2026年版・5-3

ネットワーク工程表の一問一答

1級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「施工管理法(施工計画・工程・品質・安全)」から、ネットワーク工程表に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全570問) 施工管理法(施工計画・工程・品質・安全)の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、応用能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問15-3
図に示すネットワーク工程表について、全体の所要日数として適当なものはどれか。(図中の丸数字は結合点の番号、矢線上の記号は作業名、日数は所要日数を表す)
A 3日B 5日C 4日D 2日E 6日F 3日G 2日123456
  • ①12日
  • ②10日
  • ③13日
  • ④15日
答えと解説を見る
正解 ③13日
解説
全体の所要日数は、開始の結合点から終了の結合点までの経路のうち、最も日数の長い経路(クリティカルパス)の日数です。
経路ごとに日数を足すと、A→C→F=3+4+3=10日、B→D→F=5+2+3=10日、B→E→G=5+6+2=13日となり、最も長いB→E→Gの13日が全体の所要日数です。
計算の手順
最早結合点時刻(各結合点に最も早く到達できる日)を左から順に求めると、①0日、②0+3=3日、③0+5=5日、④はCとDのうち大きいほうで max(3+4, 5+2)=7日、⑤5+6=11日、⑥はFとGのうち大きいほうで max(7+3, 11+2)=13日です。

他の選択肢が誤りである理由
・10日は、A→C→F や B→D→F の経路の日数で、最も長い経路ではありません。
・12日は、どの経路の日数とも一致しない値です。
・15日は、どの経路の日数とも一致しない値で、最も長い経路(13日)より長くなっています。

覚え方のポイント
「所要日数=最も長い経路の日数」。経路の数が多いときは、最早結合点時刻を左から順に求め、合流点では大きいほうをとると確実です。
問25-3
図に示すネットワーク工程表について、クリティカルパスとして適当なものはどれか。(図中の丸数字は結合点の番号、矢線上の記号は作業名、日数は所要日数を表す)
A 3日B 5日C 4日D 2日E 6日F 3日G 2日123456
  • ①B→E→G
  • ②A→C→F
  • ③B→D→F
  • ④A→C→F と B→D→F の2本
答えと解説を見る
正解 ①B→E→G
解説
クリティカルパスは、開始から終了までの経路のうち所要日数が最も長い経路で、この経路上の作業が1日でも遅れると全体の工期が遅れます。
各経路の日数は、A→C→F=10日、B→D→F=10日、B→E→G=13日なので、クリティカルパスはB→E→G(13日)です。
クリティカルパス上の作業のトータルフロート(余裕日数)はすべて0になります。

他の選択肢が誤りである理由
・A→C→F は10日で、最も長い経路ではありません。この経路には3日の余裕があります。
・B→D→F も10日で、最も長い経路ではありません。
・A→C→F と B→D→F はいずれも10日で、13日の経路より短いのでクリティカルパスではありません。

覚え方のポイント
「クリティカルパス=最長経路=トータルフロート0の作業の連なり」。クリティカルパスは1本とは限らず、同じ日数の最長経路が複数あることもあります。
問35-3
図に示すネットワーク工程表について、作業Cのトータルフロートとして適当なものはどれか。(図中の丸数字は結合点の番号、矢線上の記号は作業名、日数は所要日数を表す)
A 3日B 5日C 4日D 2日E 6日F 3日G 2日123456
  • ①6日
  • ②0日
  • ③1日
  • ④3日
答えと解説を見る
正解 ④3日
解説
トータルフロート(TF)は、その作業の中で使える最大の余裕日数で、「作業の終点の最遅結合点時刻−作業の始点の最早結合点時刻−作業の所要日数」で求めます。
最遅結合点時刻(遅くともその日までに到達しなければならない日)を右から順に求めると、⑥13日、⑤13−2=11日、④13−3=10日、②10−4=6日、③はDとEのうち小さいほうで min(10−2, 11−6)=5日です。
作業Cは②→④なので、TF=10(④の最遅)−3(②の最早)−4=3日です。

他の選択肢が誤りである理由
・0日は、クリティカルパス(B→E→G)上の作業のトータルフロートです。Cはクリティカルパス上にありません。
・1日は、計算の根拠のない値です。
・6日は、②の最遅結合点時刻の値で、トータルフロートではありません。

