2026年版・5-3

品質管理の一問一答

2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「施工管理法(知識)」から、品質管理に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、基礎的な能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問15-3
品質管理に用いる図表とその説明の組合せとして、適当でないものはどれか。
  • ①パレート図 ― 不良の項目を件数の多い順に並べた図
  • ②特性要因図 ― 結果と原因の関係を魚の骨の形に整理した図
  • ③ヒストグラム ― 2つの特性の相関関係を点で示した図
  • ④管理図 ― 工程が安定した状態にあるかを判断する図
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正解 ③ヒストグラム ― 2つの特性の相関関係を点で示した図
解説
ヒストグラム(柱状図)は、測定したデータをいくつかの区間に分け、各区間に入るデータの数を柱の高さで表した図で、データのばらつきや分布の形を見るのに使います。2つの特性の相関関係を点で示すのは散布図です。

他の選択肢が正しい理由
・パレート図は、不良などの項目を件数の多い順に棒グラフで並べ、累積の割合を折れ線で示した図で、重点的に対策すべき項目が分かります。
・特性要因図は、結果(特性)とそれに影響する原因(要因)の関係を、魚の骨のような形に整理した図です。
・管理図は、中心線と上下の管理限界線を引いて、工程が安定した状態にあるかを判断する図です。

覚え方のポイント
QC七つ道具は「パレート図・特性要因図・ヒストグラム・散布図・管理図・チェックシート・層別」。図の形と目的をセットで覚えます。
問25-3
全数検査と抜取検査に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①不良品が1つでも重大な結果を招くものは、全数検査とする。
  • ②検査で製品を壊してしまう破壊検査は、全数検査で行う。
  • ③抜取検査の試料は、ロットの中から検査しやすいものを選ぶ。
  • ④抜取検査で合格したロットには、不良品は1つも含まれない。
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正解 ①不良品が1つでも重大な結果を招くものは、全数検査とする。
解説
不良品が1つでも混じると人命や大きな損害につながるおそれがあるもの(安全装置など)は、全数検査を行います。一方、検査で製品を壊してしまう破壊検査が必要なものや、大量に生産され、ある程度の不良の混入が許されるものは、抜取検査が適しています。

他の選択肢が誤りである理由
・破壊検査を全数で行うと、検査した製品がすべて使えなくなるため、抜取検査で行います。
・抜取検査の試料は、ロット全体を代表するよう無作為(ランダム)に抜き取ります。検査しやすいものを選ぶと、結果が偏ります。
・抜取検査は一部だけを調べて全体を判断するので、合格したロットにも不良品が含まれている可能性があります。

覚え方のポイント
「重大な不良が許されない→全数検査」「壊して調べる、大量で安価→抜取検査」「試料は無作為に」。
問35-3
品質管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①品質管理を行うと、手直しが減り原価の低減にもつながる。
  • ②品質管理は、PDCAサイクルを回して継続的に改善していく。
  • ③品質計画に基づき、適切な時期に必要な品質管理を行う。
  • ④品質管理の結果に疑義があれば、受注者の判断で処置する。
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正解 ④品質管理の結果に疑義があれば、受注者の判断で処置する。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、品質管理の結果、疑義が生じた場合は、監督職員と協議することとしています。設計図書に適合しているかどうかの判断にかかわるため、受注者だけで処置を決めてはいけません。

他の選択肢が正しい理由
・品質管理によって不良や手直しが減れば、材料や手間の無駄がなくなり、原価の低減にもつながります。
・品質管理は、計画、実施、確認、処置(PDCA)のサイクルを回して、継続的に改善していきます。
・施工計画書で定めた品質計画に基づき、材料の受入れ時や施工の途中など、適切な時期に品質管理を行います。

