2026年版・5-2

工程管理の一問一答

2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「施工管理法(知識)」から、工程管理に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、基礎的な能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問15-2
工程表に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①ガントチャートは、各作業の達成度を横棒で表す工程表である。
  • ②ガントチャートは、各作業の所要日数が最も分かりやすい。
  • ③バーチャートは、作業どうしの関連が最も明確に分かる。
  • ④ネットワーク工程表は、作業の前後関係を表すことができない。
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正解 ①ガントチャートは、各作業の達成度を横棒で表す工程表である。
解説
ガントチャートは、縦に作業名、横に達成度(%)をとり、各作業の進み具合を横棒で表す工程表です。作業ごとの達成度は一目で分かりますが、各作業の所要日数や開始・終了の時期、作業どうしの関連は分かりません。

他の選択肢が誤りである理由
・ガントチャートは横軸が達成度なので、各作業の所要日数は分かりません。
・バーチャートは作業の時期は分かりやすいものの、作業どうしの関連は分かりにくい工程表です。
・ネットワーク工程表は、矢線と結合点で作業の前後関係を明確に表せる工程表です。

覚え方のポイント
「ガントチャート=横軸が達成度」「バーチャート=横軸が日付」「ネットワーク=矢線で前後関係」。横軸の違いで区別しましょう。
問25-2
工程管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①工程管理では、実施工程を計画工程と比べ、遅れがあれば対策をとる。
  • ②遅れを取り戻すため、作業員の増員や作業の並行などを検討する。
  • ③工程計画では、作業の順序と所要日数を検討して工期内に収める。
  • ④工期の短縮は、クリティカルパス以外の作業を早めることで行う。
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正解 ④工期の短縮は、クリティカルパス以外の作業を早めることで行う。
解説
工期は、開始から終了までの最も長い経路(クリティカルパス)の所要日数で決まります。クリティカルパス以外の作業には余裕(フロート)があるので、そこを早めても工期は1日も短くなりません。工期を短縮するには、クリティカルパス上の作業の日数を短くする必要があります。

試験の罠
「作業を早める」こと自体は正しそうに見えますが、どの作業を早めるかが肝心です。

他の選択肢が正しい理由
・工程管理は、計画工程と実施工程を比較し、遅れがあれば原因を調べて対策をとる、というサイクルで行います。
・遅れを取り戻すには、作業員の増員や、同時に進められる作業を並行させることなどを検討します。
・工程計画では、作業の順序と所要日数を検討し、全体が工期内に収まるように組み立てます。

覚え方のポイント
「工期を決めるのはクリティカルパス」。短縮も重点管理も、まずクリティカルパス上の作業から考えます。品質や安全を犠牲にして工程を取り戻してはいけないことも、あわせて押さえましょう。
問35-2
下図に示すネットワーク工程表において、クリティカルパスの所要日数として、適当なものはどれか。A 4日B 3日C 5日D 6日E 4日F 2日G 5日123456
  • ①10日
  • ②11日
  • ③12日
  • ④13日
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正解 ③12日
解説
クリティカルパスは、開始から終了までの経路のうち、所要日数が最も長い経路です。この図の経路を全部書き出すと、次のとおりです。
・A→C→F:4+5+2=11日
・B→D→F:3+6+2=11日
・B→E→G:3+4+5=12日
最も長いのはB→E→Gの12日なので、クリティカルパスの所要日数(この工事の工期)は12日です。

他の選択肢が誤りである理由
・10日は、どの経路の日数とも一致しません。
・11日は、A→C→F や B→D→F の日数で、最も長い経路ではありません。
・13日は、どの経路の日数とも一致しない値です。

覚え方のポイント
クリティカルパスは「すべての経路を書き出して、いちばん長いものを選ぶ」。経路の数え漏れがないよう、分岐ごとに確認しましょう。
問45-2
下図に示すネットワーク工程表において、作業Dのトータルフロート(全余裕)として、適当なものはどれか。A 4日B 3日C 5日D 6日E 4日F 2日G 5日123456
  • ①0日
  • ②1日
  • ③3日
  • ④4日
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正解 ②1日
解説
トータルフロートは、その作業が遅れても工期に影響しない最大の余裕日数で、「後続の結合点の最遅結合点時刻-先行の結合点の最早結合点時刻-作業の所要日数」で求めます。
・最早結合点時刻:結合点3は3日(作業B)、結合点4は A+C=9日と B+D=9日の大きい方で9日、結合点5は7日、結合点6は 9+2=11日と 7+5=12日の大きい方で12日
・最遅結合点時刻:結合点6は12日、結合点4は 12-2=10日
作業Dのトータルフロート=10-3-6=1日 です。

