2026年版・6-3

ダクトの施工の一問一答

1級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「施工管理法(工事施工)」から、ダクトの施工に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、応用能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問16-3
ダクトの曲がり部の施工に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①スパイラルダクトの曲がりの内側半径は、ダクト半径の1/2以上とする。
  • ②長方形ダクトの曲がりの内側半径が幅の1/4以上あれば、案内羽根は不要だ。
  • ③長方形ダクトの内側半径は幅の1/2以上とし、無理なら案内羽根を設ける。
  • ④送風機の吐出し口の直後に曲がりを設けると、流れが整って損失が減る。
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正解 ③長方形ダクトの内側半径は幅の1/2以上とし、無理なら案内羽根を設ける。
解説
ダクトの曲がりの内側の半径が小さいと、空気の流れが内側ではがれて渦ができ、圧力損失や騒音が大きくなります。
標準仕様書では、長方形ダクトの曲がりの内側半径は半径方向の幅の1/2以上とし、それがとれないときは、必要に応じてダクト内部に案内羽根(ガイドベーン)を設けて流れを整えるとしています。

他の選択肢が誤りである理由
・スパイラルダクトの曲がりの内側半径は、ダクトの半径以上とします。1/2では足りません。
・長方形ダクトの基準は幅の1/2以上です。1/4では小さすぎ、案内羽根の検討が必要になります。
・送風機の吐出し口の直後は流れが偏っていて乱れているため、そこに急な曲がりを設けると損失や騒音が大きくなります。

覚え方のポイント
「長方形ダクト=幅の1/2以上(とれなければ案内羽根)」「スパイラルダクト=半径以上」「送風機の直後に急な曲がりを設けない」。
問26-3
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)におけるダクトの形状に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①長方形ダクトの縦横比(長辺と短辺の比)は、原則として8以下とする。
  • ②途中にコイル等がある場合は、拡大部30°以下、縮小部45°以下とする。
  • ③ダクトの断面を拡大する部分の傾斜角度は、15°以下とする。
  • ④ダクトの断面を縮小する部分の傾斜角度は、30°以下とする。
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正解 ①長方形ダクトの縦横比(長辺と短辺の比)は、原則として8以下とする。
解説
長方形ダクトは、同じ断面積でも縦横比(アスペクト比)が大きい、つまり平たいほど周長が長くなり、摩擦による圧力損失や材料が増えます。標準仕様書では、長方形ダクトの縦横比を原則として4以下としています。
したがって、「原則として8以下」という記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・ダクトの途中にコイルやフィルターなどがある場合は、拡大部30°以下、縮小部45°以下とし、それを超えるときは整流板を設けます。
・断面を急に広げると流れがはがれて渦ができるため、拡大部の傾斜角度は15°以下とします。
・縮小部は流れがはがれにくいので、拡大部より大きい30°以下とされています。

覚え方のポイント
「拡大15°以下、縮小30°以下(コイル等があれば30°と45°)」「拡大のほうが厳しい」「縦横比は原則4以下」。
問36-3
防火ダンパーの施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①防火ダンパーは、火災時に脱落しないように、防火区画の壁や床に固定する。
  • ②排煙ダクトの防火ダンパーは、温度ヒューズの作動温度を280℃とする。
  • ③ダンパーが天井内に隠ぺいされる場合は、点検口があることを確認する。
  • ④一般の空調ダクトの防火ダンパーも、温度ヒューズは280℃で作動させる。
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正解 ④一般の空調ダクトの防火ダンパーも、温度ヒューズは280℃で作動させる。
解説
防火ダンパーは、防火区画を貫通するダクトに設け、火災の熱で温度ヒューズが溶けると羽根が閉じて、火や煙が隣の区画へ広がるのを防ぐ装置です。
一般の空調・換気ダクトでは、火災の初期に閉じるよう、72℃程度で作動する温度ヒューズが一般に用いられます。280℃は、火災時にも一定の温度まで煙を排出し続ける排煙ダクトに設ける防火ダンパーの値です。
したがって、「一般の空調ダクトも280℃」という記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・ダクトが焼け落ちてもダンパーが外れないよう、標準仕様書では防火区画の壁又は床に固定するとしています。
・排煙ダクトに取り付ける防火ダンパーは、温度ヒューズの作動温度を280℃とします。
・作動状態の確認や温度ヒューズの交換ができるよう、隠ぺい部分にあるダンパーは点検口があることを確認します。

