2026年版・5-2

工程管理の一問一答

1級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「施工管理法(施工計画・工程・品質・安全)」から、工程管理に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、応用能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問15-2
工程と原価の関係に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①施工速度を上げるほど、原価はどこまでも下がり続ける。
  • ②施工速度を上げると原価は下がるが、極端に速めると上がる。
  • ③施工速度を遅くするほど工期に余裕ができ、原価は小さくなる。
  • ④施工速度を上げるほど、原価は一定の割合で上がり続ける。
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正解 ②施工速度を上げると原価は下がるが、極端に速めると上がる。
解説
一般に、施工速度を上げて工期を短くすると、現場の経費などの時間に比例してかかる費用が減るため、原価は下がっていきます。
しかし、極端に速めた突貫工事になると、残業や人員・機械の増加、手戻りなどで費用がかさみ、原価はかえって上がります。原価が最も小さくなる施工速度(最適な工程)を目指して計画することが大切です。

他の選択肢が誤りである理由
・施工速度を上げすぎると突貫工事となり、原価は上がります。
・施工速度を遅くすると工期が延びて現場の経費がかさみ、原価は上がります。
・一定の範囲までは、施工速度を上げると原価は下がります。

覚え方のポイント
「速すぎても遅すぎても原価は上がる」「最適な工程=原価が最小」。
問25-2
工程・原価・品質の一般的な関係に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①品質を良くしようとすると、一般に原価は安くなる傾向がある。
  • ②工程を極端に速めると、一般に品質は良くなる傾向がある。
  • ③工程を極端に速めても、一般に品質には影響が出にくい。
  • ④品質を良くしようとすると、一般に原価は高くなる傾向がある。
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正解 ④品質を良くしようとすると、一般に原価は高くなる傾向がある。
解説
工程・原価・品質は互いに関係し合っています。品質を良くしようとすると、良い材料を使ったり手間をかけたりするため、一般に原価は高くなります。
また、工程を極端に速めると、作業が雑になったり確認が不十分になったりして、品質は低下しやすくなります。施工管理では、この3つのバランスをとりながら、目標とする品質・工期・予算を満たすように管理します。

他の選択肢が誤りである理由
・品質を良くすると、一般に原価は高くなります。
・工程を極端に速めると、品質は低下しやすくなります。
・無理に工程を速めると、確認不足や作業の粗さから品質に影響が出やすくなります。

覚え方のポイント
「品質↑→原価↑」「工程を急ぐ→品質↓」「3つのバランスが大切」。
問35-2
バーチャート工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①作業どうしの前後関係が明確で、クリティカルパスを容易に求められる。
  • ②作成が容易で、各作業の所要日数や開始日・終了日が分かりやすい。
  • ③縦軸に作業名、横軸に日付をとり、各作業の期間を横線で表す。
  • ④工期に影響する作業がどれかは、ネットワーク工程表より分かりにくい。
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正解 ①作業どうしの前後関係が明確で、クリティカルパスを容易に求められる。
解説
バーチャート工程表は、縦軸に作業名、横軸に日付をとり、各作業の開始から終了までを横線で表した工程表です。作成が容易で見やすく、各作業の所要日数や開始日・終了日が分かりやすいのが長所です。
一方で、作業どうしの前後関係や、どの作業が工期に影響するか(クリティカルパス)が分かりにくいという短所があります。前後関係が明確でクリティカルパスを求められるのはネットワーク工程表です。

他の選択肢が正しい理由
・縦軸に作業名、横軸に日付をとるのがバーチャート工程表の形式です(横軸に達成度をとるのはガントチャート)。
・作成が容易で、各作業の日程が一目で分かるのが長所です。
・工期に影響する作業(クリティカルパス)が分かりにくいのが短所です。

覚え方のポイント
「バーチャート=横軸は日付・作成容易・前後関係とクリティカルパスは不明確」。
問45-2
ガントチャート工程表に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①作業の前後関係が明確に分かり、クリティカルパスを求めることができる。
  • ②横軸に日付をとり、各作業の開始日と終了日が明確に分かる工程表である。
  • ③横軸に各作業の達成度をとり、進み具合は分かるが所要日数は分からない。
  • ④工事全体の出来高の累計を、S字状の曲線で表した工程表のことである。
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正解 ③横軸に各作業の達成度をとり、進み具合は分かるが所要日数は分からない。
解説
ガントチャート工程表は、縦軸に作業名、横軸に各作業の達成度(%)をとり、現時点での各作業の進み具合を棒の長さで表した工程表です。
作成が容易で、各作業の進み具合は一目で分かりますが、各作業に必要な日数や、作業の前後関係、工期に影響する作業は分かりません。