他の選択肢が誤りである理由
・0日になるのは、クリティカルパス(B→E→G)上の作業です。作業Dはクリティカルパス上にありません。
・3日は、作業Dの最早開始時刻(結合点3の最早結合点時刻3日)と取り違えた値です。
・4日は、10-6=4 と、先行の結合点の最早結合点時刻(3日)を差し引き忘れた値です。

覚え方のポイント
「TF=後の結合点の最遅時刻-前の結合点の最早時刻-所要日数」。クリティカルパス上の作業はTFが0になります。
問55-2
クリティカルパスに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①クリティカルパスは、開始から終了までの最長の経路である。
  • ②クリティカルパス上の作業が遅れると、工期も遅れる。
  • ③クリティカルパスは、1つの工程表に必ず1本しかない。
  • ④クリティカルパス上の作業のトータルフロートは0である。
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正解 ③クリティカルパスは、1つの工程表に必ず1本しかない。
解説
クリティカルパスは、所要日数が最も長い経路なので、同じ日数の最長経路が複数あれば、クリティカルパスも複数になります。1つの工程表に必ず1本しかないというのは誤りです。

他の選択肢が正しい理由
・クリティカルパスは、開始から終了までの経路のうち、最も日数の長い経路です。
・クリティカルパス上の作業には余裕がないため、遅れるとそのまま工期が遅れます。
・クリティカルパス上の作業は余裕がないので、トータルフロートは0です。

覚え方のポイント
「クリティカルパス=最長経路=余裕0=遅れると工期が延びる」。重点的に管理すべき作業を示すのがネットワーク工程表の長所です。
問65-2
曲線式工程表(Sカーブ)に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①工事の出来高の累計を縦軸、工期を横軸にとって進捗を表す。
  • ②各作業の前後関係を、矢線と結合点で表した工程表である。
  • ③工事の出来高の累計は、工期の初めに最も急に増加する。
  • ④上方許容限界曲線を超えると、工程が遅れていると判断する。
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正解 ①工事の出来高の累計を縦軸、工期を横軸にとって進捗を表す。
解説
曲線式工程表(出来高累計曲線)は、縦軸に工事の出来高の累計(%)、横軸に工期(時間)をとり、工事全体の進み具合を曲線で表す工程表です。一般に、工事の初めと終わりは進み方がゆるやかで、中ごろに急になるため、S字形の曲線(Sカーブ)になります。

他の選択肢が誤りである理由
・矢線と結合点で作業の前後関係を表すのは、ネットワーク工程表です。
・一般に、工期の初めは準備などで出来高の増え方がゆるやかで、中ごろに最も急に増えます。
・実施の曲線が上方許容限界曲線を超えた場合は、工程が進みすぎている(無理をしている可能性がある)と判断します。遅れと判断するのは下方許容限界曲線を下回った場合です。

覚え方のポイント
「Sカーブ=出来高累計」「上方と下方の許容限界曲線で囲んだ形=バナナ曲線」。この帯の中にあれば、おおむね順調と判断します。
問75-2
工程と原価の関係に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①施工の速度を上げると、単位あたりの原価は下がる傾向がある。
  • ②無理に工期を短縮する突貫工事では、原価が急に増加しやすい。
  • ③直接費と間接費の合計が最小となる工期を、最適工期という。
  • ④工期を短縮するほど、直接費と間接費の両方が減少していく。
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正解 ④工期を短縮するほど、直接費と間接費の両方が減少していく。
解説
工事の原価は、材料費や労務費などの直接費と、現場の管理費などの間接費に分けて考えます。工期を短縮すると、現場を維持する期間が短くなるので間接費は減りますが、残業や作業員の増員、機械の追加が必要になるため直接費は増えます。したがって、工期を短縮するほど直接費と間接費の両方が減るというのは誤りです。

