2026年版・4-2

材料:配管・弁・ダクトの一問一答

1級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「設備機器・材料・設計図書」から、材料:配管・弁・ダクトに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、応用能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問14-2
配管用の鋼管に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG)は、SGPより使用圧力の低い配管に用いる。
  • ②配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、高温高圧の蒸気配管に最も適した鋼管である。
  • ③配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、使用圧力の比較的低い水や空気などに用いる。
  • ④配管用炭素鋼鋼管の白管は、内面に塩化ビニルをライニングした鋼管である。
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正解 ③配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、使用圧力の比較的低い水や空気などに用いる。
解説
配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、使用圧力が比較的低い蒸気・水(上水道用を除く)・油・ガス・空気などの配管に用いる鋼管です。亜鉛めっきをしたものを白管、しないものを黒管と呼びます。
使用圧力が高い配管には、圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG)を用います。飲料水の配管には、鋼管の内面に硬質塩化ビニルなどをライニングした水道用ライニング鋼管などが使われます。

他の選択肢が誤りである理由
・STPGはSGPより高い圧力に用いる鋼管です。使い分けが逆です。
・高温高圧の配管には、SGPではなくSTPGなどを用います。
・白管は亜鉛めっきをした鋼管で、塩化ビニルのライニングはされていません。

覚え方のポイント
「SGP=低めの圧力(白管=亜鉛めっき・上水道用は除く)」「STPG=高い圧力」「ライニング鋼管=飲料水」。
問24-2
水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①外面も硬質塩化ビニルで被覆したもの(VD)は、地中埋設などに用いる。
  • ②内面に亜鉛めっきを施して赤水を防いだ鋼管を、塩ビライニング鋼管という。
  • ③内面の硬質塩化ビニルは耐熱性が高く、給湯配管にもそのまま使用できる。
  • ④ねじ接合では管端の防食は不要で、一般の可鍛鋳鉄製継手を用いてよい。
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正解 ①外面も硬質塩化ビニルで被覆したもの(VD)は、地中埋設などに用いる。
解説
水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、鋼管の内面に硬質塩化ビニルをライニング(内張り)して、さびによる赤水を防いだ給水用の管です。
外面の仕様によって種類があり、外面に一次防錆塗装をしたもの(VA)、亜鉛めっきをしたもの(VB)、硬質塩化ビニルで被覆したもの(VD)があります。VDは腐食しやすい地中埋設や屋外の配管などに用いられます。
ねじ接合では、鋼管の切断面(管端)が水に触れて腐食しやすいため、管端防食継手を用います。

他の選択肢が誤りである理由
・塩ビライニング鋼管は、内面に硬質塩化ビニルを内張りした鋼管です。亜鉛めっきだけの鋼管ではありません。
・硬質塩化ビニルは熱に弱いため、給湯には耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管など給湯用の管を用います。
・管端の切断面は鋼が露出して腐食しやすいため、管端防食継手を用いて防食します。

覚え方のポイント
「塩ビライニング鋼管=給水用(給湯には耐熱性のもの)」「VD=外面も塩ビ被覆(地中埋設)」「ねじ接合は管端防食継手」。
問34-2
硬質ポリ塩化ビニル管に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①VU管はVP管より肉厚が厚く、圧力のかかる給水配管に適している。
  • ②硬質ポリ塩化ビニル管は、温度変化による伸縮が鋼管より大きい。
  • ③給湯配管には、耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HTVP)を用いる。
  • ④VU管はVP管より肉厚が薄く、主に圧力のかからない排水・通気に用いる。
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正解 ①VU管はVP管より肉厚が厚く、圧力のかかる給水配管に適している。
解説
硬質ポリ塩化ビニル管には、肉厚の厚いVP管と、肉厚の薄いVU管があります。VP管は圧力のかかる給水などにも使われますが、VU管は肉厚が薄いため、主に圧力のかからない排水・通気の配管に用いられます。
したがって、VU管をVP管より厚肉とし、給水に適するとする記述は逆です。

他の選択肢が正しい理由
・VU管は薄肉で、主に排水、通気の配管に用いられます。
・硬質ポリ塩化ビニル管の線膨張係数は鋼の数倍あり、温度変化による伸縮が大きいため、伸縮に配慮して施工します。
・一般の硬質ポリ塩化ビニル管は熱に弱いため、給湯には耐熱性を高めたHTVPを用います。

