2026年版・6-4

保温・塗装・防食の一問一答

1級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「施工管理法(工事施工)」から、保温・塗装・防食に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全570問) 施工管理法(工事施工)の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、応用能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問16-4
冷水配管の保冷(保温)の施工に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①防湿のためのポリエチレンフィルムは、保温筒の内側(配管側)に巻く。
  • ②冷水管の支持部は、金属の吊りバンドで保温筒の上から直接締め付ける。
  • ③保温筒の外側にポリエチレンフィルムを巻いて、水蒸気の侵入を防ぐ。
  • ④防火区画を貫通する部分の保温は、ポリスチレンフォームで行う。
答えと解説を見る
正解 ③保温筒の外側にポリエチレンフィルムを巻いて、水蒸気の侵入を防ぐ。
解説
冷水配管は周囲の空気より温度が低いため、外気中の水蒸気が保温材の中へ入り込むと、配管の表面付近で結露し、保温材が濡れて性能が大きく落ちます。
そのため、水蒸気が入ってくる外側(高温多湿の側)に防湿層を設けます。標準仕様書の施工順序でも、保温筒を取り付けた後、その外側にポリエチレンフィルムを巻き、さらに外装を施すこととされています。

他の選択肢が誤りである理由
・防湿層を配管側に設けても、外から入る水蒸気は止められません。防湿層は外側です。
・金属のバンドが直接触れると、そこから熱が伝わって結露します。標準仕様書では、冷水や冷温水の配管の支持部に合成樹脂製の支持受けを使うとしています。
・防火区画を貫通する冷水管や冷温水管の保温は、貫通部分をロックウール保温材で行います。ポリスチレンフォームは燃える材料です。

覚え方のポイント
「防湿層は高温多湿の側(冷水管は保温筒の外側)」「冷水管の支持部は合成樹脂の支持受け」「区画貫通部の保温はロックウール」。
問26-4
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)における配管の保温工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①保温は、施工の手戻りを防ぐため、配管の耐圧試験より前に行う。
  • ②保温材の重ね部の継目は、同一線上にそろえないように取り付ける。
  • ③テープ巻きは、配管の下方から上向きに重ねながら巻き上げる。
  • ④露出配管の床貫通部は、床面から150mmまでステンレス鋼板で覆う。
答えと解説を見る
正解 ①保温は、施工の手戻りを防ぐため、配管の耐圧試験より前に行う。
解説
標準仕様書では、配管の試験は隠ぺい、埋戻し、塗装、保温施工の前に行うこととしています。先に保温してしまうと、継手などから漏れがあっても見つけられず、補修のために保温をはがす大きな手戻りが生じます。
したがって、「保温は耐圧試験より前に行う」という記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・継目が一直線にそろうと、そこから熱が逃げやすくなるため、重ね部の継目は同一線上を避けて取り付けます。
・テープを下から上へ巻き上げると、上側のテープが下側に重なり、水が伝っても重ね目から入り込みにくくなります。
・床貫通部は、掃除や歩行で保温材が傷みやすいため、床面から少なくとも150mmの高さまでステンレス鋼板で被覆します(外装が金属板の場合を除く)。

覚え方のポイント
「試験→保温の順」「継目は同一線上を避ける」「テープは下から上へ」「床貫通部は150mmまでステンレス鋼板」。
問36-4
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)における塗装に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①外部の塗装は、降雨のおそれがなければ強風の日でも行ってよい。
  • ②気温が5℃以下や湿度85%以上のときは、原則として塗装しない。
  • ③検査を要する部分は、検査の前に塗装を済ませておくのが原則だ。
  • ④塗装を行う場所は、溶剤が早く乾かないように換気を控えめにする。
答えと解説を見る
正解 ②気温が5℃以下や湿度85%以上のときは、原則として塗装しない。
解説
塗料は、低温や高湿度の条件では乾燥や硬化が不十分になり、付着不良やはがれ、白化の原因になります。標準仕様書では、塗装場所の気温が5℃以下、湿度が85%以上、換気が不十分で結露するなど、塗料の乾燥に不適当な場合は、原則として塗装を行ってはならないとしています。

