2026年版・4-3

材料:ダクトとダクト附属品の一問一答

2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「設備機器・材料・設計図書」から、材料:ダクトとダクト附属品に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、基礎的な能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問14-3
ダクトに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①スパイラルダクトは、亜鉛鉄板をらせん状に巻いてつくる。
  • ②長方形ダクトの縦横比(アスペクト比)は、原則として4以下とする。
  • ③長方形ダクトは、同じ断面積の円形ダクトより圧力損失が小さい。
  • ④フレキシブルダクトは、吹出口とダクトの接続などに用いる。
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正解 ③長方形ダクトは、同じ断面積の円形ダクトより圧力損失が小さい。
解説
同じ断面積で比べると、長方形ダクトは円形ダクトより周囲の長さが長くなり、空気と壁面が接する面積が増えるため、圧力損失は大きくなります。縦横比が大きい扁平なダクトほど、この傾向は強くなります。

他の選択肢が正しい理由
・スパイラルダクトは、帯状の亜鉛鉄板をらせん状に巻いて製作する円形のダクトで、はぜが補強の役目をするため強度があります。
・長方形ダクトの縦横比は、原則として4以下とします(公共建築工事標準仕様書)。
・フレキシブルダクトは、曲げやすいダクトで、吹出口や吸込口とダクトの接続などに用いられます。

覚え方のポイント
「円形が最も効率がよい」「長方形は扁平になるほど損失が増える→縦横比は4以下」。
問24-3
ダクトの附属品に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①防火ダンパは、煙感知器の信号だけで閉じる構造のダンパだ。
  • ②風量調整ダンパは、ダクト内の風量を調整するために設ける。
  • ③たわみ継手は、ダクトの長い直線部の伸縮を吸収するために設ける。
  • ④ガイドベーンは、エルボ内の空気の流れを乱すために設ける。
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正解 ②風量調整ダンパは、ダクト内の風量を調整するために設ける。
解説
風量調整ダンパ(VD)は、羽根の開度を変えることで、ダクト内の風量を調整するためのダンパです。各吹出口や各系統の風量を設計どおりに合わせる風量調整の作業で使います。

他の選択肢が誤りである理由
・防火ダンパは、温度ヒューズが火災の熱で溶けることなどにより閉じ、火炎の拡大を防ぐダンパです。煙感知器と連動して閉じるのは防煙ダンパです。
・たわみ継手(キャンバス継手)は、送風機とダクトの接続部に設けて、送風機の振動がダクトに伝わるのを防ぐものです。
・ガイドベーン(案内羽根)は、エルボ内の流れを整えて、圧力損失や騒音を減らすために設けます。

覚え方のポイント
「VD=風量調整」「FD=防火(熱で閉じる)」「SD=防煙(煙感知器で閉じる)」「たわみ継手=振動の絶縁」。
問34-3
亜鉛鉄板製の長方形ダクトに関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①ダクトの板厚は、長辺の寸法が大きいほど厚くしておく。
  • ②ダクトの板厚は、短辺の寸法に応じて決めるのが原則だ。
  • ③ダクトの補強は、長辺の寸法が大きいほど省略できる。
  • ④かどの継目(はぜ)は、長辺によらず1か所だけとする。
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正解 ①ダクトの板厚は、長辺の寸法が大きいほど厚くしておく。
解説
亜鉛鉄板製の長方形ダクトは、長辺の寸法が大きいほど板が振動したり、内外の圧力の差で変形したりしやすくなります。そのため公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、ダクトの長辺の寸法に応じて最小板厚を定めており(低圧ダクトでは長辺450mm以下で0.5mm、2,200mmを超えると1.2mmなど)、長辺が大きいほど板厚を厚くします。

他の選択肢が誤りである理由
・板厚は、短辺ではなく長辺の寸法(と低圧、高圧の区分)に応じて決めます。変形しやすさを左右するのは長いほうの辺です。
・長辺が大きいダクトほど変形しやすいので、形鋼などによる補強が必要になります。省略できるのではありません。
・かどの継目(はぜ)は原則として2か所以上とし、長辺が750mm以下の場合に限り1か所以上でよいとされています。

