2026年版・9-1

介護過程の意義とアセスメントの一問一答

介護福祉士国家試験「介護過程」から、介護過程の意義とアセスメントに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は五肢択一を基本とする形式ですが、ここでは4択で出題しています。

問19-1

介護過程を展開する目的として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①介護職の経験や勘をもとにして、効率よく介護を進めるため
  • ②根拠に基づく個別の介護を、チームで一貫して提供するため
  • ③すべての利用者に、同じ手順の介護を同じように提供するため
  • ④介護支援専門員が作成するケアプランの代わりにするため
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正解 ②根拠に基づく個別の介護を、チームで一貫して提供するため
解説
介護過程とは、利用者の望む生活の実現に向けて、情報を集めて分析し(アセスメント)、計画を立て、実施し、評価するという、筋道を立てて介護を行うための思考と実践の過程です。
介護過程を展開することで、「なぜこの介護を行うのか」という根拠が明確になり、利用者一人ひとりに合った個別の介護が可能になります。また、計画を共有することで、誰が担当しても同じ方針で一貫した介護をチームで提供できます。

他の選択肢が不適切な理由
「介護職の経験や勘をもとにして、効率よく介護を進めるため」は、介護過程は経験や勘に頼るのではなく、情報の分析に基づく根拠のある介護を行うためのものなので誤りです。
「すべての利用者に、同じ手順の介護を同じように提供するため」は、介護過程は利用者一人ひとりの状況や望みに合わせた個別の介護を行うためのものであり、画一的な介護とは正反対なので誤りです。
「介護支援専門員が作成するケアプランの代わりにするため」は誤りです。介護過程で作る介護計画は、ケアプラン(居宅サービス計画・施設サービス計画)の方針に沿って、介護福祉職が具体的な介護の方法を示すもので、ケアプランの代わりではありません。

試験の罠
介護過程の意義は「根拠のある介護」「個別ケア」「チームでの一貫した介護」の3つです。「経験や勘」「画一的」という言葉を含む選択肢は誤りと覚えましょう。
問29-1

介護過程の展開の順序として、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①計画の立案→アセスメント→実施→評価
  • ②アセスメント→実施→計画の立案→評価
  • ③アセスメント→計画の立案→実施→評価
  • ④計画の立案→実施→アセスメント→評価
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正解 ③アセスメント→計画の立案→実施→評価
解説
介護過程は、アセスメント(情報の収集と分析によって生活課題を明らかにすること)から始まり、その課題を解決するための計画の立案、計画に基づく実施、そして目標の達成度などを確かめる評価へと進みます。
評価で新たな課題が見つかったり、目標が達成できていなかったりした場合は、再びアセスメントに戻って計画を修正します。このように、介護過程は一度きりで終わるのではなく、らせん状に繰り返されて介護の質を高めていきます。

他の選択肢が不適切な理由
「計画の立案→アセスメント→実施→評価」は、情報を集めて分析する前に計画を立てることになり、根拠のない計画になってしまうため誤りです。
「アセスメント→実施→計画の立案→評価」は、計画を立てる前に介護を実施することになり、目標や方法を共有しないまま介護を行うことになるため誤りです。
「計画の立案→実施→アセスメント→評価」は、アセスメントを最後に行う順序で、課題が明らかでないまま計画と実施を進めることになるため誤りです。

試験の罠
介護過程は「アセスメント→計画の立案→実施→評価」の4段階で、評価の後は再アセスメントへ戻ります。最初は必ずアセスメント、と覚えましょう。
問39-1

介護過程のアセスメントで収集した次の情報のうち、客観的情報に当たるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①本人が、朝食はおいしくなかったと話していた。
  • ②本人が、昨夜はよく眠れなかったと話していた。
  • ③本人が、足が重くて歩くのがつらいと話していた。
  • ④介護職が、朝食の主食を半分残したのを確認した。
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正解 ④介護職が、朝食の主食を半分残したのを確認した。
解説
介護過程で収集する情報は、主観的情報と客観的情報に分けられます。主観的情報は、利用者本人が話した言葉や訴えなど、本人の感じ方や考えを表す情報です。客観的情報は、介護職などが観察したり測定したりして得た、誰が見ても同じように確認できる事実の情報です。
「朝食の主食を半分残した」ことは、介護職が見て確認した事実なので客観的情報です。両方の情報を組み合わせて分析すると、利用者の状態をより正確に理解できます。