他の選択肢が誤りである理由
・横軸に日付をとるのはバーチャート工程表です。
・作業の前後関係が明確でクリティカルパスを求められるのは、ネットワーク工程表です。
・出来高の累計をS字状の曲線で表すのは、曲線式工程表(Sカーブ)です。

覚え方のポイント
「ガント=横軸が達成度(%)」「バーチャート=横軸が日付」。どちらも前後関係は分かりません。
問55-2
曲線式工程表(バナナ曲線)による進捗管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①縦軸に出来高の累計、横軸に時間をとり、上下の許容限界曲線を描く。
  • ②実施工程曲線が上方許容限界曲線を超えたときは、工程が進みすぎている。
  • ③実施工程曲線が下方許容限界曲線を下回ったときは、工程が遅れている。
  • ④実施工程曲線が2つの曲線の間にあれば、必ず工期内に工事が完成する。
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正解 ④実施工程曲線が2つの曲線の間にあれば、必ず工期内に工事が完成する。
解説
バナナ曲線は、過去の実績などから、進みすぎと遅れすぎの限界を示す上方許容限界曲線と下方許容限界曲線を描いたもので、実施工程曲線がこの2つの曲線の間にあれば、その時点ではおおむね適正な進み具合とみなします。
しかし、2つの曲線の間にあっても、下方許容限界曲線に近く推移していれば、その後の進み具合によっては工期に遅れるおそれがあり、「必ず工期内に完成する」とはいえません。曲線の傾き(進捗の速さ)も見て判断します。

他の選択肢が正しい理由
・曲線式工程表では、縦軸に出来高の累計、横軸に時間をとり、上方、下方の許容限界曲線で管理します。
・上方許容限界曲線を超えた場合は進みすぎで、無理な施工による品質の低下や原価の増加のおそれがあります。
・下方許容限界曲線を下回った場合は工程が遅れているため、原因を調べて対策をとります。

覚え方のポイント
「上を超える=進みすぎ(不経済・品質低下)」「下を下回る=遅れ(対策が必要)」「間にあっても安心とは限らない」。
問65-2
工程管理における山積み・山崩しに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①山崩しでは、クリティカルパス上の作業から優先して移動させて行う。
  • ②山崩しは、余裕日数を利用して、作業員数の偏りをならすことである。
  • ③余裕日数の範囲内で作業をずらせば、工期を延ばさずに平準化できる。
  • ④山積みは、日ごとに必要な作業員数などを積み上げて表すことである。
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正解 ①山崩しでは、クリティカルパス上の作業から優先して移動させて行う。
解説
山崩しは、クリティカルパス上にない作業の余裕日数(フロート)を利用して作業の時期をずらし、日ごとの作業員数などの偏りをならす(平準化する)ことです。
クリティカルパス上の作業には余裕日数がないため、これを移動させると全体の工期が延びてしまいます。山崩しでは、余裕のある作業を優先して動かします。

他の選択肢が正しい理由
・山積みは、工程表に基づいて日ごとに必要な作業員や機械の数を積み上げて表すことで、特定の日に集中する「山」を見つけるために行います。
・山崩しは、余裕日数を利用して作業の時期をずらし、作業員数の偏りをならすことです。
・余裕日数の範囲内で作業をずらせば、工期を延ばさずに平準化できます。

覚え方のポイント
「山積み=日ごとの必要数を積み上げる」「山崩し=フロートを使って平準化(クリティカルパス上の作業は動かさない)」。
問75-2
工期を短縮する方法に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①フロートの大きい作業から優先して短縮すると、工期は効率よく短くなる。
  • ②クリティカルパス上の作業の日数を短縮すると、工期全体を短縮できる。
  • ③工期を短縮するには、すべての作業の日数を均等に減らすのが最もよい。
  • ④クリティカルパス上の作業を短縮し続ければ、工期はいくらでも短くなる。
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正解 ②クリティカルパス上の作業の日数を短縮すると、工期全体を短縮できる。
解説
工期は、最も長い経路であるクリティカルパスの日数で決まります。そのため、工期を短縮するには、クリティカルパス上の作業の日数を短縮する必要があります。
クリティカルパス上にない作業を短縮しても、その作業には余裕があるので、工期は短くなりません。
また、クリティカルパス上の作業を短縮していくと、別の経路が新たなクリティカルパスになることがあるため、短縮の効果には限度があります。

