2026年版・2-5

パッケージ形空調と自動制御の一問一答

2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「空気調和・換気設備」から、パッケージ形空調と自動制御に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全500問) 空気調和・換気設備の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、基礎的な能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問12-5
ビル用マルチパッケージ形空気調和機に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①1台の室外機に、複数台の室内機を冷媒配管で接続できる。
  • ②室外機と室内機の間の冷媒配管の長さに、制限はない。
  • ③室内機ごとに運転や停止を行うことはできない方式である。
  • ④室外機と室内機の間は、冷温水の配管で接続する方式だ。
答えと解説を見る
正解 ①1台の室外機に、複数台の室内機を冷媒配管で接続できる。
解説
ビル用マルチパッケージ形空気調和機は、1台(または1組)の室外機に複数台の室内機を冷媒配管で接続し、室ごとに運転・停止や温度設定ができる方式です。中小規模の事務所ビルなどで広く使われています。

他の選択肢が誤りである理由
・冷媒配管の長さや室外機と室内機の高低差には、機種ごとにメーカーが定めた制限があります。
・室内機ごとに運転や停止、温度の設定ができるのが大きな特長です。
・室外機と室内機の間は冷媒配管で接続し、冷媒で熱を運びます。冷温水の配管で接続するのは、ファンコイルユニット方式などの中央式の方式です。

覚え方のポイント
ビル用マルチは「1台の室外機+複数の室内機」「個別運転ができる」「配管長・高低差に制限がある」の3点を押さえましょう。
問22-5
パッケージ形空気調和機の室外機の設置に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①室外機の吹出し空気を再び吸い込まないように配置する。
  • ②室外機の周囲には、保守点検のための空間を確保する。
  • ③室外機は、壁で四方を囲んだ狭い場所に密集させて置く。
  • ④室外機は、騒音や振動が周囲に影響しないように設置する。
答えと解説を見る
正解 ③室外機は、壁で四方を囲んだ狭い場所に密集させて置く。
解説
室外機は、周囲の空気と熱をやりとりするため、十分な通風が必要です。壁で四方を囲んだ狭い場所に密集させると、吹き出した空気を再び吸い込む(ショートサーキット)ことになり、冷房時は凝縮圧力が上がって能力が落ちたり、保護装置が働いて停止したりします。

他の選択肢が正しい理由
・吹出し空気の再吸込みを防ぐように、室外機の向きや間隔を決めます。
・点検や修理ができるよう、メーカーが定める保守空間を確保します。
・室外機の騒音や振動が近隣や室内に影響しないよう、設置場所や防振を検討します。

覚え方のポイント
室外機の設置は「通風の確保(ショートサーキットの防止)」「保守空間」「騒音・振動への配慮」の3点が基本です。
問32-5
冷媒を用いる空調設備の安全に関する記述として、最も適当なものはどれか。
  • ①冷媒は空気より軽いので、漏れると天井付近にたまりやすい。
  • ②冷媒が漏れたときの濃度は、室の容積が大きいほど高くなる。
  • ③漏えい時の濃度の確認は、系統内の最も大きな室について行う。
  • ④小さな室では、冷媒が漏れた場合の濃度に注意して計画する。
答えと解説を見る
正解 ④小さな室では、冷媒が漏れた場合の濃度に注意して計画する。
解説
空調に使われる多くの冷媒は空気より重く、漏れると床付近にたまります。冷媒自体の毒性が低くても、狭い室で大量に漏れると濃度が高くなり、酸素欠乏の危険があります。漏れたときの濃度は「漏れた冷媒の量÷室の容積」で決まるため、冷媒の充填量が多い系統に小さな室がつながる場合は、漏れたときの濃度が限界の濃度を超えないかを確認し、必要に応じて換気や漏えい検知などの対策をとります。

他の選択肢が誤りである理由
・多くの冷媒は空気より重いため、漏れると天井付近ではなく床付近にたまりやすくなります。
・同じ量の冷媒が漏れた場合、室の容積が小さいほど濃度は高くなります。容積が大きいほど高くなるのではありません。
・濃度が最も高くなるのは容積の最も小さい室なので、確認は系統につながる最も小さな室について行います。