他の選択肢が誤りである理由
・強風時は、ほこりの付着や塗料の飛散が起こるため、外部の塗装は降雨のおそれがある場合と強風時には原則として行いません。
・先に塗装すると、溶接部やねじ部の状態を確認できなくなります。検査を要するものの塗装は、検査の終了後に行います。
・塗料の溶剤は有害で引火のおそれもあるため、換気に注意して中毒を起こさないようにします。

覚え方のポイント
「5℃以下・85%以上・結露するときは塗装しない」「外部は雨のおそれと強風時は塗装しない」「塗装は検査の後」「換気して中毒と火災を防ぐ」。
問46-4
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)における鋼製の配管や金物の塗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①鉄面の素地ごしらえでは、さびや汚れを除いた後に油類を除去する。
  • ②亜鉛めっき面のさび止めには、変性エポキシ樹脂プライマー等を用いる。
  • ③隠ぺい部の支持金物(亜鉛めっき面を除く)は、さび止めを2回塗る。
  • ④保温材で覆われる金属の下地は、見えなくなるので塗装を省略する。
答えと解説を見る
正解 ④保温材で覆われる金属の下地は、見えなくなるので塗装を省略する。
解説
保温材の下の金属面は、結露水や外から入った水分にさらされることがあり、見えないところでさびが進むおそれがあります。標準仕様書の塗り回数の表では、保温される金属下地にもさび止めペイントを2回塗ることとしています。
したがって、「見えなくなるので塗装を省略する」という記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・鉄面の素地ごしらえは、スクレーパーやワイヤブラシでさび、汚れ、付着物を除き、その後に揮発油ぶきで油類を除去する順序です。
・亜鉛めっき面は一般のさび止め塗料が付着しにくいため、変性エポキシ樹脂系のさび止めペイントやプライマーを用います。
・亜鉛めっきを施していない支持金物や架台で隠ぺいされる部分は、さび止めペイントを2回塗ります。

覚え方のポイント
「素地ごしらえ=さび・汚れの除去→油類の除去」「亜鉛めっき面は変性エポキシ系」「隠ぺい部と保温下地もさび止め2回」。
問56-4
鋼管の腐食に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①土中の鋼管がコンクリート中の鉄筋と接触すると、土中の鋼管が腐食する。
  • ②土中の鋼管がコンクリート中の鉄筋と接触すると、鉄筋のほうが腐食する。
  • ③異種金属が接触すると、電位の高い(貴な)金属のほうが優先的に腐食する。
  • ④土中の鋼管の腐食は、土壌が乾燥し比抵抗が高いほど進みやすくなる。
答えと解説を見る
正解 ①土中の鋼管がコンクリート中の鉄筋と接触すると、土中の鋼管が腐食する。
解説
コンクリート中の鉄筋と土中の鋼管が電気的につながると、両者の置かれた環境の違いによって電池が形成され、土中の鋼管側が陽極となって腐食が進みます(マクロセル腐食)。
そのため、配管がコンクリートの壁や床を貫通する部分では、鋼管と鉄筋が接触しないよう絶縁するなどの措置をとります。
異種金属が接触する場合は、電位の低い(卑な)金属のほうが腐食します。

他の選択肢が誤りである理由
・鉄筋側が陰極(カソード)となり、土中の鋼管側が陽極(アノード)として腐食します。
・異種金属の接触では、電位の低い(卑な)金属が腐食します。
・土中の腐食は、水分が多く比抵抗の低い土壌ほど進みやすくなります。

