2026年版・3-4

排水・通気設備の一問一答

2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「給排水衛生設備」から、排水・通気設備に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、基礎的な能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問13-4
排水トラップに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①トラップの封水深は、5cm以上10cm以下とするのが原則である。
  • ②1つの器具の排水管に、トラップを直列に2個設けてはならない。
  • ③トラップは、排水中の汚物などで詰まりにくい構造とする。
  • ④トラップの封水深は、深いほど良く、20cm以上が望ましい。
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正解 ④トラップの封水深は、深いほど良く、20cm以上が望ましい。
解説
建築基準法に基づく告示では、排水トラップの封水深は5cm以上10cm以下(阻集器を兼ねるものは5cm以上)と定められています。封水深が深すぎると、トラップの中に汚物がたまりやすくなり、自浄作用が低下して詰まりの原因になります。

他の選択肢が正しい理由
・封水深は5cm以上10cm以下が原則です。浅すぎると封水が破れやすくなります。
・1つの排水経路にトラップを直列に2つ設ける二重トラップは、間の空気が閉じ込められて排水が流れにくくなるため禁止されています。
・トラップは、汚物がたまらず、排水の流れで内部が洗われる(自浄作用がある)構造とします。

覚え方のポイント
「封水深は5〜10cm」「二重トラップは禁止」。深ければ良いわけではない点がよく問われます。
問23-4
トラップの封水が失われる(破封する)原因に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①器具自身の排水で封水が吸い出されるのが自己サイホン作用だ。
  • ②長期間使用しないと、封水が蒸発して破封することがある。
  • ③通気管を適切に設けると、誘導サイホン作用が起きやすくなる。
  • ④トラップに糸くずなどが掛かると、毛管現象で封水が失われる。
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正解 ③通気管を適切に設けると、誘導サイホン作用が起きやすくなる。
解説
誘導サイホン作用は、他の器具からの排水が排水管内を流れるときに管内の圧力が変動し、その影響でトラップの封水が吸い出されたり押し出されたりする現象です。通気管を適切に設けると、排水管内に空気が出入りして圧力の変動が和らぐため、誘導サイホン作用は起こりにくくなります。

他の選択肢が正しい理由
・洗面器などに水をためて一気に流すと、排水自体の勢いで封水が吸い出されることがあり、これを自己サイホン作用といいます。
・長期間使わないと、封水が蒸発してなくなることがあります。
・トラップの出口に糸くずや髪の毛が掛かると、毛管現象で封水が少しずつ吸い出されます。

覚え方のポイント
破封の原因は「自己サイホン・誘導サイホン・はね出し・蒸発・毛管現象」の5つ。通気管はサイホン作用やはね出しを防ぐために設けます。
問33-4
通気管に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①伸頂通気管は、排水立て管の頂部を延長して開口する。
  • ②通気管の末端は、窓や換気口の近くに開口させるのがよい。
  • ③通気管は、雨水の立て管と兼用して配管してもよい。
  • ④通気横管は、器具のあふれ縁より低い位置で横走りさせる。
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正解 ①伸頂通気管は、排水立て管の頂部を延長して開口する。
解説
伸頂通気管は、排水立て管の頂部をそのまま延長して屋上などで大気に開口させる通気管で、最も基本的な通気の方式です。排水立て管の中に空気を取り入れて、管内の圧力の変動を和らげ、トラップの封水を守ります。

他の選択肢が誤りである理由
・通気管の末端から出る空気は下水の臭気を含むため、窓や換気口などの開口部の近くに開口させてはいけません。
・通気管を雨水の立て管と兼用すると、大雨のときに雨水が流れ込んで通気が妨げられるため、兼用してはいけません。
・通気横管を器具のあふれ縁より低い位置で配管すると、排水管が詰まったときに排水が通気管に流れ込み、通気の働きが失われます。そのため通気管はあふれ縁より上の位置で横走りさせます(公共建築工事標準仕様書では、各階の通気管を通気立て管に連結する位置をあふれ縁より150mm以上としています)。

