2026年版・5-4

品質管理の一問一答

1級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「施工管理法(施工計画・工程・品質・安全)」から、品質管理に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、応用能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問15-4
品質管理に用いる管理図に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①データを時間の順に打点し、管理限界線と比べて工程の安定を判断する。
  • ②点が管理限界線の外に出た場合は、工程に異常があるとみて原因を調べる。
  • ③点が管理限界線の内側にあっても、並び方に癖があれば異常を疑う。
  • ④点が管理限界線の内側にあれば、並び方に関係なく工程は安定している。
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正解 ④点が管理限界線の内側にあれば、並び方に関係なく工程は安定している。
解説
管理図は、データを時間の順に打点し、中心線と上下の管理限界線と比べて、工程が安定しているかどうかを判断する図です。
点がすべて管理限界線の内側にあっても、中心線の片側に点が続けて並ぶ(連)、上昇または下降が続く(傾向)、周期的に変動するといった癖がある場合は、工程に何らかの原因が働いていると考え、異常を疑って原因を調べます。

他の選択肢が正しい理由
・管理図は、時間の順に打点して管理限界線と比べ、工程の安定状態を判断する図です。
・点が管理限界線の外に出たときは、工程に異常がある可能性が高く、原因を調べて対策をとります。
・管理限界線の内側でも、点の並び方に癖があれば異常を疑います。

覚え方のポイント
「管理図=時間の順に打点し、管理限界線と点の並び方で工程の安定を判断」。外に出たら異常、内側でも癖があれば要注意です。
問25-4
パレート図に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①データのばらつきを柱状のグラフで表し、分布の形を見るための図である。
  • ②結果とその原因の関係を、魚の骨のような形に整理して表した図である。
  • ③不良項目を多い順に並べた棒グラフに、累積比率の折れ線を重ねた図である。
  • ④工程の変化を時間の順に打点し、管理限界線と比べて安定を判断する図である。
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正解 ③不良項目を多い順に並べた棒グラフに、累積比率の折れ線を重ねた図である。
解説
パレート図は、不良や故障などの件数(または損失金額)を項目別に分類し、多い順に並べた棒グラフと、その累積比率を示す折れ線グラフを組み合わせた図です。
どの項目が全体の大部分を占めているかが一目で分かるため、重点的に対策すべき項目を見つけるのに役立ちます。
上位の少数の項目を解決すれば、全体の不良を大きく減らせることが多いことを示します。

他の選択肢が誤りである理由
・結果と原因の関係を魚の骨のような形で表すのは、特性要因図です。
・データのばらつきを柱状のグラフで表すのは、ヒストグラムです。
・時間の順に打点して管理限界線と比べるのは、管理図です。

覚え方のポイント
「パレート図=多い順の棒グラフ+累積の折れ線→重点項目の発見」。
問35-4
特性要因図に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①不良の項目を件数の多い順に並べた棒グラフと、累積の折れ線を組み合わせた図。
  • ②問題となっている結果(特性)と、それに影響する原因(要因)の関係を表す図。
  • ③2つの特性をグラフの縦軸と横軸にとり、点を打って相関関係を調べるための図。
  • ④規格の上限と下限を示し、製品の寸法が規格内にあるかだけを確認するための図。
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正解 ②問題となっている結果(特性)と、それに影響する原因(要因)の関係を表す図。
解説
特性要因図は、問題となっている結果(特性)を右端に書き、それに影響を与えていると考えられる原因(要因)を、大きな骨から小さな骨へと枝分かれさせて整理した図です。その形から「魚の骨図」とも呼ばれます。
関係者で話し合いながら原因を洗い出し、どの要因を重点的に調べるかを決めるのに役立ちます。

他の選択肢が誤りである理由
・件数の多い順に並べた棒グラフと累積の折れ線を組み合わせたのは、パレート図です。
・2つの特性の相関関係を点で調べるのは、散布図です。
・規格の上限や下限と分布を比べるのには、ヒストグラムなどを用います。

