○○利益率は、分子の利益を何にするかで意味が変わります。経常利益は、本業に加えて利息の受払いなどの財務活動の結果も含んだ、企業の通常の収益力を示します。
問94-3

貸借対照表の構成に関する次のa〜dの記述のうち、適切なものの組合せはどれか。
a 貸借対照表は、一定時点における企業の財政状態を示すもので、資産の合計額は負債と純資産の合計額に一致する
b 貸借対照表の資産の部は、流動資産、固定資産及び繰延資産に区分される
c 貸借対照表は、一定期間における企業の経営成績を示すものである
d 負債の部の合計額が資産の部の合計額を上回る状態を、黒字経営という

  • ①a、b
  • ②a、c
  • ③b、d
  • ④c、d
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正解 ①a、b
解説
適切なのはaとbです。

各記述の正誤
・a(適切):貸借対照表は、決算日などの一定時点の財政状態を表し、「資産=負債+純資産」の関係が成り立ちます。
・b(適切):資産の部は、流動資産、固定資産、繰延資産に区分されます。
・c(不適切):一定期間の経営成績を示すのは損益計算書です。
・d(不適切):負債が資産を上回る状態は「債務超過」といいます。

覚え方のポイント
「貸借対照表=一時点のストック(財政状態)」「損益計算書=一定期間のフロー(経営成績)」です。債務超過は法人の破産手続開始の原因にもなります(破産法第16条)。
問104-3

財務分析の指標に関する次のa〜dの記述のうち、適切なものの個数はどれか。
a 当座比率は、当座資産を流動負債で割って求める
b 固定比率は、固定資産を自己資本で割って求め、一般に低いほど安全性が高いとされる
c 自己資本利益率(ROE)は、当期純利益を自己資本で割って求める
d 流動比率は、一般に低いほど短期の支払能力が高いとされる

  • ①1個
  • ②2個
  • ③3個
  • ④4個
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正解 ③3個
解説
適切なものはa、b、cの3個です。

各記述の正誤
・a(適切):当座比率(%)=当座資産÷流動負債×100 です。
・b(適切):固定比率(%)=固定資産÷自己資本×100 です。長期間資金が固定される固定資産を、返済不要の自己資本でどれだけ賄っているかを示し、一般に100%以下が望ましいとされます。
・c(適切):自己資本利益率(ROE)(%)=当期純利益÷自己資本×100 です。
・d(不適切):流動比率は、一般に高いほど短期の支払能力が高いとされます。

覚え方のポイント
「流動比率・当座比率・自己資本比率は高いほど安全」「固定比率・負債比率は低いほど安全」と、向きをセットで覚えましょう。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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