2026年版・3-1

上水道と下水道の一問一答

2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「給排水衛生設備」から、上水道と下水道に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、基礎的な能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問13-1
水道法に基づく水質基準に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①大腸菌は、検水中に検出されないこととする。
  • ②一般細菌は、1mLで集落数1,000以下。
  • ③pH値は、5.8以上8.6以下とする。
  • ④濁度は2度以下、色度は5度以下とする。
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正解 ②一般細菌は、1mLで集落数1,000以下。
解説
水道水の水質基準(水質基準に関する省令)では、一般細菌は「1mLの検水で形成される集落数が100以下であること」とされています。1,000以下ではありません。

他の選択肢が正しい理由
・大腸菌は「検出されないこと」とされています。
・pH値は「5.8以上8.6以下であること」とされています。
・濁度は「2度以下であること」とされています。なお、色度は5度以下です。

覚え方のポイント
「大腸菌は検出されない」「一般細菌は100以下」「pHは5.8〜8.6」「濁度2度・色度5度」。数値をセットで覚えましょう。
問23-1
水道法施行規則に基づく給水栓における水の残留塩素に関する記述として、適当なものはどれか。ただし、平常時とする。
  • ①遊離残留塩素を0.01mg/L以上保持するように塩素消毒をする。
  • ②遊離残留塩素を1.0mg/L以上保持するように塩素消毒をする。
  • ③結合残留塩素を0.1mg/L以上保持するように塩素消毒をする。
  • ④遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持するように塩素消毒をする。
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正解 ④遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持するように塩素消毒をする。
解説
水道法施行規則第17条第1項第3号では、給水栓における水が、遊離残留塩素を0.1mg/L(結合残留塩素の場合は0.4mg/L)以上保持するように塩素消毒をすることと定めています。水道水は浄水場から蛇口に届くまでに時間がかかるため、途中で細菌などが入り込んでも消毒の効果が続くよう、蛇口の段階で一定量の塩素が残っていることを求めているのです。なお、病原生物に著しく汚染されるおそれがある場合などは、遊離残留塩素0.2mg/L(結合残留塩素1.5mg/L)以上とします。

他の選択肢が誤りである理由
・0.01mg/Lは、規定の値(0.1mg/L)の10分の1しかなく足りません。
・1.0mg/Lは平常時の規定の値ではありません。規定は「0.1mg/L以上」という下限の値です。
・結合残留塩素は遊離残留塩素より消毒の力が弱いため、結合残留塩素の場合は0.4mg/L以上が必要です。0.1mg/Lでは足りません。

覚え方のポイント
「遊離0.1・結合0.4(汚染のおそれがあれば遊離0.2・結合1.5)」。遊離残留塩素のほうが消毒の力が強いので、少ない量で足ります。受水槽の管理でも残留塩素の測定が行われます。
問33-1
浄水処理に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①急速ろ過方式では、凝集剤を加えて沈殿させた後にろ過する。
  • ②緩速ろ過方式は、急速ろ過方式より広いろ過池の面積を要しない。
  • ③緩速ろ過方式は、急速ろ過方式よりろ過の速度が速い。
  • ④急速ろ過方式は、微生物の膜の働きだけで水を浄化する。
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正解 ①急速ろ過方式では、凝集剤を加えて沈殿させた後にろ過する。
解説
急速ろ過方式は、原水に凝集剤を加えて濁りの粒子を大きなかたまり(フロック)にし、沈殿池で沈めた後、砂などのろ過池で速い速度でろ過する方式です。短い時間で多くの水を処理できるため、多くの浄水場で採用されています。

他の選択肢が誤りである理由
・緩速ろ過方式は、ろ過の速度が遅いため、同じ量の水を処理するには急速ろ過方式より広いろ過池の面積が必要です。
・名前のとおり、ろ過の速度が遅いのが緩速ろ過方式、速いのが急速ろ過方式です。
・微生物の膜(生物膜)の働きで浄化するのは、緩速ろ過方式の特徴です。急速ろ過方式は、凝集と沈殿、ろ過で濁りを取り除きます。