覚え方のポイント
「長方形ダクトは長辺が大きいほど弱い→板厚を厚く、補強を入れ、継目も増やす」。基準になるのはいつも長辺です。
問44-3
防火ダンパと防煙ダンパに関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①防煙ダンパは、温度ヒューズが溶けて閉じるダンパである。
  • ②防火ダンパは、ふだんは閉じており、火災時に開く。
  • ③防煙ダンパは、煙感知器と連動して閉じるダンパである。
  • ④防火ダンパには、点検のための点検口は必要ない。
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正解 ③防煙ダンパは、煙感知器と連動して閉じるダンパである。
解説
防煙ダンパ(SD)は、煙感知器の信号と連動して閉じ、ダクトを通じて煙が他の区画へ広がるのを防ぐダンパです。一方、防火ダンパ(FD)は、温度ヒューズが火災の熱で溶けることなどによって閉じ、火炎の拡大を防ぎます。

他の選択肢が誤りである理由
・温度ヒューズが溶けて閉じるのは防火ダンパです。
・防火ダンパはふだん開いていて、火災の熱で閉じます。
・防火ダンパには、温度ヒューズの点検や交換ができるよう、近くに点検口を設けます。

覚え方のポイント
「防火ダンパ=熱で閉じる」「防煙ダンパ=煙感知器で閉じる」「両方とも点検口が必要」。
問54-3
送風機とダクトの接続部に設ける、たわみ継手(キャンバス継手)の目的として、最も適当なものはどれか。
  • ①ダクト内の風量を細かく調整するため
  • ②送風機の振動をダクトに伝えないため
  • ③火災時にダクトを閉じて延焼を防ぐため
  • ④ダクト内を通る空気の温度を下げるため
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正解 ②送風機の振動をダクトに伝えないため
解説
たわみ継手(キャンバス継手)は、送風機とダクトの間に設ける、布などでできた柔らかい継手です。送風機の振動がダクトに伝わって騒音や振動が広がるのを防いだり、据付けのわずかなずれを吸収したりします。

他の選択肢が誤りである理由
・風量を調整するのは、風量調整ダンパです。
・火災時にダクトを閉じて延焼を防ぐのは、防火ダンパです。
・たわみ継手に、空気の温度を下げる働きはありません。

覚え方のポイント
「たわみ継手=振動を伝えない」。配管のフレキシブルジョイント(防振継手)と同じ役割です。
問64-3
ダクトの消音に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①消音エルボは、エルボの内面に吸音材を張ったものである。
  • ②消音チャンバは、箱の内面に吸音材を張って音を減衰させる。
  • ③送風機とダクトの接続部に、たわみ継手を設けて振動を絶縁する。
  • ④ダクト内の風速を上げるほど、発生する騒音は小さくなる。
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正解 ④ダクト内の風速を上げるほど、発生する騒音は小さくなる。
解説
ダクト内の風速が速くなるほど、空気の流れによって発生する騒音(気流音)は大きくなります。静かにしたい室へのダクトでは、風速を下げたり、消音器を設けたりして騒音を抑えます。

他の選択肢が正しい理由
・消音エルボは、エルボの内面にグラスウールなどの吸音材を張り、音を吸収させるものです。
・消音チャンバは、ダクトの途中に設けた箱の内面に吸音材を張ったもので、断面の急な拡大と吸音材で音を減衰させます。
・送風機とダクトの接続部にはたわみ継手(キャンバス継手)を設け、送風機の振動がダクトに伝わって騒音が広がるのを防ぎます。

覚え方のポイント
ダクトの騒音対策は「風速を下げる」「消音器(消音エルボ・消音チャンバ)を設ける」「送風機の振動を絶縁する(たわみ継手)」の3つです。
問74-3
ダクトの材料と構造に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①排煙ダクトは、グラスウールなどの可燃性の材料でつくってよい。
  • ②一般のダクトの材料には、亜鉛鉄板が広く用いられている。
  • ③厨房の排気ダクトには、ステンレス鋼板などを用いることがある。
  • ④ダクトは、常用圧力によって低圧ダクトと高圧ダクトに区分される。
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正解 ①排煙ダクトは、グラスウールなどの可燃性の材料でつくってよい。
解説
排煙ダクト(排煙風道)は、火災の際の高温の煙を排出するためのダクトで、建築基準法施行令で不燃材料でつくることが定められています。可燃性の材料でつくると、火災時に燃えてしまい、煙を排出できません。