覚え方のポイント
「伸頂通気=立て管の頂部を延長」「末端は開口部から離す」「雨水管と兼用しない」「通気横管はあふれ縁より上」。なお通気管は、管内の水滴が排水管へ戻るよう、立て管に向かって上り勾配をとります。
問43-4
排水横管の勾配に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ①勾配は、管径にかかわらずすべて1/200とする。
  • ②管径が大きいほど、排水横管の勾配を大きくする。
  • ③管径が小さいほど、排水横管の勾配を大きくする。
  • ④排水横管は、勾配をつけずに水平のまま配管する。
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正解 ③管径が小さいほど、排水横管の勾配を大きくする。
解説
排水横管は、排水と汚物を重力で流すために勾配をつけます。管径が小さい管ほど流れる水の深さが浅く、汚物が残りやすいため、勾配を大きくします。一般的な目安は、管径65mm以下で1/50、75mm・100mmで1/100、125mmで1/150、150mm以上で1/200です。

他の選択肢が誤りである理由
・勾配は管径によって変わり、すべて同じ値ではありません。
・管径が大きいほど、勾配は小さくてよくなります。
・勾配をつけないと、排水や汚物が流れずに管内に残ってしまいます。

覚え方のポイント
「細い管ほど急な勾配」。65mm以下1/50、100mm1/100と、代表的な値を押さえておきましょう。
問53-4
間接排水とする必要がある機器として、最も適当なものはどれか。
  • ①浴室の床の排水
  • ②飲料用水槽の排水
  • ③大便器からの排水
  • ④台所流しの排水
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正解 ②飲料用水槽の排水
解説
間接排水は、機器の排水管を排水管に直接つながず、いったん大気中に開放して(排水口空間を設けて)排水する方法です。飲料用の貯水槽や冷蔵庫、食器洗浄機、医療用の器具など、衛生的に保つ必要がある機器は、排水管から汚水が逆流して汚染されるのを防ぐため、間接排水とします。

他の選択肢が誤りである理由
・浴室の床の排水は、トラップを設けて排水管に直接接続します。
・大便器の排水は、器具のトラップを通して排水管に直接接続します。
・台所の流しの排水も、トラップを設けて排水管に直接接続します。

覚え方のポイント
「汚れては困る機器=間接排水」。飲料用の水槽・食品を扱う機器・医療器具が代表例です。
問63-4
排水槽に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①排水槽の底には、排水ポンプの吸込みピットを設ける。
  • ②排水槽の底は、吸込みピットに向かって勾配を設ける。
  • ③排水槽には、点検や清掃のためのマンホールを設ける。
  • ④排水槽の通気管は、他の排水通気管と兼用して設ける。
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正解 ④排水槽の通気管は、他の排水通気管と兼用して設ける。
解説
排水槽の通気管は、他の排水通気系統の通気管と兼用せず、単独で大気に開放します。排水槽には、ポンプで排水するときの水位の変化に合わせて空気が出入りするため、他の系統とつなぐと、臭気が他の系統へ逆流したり、他の系統の通気に悪影響を与えたりするおそれがあるためです。

他の選択肢が正しい理由
・排水槽の底には、ポンプで排水しきれるように吸込みピットを設けます。
・底部には吸込みピットに向かって勾配をつけ、汚物がたまらないようにします。
・排水槽には、点検や清掃のためのマンホールを設けます。

覚え方のポイント
排水槽は「吸込みピット」「ピットへの勾配」「マンホール」「単独の通気管」。汚物をためない・臭気を広げないが目的です。
問73-4
阻集器に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①グリース阻集器は、厨房の排水に含まれる油脂を分離する。
  • ②オイル阻集器は、駐車場などの排水からガソリンなどを分離する。
  • ③トラップ機能を持つ阻集器にも、別に器具トラップを設ける。
  • ④砂阻集器は、排水中の砂や土などを沈殿させて取り除く。
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正解 ③トラップ機能を持つ阻集器にも、別に器具トラップを設ける。
解説
多くの阻集器は、内部に水をためて油や砂を分離する構造のため、それ自体がトラップの働き(封水)を持っています。このような阻集器の器具側にさらに器具トラップを設けると、1つの排水経路にトラップが直列に2つ並ぶ二重トラップになり、間に閉じ込められた空気で排水が流れにくくなるため、設けてはいけません。

他の選択肢が正しい理由
・グリース阻集器は、厨房の排水に含まれる油脂分を浮上させて分離します。
・オイル阻集器は、駐車場や整備工場などの排水から、ガソリンや油を分離して、引火や爆発の危険を防ぎます。
・砂阻集器は、排水中の砂や土を沈殿させて取り除きます。