覚え方のポイント
「急速ろ過=凝集・沈殿・速いろ過」「緩速ろ過=生物膜・遅いろ過・広い面積」。どちらも最後は塩素で消毒し、給水栓で残留塩素が保たれるようにします。
問43-1
水道法に定める「給水装置」に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①浄水場から配水池までの間に設けた送水管のことである。
  • ②受水槽以降の建物内の給水管と給水器具のことである。
  • ③配水管から分岐した給水管と、直結する給水用具をいう。
  • ④道路に埋設された、水道事業者が管理する配水管のことだ。
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正解 ③配水管から分岐した給水管と、直結する給水用具をいう。
解説
水道法では、給水装置を「需要者に水を供給するために水道事業者の施設した配水管から分岐して設けられた給水管及びこれに直結する給水用具」と定めています。水道の水圧がそのままかかる部分で、構造や材質の基準が定められています。

他の選択肢が誤りである理由
・浄水場から配水池までの管は送水管で、水道事業者の施設です。
・受水槽以降の設備は、配水管と直結していないので給水装置には含まれません。
・道路に埋設された配水管は水道事業者の施設で、給水装置ではありません。

覚え方のポイント
「給水装置=配水管から分岐して直結している部分」。受水槽を経由すると、そこから先は給水装置ではなくなります。
問53-1
下水道の排除方式に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①分流式は、汚水と雨水を同じ管きょで流す方式である。
  • ②合流式は、汚水と雨水を同じ管きょで流す方式である。
  • ③合流式は、雨天時でも未処理の下水が放流されることはない。
  • ④分流式では、雨水を必ず終末処理場で処理してから放流する。
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正解 ②合流式は、汚水と雨水を同じ管きょで流す方式である。
解説
合流式は、汚水と雨水を同じ管きょで流す方式、分流式は、汚水と雨水を別々の管きょで流す方式です。合流式は1本の管で済みますが、大雨のときに処理しきれない下水の一部が、未処理のまま川などへ放流されることがあるという問題があります。

他の選択肢が誤りである理由
・汚水と雨水を別々に流すのが分流式です。
・合流式では、大雨のときに下水の一部が未処理のまま放流されることがあります。
・分流式では、雨水は雨水管きょで直接川などへ放流するのが一般的です。

覚え方のポイント
「合流式=汚水と雨水が一緒」「分流式=別々」。建物の排水設備も、分流式の地域では汚水と雨水を分けて接続します。
問63-1
下水道法施行令に基づく排水設備の構造に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①管きょの勾配は、やむを得ない場合を除き、100分の1以上とする。
  • ②汚水を排除するますのふたは、密閉することができるものとする。
  • ③雨水を排除するますの底には、深さ15cm以上の泥だめを設ける。
  • ④汚水を排除するますの底には、深さ15cm以上の泥だめを設ける。
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正解 ④汚水を排除するますの底には、深さ15cm以上の泥だめを設ける。
解説
下水道法施行令では、ますの底には、もっぱら雨水を排除するますには深さ15cm以上の泥だめを、その他のます(汚水を排除するますなど)には、接続する管きょの内径に応じた幅のインバート(汚物が滞らず流れるための半円形の溝)を設けると定めています(第8条)。汚水ますに泥だめを設けると、汚物がたまって腐敗の原因になります。

他の選択肢が正しい理由
・管きょの勾配は、やむを得ない場合を除き、100分の1以上とします。
・汚水を排除するますやマンホールには、密閉できるふたを設けます。
・雨水ますの底には、土砂をためる深さ15cm以上の泥だめを設けます。

覚え方のポイント
「雨水ます=泥だめ15cm以上」「汚水ます=インバート」。汚水ますは汚物を滞らせないこと、雨水ますは土砂を流さないことが目的です。
問73-1
下水道法施行令に基づく排水設備のます又はマンホールの設置箇所として、適当でないものはどれか。
  • ①管きょの長さが内径の200倍の位置ごと
  • ②もっぱら雨水を排除する管きょの始まる箇所
  • ③下水の流路の方向が著しく変化する箇所
  • ④管きょの勾配が著しく変化する箇所
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正解 ①管きょの長さが内径の200倍の位置ごと
解説
下水道法施行令第8条第8号では、排水設備の暗きょの部分には、ます又はマンホールを、管きょの長さがその内径又は内のり幅の120倍を超えない範囲内で、清掃上適当な箇所に設けると定めています(同号ハ)。200倍ではありません。管きょが長くなるほど詰まりを取り除く作業が届かなくなるため、一定の間隔ごとに点検・清掃の口を設けるのです。

他の選択肢が正しい理由
・もっぱら雨水を排除する管きょの始まる箇所には、ます又はマンホールを設けます(同号イ)。
・下水の流路の方向が著しく変化する箇所には、ます又はマンホールを設けます(同号ロ。管きょの清掃に支障がないときを除く)。
・勾配が著しく変化する箇所にも、同様に設けます(同号ロ)。

