2026年版・2-5

換気設備の一問一答

1級管工事施工管理技術検定(第一次検定)「空気調和・換気・排煙設備」から、換気設備に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験の多くは四肢択一で、応用能力の問題は四肢択二ですが、ここでは全て4択で出題しています(四肢択二は組合せの4択に組み替えています)。

問12-5
建築基準法施行令に基づく、火を使用する設備を設けた調理室等の換気設備に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①排気口に換気扇を設ける場合でも、有効換気量の基準は定められていない。
  • ②給気口は、天井または天井から下方80cm以内の位置に設けるのが原則だ。
  • ③排気口は、床面から50cm以内の低い位置に設けるのが原則である。
  • ④給気口は、天井の高さの2分の1以下の位置に設けるのが原則である。
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正解 ④給気口は、天井の高さの2分の1以下の位置に設けるのが原則である。
解説
建築基準法施行令では、火を使用する設備や器具を設けた調理室等の換気設備について、次のように定めています(煙突や換気扇等を設ける場合などを除く原則)。
・給気口は、天井の高さの2分の1以下の位置に設ける。
・排気口は、天井または天井から下方80cm以内の高さの位置に設ける。
燃焼に必要な新鮮な空気を低い位置から入れ、温められて上昇する廃ガスを高い位置から出す、という考え方です。

他の選択肢が誤りである理由
・天井または天井から下方80cm以内に設けるのは、排気口の位置です。
・排気口を床付近に設けると、上昇する廃ガスを排出できません。
・換気扇等を設ける場合は、その有効換気量を国土交通大臣が定める数値以上とする必要があります。

覚え方のポイント
「給気は低く(天井高の1/2以下)、排気は高く(天井から80cm以内)」。燃焼廃ガスは温かく上昇することから考えると覚えやすくなります。
問22-5
火を使用する設備を設けた室の必要換気量(V=係数×理論廃ガス量×燃料消費量)に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①煙突を設ける場合の係数は、排気フードを設けない場合より大きくなる。
  • ②排気フードⅡ型の係数は、排気フードⅠ型の係数より大きい。
  • ③排気フードを設けない場合の係数は、フードを設ける場合より大きい。
  • ④係数は、排気の方法に関係なく一律に同じ値が定められているものだ。
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正解 ③排気フードを設けない場合の係数は、フードを設ける場合より大きい。
解説
火を使用する室の有効換気量は、国土交通大臣の定め(昭和45年建設省告示第1826号)により、「係数×理論廃ガス量×燃料消費量」で求めます。係数は排気の方法によって異なり、廃ガスを確実に捕集できる方法ほど小さくなります。
排気フードを設けない場合は40、排気フードⅠ型は30、排気フードⅡ型は20、煙突を設ける場合は2です。
フードがないと廃ガスが室内に広がるため、それだけ多くの換気量が必要になります。

他の選択肢が誤りである理由
・排気フードⅡ型の係数(20)は、Ⅰ型の係数(30)より小さくなります。Ⅱ型のほうが廃ガスを捕集しやすい構造だからです。
・煙突を設ける場合の係数(2)は最も小さくなります。
・係数は排気の方法ごとに異なる値が定められています。

覚え方のポイント
「フードなし40・Ⅰ型30・Ⅱ型20・煙突2(×KQ)」。捕集が確実な方法ほど係数が小さい、と理屈で押さえます。
問32-5
駐車場法施行令に基づく、建築物である路外駐車場の換気装置の能力として、適当なものはどれか。ただし、換気に有効な開口部による緩和は考えないものとする。
  • ①床面積1m²につき、毎時1.4m³以上を直接外気と交換する能力
  • ②床面積1m²につき、毎時14m³以上を直接外気と交換する能力
  • ③床面積1m²につき、毎時140m³以上を直接外気と交換する能力
  • ④駐車台数1台につき、毎時14m³以上を直接外気と交換する能力
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正解 ②床面積1m²につき、毎時14m³以上を直接外気と交換する能力
解説
駐車場法施行令では、建築物である路外駐車場には、その内部の空気を床面積1m²につき毎時14m³以上、直接外気と交換する能力を持つ換気装置を設けなければならないと定めています。
自動車の排気ガスに含まれる一酸化炭素などを排出するためです。
ただし、換気に有効な開口部の面積がその階の床面積の10分の1以上ある階については、この限りではありません。

他の選択肢が誤りである理由
・1.4m³は、規定の数値の10分の1で誤りです。
・140m³は、規定の数値の10倍で誤りです。
・基準は駐車台数ではなく、床面積あたりで定められています。