覚え方のポイント
「VP=厚い(圧力OK)」「VU=薄い(排水・通気)」「HTVP=耐熱(給湯)」「伸縮が大きい」。
問44-2
建築設備に用いる銅管の肉厚の区分に関する記述として、適当なものはどれか。
  • ①肉厚はMタイプが最も厚く、Lタイプ、Kタイプの順に薄くなる。
  • ②肉厚はKタイプが最も厚く、Lタイプ、Mタイプの順に薄くなる。
  • ③肉厚はLタイプが最も厚く、Kタイプ、Mタイプの順に薄くなる。
  • ④肉厚はKタイプが最も厚く、Mタイプ、Lタイプの順に薄くなる。
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正解 ②肉厚はKタイプが最も厚く、Lタイプ、Mタイプの順に薄くなる。
解説
建築設備に使われる銅管には、肉厚の違いによってKタイプ・Lタイプ・Mタイプがあり、Kタイプが最も厚く、L、Mの順に薄くなります。
一般の給水・給湯や冷温水の配管にはLタイプやMタイプが多く用いられ、より高い圧力がかかる用途には肉厚の厚いものが用いられます。
銅管は加工しやすく耐食性にも優れますが、流速が大きいと潰食が起こり、熱による伸縮も大きいという特徴があります。

他の選択肢が誤りである理由
・Mタイプが最も薄い区分です。順序が逆です。
・Lタイプは中間の厚さで、最も厚いのはKタイプです。
・Kが最も厚い点は正しいものの、次に厚いのはLタイプで、Mタイプが最も薄くなります。

覚え方のポイント
「K>L>M(Kが厚い)」と、アルファベット順に薄くなると覚えます。
問54-2
弁の種類と特徴に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①仕切弁は全開時の抵抗が小さいが、中間開度での流量調整には適さない。
  • ②玉形弁は全開時の抵抗は大きいが、開度に応じた流量調整に適している。
  • ③スイング逆止弁は、水平配管のほか上向き流れの垂直配管にも使用できる。
  • ④バタフライ弁は、管端が開放された配管のバルブ止めに適した弁である。
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正解 ④バタフライ弁は、管端が開放された配管のバルブ止めに適した弁である。
解説
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)では、バタフライ弁は、蒸気給気管、蒸気還管、高温水管及び管端が開放された配管のバルブ止めには使用してはならないと定めています。
バタフライ弁は円板状の弁体が回転して開閉する構造で、管端が開放された配管の止め弁に使うと、弁体の片側だけに圧力がかかって確実に止水できなかったり、誤って開いたときに水が噴き出したりするおそれがあるためです。

他の選択肢が正しい理由
・仕切弁(ゲート弁)は全開時に流路がまっすぐで抵抗が小さい一方、中間開度では流れが乱れて弁体が傷みやすく、流量調整には適しません。主に全開、全閉で使います。
・玉形弁(グローブ弁)は流れがS字状に曲がるため抵抗は大きいものの、開度に応じて流量を調整しやすい弁です。
・スイング逆止弁は、水平配管のほか、上向きの流れの垂直配管にも使えます。リフト逆止弁は一般に水平配管に用います。

覚え方のポイント
「仕切弁=抵抗小・全開全閉用」「玉形弁=抵抗大・流量調整用」「バタフライ弁=蒸気・高温水・管端開放のバルブ止めには使わない」。
問64-2
耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HTVP)に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①使用温度の上限はなく、蒸気の配管にもそのまま使用できる管である。
  • ②給湯配管に用い、使用温度の上限(おおむね90℃)が定められている。
  • ③耐熱性を高めてあるため、温度変化による伸縮はほとんど生じない。
  • ④耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管は、主に排水・通気の配管に用いる管である。
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正解 ②給湯配管に用い、使用温度の上限(おおむね90℃)が定められている。
解説
耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HTVP)は、一般の硬質ポリ塩化ビニル管より耐熱性を高めた管で、給湯配管などに用いられます。
ただし使用できる温度には上限があり(おおむね90℃以下)、蒸気のような高温の配管には使えません。
また、温度変化による伸縮が大きいため、伸縮継手を設けたり配管の支持方法を工夫したりして伸縮を吸収します。

他の選択肢が誤りである理由
・使用温度には上限があり、蒸気の配管には使えません。
・耐熱性があっても樹脂管は伸縮が大きく、給湯のように温度が大きく変わる用途では伸縮への配慮がより重要です。
・HTVPは主に給湯配管に用いる管です。排水、通気には一般にVP管やVU管を用います。

覚え方のポイント
「HTVP=給湯用・温度上限あり(約90℃)・伸縮が大きい」。
問74-2
ダクトの材料と構造に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①長方形ダクトの板厚は、一般にダクトの長辺の寸法に応じて決める。
  • ②長方形ダクトの板厚は、一般にダクトの短辺の寸法に応じて決める。
  • ③スパイラルダクトは剛性が低いため、一般に多くの補強が必要である。
  • ④長方形ダクトのアスペクト比は、大きいほど摩擦損失が小さくなる。
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正解 ①長方形ダクトの板厚は、一般にダクトの長辺の寸法に応じて決める。
解説
亜鉛鉄板製の長方形ダクトの板厚は、ダクトの長辺の寸法に応じて定められており、長辺が大きいほど厚い板を用います。長辺が大きいほど板が振動したり変形したりしやすいためです。
スパイラルダクトは、帯状の鋼板をらせん状に巻いてはぜで接合した円形のダクトで、はぜが補強の役割を果たすため剛性が高く、一般に補強は不要です。
長方形ダクトの縦横比(アスペクト比)が大きいと、同じ断面積でも周長が長くなって摩擦損失が増えるため、公共建築工事標準仕様書では原則として4以下としています。