覚え方のポイント
「防火ダンパー=一般の空調・換気は72℃程度、排煙ダクトは280℃」「区画の壁や床に固定」「点検口を確認」。
問46-3
長方形ダクトの接続工法に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①共板フランジ工法は、アングルフランジ工法より吊り間隔を長くできる。
  • ②コーナーボルト工法は、長辺が1,500mm以下のダクトに適用する。
  • ③アングルフランジ工法のフランジ接合には、ガスケットを用いない。
  • ④スライドオンフランジ工法は、山形鋼のフランジをダクトに取り付ける。
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正解 ②コーナーボルト工法は、長辺が1,500mm以下のダクトに適用する。
解説
長方形ダクトの接続には、アングルフランジ工法とコーナーボルト工法があります。コーナーボルト工法は、ダクト本体を折り曲げてフランジとする共板フランジ工法と、別に成形したフランジを差し込むスライドオンフランジ工法に分かれ、四隅のボルトと押さえ金具で接続します。
施工性に優れる反面、強度に限りがあるため、標準仕様書ではコーナーボルト工法を長辺1,500mm以下のダクトに適用するとしています。

他の選択肢が誤りである理由
・横走りダクトの吊り間隔は、アングルフランジ工法が3,640mm以下、スライドオンフランジ工法が3,000mm以下、共板フランジ工法が2,000mm以下で、共板フランジ工法のほうが短くなります。
・アングルフランジの接合では、フランジ用ガスケットを使い、片締めのないように気密に締め付けます。
・山形鋼(アングル)を溶接加工したフランジをリベットなどで取り付けるのは、アングルフランジ工法です。

覚え方のポイント
「コーナーボルト工法(共板・スライドオン)は長辺1,500mm以下」「吊り間隔:アングル3,640、スライドオン3,000、共板2,000mm以下」「アングルフランジはガスケットを入れて片締めしない」。
問56-3
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)におけるダクトの吊り及び支持に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①立てダクトには、各階1か所以上に振れ止め支持(固定)を行う。
  • ②横走りダクトには、原則12m以下ごとに形鋼振れ止め支持を行う。
  • ③共板フランジ工法の横走りダクトは、4,000mm以下の間隔で吊る。
  • ④アングルフランジ工法の横走りダクトは、3,640mm以下の間隔で吊る。
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正解 ③共板フランジ工法の横走りダクトは、4,000mm以下の間隔で吊る。
解説
標準仕様書では、横走りダクトの吊り間隔を工法ごとに定めています。アングルフランジ工法は3,640mm以下、スライドオンフランジ工法は3,000mm以下、共板フランジ工法は2,000mm以下です(スパイラルダクトは4,000mm以下)。共板フランジ工法はフランジがダクトの板と同じ厚さで強度が小さいため、吊り間隔が最も短くなっています。
したがって、「共板フランジ工法は4,000mm以下」という記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・立てダクトは、重さを分散させ地震時の揺れを抑えるため、各階1か所以上に振れ止め支持(固定)を行います。
・横走りダクトは、周長1,000mm以内や吊り用ボルトの長さが平均200mm以内の場合を除き、12m以下ごとと末端部に形鋼振れ止め支持を行います。
・アングルフランジ工法の横走りダクトは、3,640mm以下ごとに吊ります。