他の選択肢が不適切な理由
「本人が、朝食はおいしくなかったと話していた。」は、本人の感じ方を本人の言葉で表したものなので主観的情報です。
「本人が、昨夜はよく眠れなかったと話していた。」は、眠れたかどうかについての本人の感じ方を表した言葉なので主観的情報です。夜間の巡回で確認した睡眠の状態を記録したものであれば客観的情報になります。
「本人が、足が重くて歩くのがつらいと話していた。」は、本人が感じている体の状態を本人の言葉で表したものなので主観的情報です。

試験の罠
「本人が話した・訴えた」は主観的情報、「介護職が見た・測った」は客観的情報です。記録では、主観的情報は本人の言葉をそのまま「」で書き、介護職の解釈と混ぜないことも問われます。
問49-1

ICF(国際生活機能分類)の枠組みで利用者の情報を整理するとき、「地域の町内会で会計係を務めている」という情報が当てはまる構成要素として、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①心身機能・身体構造
  • ②活動
  • ③参加
  • ④個人因子
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正解 ③参加
解説
ICF(国際生活機能分類)は、人の生活機能を「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3つのレベルでとらえ、それらに影響する背景因子として「環境因子」と「個人因子」を位置づけています。
「参加」は、家庭や社会の中で役割を果たしたり、社会の出来事に関わったりすることを指します。町内会で会計係という役割を担っていることは、地域社会での役割なので「参加」に当たります。介護過程では、こうした役割も本人の生きがいや強みとしてとらえます。

他の選択肢が不適切な理由
「心身機能・身体構造」は、手足の動き、視力、記憶力などの体や心の働き(心身機能)と、手足や臓器などの体の部分(身体構造)を指します。町内会での役割は含まれません。
「活動」は、歩く、食べる、着替える、字を書くなど、個人が行う生活上の動作や行為を指します。社会の中で役割を担うことは、活動ではなく参加に分類されます。
「個人因子」は、年齢、性別、生活歴、性格、価値観など、その人固有の特徴を指す背景因子です。町内会での役割は、社会との関わりを示す参加に分類されます。

試験の罠
「活動=個人が行う動作(歩く・食べる)」「参加=社会や家庭での役割(仕事・地域・趣味の会)」と区別します。背景因子は「環境因子(福祉用具・家族・制度)」と「個人因子(年齢・性格・生活歴)」です。
問59-1

Aさん(83歳、女性、要介護2)は、介護老人福祉施設に入所している。最近、食事を半分ほど残すようになり、1か月で体重が2kg減った。介護福祉職が集めた情報には、「食事の途中で義歯を外してしまう」「口の中が痛いと言うことがある」「好きな煮物は前から好んで食べていた」「食堂での会話は以前と変わらず楽しんでいる」がある。これらの情報の解釈・関連づけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①食事量の減少は、義歯が合わず口が痛むためではないかと考える。
  • ②食事量の減少は、本人の好き嫌いが強くなったためと考える。
  • ③食事量の減少は、食堂での会話が負担になったためと考える。
  • ④体重の減少は加齢によるものなので、課題としては取り上げない。
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正解 ①食事量の減少は、義歯が合わず口が痛むためではないかと考える。
解説
アセスメントでは、集めた情報を一つずつ見るだけでなく、情報どうしを関連づけて「なぜそうなっているのか」を考えます。Aさんは、食事の途中で義歯を外す、口の中が痛いと言うという情報があり、これらは義歯が合わずに痛みが生じていることを示している可能性があります。
好きな物をもともと食べていたことや、食堂での会話は楽しめていることから、食欲や気分の問題より、かむときの痛みが食事量の減少につながっていると考えるのが自然です。この解釈をもとに、歯科受診などを多職種で検討します。

他の選択肢が不適切な理由
「食事量の減少は、本人の好き嫌いが強くなったためと考える。」は、好きな煮物を前から好んで食べていたという情報があり、好き嫌いの変化を示す情報はないため、根拠のない解釈で不適切です。
「食事量の減少は、食堂での会話が負担になったためと考える。」は、会話は以前と変わらず楽しんでいるという情報と矛盾するため不適切です。
「体重の減少は加齢によるものなので、課題としては取り上げない。」は、1か月で2kgという短期間の体重減少は低栄養の危険を示す重要な変化であり、加齢で片付けて見過ごすのは不適切です。