覚え方のポイント
「コンクリート中の鉄筋と土中の鋼管の接触=土中側が腐食(マクロセル腐食)」「異種金属=卑な金属が腐食」。
問66-4
保温材の種類と特徴に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①ロックウールは不燃材料で、防火区画の貫通部の保温にも用いられる。
  • ②ポリスチレンフォーム保温筒は、耐熱性が高く蒸気管の保温に適する。
  • ③グラスウールは、水を含むと熱を伝えやすくなり、保温性能が低下する。
  • ④ポリスチレンフォームは吸水性が小さく、冷水管の保温に用いられる。
答えと解説を見る
正解 ②ポリスチレンフォーム保温筒は、耐熱性が高く蒸気管の保温に適する。
解説
ポリスチレンフォームは、吸水性が小さく保冷に向いた発泡プラスチックの保温材ですが、耐熱性が低く(一般に70℃程度が使用温度の上限の目安)、蒸気管などの高温の配管には使えません。標準仕様書の保温の種別でも、ポリスチレンフォームは冷水管や冷温水管などに用いられ、温水管や蒸気管の保温材はロックウールやグラスウールとされています。
したがって、この記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・ロックウールは岩石などを原料とする無機繊維の不燃材料で、防火区画を貫通する冷水管などの貫通部の保温にも用いられます。
・グラスウールは繊維の間の静止した空気で断熱しているため、水を含むと熱を伝えやすくなり、保温性能が大きく低下します。
・ポリスチレンフォームは独立した気泡の構造で吸水性が小さいため、結露しやすい冷水管の保温に向いています。

覚え方のポイント
「ポリスチレンフォーム=保冷向き・熱に弱い」「ロックウール・グラスウール=不燃・濡らさない」「区画貫通部はロックウール」。
問76-4
配管の保温の外装に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①絶縁継手の周りは、金属製のラッキングで覆って保温材を保護する。
  • ②冷水管の露出部の呼び径65以上の弁は、保温材をむき出しのままとする。
  • ③蒸気管が床を貫通する部分は、床面の際まで隙間なく保温する。
  • ④屋外や屋内多湿箇所の金属板巻きの継目は、シーリング材でシールする。
答えと解説を見る
正解 ④屋外や屋内多湿箇所の金属板巻きの継目は、シーリング材でシールする。
解説
屋外や浴室・厨房などの多湿箇所では、金属板の継目から雨水や湿気が入り込むと保温材が濡れて性能が落ちます。標準仕様書では、金属板巻きの屋外及び屋内多湿箇所の継目は、シーリング材などでシールを施すこととしています。

他の選択肢が誤りである理由
・絶縁継手の周りを金属製のラッキングで覆うと、金属板を通じて両側の配管が電気的につながり、絶縁の意味がなくなります。標準仕様書で禁止されています。
・冷水や冷温水の露出配管で呼び径65以上の弁やストレーナは、点検のために着脱できる金属製カバーで外装します。
・蒸気管などが壁や床を貫通する場合は、その面から25mm以内は保温を行いません。熱による伸縮で保温材が傷むのを防ぎ、貫通部の状態を確認できるようにするためです。

覚え方のポイント
「屋外と多湿箇所の金属板の継目はシール」「絶縁継手廻りに金属ラッキングをしない」「呼び径65以上の弁は着脱できる金属製カバー」「蒸気管の貫通部25mm以内は保温しない」。
問86-4
地中に埋設する鋼管の防食テープによる防食処置(ペトロラタム系)に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①防食テープを1/2重ねで巻き、その上にプラスチックテープを巻く。
  • ②防食テープは、プライマーを塗らずに鋼管へ直接巻き付ける。
  • ③継手などの凹凸部は、マスチックを詰めずにそのままテープを巻き付ける。
  • ④防食テープは、重ねずに端どうしを突き合わせて巻いていく。
答えと解説を見る
正解 ①防食テープを1/2重ねで巻き、その上にプラスチックテープを巻く。
解説
地中の鋼管は、土の中の水分や塩類、電気的な作用によって腐食しやすいため、防食材で覆って土壌との直接の接触を防ぎます。
標準仕様書では、ペトロラタム系の防食材を使う場合、汚れや付着物を除いてプライマーを塗り、防食テープを1/2重ねで1回巻いた上に、保護のためのプラスチックテープを1/2重ねで1回巻くこととしています。