覚え方のポイント
「冷媒は重くて床にたまる」「濃度=漏れた量÷室の容積」「確認するのは一番小さな室」。酸素欠乏の危険とあわせて覚えましょう。
問42-5
空調設備の自動制御に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①二方弁で流量を変えると、配管系の流量が変化する変流量方式になる。
  • ②三方弁で制御すると、コイルの流量によらず配管系の流量は変わる。
  • ③二方弁による変流量方式は、ポンプの動力を減らしやすい。
  • ④三方弁は、コイルを通る水とバイパスする水の割合を変える。
答えと解説を見る
正解 ②三方弁で制御すると、コイルの流量によらず配管系の流量は変わる。
解説
三方弁は、コイルへ流す水と、コイルを通さずにバイパスさせる水の割合を変えて、コイルの能力を調整します。コイルを通る流量は変わっても、配管系全体を流れる水量はほぼ一定になります(定流量方式)。

他の選択肢が正しい理由
・二方弁でコイルへの流量を絞ると、配管系全体の流量も変わる変流量方式になります。
・変流量方式では、流量が少ないときにポンプの台数や回転数を減らせるので、搬送動力を減らせます。
・三方弁は、コイル側とバイパス側に流れる水の割合を変える弁です。

覚え方のポイント
「二方弁=変流量=ポンプ動力を減らせる」「三方弁=定流量」。省エネルギーの観点では、二方弁による変流量方式が有利です。
問52-5
自動制御の方式に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①オンオフ制御は、制御量を目標値に連続的に一致させる方式だ。
  • ②フィードバック制御では、制御した結果を検出に用いない。
  • ③比例制御は、偏差の大きさに比例して操作量を連続的に変える。
  • ④比例制御は、操作量を全開か全閉の二段階だけで切り換える。
答えと解説を見る
正解 ③比例制御は、偏差の大きさに比例して操作量を連続的に変える。
解説
比例制御は、目標値と実際の値の差(偏差)の大きさに比例して、弁の開度などの操作量を連続的に変える制御方式です。オンオフ制御に比べて、制御量の変動が小さく、なめらかに制御できます。

他の選択肢が誤りである理由
・オンオフ制御は、操作量を「入」か「切」かの2つの状態で切り換える方式で、制御量は目標値の周りで上下に変動します。
・フィードバック制御は、制御した結果を検出し、目標値との差をなくすように操作量を修正する方式です。
・全開と全閉の二段階で切り換えるのは、オンオフ制御(二位置制御)です。

覚え方のポイント
「オンオフ=入か切か」「比例=偏差に比例して連続的に動かす」「フィードバック=結果を見て修正する」。
問62-5
室内の温度を検出する温度検出器(センサ)の取付け位置として、最も適当なものはどれか。
  • ①直射日光や気流の影響がない、室の代表位置
  • ②吹出口からの気流が直接当たる天井面の位置
  • ③日射を受ける、外気に面した窓ガラスの表面
  • ④照明器具やコピー機など発熱機器のすぐ近く
答えと解説を見る
正解 ①直射日光や気流の影響がない、室の代表位置
解説
室内の温度検出器は、その室の代表的な温度を正しく測れる位置に取り付けます。直射日光が当たる所、吹出口の気流が直接当たる所、発熱する機器の近く、外壁の窓際など、局所的に温度が高くなったり低くなったりする場所は避けます。

他の選択肢が誤りである理由
・吹出口からの気流が当たると、吹出し空気の温度を測ってしまい、室の温度を正しく検出できません。
・窓ガラスの表面は外気の影響を強く受けるため、室の代表的な温度になりません。
・発熱機器の近くでは、機器の熱で実際より高い温度を検出してしまいます。

覚え方のポイント
温度検出器は「代表的な温度が測れる所」。日射・気流・発熱・外気の影響を受ける場所を避けます。
問72-5
パッケージ形空気調和機の冷媒配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①冷媒配管には、りん脱酸銅管が一般的に用いられる。
  • ②冷媒配管の施工後は、気密試験を行って漏れを確認する。
  • ③冷媒配管の施工後は、真空ポンプで管内の真空引きを行う。
  • ④冷媒配管は、空気や水分が入っても性能に影響しない。
答えと解説を見る
正解 ④冷媒配管は、空気や水分が入っても性能に影響しない。
解説
冷媒配管の中に空気や水分が入ると、冷凍サイクルの圧力が異常になったり、水分が凍って膨張弁を詰まらせたり、冷凍機油を劣化させたりして、性能の低下や故障の原因になります。そのため、施工中は管の端を閉じてごみや水分が入らないようにし、施工後は真空引きで管内の空気と水分を取り除きます。

他の選択肢が正しい理由
・冷媒配管には、加工しやすく腐食に強いりん脱酸銅管が一般的に用いられます。
・施工後は、窒素ガスなどで加圧する気密試験を行い、漏れがないことを確認します。
・気密試験の後、真空ポンプで管内を真空にして、空気や水分を取り除きます。