覚え方のポイント
「駐車場の換気=床面積1m²あたり毎時14m³以上」「開口部が床面積の1/10以上なら不要」。数字の桁を入れ替えたひっかけに注意します。
問42-5
容積200m³の室で、換気回数を毎時5回とするために必要な換気量として、適当なものはどれか。
  • ①1,000 m³/h
  • ②40 m³/h
  • ③205 m³/h
  • ④5,000 m³/h
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正解 ①1,000 m³/h
解説
換気回数は、1時間あたりの換気量が室の容積の何倍にあたるかを表す値です。
換気量=室の容積×換気回数=200m³×5回/h=1,000m³/h となります。
便所や倉庫などの換気量は、このように換気回数を目安にして決めることが多くあります。

他の選択肢が誤りである理由
・40m³/hは、容積を換気回数で割った値で、計算が逆です。
・205m³/hは、容積と換気回数を足した値です。
・5,000m³/hは、正しい値の5倍で、計算を誤っています。

覚え方のポイント
「換気量=容積×換気回数」「換気回数=換気量÷容積」。どちらの形でも使えるようにしておきます。
問52-5
建築基準法に基づく居室等の換気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①居室の換気に有効な開口部の面積は、床面積の20分の1以上とする。
  • ②換気に有効な開口部が不足する居室には、所定の換気設備を設ける。
  • ③居室の換気に有効な開口部の面積は、床面積の7分の1以上とする。
  • ④火を使用する設備を設けた調理室等には、原則として換気設備を設ける。
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正解 ③居室の換気に有効な開口部の面積は、床面積の7分の1以上とする。
解説
建築基準法では、居室の換気に有効な開口部の面積を、その居室の床面積の20分の1以上としなければならないと定めています(第28条第2項)。7分の1は、住宅の居住のための居室の採光に有効な開口部の割合(施行令第19条)で、換気の基準ではありません。

試験の罠
換気(1/20)、採光(住宅の居室は1/7)、自然排煙(1/50)と、開口部の割合は似た形で並ぶため、取り違えのひっかけがよく使われます。

他の選択肢が正しい理由
・居室の換気に有効な開口部の面積は、床面積の20分の1以上とする必要があります。
・この開口部が確保できない場合は、政令で定める技術的基準に従った換気設備を設ければよいとされています(第28条第2項ただし書)。
・火を使用する設備や器具を設けた調理室等には、政令で定める一部の室を除き、換気設備を設ける必要があります(第28条第3項)。

覚え方のポイント
「換気=床面積の1/20以上」「採光(住宅の居室)=1/7以上」「自然排煙=1/50以上」。似た数字の取り違えが狙われます。
問62-5
室の用途と換気方式の組合せとして、適当でないものはどれか。
  • ①手術室 ― 第1種機械換気
  • ②湯沸室 ― 第3種機械換気
  • ③浴室 ― 第3種機械換気
  • ④便所 ― 第2種機械換気
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正解 ④便所 ― 第2種機械換気
解説
便所は臭気が発生する室なので、室内を負圧に保って臭気が周囲の室へ漏れ出さないよう、排気を機械で行う第3種機械換気とするのが一般的です。
第2種機械換気は給気を機械で押し込むため室内が正圧になり、便所に用いると臭気が廊下などへ押し出されてしまいます。

他の選択肢が正しい理由
・湯沸室は、熱や水蒸気、臭気を周囲に広げないよう、第3種機械換気とするのが一般的です。
・浴室は、湿気を周囲に広げないよう、第3種機械換気とするのが一般的です。
・手術室は、清浄度を保ちながら給気量と排気量を正確に管理する必要があるため、給排気とも機械で行う第1種機械換気とし、室内を正圧に保ちます。

覚え方のポイント
「汚れを出したくない室(便所・浴室・湯沸室・厨房)=負圧=第3種」「汚れを入れたくない室(手術室・クリーンルーム)=正圧」。
問72-5
厨房の換気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①厨房は周囲の室より正圧に保ち、臭気や熱を廊下側へ押し出して換気する。
  • ②排気フードには、油分を捕集するグリス除去装置を設けるようにする。
  • ③排気量に見合った給気を確保し、室内の負圧が過大にならないようにする。
  • ④排気フードは、火を使う調理機器の上部を覆う大きさで設ける。
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正解 ①厨房は周囲の室より正圧に保ち、臭気や熱を廊下側へ押し出して換気する。
解説
厨房は、調理による熱や水蒸気、臭気、油煙が多く発生する室です。正圧にすると、これらが客席や廊下などの周囲へ押し出されてしまうため、周囲の室より負圧に保つのが基本です。

他の選択肢が正しい理由
・排気フードは、火を使う調理機器の上部を覆う大きさで設けて、上昇する廃ガスや油煙を発生源の近くで確実に捕集します。フードが小さいと捕集しきれずに室内へ広がります。
・排気フードにはグリスフィルタなどのグリス除去装置を設けて油分を捕集し、排気ダクト内に油がたまって火災の原因になるのを防ぎます。
・大量に排気する分だけ給気も確保しないと、負圧が大きくなりすぎて扉が開きにくくなったり、燃焼器具が不完全燃焼を起こしたりします。