覚え方のポイント
「TF=終点の最遅−始点の最早−所要日数」。最早は左から(合流で大きいほう)、最遅は右から(分岐で小さいほう)求めます。
問45-3
図に示すネットワーク工程表について、作業Aのフリーフロートとして適当なものはどれか。(図中の丸数字は結合点の番号、矢線上の記号は作業名、日数は所要日数を表す)
A 3日B 5日C 4日D 2日E 6日F 3日G 2日123456
  • ①3日
  • ②0日
  • ③1日
  • ④2日
答えと解説を見る
正解 ②0日
解説
フリーフロート(FF)は、その作業の中で使っても、後に続く作業の最早開始時刻に影響を与えない余裕日数で、「作業の終点の最早結合点時刻−作業の始点の最早結合点時刻−作業の所要日数」で求めます。
作業Aは①→②で、②の最早結合点時刻は3日なので、FF=3−0−3=0日です。
一方、Aのトータルフロートは、②の最遅結合点時刻6日を使って 6−0−3=3日です。Aが遅れると後続のCの開始が遅れますが、Cにも余裕があるため、3日までなら全体の工期には影響しません。

他の選択肢が誤りである理由
・3日は、作業Aのトータルフロートの値です。フリーフロートではありません。
・1日は、どちらの計算からも出てこない値です。
・2日も、フリーフロート・トータルフロートのどちらの計算からも出てこない値です。

覚え方のポイント
「FF=終点の最早−始点の最早−所要日数」「TF=終点の最遅−始点の最早−所要日数」。FFは必ずTF以下になります。
問55-3
図に示すネットワーク工程表について、結合点④の最遅結合点時刻として適当なものはどれか。(図中の丸数字は結合点の番号、矢線上の記号は作業名、日数は所要日数を表す)
A 3日B 5日C 4日D 2日E 6日F 3日G 2日123456
  • ①10日
  • ②7日
  • ③8日
  • ④13日
答えと解説を見る
正解 ①10日
解説
最遅結合点時刻は、全体の工期を守るために、遅くともその結合点に到達していなければならない日です。終点から逆にたどって求め、分岐する結合点では小さいほうの値をとります。
終点⑥の最遅結合点時刻は全体の所要日数の13日です。④からは作業F(3日)だけが出ているので、④の最遅結合点時刻は 13−3=10日です。

他の選択肢が誤りである理由
・7日は、④の最早結合点時刻(最も早く到達できる日)の値です。
・8日は、計算の根拠のない値です。
・13日は、終点⑥の最遅結合点時刻で、④の値ではありません。

覚え方のポイント
「最早結合点時刻=左から足し算(合流は大きいほう)」「最遅結合点時刻=右から引き算(分岐は小さいほう)」。④は最早7日・最遅10日なので、④を通る作業には余裕があります。
問65-3
図に示すネットワーク工程表について、作業Eの所要日数を4日短縮して2日としたとき、全体の所要日数として適当なものはどれか。(図中の丸数字は結合点の番号、矢線上の記号は作業名、日数は所要日数を表す)
A 3日B 5日C 4日D 2日E 6日F 3日G 2日123456
  • ①9日
  • ②10日
  • ③11日
  • ④13日
答えと解説を見る
正解 ②10日
解説
作業Eを6日から2日に短縮すると、各経路の日数は次のようになります。
A→C→F=3+4+3=10日、B→D→F=5+2+3=10日、B→E→G=5+2+2=9日
最も長い経路はA→C→FとB→D→Fの10日となり、全体の所要日数は10日です。
Eを4日短縮しても工期は13日から3日しか短くならないのは、途中でほかの経路が新たなクリティカルパスになるためです。

他の選択肢が誤りである理由
・9日は、B→E→Gの経路の日数だけを見た誤りで、ほかの経路がより長くなっています。
・11日は、Eを2日だけ短縮した場合の所要日数です。
・13日は、短縮前の所要日数です。クリティカルパス上のEを短縮すれば工期は短くなります。

覚え方のポイント
「短縮したら全経路を計算し直す」。クリティカルパス上の作業を短縮していくと、別の経路が新たなクリティカルパスになり、短縮の効果には限度があります。
問75-3
図に示すネットワーク工程表について、全体の所要日数として適当なものはどれか。(図中の丸数字は結合点の番号、矢線上の記号は作業名、日数は所要日数を表す)(破線の矢線はダミーを表す)
A 2日B 4日C 5日D 3日E 2日F 6日12345
  • ①8日
  • ②9日
  • ③10日
  • ④11日
答えと解説を見る
正解 ③10日
解説
ダミー(破線)は所要日数が0で、作業の前後関係だけを表します。この図では②→③のダミーがあるため、作業DとFは、BだけでなくAが終わってからでないと始められません。
最早結合点時刻を求めると、①0日、②2日、③は B(0+4)とダミー(2+0)のうち大きいほうで4日、④は C(2+5)と D(4+3)で7日、⑤は E(7+2)と F(4+6)のうち大きいほうで10日です。
したがって全体の所要日数は10日で、クリティカルパスは B→F です。