他の選択肢が正しい理由
・適切な範囲では、施工の速度を上げると固定的な費用の割合が下がり、単位あたりの原価は下がる傾向があります。
・ある速度を超えて無理に工期を短縮する突貫工事では、直接費が急に増え、原価が大きく上がります。
・直接費は工期を短くすると増え、間接費は工期を短くすると減るため、その合計が最小となる工期があり、これを最適工期といいます。

覚え方のポイント
「工期短縮→直接費は増、間接費は減」「合計が最小の工期=最適工期」。急ぎすぎても遅すぎても高くつきます。
問85-2
ネットワーク工程表の用語に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①ダミーは、所要日数を持つ作業を表す実線の矢線である。
  • ②ダミーは、作業の前後関係だけを表す点線の矢線である。
  • ③結合点(○印)は、作業の所要日数を表す記号である。
  • ④フリーフロートは、クリティカルパス上の作業にだけある。
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正解 ②ダミーは、作業の前後関係だけを表す点線の矢線である。
解説
ダミーは、所要日数(時間)を持たず、作業どうしの前後関係(どの作業が終わらないと次の作業を始められないか)だけを表すための矢線で、点線で表します。

他の選択肢が誤りである理由
・所要日数を持つ作業は、実線の矢線で表します。ダミーは所要日数0の点線です。
・結合点(イベント)は、作業の開始と終了の時点を表す○印です。所要日数は矢線に書きます。
・フリーフロートは、後続の作業の開始を遅らせない範囲で使える余裕で、クリティカルパス上の作業ではフリーフロートも0になります。

覚え方のポイント
「実線=作業(日数あり)」「点線=ダミー(日数0・前後関係だけ)」「○=結合点(時点)」。
問95-2
工程計画における作業員の山積み・山崩しに関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①山積みは、工期を無視して作業員を最大限に増やすことである。
  • ②山崩しは、作業員数が平均化するよう作業を調整することだ。
  • ③山崩しを行うと、必ずクリティカルパスの日数が長くなる。
  • ④山積みは、工事に必要な材料の数量を算出することである。
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正解 ②山崩しは、作業員数が平均化するよう作業を調整することだ。
解説
山積みは、工程表に基づいて、日ごとに必要な作業員の数などを積み上げて表すことです。山積みの結果、特定の日に作業員が集中して山が高くなった場合、余裕のある作業の時期をずらして、作業員の数ができるだけ平均化されるように調整します。これを山崩しといいます。

他の選択肢が誤りである理由
・山積みは、日ごとに必要な作業員の数などを積み上げて表すことで、工期を無視して増員することではありません。
・山崩しは、余裕(フロート)のある作業をずらして行うので、クリティカルパスの日数を変えずに平均化できることが多くあります。
・山積みは、作業員や機械などの資源の必要量を日ごとに積み上げることで、材料の数量の算出のことではありません。

覚え方のポイント
「山積み=日ごとに必要人数を積み上げる」「山崩し=余裕のある作業をずらして平均化する」。
問105-2
実施工程表と工程の進捗管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①進捗の遅れの原因を調べて、今後の工程計画に反映させていく。
  • ②関連する他の工事の関係者と調整しながら工程を進める。
  • ③条件変更で実施工程表を変えるときは、施工後に承諾を受ける。
  • ④材料や機器の納期も、工程に影響するので合わせて管理する。
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正解 ③条件変更で実施工程表を変えるときは、施工後に承諾を受ける。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、実施工程表は工事の着手に先立ち作成して監督職員の承諾を受けることとし、契約書に基づく条件変更などで実施工程表を変更する必要が生じたときは、直ちに変更し、その部分の施工に先立ち監督職員の承諾を受けることとしています。施工した後に承諾を求めるのでは、承諾の意味がありません。

他の選択肢が正しい理由
・遅れがあれば原因を調べ、今後の工程計画に反映させて同じ遅れを防ぎます。
・建築や電気などの関連工事の関係者と、作業の順序や時期を調整しながら進めます。
・材料や機器の納期が遅れると工程全体が遅れるので、発注の時期も含めて管理します。

覚え方のポイント
実施工程表は「着手前に作成して承諾」「条件変更で変えるときは、その部分の施工前に承諾」。工程表は見直しながら使う道具です。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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