覚え方のポイント
冷媒配管の3大原則は「乾燥(水分を入れない)」「清浄(ごみを入れない)」「気密(漏らさない)」です。
問82-5
空調設備の省エネルギーの手法に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①中間期に外気の温度が低いときは、外気冷房を行う。
  • ②冷温水の往きと還りの温度差を小さくし、流量を増やす。
  • ③送風機やポンプに、インバータによる回転数制御を用いる。
  • ④使用していない室の空調は、こまめに停止する。
答えと解説を見る
正解 ②冷温水の往きと還りの温度差を小さくし、流量を増やす。
解説
ポンプで運べる熱量は「流量×温度差(×水の比熱)」に比例します。同じ熱量を運ぶ場合、冷温水の往きと還りの温度差を小さくすると、その分だけ多くの水を流す必要があり、ポンプの搬送動力が増えてしまいます。省エネルギーのためには、逆に温度差を大きくとって流量を減らす(大温度差送水)のが有効です。

他の選択肢が正しい理由
・春や秋の中間期に、外気の温度が室内より低いときは、外気を多く取り入れて冷房に利用します(外気冷房)。
・送風機やポンプの動力は回転数のおおむね3乗に比例するので、インバータで回転数を下げると動力を大きく減らせます。
・使っていない室の空調を止めることは、最も基本的な省エネルギーです。

覚え方のポイント
水や空気で熱を運ぶときは「熱量=流量×温度差」。温度差を大きくすれば流量が減り、ポンプや送風機の動力を小さくできます。「設定温度を適正にする」「使わない所は止める」「外気をうまく使う」「回転数を制御する」とあわせて覚えましょう。
問92-5
空気調和機の制御に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①冷却コイルの制御弁で、冷水の流量を調整して温度を制御する。
  • ②加湿器は、室内の湿度を検出して運転を制御する。
  • ③冷房中でも、冷却コイルの冷水の流量は常に最大に固定する。
  • ④外気ダンパの開度を変えて、外気の取入れ量を調整する。
答えと解説を見る
正解 ③冷房中でも、冷却コイルの冷水の流量は常に最大に固定する。
解説
冷房中は、室内や還気の温度を検出して、冷却コイルの制御弁の開度を変え、冷水の流量を調整することで吹出し温度(または室温)を制御します。負荷が小さいときも冷水の流量を最大に固定すると、室が冷えすぎたり、エネルギーが無駄になったりします。

他の選択肢が正しい理由
・冷却コイルの制御弁で冷水の流量を調整し、空気の温度を制御します。
・加湿器は、室内や還気の湿度を検出して運転を制御します。
・外気ダンパの開度を変えることで、取り入れる外気の量を調整します。

覚え方のポイント
空調機の制御は「温度→コイルの制御弁」「湿度→加湿器」「外気量→外気ダンパ」。何を検出して何を動かすかの組合せで覚えます。
問102-5
水熱源と空気熱源のヒートポンプに関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①空気熱源ヒートポンプは、外気温度が低いほど暖房能力が上がる。
  • ②水熱源ヒートポンプは、水と熱をやりとりして冷房や暖房を行う。
  • ③空気熱源ヒートポンプは、熱を捨てるために冷却塔を必要とする。
  • ④水熱源ヒートポンプは、熱源側の熱交換器の除霜運転を要する。
答えと解説を見る
正解 ②水熱源ヒートポンプは、水と熱をやりとりして冷房や暖房を行う。
解説
水熱源ヒートポンプは、冷却水や井水、熱源水などの水と熱をやりとりして、冷房や暖房を行います。水の温度は外気温度ほど大きく変動しないため、安定した運転がしやすいのが特長です。冷房時に水へ捨てた熱は、冷却塔などで大気へ放出します。

他の選択肢が誤りである理由
・空気熱源ヒートポンプは外気から熱をくみ上げるので、外気温度が低いほど熱をくみ上げにくくなり、暖房能力は下がります。
・空気熱源ヒートポンプは、室外機で外気と直接熱をやりとりするので、冷却塔を必要としません。
・水熱源ヒートポンプは水と熱をやりとりするので、熱源側の熱交換器に霜が付く心配がなく、除霜運転は必要ありません。除霜が必要になるのは、外気と熱をやりとりする空気熱源の室外機です。

覚え方のポイント
「空気熱源=外気と熱交換(寒いほど能力低下・霜取りあり・冷却塔不要)」「水熱源=水と熱交換(運転が安定・霜取りなし・冷却塔などが必要)」。

2級管工事施工管理技士 第一次検定の対策問題(全500問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。一般財団法人全国建設研修センター及び国土交通省とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】