覚え方のポイント
ますの設置は「起点・方向の変化・勾配の変化・内径の120倍以内ごと」。清掃や点検ができるようにするためです。ますの底は「雨水ます=泥だめ15cm以上」「汚水ます=インバート」(同条第10号)もセットで押さえましょう。
問83-1
公共下水道の処理区域内における建築物の排水に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①くみ取便所は、下水の処理開始後も改造する義務はない。
  • ②排水設備は、公共下水道の供用開始後も設けなくてよい。
  • ③くみ取便所は、処理開始日から3年以内に水洗便所に改造する。
  • ④くみ取便所は、処理開始の日から10年以内に改造すればよい。
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正解 ③くみ取便所は、処理開始日から3年以内に水洗便所に改造する。
解説
下水道法では、処理区域内でくみ取便所が設けられている建築物の所有者は、下水の処理を開始すべき日から3年以内に、その便所を水洗便所(汚水管が公共下水道に連結されたもの)に改造しなければならないと定めています(第11条の3)。

他の選択肢が誤りである理由
・くみ取便所は、3年以内に水洗便所へ改造する義務があります。
・公共下水道の供用が開始された区域の土地の所有者などは、遅滞なく排水設備を設置しなければなりません。
・改造の期限は3年以内で、10年以内ではありません。

覚え方のポイント
「処理区域では、くみ取便所は3年以内に水洗化」「排水設備は遅滞なく設置」。下水道があるのに使わないことは認められていません。
問93-1
下水道の管きょの接合方法に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①管頂接合は、上流と下流の管の頂部の高さをそろえる方法だ。
  • ②水面接合は、上流と下流の管内の水面の高さをそろえる方法だ。
  • ③管底接合は、管の中心の高さを上流と下流でそろえる方法だ。
  • ④段差接合は、地表の勾配が急な場所で段差を設けて接合する。
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正解 ③管底接合は、管の中心の高さを上流と下流でそろえる方法だ。
解説
管底接合は、上流と下流の管の底部(管底)の高さをそろえて接合する方法です。管の中心の高さをそろえる方法ではありません。管の中心をそろえる方法は管中心接合といいます。

他の選択肢が正しい理由
・管頂接合は、上流と下流の管の頂部(管頂)をそろえる方法で、流れはなめらかですが、下流側の管の埋設が深くなります。
・水面接合は、上流と下流の管内の計画水面の高さをそろえる方法です。
・段差接合は、地表の勾配が急な場所で、マンホールの部分で段差を付けて接合する方法です。

覚え方のポイント
接合方法は「そろえる位置」で名前が決まります。管頂=頂部、水面=水面、管底=底部、管中心=中心。
問103-1
水道法施行令に定める給水装置の構造及び材質の基準に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①取付口は、他の給水装置の取付口から15cm以上離す。
  • ②当該給水装置以外の水管その他の設備に直接連結しない。
  • ③水圧に影響するおそれのあるポンプにも直接連結できる。
  • ④取付口の給水管の口径は、使用水量より大きいほどよい。
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正解 ②当該給水装置以外の水管その他の設備に直接連結しない。
解説
水道法施行令第6条第1項第6号では、給水装置の構造及び材質の基準の一つとして、「当該給水装置以外の水管その他の設備に直接連結されていないこと」を定めています。井戸水や工業用水などの配管と直接つなぐと、そちらの水が水道の配管に入り込み、水道水全体を汚染するおそれがあるためです(クロスコネクションの禁止)。

他の選択肢が誤りである理由
・配水管への取付口の位置は、他の給水装置の取付口から30cm以上離れていることとされています(同項第1号)。15cmでは足りません。
・配水管の水圧に影響を及ぼすおそれのあるポンプに直接連結してはなりません(同項第3号)。ポンプで直接吸い込むと、周りの家の水圧が下がってしまうためです。
・取付口における給水管の口径は、水の使用量に比べて著しく過大でないこととされています(同項第2号)。大きいほどよいのではありません。

覚え方のポイント
給水装置の基準は「取付口は30cm以上離す」「口径は過大にしない」「水圧に影響するポンプに直結しない」「水圧に耐え、有害物質が溶け出さない」「他の管と直結しない」「逆流を防止する」。配水管とそれを使う他の家を守るための決まりです。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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