覚え方のポイント
「厨房=負圧(ただし給気も必要)」「フードは火源を覆う大きさで、グリス除去装置付き」。排気ダクトの火災防止も含めて出題されます。
問82-5
外気取入口と排気口の配置に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①外気取入口と排気口は、保守しやすいよう同じ壁面に近接して並べる。
  • ②外気取入口は、排気口や冷却塔から離して、汚れた空気の吸込みを防ぐ。
  • ③外気取入口は、車路の出入口の近くに設けると取入れが容易で望ましい。
  • ④外気取入口は、冷却塔の風下側で近い位置に設けると衛生上有利である。
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正解 ②外気取入口は、排気口や冷却塔から離して、汚れた空気の吸込みを防ぐ。
解説
外気取入口は、新鮮な外気を取り入れるための開口です。排気口の近くに設けると、排気した汚れた空気を再び吸い込んでしまう(ショートサーキット)おそれがあります。
また、冷却塔の近くでは、飛散した水滴(レジオネラ属菌のおそれ)や湿った空気を吸い込むことがあり、駐車場の出入口付近では自動車の排気ガスを吸い込むことがあります。
外気取入口は、これらの汚染源から十分に離して配置します。

他の選択肢が誤りである理由
・外気取入口と排気口を近接させると、排気した汚れた空気を吸い込んでしまい(ショートサーキット)、換気の効果が落ちます。
・駐車場の車路の出入口付近では、排気ガスを吸い込むおそれがあります。
・冷却塔の風下側の近くでは、飛散水滴や湿った空気を吸い込むおそれがあり、衛生上不利です。

覚え方のポイント
「外気取入口は、排気口・冷却塔・駐車場出入口から離す」。屋上の機器配置の問題でも同じ考え方が問われます。
問92-5
局所換気に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • ①汚染物質を室内全体に広げてから薄めるので、多くの換気量を必要とする。
  • ②汚染物質の発生源の近くで捕集するので、全般換気より少ない換気量で済む。
  • ③局所換気は、汚染物質の発生源から遠い位置に排気口を設けるほど効果的だ。
  • ④局所換気を行う室では、排気量に見合った給気を考える必要はない。
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正解 ②汚染物質の発生源の近くで捕集するので、全般換気より少ない換気量で済む。
解説
局所換気は、厨房のレンジフードや実験室のドラフトチャンバのように、汚染物質の発生源のすぐ近くで汚染物質を捕集して排出する方式です。
汚染物質が室内に広がる前に取り除くので、室全体の空気を入れ替えて薄める全般換気より、少ない換気量で効果的に室内をきれいに保てます。
発生源にできるだけ近づけて、発生源を囲うように設けるほど効果が高まります。

他の選択肢が誤りである理由
・室内全体に広げてから薄めるのは、全般換気の考え方です。
・発生源から遠い位置では、捕集する前に汚染物質が広がってしまい、効果が落ちます。
・局所換気でも排気した量に見合う給気が必要です。給気が不足すると室内の負圧が大きくなり、フードの捕集効果が落ちたり扉が開きにくくなったりします。

覚え方のポイント
「局所換気=発生源で捕まえる(少ない風量で効果大)」「全般換気=室全体を薄める」。
問102-5
電気室や発電機室の換気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • ①電気室の換気量は、在室者の呼吸による二酸化炭素の量を基準にして決める。
  • ②発電機室の給気量は、原動機の燃焼に必要な空気の量も見込んで決める。
  • ③換気だけで発熱を除去しきれない電気室では、冷房設備を設けることがある。
  • ④電気室の換気は、変圧器などの機器からの発熱を除去することが主な目的である。
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正解 ①電気室の換気量は、在室者の呼吸による二酸化炭素の量を基準にして決める。
解説
電気室は常時人がいる室ではなく、換気の主な目的は変圧器や盤類などの電気機器から出る熱を除去し、機器が許容温度を超えないようにすることです。換気量は在室者のCO₂ではなく、機器の発熱量と許容できる室温から計算して決めます。

他の選択肢が正しい理由
・電気室の換気は、電気機器の発熱を除去して室温を機器の許容温度以下に保つことが主な目的です。
・発電機室では、機器の発熱の除去に加えて、原動機(ディーゼルエンジンなど)が燃焼に使う空気の量も見込んで給気量を決めます。
・発熱量が多く換気だけでは所定の室温を保てない場合は、冷房設備を設けて熱を除去します。

覚え方のポイント
「電気室=発熱除去の換気」「発電機室=発熱除去+燃焼用空気」。発熱量から換気量を求める計算も出題されます。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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