覚え方のポイント
「品質は工程でつくり込む」「疑義が生じたら監督職員と協議」。受注者の判断で済ませてよいかどうかは頻出の論点です。
問45-3
配管の試験に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①給水管の水圧試験は、配管の漏れがないことを確認するために行う。
  • ②排水管の満水試験は、配管が保温などで隠れた後に行うのがよい。
  • ③給水管の水圧試験は、配管の保温や塗装を行う前に実施する。
  • ④排水管の通水試験は、器具の排水が支障なく流れるか確認する。
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正解 ②排水管の満水試験は、配管が保温などで隠れた後に行うのがよい。
解説
排水管の満水試験は、配管に水を満たして一定時間おき、水位が下がらないか(漏れがないか)を確認する試験です。保温で覆われたり、天井や壁の中に隠れたりした後では、漏れた箇所を見つけて直すことが難しくなるため、隠ぺいや保温の前に行います。

他の選択肢が正しい理由
・給水管の水圧試験は、配管に水圧をかけて一定時間保持し、漏れや圧力の低下がないことを確認します。
・水圧試験は、漏れを見つけやすく、直しやすいように、保温や塗装の前に行います。
・排水管の通水試験は、器具から実際に水を流し、排水が支障なく流れることを確認します。

覚え方のポイント
配管の試験は「隠れる前・保温の前に行う」。後から見えなくなる部分ほど、施工の途中の試験が重要です。
問55-3
特性要因図に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①データを区間に分け、各区間の度数を柱で表した図である。
  • ②2つの特性をグラフの縦軸と横軸にとり、点で表した図だ。
  • ③問題となる結果と、その原因の関係を整理するための図だ。
  • ④不良項目を多い順に並べ、累積比率を折れ線で示した図だ。
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正解 ③問題となる結果と、その原因の関係を整理するための図だ。
解説
特性要因図は、品質などの問題となる結果(特性)と、それに影響を与える原因(要因)との関係を、大骨・中骨・小骨のように枝分かれさせて整理した図です。形が魚の骨に似ているため、「魚の骨」とも呼ばれます。不良の原因を洗い出すときに使います。

他の選択肢が誤りである理由
・データを区間に分けて度数を柱で表すのは、ヒストグラムです。
・2つの特性を縦軸と横軸にとり点で表すのは、散布図です。
・不良項目を多い順に並べ、累積比率を折れ線で示すのは、パレート図です。

覚え方のポイント
「原因を洗い出す=特性要因図」「重点を決める=パレート図」「ばらつきを見る=ヒストグラム」「相関を見る=散布図」。
問65-3
監督職員の立会いに関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①後で検査が困難な箇所を施工するときは、監督職員の立会いを受ける。
  • ②主要機器を設置するときの監督職員の立会いは、原則として不要である。
  • ③総合試運転調整は受注者だけで行い、結果を後日報告すれば足りる。
  • ④立会いの日時は受注者が決めて、当日に監督職員へ通知すればよい。
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正解 ①後で検査が困難な箇所を施工するときは、監督職員の立会いを受ける。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、設計図書に定められた場合のほか、主要機器を設置する場合、施工後に検査が困難な箇所を施工する場合、総合試運転調整を行う場合などに、監督職員の立会いを受けることとしています。天井内や埋設部のように後から確認できない部分は、施工の時点で立ち会って確認しておく必要があるためです。

他の選択肢が誤りである理由
・主要機器を設置する場合は、監督職員の立会いを受けます。
・総合試運転調整を行う場合も、監督職員の立会いを受けます。
・立会いが指定されている場合は、適切な時期に立会いを請求し、日時について監督職員の指示を受けます。受注者が一方的に決めるものではありません。

覚え方のポイント
立会いが必要なのは「設計図書で定めた場合」「主要機器の設置」「後で検査できない箇所」「総合試運転調整」「監督職員が特に指示した場合」。
問75-3
管理図に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①管理図には、中心線と上下の管理限界線を記入する。
  • ②点が管理限界線の外に出たら、工程の異常を疑う。
  • ③管理図は、工程が安定した状態にあるかを判断する。
  • ④点が管理限界線の内側にあれば、並び方は問わない。
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正解 ④点が管理限界線の内側にあれば、並び方は問わない。
解説
管理図では、点が管理限界線の外に出た場合だけでなく、管理限界線の内側にあっても、点が中心線の片側に連続して並ぶ、上昇や下降を続けるなど、並び方にくせがある場合は、工程に何らかの異常が起きている可能性があると判断します。偶然のばらつきなら、点は中心線の上下にばらばらに現れるはずだからです。