他の選択肢が誤りである理由
・9日は、A→C→E や B→D→E の経路の日数で、最も長い経路ではありません。
・8日は、A→ダミー→F の経路の日数です。
・11日は、どの経路の日数とも一致しない値です。

覚え方のポイント
「ダミー=所要日数0・前後関係だけを表す」。ダミーでつながる経路も忘れずに数えます。
問85-3
図に示すネットワーク工程表について、作業Eのフリーフロートとして適当なものはどれか。(図中の丸数字は結合点の番号、矢線上の記号は作業名、日数は所要日数を表す)(破線の矢線はダミーを表す)
A 2日B 4日C 5日D 3日E 2日F 6日12345
  • ①3日
  • ②0日
  • ③2日
  • ④1日
答えと解説を見る
正解 ④1日
解説
最早結合点時刻は、①0日、②2日、③4日、④7日、⑤10日です(④はCとDのうち大きいほうで7日、⑤はEとFのうち大きいほうで10日)。
作業Eは④→⑤なので、フリーフロート=⑤の最早(10日)−④の最早(7日)−Eの所要日数(2日)=1日です。
Eの後には作業がなく、終点の最遅結合点時刻も10日なので、Eのトータルフロートも1日になります。

他の選択肢が誤りである理由
・0日は、クリティカルパス(B→F)上の作業のフロートで、Eはクリティカルパス上にありません。
・2日は、Eの所要日数そのものの値です。
・3日は、⑤の最早結合点時刻から④の最早結合点時刻を引いただけの値で、Eの所要日数を引いていません。

覚え方のポイント
「FF=終点の最早−始点の最早−所要日数」。最後の作業では、FFとTFは同じ値になります。
問95-3
ネットワーク工程表のダミーに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①ダミーは破線の矢線で表し、所要日数は0として扱う。
  • ②ダミーは日数が0なので、クリティカルパス上には含まれない。
  • ③同じ2つの結合点の間に作業が2本並ぶのを避けるために用いる。
  • ④ダミーは、作業どうしの前後関係を正しく表すために用いる。
答えと解説を見る
正解 ②ダミーは日数が0なので、クリティカルパス上には含まれない。
解説
ダミーは所要日数を持たない(0日の)架空の作業ですが、ダミーでつながる前後関係によって後続の作業の開始が決まるため、ダミーを含む経路が最も長ければ、ダミーもクリティカルパスの一部になります。
所要日数が0だからクリティカルパスに含まれない、ということはありません。計算問題でも、ダミーでつながる経路を読み落とさないことが大切です。

他の選択肢が正しい理由
・ダミーは破線の矢線で表し、所要日数は0として扱います。
・ある作業が複数の先行作業の完了を待つ場合など、作業どうしの前後関係を正しく表すために用います。
・同じ2つの結合点の間に作業が2本並ぶと作業を区別できないため、ダミーを用いて区別します。

覚え方のポイント
「ダミー=破線・日数0・前後関係の表示と作業の区別に使う」「ダミーを含む経路もクリティカルパスになりうる」。
問105-3
ネットワーク工程表のフロートとクリティカルパスに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①フリーフロートは、その作業のトータルフロートより大きくならない。
  • ②クリティカルパス上の作業のトータルフロートは0である。
  • ③クリティカルパスは、1つの工程表に必ず1本だけ存在する。
  • ④フリーフロート内の遅れなら、後続作業の最早開始時刻は変わらない。
答えと解説を見る
正解 ③クリティカルパスは、1つの工程表に必ず1本だけ存在する。
解説
クリティカルパスは、開始から終了までの経路のうち所要日数が最も長い経路です。同じ日数の最長経路が複数あれば、クリティカルパスも複数存在します。
したがって「必ず1本だけ存在する」という記述は誤りです。計算問題では、最長経路が複数ないかを必ず確かめます。

他の選択肢が正しい理由
・フリーフロートは後続作業の最早開始時刻に影響しない余裕、トータルフロートはその作業で使える最大の余裕で、フリーフロートはトータルフロート以下になります。
・クリティカルパス上の作業には余裕がなく、トータルフロートは0です。
・フリーフロートの範囲内の遅れであれば、後続作業の最早開始時刻は遅れません。

覚え方のポイント
「FF≦TF」「クリティカルパス上はTF=0」「クリティカルパスは複数になりうる」。

1級管工事施工管理技士 第一次検定の対策問題(全570問)に戻る

非公式の資格試験対策サイトです。一般財団法人全国建設研修センター及び国土交通省とは一切関係ありません。

※本ページでは、アクセス解析(Googleアナリティクス)と、広告の配信・成果の計測(A8.net)のためにCookie等を利用し、閲覧に関する情報をGoogle LLC・株式会社ファンコミュニケーションズへ送信しています。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

【PR】