他の選択肢が正しい理由
・一般のダクトには、亜鉛めっきを施した亜鉛鉄板が広く用いられています。
・厨房の排気ダクトは、油や湿気で錆びやすいため、ステンレス鋼板などを用いることがあります。
・ダクトは、常用圧力の大きさによって低圧ダクトと高圧ダクトに区分され、板厚や構造が異なります。

覚え方のポイント
「排煙ダクトは不燃材料」「厨房排気は錆びにくい材料」「圧力によって低圧・高圧を区分」。
問84-3
吹出口・吸込口に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①ユニバーサル形吹出口は、羽根の向きを変えられない吹出口だ。
  • ②吸込口は、吹出口よりも到達距離が大きくなる特性がある。
  • ③ライン形吹出口は、細長いスリット状で天井などに設ける。
  • ④ノズル形吹出口は、小さな室の天井に設けるのに最も適する。
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正解 ③ライン形吹出口は、細長いスリット状で天井などに設ける。
解説
ライン形吹出口は、細長いスリット状の吹出口で、天井や窓際に沿って設けられます。天井の意匠と調和しやすく、窓際の熱負荷の処理(ペリメータ対策)などにも用いられます。

他の選択肢が誤りである理由
・ユニバーサル形吹出口は、羽根(ベーン)の向きを上下左右に変えて、吹出しの方向を調整できる吹出口です。
・吸込口の周りの空気の流れは、吸込口に近いところだけで急に速くなり、吹出口のように遠くまで届く気流はできません。
・ノズル形吹出口は到達距離が大きいので、大空間に適しています。

覚え方のポイント
「ユニバーサル=向きを調整」「ライン形=細長い・天井や窓際」「ノズル=遠くへ・大空間」「アネモ=天井から放射状」。
問94-3
ダクト系の圧力損失に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①エルボの曲率半径を小さくすると、圧力損失は大きくなる。
  • ②ダクト内の風速を速くすると、圧力損失は大きくなる。
  • ③ダクトの断面が急に変わる所では、圧力損失が生じる。
  • ④ダクトを長くするほど、摩擦による圧力損失は小さくなる。
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正解 ④ダクトを長くするほど、摩擦による圧力損失は小さくなる。
解説
ダクトの摩擦による圧力損失は、ダクトの長さに比例して大きくなります。ダクトを長くするほど、圧力損失は大きくなります。

他の選択肢が正しい理由
・エルボの曲がりが急(曲率半径が小さい)なほど、流れが乱れて圧力損失は大きくなります。
・圧力損失は風速のおおむね2乗に比例するので、風速を速くすると大きくなります。
・断面が急に拡大・縮小する所では、渦ができて圧力損失が生じます。

覚え方のポイント
ダクトも配管と同じく「長い・細い・速い・急に曲がる・急に変わる」ほど損失が大きくなります。
問104-3
ダクトの点検口と測定口に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①防火ダンパの近くには、点検口を設ける必要はない。
  • ②風量測定口は、ダクト内の風量を測るために設ける。
  • ③点検口は、天井内に隠して点検できない位置に設ける。
  • ④風量測定口は、エルボの直後の流れの乱れた所がよい。
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正解 ②風量測定口は、ダクト内の風量を測るために設ける。
解説
風量測定口は、ピトー管などを差し込んでダクト内の風量を測定するための小さな開口です。試運転調整の風量測定などに使います。

他の選択肢が誤りである理由
・防火ダンパの近くには、温度ヒューズの点検や交換ができるように点検口を設けます。
・点検口は、点検や作業ができる位置に設けなければ意味がありません。天井内の場合は、天井点検口などと位置を合わせます。
・風量の測定は、エルボの直後など流れが乱れている所では正確にできないため、流れが整った直線部に測定口を設けます。

覚え方のポイント
「測定口は流れの整った直線部」「点検口は点検できる位置」。どちらも使えなければ意味がない、という視点で考えましょう。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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