覚え方のポイント
阻集器は「何を取るか」で名前が決まります。グリース=油脂、オイル=ガソリン・油、砂=砂・土。「トラップ機能付きの阻集器に器具トラップを重ねない(二重トラップの禁止)」「たまった物は定期的に清掃する」も押さえましょう。
問83-4
排水設備の掃除口に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①掃除口は、横主管の起点や方向の変わる箇所に設ける。
  • ②掃除口は、清掃のため排水管の径より小さい口径とする。
  • ③掃除口は、長い横管でも起点にだけ設ければよい。
  • ④掃除口は、排水立て管だけに設けて、横管には設けない。
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正解 ①掃除口は、横主管の起点や方向の変わる箇所に設ける。
解説
掃除口は、排水管の詰まりを取り除くための開口部で、排水横主管や排水横枝管の起点、管の方向が大きく変わる箇所、排水立て管の最下部、長い横管の途中などに設けます。掃除用の器具を差し込みやすい位置に、点検・清掃ができるように設けます。

他の選択肢が誤りである理由
・掃除口は、掃除用具が入れやすいよう、原則として排水管と同じ径(大きな管では一定以上の径)とします。
・清掃用具が届く距離には限りがあるため、長い横管では途中にも一定の間隔(一般に管径100mm以下は15m以内、100mmを超える場合は30m以内ごと)で掃除口を設けます。
・横管は汚物が残りやすく詰まりやすいので、横管にこそ掃除口が必要です。

覚え方のポイント
掃除口は「起点・方向の変わる所・立て管の最下部・長い横管の途中」に「清掃できるように」設ける、と覚えましょう。
問93-4
ループ通気方式に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①ループ通気管は、器具ごとに個別に設ける通気管のことである。
  • ②ループ通気管は、最上流の器具のすぐ下流側から立ち上げる。
  • ③ループ通気管は、排水立て管の頂部を延長したもののことである。
  • ④ループ通気管は、排水横枝管の最下流から立ち上げて設ける。
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正解 ②ループ通気管は、最上流の器具のすぐ下流側から立ち上げる。
解説
ループ通気方式は、2個以上のトラップを保護するため、排水横枝管に接続された最上流の器具排水管の接続点のすぐ下流から通気管を立ち上げ、通気立て管または伸頂通気管に接続する方式です。事務所の便所など、複数の器具が並ぶ場所でよく用いられます。

他の選択肢が誤りである理由
・器具ごとに個別に設ける通気管は、各個通気管です。
・排水立て管の頂部を延長したものは、伸頂通気管です。
・ループ通気管は、横枝管の最上流側から立ち上げます。最下流から立ち上げても、上流側の器具のトラップを十分に保護できません。

覚え方のポイント
「伸頂=立て管の頂部」「各個=器具ごと」「ループ=横枝管の最上流の器具のすぐ下流から」。
問103-4
雨水排水に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①屋根の雨水は、ルーフドレンで集めて雨水立て管へ流す。
  • ②雨水ますの底部には、土砂をためる泥だめを設ける。
  • ③雨水管を汚水管に接続する所には、トラップますを設ける。
  • ④雨水立て管は、排水通気管と兼用して配管するのがよい。
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正解 ④雨水立て管は、排水通気管と兼用して配管するのがよい。
解説
雨水立て管を排水通気管と兼用すると、大雨のときに雨水が通気管の中を流れて通気の働きが失われ、排水管内の圧力の変動で封水が破られるおそれがあります。そのため、雨水立て管は、汚水排水管や通気管と兼用せず、単独で配管します。

他の選択肢が正しい理由
・屋根の雨水は、ルーフドレンで集め、雨水立て管を通して排水します。
・雨水ますの底には土砂をためる泥だめを設け、土砂が下流の管に流れ込んで詰まるのを防ぎます(下水道法施行令第8条第10号では、排水設備の雨水ますの泥だめを深さ15cm以上としています)。
・合流式の地域などで雨水排水管を汚水排水管に接続する場合は、トラップますを設けて、汚水管からの臭気が雨水管へ上がってこないようにします。

覚え方のポイント
「雨水立て管は単独(汚水管・通気管と兼用しない)」「雨水ますは泥だめ」「汚水系統につなぐ所はトラップますで臭気を止める」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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