覚え方のポイント
「特性要因図=結果と原因の関係(魚の骨)」。原因を漏れなく洗い出すための道具です。
問45-4
ヒストグラムに関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①データの分布を柱状グラフで表し、ばらつきや規格値との関係を見る図である。
  • ②工程の状態を時間の順に打点し、工程が安定しているかを判断する図である。
  • ③結果とその原因の関係を、大きな骨から小さな骨へと枝分かれさせて表した図。
  • ④不良の件数を項目別に多い順に並べ、重点的に対策する項目を見つける図である。
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正解 ①データの分布を柱状グラフで表し、ばらつきや規格値との関係を見る図である。
解説
ヒストグラムは、測定したデータをいくつかの区間に分け、各区間に入るデータの数を柱状のグラフで表した図です。
データの分布の形(左右対称か、偏っているか、山が2つあるかなど)やばらつきの大きさが分かり、規格の上限・下限と比べることで、規格を外れるものがどのくらいあるかも読み取れます。
ただし、時間の経過による変化は分かりません。

他の選択肢が誤りである理由
・時間の順に打点して工程の安定を判断するのは、管理図です。
・結果と原因の関係を枝分かれさせて表すのは、特性要因図です。
・不良の件数を多い順に並べるのは、パレート図です。

覚え方のポイント
「ヒストグラム=分布とばらつき(規格との比較)」「時間的な変化は分からない(それは管理図)」。
問55-4
散布図に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①データを時間の順に並べ、上下の管理限界線と比べて工程を管理する図である。
  • ②1つの特性のデータを区間に分け、柱状のグラフで分布を表した図である。
  • ③2つの特性を縦軸と横軸にとって点を打ち、相関の有無を調べる図である。
  • ④問題の結果と原因の関係を、魚の骨のような形に整理して表した図である。
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正解 ③2つの特性を縦軸と横軸にとって点を打ち、相関の有無を調べる図である。
解説
散布図は、2つの特性(たとえば、コンクリートの水セメント比と強度など)を縦軸と横軸にとり、対になったデータを点で打った図です。
点の散らばり方から、一方が増えると他方も増える(正の相関)、一方が増えると他方が減る(負の相関)、関係がない、といった相関関係を調べることができます。

他の選択肢が誤りである理由
・1つの特性の分布を柱状のグラフで表すのは、ヒストグラムです。
・時間の順に並べて管理限界線と比べるのは、管理図です。
・結果と原因の関係を魚の骨のような形で表すのは、特性要因図です。

覚え方のポイント
「散布図=2つの特性の相関関係」。QC七つ道具は「何が分かる図か」を1つずつ言えるようにします。
問65-4
検査の方法に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①破壊検査のように、検査すると製品が使えなくなる場合は抜取検査で行う。
  • ②不良品が1つでも混入すると重大な結果を招く場合は、全数検査を行う。
  • ③抜取検査の試料は、ロットを代表するよう無作為に抜き取る。
  • ④抜取検査では、ロットの中から良品と思われるものを選んで試料とする。
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正解 ④抜取検査では、ロットの中から良品と思われるものを選んで試料とする。
解説
抜取検査は、ロット(まとまり)から一部の試料を抜き取って調べ、その結果でロット全体の合否を判断する方法です。試料がロットを正しく代表していなければ判断を誤るため、試料は無作為(ランダム)に抜き取ります。
良品と思われるものを選んで試料にすると、ロットの実態より良い結果が出てしまい、不良の多いロットでも合格と判断されるおそれがあります。

他の選択肢が正しい理由
・検査すると製品が使えなくなる破壊検査は、全数検査ができないため抜取検査で行います。
・不良品が1つでも混入すると人命に関わるなど重大な結果を招く場合は、全数検査を行います。
・試料は、ロットを正しく代表するよう無作為に抜き取るのが原則です。

覚え方のポイント
「破壊検査・大量のもの=抜取検査」「1つの不良も許されないもの=全数検査」「試料は無作為に」。
問75-4
品質管理の考え方に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①品質は検査で選別するだけでなく、工程で作り込むことが重要である。
  • ②PDCAサイクルでは、計画の次に評価を行い、その後に実施へと移る。
  • ③品質管理は、不良が発生したときに限って集中的に行えば足りる。
  • ④品質管理の目的は、原価にかかわらず最高の品質をつくることである。
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正解 ①品質は検査で選別するだけでなく、工程で作り込むことが重要である。
解説
品質管理では、完成後の検査で不良を見つけて取り除くよりも、施工の各段階(工程)で品質を作り込み、不良をつくらないことが重要とされます。
そのため、施工の手順や確認の方法をあらかじめ決め、計画(Plan)→実施(Do)→評価(Check)→改善(Act)のPDCAサイクルを回しながら工程を管理します。品質管理の目的は、設計図書で求められる品質を、経済的に、確実に満たすことです。