他の選択肢が誤りである理由
・フロート(余裕日数)のある作業を短縮しても、工期は短くなりません。
・すべての作業を均等に減らすと、効果のない作業にまで費用をかけることになります。
・短縮を続けると別の経路が新たなクリティカルパスになるため、短縮の効果には限度があります。

覚え方のポイント
「工期短縮はクリティカルパス上の作業で」「別の経路が新たなクリティカルパスになることに注意」。
問85-2
突貫工事(無理な工期の短縮)がもたらす影響として、最も適当なものはどれか。
  • ①作業量が増えるだけで、品質や安全性への影響は小さく抑えられる。
  • ②人員を多く投入するため、原価は増えるが品質と安全性は向上する。
  • ③品質の低下や安全性の低下、原価の増加を招くおそれがある。
  • ④作業時間が長くなる分、1日の出来高が増えて原価は下がる。
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正解 ③品質の低下や安全性の低下、原価の増加を招くおそれがある。
解説
突貫工事は、工期に間に合わせるために、作業員や機械を大量に投入したり、長時間の作業を続けたりして、無理に工程を早めることです。
作業が雑になって品質が低下したり、疲労や焦りから事故が起こりやすくなったりするほか、残業代や人件費の増加で原価も大きく上がります。
工程の遅れは、早めに原因をつかんで対策をとり、突貫工事にならないようにすることが大切です。

他の選択肢が誤りである理由
・無理な工程の短縮は、品質や安全性に悪い影響を与えます。
・人員を急に増やすと管理が行き届かず、品質や安全性はむしろ低下しやすくなります。
・長時間の作業は残業代などの人件費を増やし、疲労で能率も落ちるため、原価は上がります。

覚え方のポイント
「突貫工事=品質↓・安全↓・原価↑」。工程の遅れは早期に発見して対策をとります。
問95-2
工程の進捗管理に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①実施工程と予定工程を定期的に比べ、遅れがあれば原因を調べ対策をとる。
  • ②工程表は一度作成したら、工事の完成まで見直さずに使い続けるのがよい。
  • ③工程の遅れは、工事の完成直前にまとめて取り戻すのが最も効率的である。
  • ④工程の進み具合は、作業員の感覚だけで判断し、記録をとる必要はない。
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正解 ①実施工程と予定工程を定期的に比べ、遅れがあれば原因を調べ対策をとる。
解説
工程の進捗管理では、実際の進み具合(実施工程)を予定の工程と定期的に比べ、遅れが生じていれば、その原因を調べて、人員の追加や作業の順序の変更などの対策をとります。
また、設計変更や天候などで条件が変わった場合は、工程表を見直して更新(フォローアップ)します。
遅れを早い段階で発見して手を打つことが、突貫工事を避けることにつながります。

他の選択肢が誤りである理由
・条件が変われば、工程表を見直して更新する必要があります。
・遅れを完成直前にまとめて取り戻そうとすると、突貫工事になり、品質や安全が損なわれます。
・進み具合は、出来高などを客観的に把握し、記録して管理します。

覚え方のポイント
「予定と実施を比較→原因分析→対策→工程表の更新」。PDCAの考え方と同じです。
問105-2
工程表の種類と使い方に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①週間工程表は、着工前に作成したものを工事の完了まで変えずに使う。
  • ②総合工程表は、1日ごとの細かな作業の手順を示すための工程表である。
  • ③総合工程表は、着工から完成までの工事全体の流れを示す工程表である。
  • ④実施工程表は、工事の完成後に作成して監督職員に提出すればよい。
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正解 ③総合工程表は、着工から完成までの工事全体の流れを示す工程表である。
解説
総合工程表は、着工から完成までの工事全体の流れを示す工程表で、主な工種の施工時期や、検査・試運転などの節目を示します。これをもとに、月間工程表や週間工程表などの詳細な工程表を作成し、具体的な作業の段取りを決めていきます。
公共建築工事標準仕様書では、工事の着手に先立ち実施工程表を作成して監督職員の承諾を受け、監督職員の指示を受けた場合は、その補足として週間工程表や月間工程表などを作成して提出することとしています。

他の選択肢が誤りである理由
・1日ごとの細かな作業を示すのは、週間工程表などの詳細な工程表です。
・週間工程表は、工事の進み具合に合わせて週ごとに作成、見直しを行います。
・実施工程表は、工事の着手に先立ち作成し、監督職員の承諾を受けます。

覚え方のポイント
「総合工程表=全体の流れ」「月間・週間工程表=具体的な段取り(随時見直す)」「実施工程表=着手前に作成して承諾」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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