他の選択肢が誤りである理由
・スパイラルダクトは、はぜが補強となるため剛性が高いダクトです。
・板厚は短辺ではなく長辺の寸法に応じて決めます。
・アスペクト比が大きいほど周長が長くなり、摩擦損失や材料が増えて不利になります。

覚え方のポイント
「長方形ダクトの板厚=長辺で決まる」「アスペクト比は4以下が目安」「スパイラルダクト=はぜで剛性大」。
問84-2
フレキシブルダクトに関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①圧力損失が小さいため、長い主ダクトにも多く用いられる。
  • ②吹出口などとの接続に用い、長くすると圧力損失が大きい。
  • ③同じ長さの亜鉛鉄板製の直管ダクトより、圧力損失は小さい。
  • ④施工時に多少つぶれても、風量にはほとんど影響しない。
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正解 ②吹出口などとの接続に用い、長くすると圧力損失が大きい。
解説
フレキシブルダクトは、自由に曲げられる柔軟なダクトで、主ダクトから吹出口や吸込口までの短い接続部分などに用いられます。
内面に凹凸があり、曲げて使うことも多いため、同じ長さの直管のダクトより圧力損失が大きくなります。そのため、必要以上に長くしたり、急な曲げやつぶれが生じたりしないように施工します。

他の選択肢が誤りである理由
・フレキシブルダクトは圧力損失が大きく、長い主ダクトには適しません。
・内面の凹凸のため、同じ長さの直管ダクトより圧力損失は大きくなります。
・つぶれると断面が小さくなって圧力損失が大きく増え、風量が不足する原因になります。

覚え方のポイント
「フレキシブルダクト=吹出口などへの短い接続用・長くしない・つぶさない・急に曲げない」。
問94-2
ステンレス鋼管に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①耐食性に優れ、給水・給湯の配管に広く用いられている。
  • ②一般の鋼管より肉厚を薄くでき、軽量で扱いやすい管である。
  • ③すき間に塩素イオンが濃縮すると、すき間腐食を起こすことがある。
  • ④腐食は、主に管の外面全体から一様に進行するのが特徴である。
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正解 ④腐食は、主に管の外面全体から一様に進行するのが特徴である。
解説
ステンレス鋼管は、表面にできる薄い保護皮膜(不動態皮膜)によって耐食性を保っています。そのため、腐食は全面で一様に進むのではなく、皮膜が壊れた部分で局部的に進むのが特徴です。
代表的なものが、パッキンの下などのすき間に塩素イオンが濃縮して皮膜が壊れる「すき間腐食」で、接続部の施工や、塩素を含む保温材の選び方などに注意が必要です。

他の選択肢が正しい理由
・ステンレス鋼管は耐食性に優れ、給水、給湯の配管に広く用いられています。
・強度と耐食性が高いため肉厚を薄くでき、一般の鋼管より軽量です。
・すき間に塩素イオンが濃縮すると、不動態皮膜が壊れてすき間腐食を起こすことがあります。

覚え方のポイント
「ステンレス=耐食性◎・軽量」「弱点=すき間腐食(塩素イオン)」「腐食は局部的」。
問104-2
配管の防振・伸縮に用いる継手に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①防振継手は、振動する機器から離れた位置に設けるほど効果が大きい。
  • ②伸縮継手を設ければ、配管の固定点は設ける必要がなくなる。
  • ③ポンプの吸込み側と吐出し側に防振継手を設け、振動の伝わりを防ぐ。
  • ④ベローズ形伸縮継手は、主に機器の振動を吸収する目的で用いる。
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正解 ③ポンプの吸込み側と吐出し側に防振継手を設け、振動の伝わりを防ぐ。
解説
ポンプなどの振動する機器と配管を直接つなぐと、振動や騒音が配管を通して建物に伝わります。そのため、機器の吸込み側と吐出し側の近くに防振継手(フレキシブル継手)を設けて、振動の伝わりを防ぎます。
一方、伸縮継手は、温度変化による配管の伸縮を吸収するための継手です。伸縮を正しく伸縮継手に吸収させるため、固定点を設けて配管を確実に固定し、配管がずれないようにします。

他の選択肢が誤りである理由
・防振継手は、振動の発生源である機器の近くに設けて、配管へ振動が伝わるのを防ぎます。
・固定点がないと伸縮が伸縮継手に正しく集まらず、配管が動いてしまいます。伸縮継手は固定点とセットで設けます。
・ベローズ形伸縮継手は、主に温度変化による配管の伸縮を吸収するための継手です。

覚え方のポイント
「防振継手=機器の近く(振動対策)」「伸縮継手=温度による伸縮対策(固定点とセット)」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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