他の選択肢が誤りである理由
・PDCAは、計画(P)→実施(D)→評価(C)→改善(A)の順に回します。
・品質管理は、平常時から継続して行うものです。
・必要以上に高い品質を求めると原価が上がります。設計図書で求められる品質を経済的に満たすことが目的です。

覚え方のポイント
「品質は工程で作り込む」「PDCA=計画→実施→評価→改善」「目的は設計図書の品質を経済的に満たすこと」。
問85-4
抜取検査が適している条件に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①製品が1個ずつ異なる注文品で、ロットとしてまとめて扱うことができない。
  • ②製品がロットとして処理でき、合格ロットにある程度の不良の混入が許される。
  • ③不良品が1個でも混入すると、人命に関わる重大な事故を招くおそれがある。
  • ④ロットの中から試料を無作為に抜き取ることが、まったくできない状態である。
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正解 ②製品がロットとして処理でき、合格ロットにある程度の不良の混入が許される。
解説
抜取検査は、ロットから抜き取った試料の結果でロット全体の合否を判断するため、次のような条件のときに適しています。
・製品がロットとして処理できる
・合格としたロットの中に、ある程度の不良品が混入してもよい
・試料を無作為に抜き取ることができる
・品質の判定基準や抜取検査の方式が明確に決められている

他の選択肢が誤りである理由
・ロットとして扱えない1品ずつの注文品には、抜取検査は適しません。
・不良品の混入が重大な事故を招くおそれがある場合は、全数検査を行います。
・試料を無作為に抜き取れないと、試料がロットを正しく代表せず、抜取検査は成り立ちません。

覚え方のポイント
「抜取検査=ロット・ある程度の不良の混入を許容・無作為に抜取り」。全数検査との使い分けが問われます。
問95-4
建設工事の検査の種類に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①受入検査は、工事がすべて完成した後に、建物全体の性能を確認する検査である。
  • ②受入検査は、搬入された材料や機器が所定の品質を満たすか確認する検査である。
  • ③中間検査は、工事の着手前に、設計図書の内容を確認するためだけの検査である。
  • ④完成検査は、工事の途中で隠れてしまう部分を確認するために行う検査である。
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正解 ②受入検査は、搬入された材料や機器が所定の品質を満たすか確認する検査である。
解説
建設工事の検査には、主に次のようなものがあります。
・受入検査:搬入された材料や機器が、設計図書に定める品質・性能・数量を満たしているかを確認する。
・中間検査(工程内検査):施工の途中で、配管の埋設部分や天井内など、後で隠れてしまう部分の施工状況を確認する。
・完成検査:工事が完成した後に、工事目的物が設計図書どおりにできているかを確認する。

他の選択肢が誤りである理由
・工事の完成後に全体の性能を確認するのは、完成検査です。
・中間検査は、施工の途中で行う検査で、着手前の設計図書の確認ではありません。
・後で隠れてしまう部分の確認は、中間検査として施工の途中で行います。

覚え方のポイント
「受入検査=搬入時」「中間検査=隠れる前」「完成検査=完成時」。隠ぺい部の確認を忘れないことが施工管理のポイントです。
問105-4
ISO 9000ファミリーに基づく品質マネジメントシステムに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①製品そのものの品質の等級を定めた規格で、組織の仕組みとは関係ない。
  • ②内部監査やマネジメントレビューを通じて、仕組みを継続的に改善する。
  • ③手順や責任を明確にし、個人の経験だけに頼らない運用を目指す。
  • ④顧客の要求を満たす製品を安定して提供するための組織の仕組みである。
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正解 ①製品そのものの品質の等級を定めた規格で、組織の仕組みとは関係ない。
解説
ISO 9000ファミリーは、品質マネジメントシステムに関する国際規格群です。製品そのものの品質の等級や仕様を定めたものではなく、顧客の要求を満たす製品やサービスを安定して提供するために、組織として品質を管理する仕組みを定めるものです(要求事項はISO 9001)。

他の選択肢が正しい理由
・顧客の要求を満たす製品やサービスを安定して提供するための、組織の品質管理の仕組みを定めるものです。
・内部監査やマネジメントレビューを通じて、その仕組みを継続的に改善していくことが求められます。
・手順や責任を明確にし、担当者個人の経験に頼らず、組織として運用します。

覚え方のポイント
「ISO 9000=組織の品質の仕組み・継続的改善(製品の等級ではない)」「ISO 14000=環境マネジメント」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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