他の選択肢が誤りである理由
・プライマーは、防食テープを鋼管の表面によく密着させるための下地です。塗らずに巻くと、すき間から水が入り込みます。
・継手などの凹凸部は、そのまま巻くとすき間ができるため、凹部分にマスチックを詰めて表面を平らにし、防食シートで包んでからテープを巻きます。
・突き合わせて巻くと継ぎ目にすき間ができるため、1/2ずつ重ねて巻きます。

覚え方のポイント
「清掃→プライマー→防食テープ1/2重ね→プラスチックテープ1/2重ね」「継手の凹部はマスチックを詰めて平らに」。
問96-4
冷水配管の保冷(保温)の範囲と方法に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①冷水管は、弁や継手の部分も含めて、途切れないように保冷する。
  • ②防火区画を貫通する冷水管の保温は、貫通部をロックウールで行う。
  • ③冷水管のフランジ部は、点検で分解するので保冷を施さないでおく。
  • ④露出部の呼び径65以上の弁は、着脱できる金属製カバーで覆う。
答えと解説を見る
正解 ③冷水管のフランジ部は、点検で分解するので保冷を施さないでおく。
解説
冷水管では、保冷が途切れた部分があると、そこだけ表面温度が低いまま空気に触れて結露し、水滴が落ちて天井などを汚します。フランジや弁、支持部は特に途切れやすい部分なので、確実に保冷します。標準仕様書でも、保温の対象は継手や弁類を含む管とされています。
したがって、「フランジ部は保冷を施さない」という記述が適当でありません。点検で分解する部分は、外しやすい方法で保冷します。

他の選択肢が正しい理由
・継手や弁を含めて保冷が途切れないようにすることが、結露防止の基本です。
・防火区画を貫通する冷水管や冷温水管の保温は、貫通部をロックウール保温材で行います。
・露出した呼び径65以上の弁やストレーナは、点検や操作のため、ビスなどで容易に着脱できる金属製カバーで外装します。

覚え方のポイント
「冷水管は弁・フランジ・継手まで途切れなく保冷」「区画貫通部はロックウール」「大きな弁は着脱できる金属製カバー」。
問106-4
給水用の鋼管の防食に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①ライニング鋼管の管端は、ライニング層があるので防食は不要である。
  • ②給水用の鋼管には、内面をライニングした管と管端防食継手を用いる。
  • ③給水管の赤水は、主に鋼管の外面に生じたさびが混じって起こる。
  • ④ライニング鋼管と銅合金製の給水栓との接続では、絶縁は不要である。
答えと解説を見る
正解 ②給水用の鋼管には、内面をライニングした管と管端防食継手を用いる。
解説
鋼管の内面が腐食すると、鉄さびが水に溶け出して赤水の原因になります。そのため、給水用には内面を硬質塩化ビニルやポリエチレンでライニングした鋼管を用い、ねじを切った管端部には管端防食継手(管端防食管継手)を使います。
ライニング鋼管でも、切断したりねじを切ったりした管端は鋼が露出するため、そのままでは管端から腐食が進むからです。

他の選択肢が誤りである理由
・切断面やねじ部はライニング層がなく鋼が露出するため、管端防食継手で防食します。
・赤水は、鋼管の内面の腐食で生じた鉄さびが水に混じって起こります。
・銅合金製の給水栓や附属品とつなぐと異種金属接触腐食のおそれがあるため、標準仕様書では、絶縁を要する接続に器具接続用管端防食管継手を用いるとしています。

覚え方のポイント
「給水の鋼管=ライニング鋼管+管端防食継手」「赤水の原因=内面の腐食」「給水栓との接続も器具接続用の管端防食継手」。

1級管工事施工管理技士 第一次検定の対策問題(全570問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。一般財団法人全国建設研修センター及び国土交通省とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】