覚え方のポイント
「吊り間隔:アングル3,640、スライドオン3,000、共板2,000、スパイラル4,000mm以下」「振れ止め:横走り12m以下ごとと末端、立ては各階」。
問66-3
送風機とダクトの接続に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①送風機とダクトの接続部には、振動の伝達を防ぐたわみ継手を設ける。
  • ②たわみ継手は、振れを抑えるため、ぴんと張った状態で取り付ける。
  • ③一般用ダクトのたわみ継手は、軽い一重のビニルシート製とする。
  • ④排煙機と排煙ダクトは、差込み継手で接続するのが原則となっている。
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正解 ①送風機とダクトの接続部には、振動の伝達を防ぐたわみ継手を設ける。
解説
送風機とダクトを直接つなぐと、送風機の振動がダクトを通じて建物に伝わり、騒音の原因になります。そのため、送風機の吸込み口や吐出し口とダクトの接続部には、たわみ継手(キャンバス継手)を設けて振動を絶縁します。
たわみ継手は、適度なたるみを持たせて取り付けます。

他の選択肢が誤りである理由
・ぴんと張ると振動がそのまま伝わり、たわみ継手を設けた意味がなくなります。
・標準仕様書では、一般用ダクトのたわみ継手は、不燃性能を有する繊維系クロスを二重にし、漏れ防止のアルミニウム箔を貼ったものとしています。
・火災時に高温の煙を送る排煙機と排煙ダクトは、標準仕様書でフランジ接合とすることとされています。

覚え方のポイント
「送風機とダクトの間にたわみ継手(適度なたるみ)」「たわみ継手は不燃の繊維系クロス二重」「排煙機とダクトはフランジ接合」。
問76-3
ダクトの騒音対策に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①消音器や、内貼りをした消音エルボを設けて、騒音を小さくする。
  • ②消音用のグラスウール製ダクトは、浴室などの多湿箇所にも使える。
  • ③ダクト内の風速を抑えると、気流によって生じる騒音を小さくできる。
  • ④送風機の吐出し口の直後には、急な曲がりを設けないようにする。
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正解 ②消音用のグラスウール製ダクトは、浴室などの多湿箇所にも使える。
解説
グラスウール製ダクトは、ダクトそのものが吸音材でできているため、吹出口の手前などで消音を考慮する低圧ダクトに使われます。しかし、グラスウールは湿気を含むと性能が落ち、カビの発生や劣化の原因になります。標準仕様書では、グラスウール製ダクトを厨房などの火気使用室や多湿箇所に使用してはならないとしています。
したがって、この記述が適当でありません。

他の選択肢が正しい理由
・吸音材を内貼りした消音器や消音エルボ、消音チャンバーを設けて、送風機の騒音が室内に伝わるのを抑えます。
・ダクト内や吹出口の風速が大きいほど気流騒音が大きくなるため、静かさが必要な室では風速を抑えます。
・送風機の吐出し口の直後は流れが乱れているため、急な曲がりを設けると損失と騒音が大きくなります。

覚え方のポイント
「騒音対策=消音器・消音エルボ(内貼り)・風速を抑える・送風機直後に急な曲がりを設けない」「グラスウール製ダクトは火気使用室や多湿箇所に使わない」。
問86-3
亜鉛鉄板製ダクトの製作に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①長方形ダクトの板厚は、ダクトの短辺の寸法に応じて決めるものとする。
  • ②保温しないダクトは、幅が450mmを超えても補強リブは不要である。
  • ③スパイラルダクトの呼称寸法は、ダクトの外径を基準として表す。
  • ④長辺750mm超の長方形ダクトのかどの継目は、2か所以上とする。
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正解 ④長辺750mm超の長方形ダクトのかどの継目は、2か所以上とする。
解説
長方形ダクトのかどの継目(ピッツバーグはぜ、ボタンパンチスナップはぜなど)は、ダクトの強度を保つ役割も持つため、標準仕様書では2か所以上とし、長辺が750mm以下の小さなダクトに限り1か所以上でよいとしています。