他の選択肢が正しい理由
・管理図には、中心線と、上方管理限界線、下方管理限界線を記入します。
・点が管理限界線の外に出た場合は、工程に異常が起きていると疑い、原因を調べます。
・管理図は、工程が安定した状態(管理状態)にあるかどうかを判断するための図です。

覚え方のポイント
管理図で見るのは「限界線の外に出ていないか」と「点の並び方にくせがないか」の2つです。
問85-3
品質管理の手順として、一般的に適当な順序はどれか。
  • ①作業を実施する→品質標準を定める→検査し処置する→作業標準を定める
  • ②品質標準を定める→作業標準を定める→作業を実施する→検査し処置する
  • ③検査し処置する→作業を実施する→作業標準を定める→品質標準を定める
  • ④作業標準を定める→検査し処置する→品質標準を定める→作業を実施する
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正解 ②品質標準を定める→作業標準を定める→作業を実施する→検査し処置する
解説
品質管理は、一般に次の手順で進めます。
①品質特性を選び、目標とする品質標準を定める(計画)
②品質標準を満たすための作業標準(作業の方法)を定める(計画)
③作業標準に従って作業を実施する(実施)
④品質を検査・確認し、問題があれば処置・改善する(確認・処置)
これはPDCAサイクルに沿った流れです。

他の選択肢が誤りである理由
・品質標準を決めずに作業を始めると、何を基準に検査すればよいか分かりません。
・検査から始める順序では、何を目標に作業したのかが定まっていません。
・品質標準より先に作業標準や検査を定める順序は、目標を決めずに方法を決めることになり、成り立ちません。

覚え方のポイント
「目標(品質標準)→方法(作業標準)→実施→検査・処置」。まず何をつくるかを決めてから、つくり方を決めます。
問95-3
施工の品質を確保するための記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①施工要領書を作成して、作業の方法を統一する。
  • ②作業員に施工の方法や品質上の注意点を周知する。
  • ③設計図書と異なる材料を、受注者の判断で使用する。
  • ④不具合が見つかったときは、原因を調べて再発を防ぐ。
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正解 ③設計図書と異なる材料を、受注者の判断で使用する。
解説
設計図書に定められた材料と異なるものを使用する場合は、監督員と協議して承諾を得る必要があります。受注者の判断だけで材料を変えると、設計図書どおりの品質が確保できなくなるおそれがあります。

他の選択肢が正しい理由
・施工要領書を作成して、作業の手順や方法を統一すると、品質のばらつきを減らせます。
・作業員に施工の方法や品質上の注意点を周知することで、不良の発生を防ぎます。
・不具合が見つかったら原因を調べ、同じ不具合が起きないように対策をとります。

覚え方のポイント
品質の確保は「方法を統一する」「周知する」「設計図書を守る」「不具合を繰り返さない」。変更は必ず監督員の承諾を得ます。
問105-3
抜取検査を行う場合の条件として、適当でないものはどれか。
  • ①検査する製品を、ロットとして処理できること
  • ②合格ロットに、ある程度の不良品の混入が許されること
  • ③試料をロットから無作為に抜き取ることができること
  • ④不良品が1つでもあると人命に関わる事故になること
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正解 ④不良品が1つでもあると人命に関わる事故になること
解説
不良品が1つでもあると人命に関わる重大な事故につながるものは、不良品の混入を許せないため、抜取検査ではなく全数検査を行います。抜取検査は、ある程度の不良品の混入が許される場合に用いる方法です。

他の選択肢が正しい理由
・抜取検査は、製品をロット(まとまり)として扱い、ロットごとに合否を判定します。
・抜取検査で合格したロットにも不良品が混じる可能性があるため、ある程度の不良品の混入が許されることが条件です。
・試料は、ロット全体を代表するように無作為(ランダム)に抜き取ります。

覚え方のポイント
抜取検査の条件は「ロットで扱える」「ある程度の不良が許される」「無作為に抜き取れる」。重大な不良が許されないものは全数検査です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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