他の選択肢が誤りである理由
・長方形ダクトの板厚は、長辺の寸法に応じて決めます。長辺が大きいほど板がたわみやすいため、厚い板を用います。
・保温を施さないダクトで幅や高さが450mmを超えるものは、300mm以下のピッチで補強リブを入れます。板の振動(ドラミング)を防ぐためです。
・スパイラルダクトの呼称寸法は、内径を基準とします。なお、差込み継手の呼称寸法は外径基準です。

覚え方のポイント
「板厚は長辺で決める」「かどの継目は2か所以上(長辺750mm以下は1か所以上)」「保温しないダクトは450mm超で補強リブ」「スパイラルダクトは内径基準」。
問96-3
ダクト附属品の取付けに関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①風量測定口の取付け個数は、取付け辺の寸法が大きいほど多くする。
  • ②フレキシブルダクトは、吹出口ボックスの接続用に3m程度まで使える。
  • ③厨房の排気ダクトは、点検口を設けずに密閉した構造を原則とする。
  • ④隠ぺい部のダンパーは、作動すれば足りるので点検口の確認は不要だ。
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正解 ①風量測定口の取付け個数は、取付け辺の寸法が大きいほど多くする。
解説
風量測定口は、熱線風速計などをダクト内に差し込んで風速を測り、風量を求めるための開口です。ダクトの断面内では場所によって風速が異なるため、広い断面ほど多くの点で測って平均する必要があります。標準仕様書では、取付け辺(長辺)が300mm以下で1個、700mm以下で2個、700mmを超えると3個としています。

他の選択肢が誤りである理由
・フレキシブルダクトは内面が蛇腹状で圧力損失が大きいため、吹出口や吸込口のボックスへの接続用として1.5m以下で使います。
・厨房の排気ダクトは油が付着して火災の原因になるため、標準仕様書ではダクト内の点検が可能な措置を講ずることとしています。
・隠ぺい部分のダンパーは、作動の確認や温度ヒューズの交換ができるよう、点検口があることを確認します。

覚え方のポイント
「風量測定口は長辺300mm以下1個、700mm以下2個、それ超3個」「フレキシブルダクトは1.5m以下」「厨房排気ダクトは点検できるように」「隠ぺい部のダンパーは点検口」。
問106-3
ダクトの取付けに関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①排煙ダクトは、木材などの可燃物から50mm以上離せば足りる。
  • ②浴室の排気ダクトのシールは、一般の箇所より簡略にしてよい。
  • ③防火区画を貫通するダクトの隙間は、モルタルやロックウールで埋める。
  • ④アングルフランジは、ボルトを一方から順に強く締め切って接合していく。
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正解 ③防火区画を貫通するダクトの隙間は、モルタルやロックウールで埋める。
解説
防火区画をダクトが貫通する部分に隙間があると、火や煙がそこから隣の区画へ広がります。標準仕様書では、貫通部とダクトとの隙間にモルタル又はロックウール保温材を充塡するとしています(保温が必要なダクトは、貫通部の保温をロックウール保温材とします)。

他の選択肢が誤りである理由
・排煙ダクトには火災時に高温の煙が流れるため、木材などの可燃物から150mm以上離して設置します。
・厨房や浴室などの多湿箇所の排気用ダクトは、結露水が漏れやすいため、一般の箇所より多いNシール、Aシール、Bシールを組み合わせてシールします。
・フランジのボルトを一方から順に締め切ると片締めになり、すき間ができて空気が漏れます。ガスケットを入れ、片締めのないよう均等に締め付けます。

覚え方のポイント
「区画貫通部の隙間はモルタル又はロックウール」「排煙ダクトは可燃物から150mm以上」「多湿箇所の排気ダクトはシールを増やす」「フランジは片締めしない」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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