試験の罠
情報の解釈では「複数の情報を関連づける」「事例に書かれた情報を根拠にする」が原則です。事例にない推測(好き嫌い、性格など)で断定する選択肢は誤りになりやすいと覚えましょう。
問69-1

Bさん(80歳、男性、要介護2)は、脳梗塞の後遺症で左片麻痺があり、介護老人保健施設に入所している。アセスメントで次の生活課題が挙げられた。「夜間、一人でトイレへ向かい、ふらついて転倒しそうになったことが2回ある」「以前のように俳句の会に参加したい」「入浴の回数を増やしたい」「好きな時代劇をテレビで見たい」。最も優先して取り組むべき生活課題として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①以前のように俳句の会に参加したい。
  • ②夜間のトイレの移動時に転倒の危険がある。
  • ③入浴の回数を増やしたいと望んでいる。
  • ④好きな時代劇をテレビで見たいと望んでいる。
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正解 ②夜間のトイレの移動時に転倒の危険がある。
解説
複数の生活課題があるときは、優先順位をつけて取り組みます。一般に、生命や安全に関わる課題、心身の苦痛が大きい課題、ほかの課題の解決の土台となる課題を優先します。
Bさんは夜間に一人でトイレへ向かい、ふらついて転倒しそうになったことが2回あります。転倒は骨折や頭部外傷などにつながり、命や今後の生活に大きな影響を与えるため、最も優先して取り組むべき課題です。安全が確保されれば、俳句の会への参加など他の望みの実現にも取り組みやすくなります。

他の選択肢が不適切な理由
「以前のように俳句の会に参加したい。」は、Bさんの生きがいに関わる大切な課題ですが、転倒の危険という安全に関わる課題より優先度は低いため、最優先とはいえません。
「入浴の回数を増やしたいと望んでいる。」は、生活の快適さに関わる課題ですが、命や安全に直接関わる転倒の危険より優先度は低くなります。
「好きな時代劇をテレビで見たいと望んでいる。」は、楽しみに関わる大切な望みですが、安全に関わる課題の解決を先にすることが必要です。

試験の罠
優先順位は「生命・安全」→「苦痛の軽減」→「生活の自立」→「生きがい・楽しみ」の順に考えます。ただし、優先度が低い課題も切り捨てるのではなく、順に取り組んでいく点に注意しましょう。
問79-1

介護過程におけるアセスメントの説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①介護計画に沿って、実際に利用者へ介護を行うこと
  • ②目標がどの程度達成されたかを確かめて、判断すること
  • ③支援の目標を決めて、その具体的な方法を定めること
  • ④情報を集めて分析し、生活課題を明らかにすること
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正解 ④情報を集めて分析し、生活課題を明らかにすること
解説
アセスメントは、介護過程の最初の段階で、利用者に関する情報を集め(情報収集)、それを解釈・関連づけ・統合して分析し、利用者がどのような生活を望み、その実現のために何が課題になっているのか(生活課題)を明らかにすることです。
アセスメントが不十分だと、その後の計画も実施も的外れになってしまいます。介護過程の出来は、アセスメントの質で決まるといえるほど重要な段階です。

他の選択肢が不適切な理由
「介護計画に沿って、実際に利用者へ介護を行うこと」は、介護過程の「実施」の説明です。
「目標がどの程度達成されたかを確かめて、判断すること」は、介護過程の「評価」の説明です。評価の結果によって、再アセスメントや計画の修正を行います。
「支援の目標を決めて、その具体的な方法を定めること」は、介護過程の「計画の立案」の説明です。アセスメントで明らかにした生活課題をもとに行います。

試験の罠
アセスメントは「情報収集+分析(解釈・関連づけ・統合化)+課題の明確化」までを含みます。「情報を集めるだけ」ではない点と、4つの段階それぞれの説明を入れ替えた選択肢に注意しましょう。
問89-1

Cさん(86歳、女性、要介護3)は、アルツハイマー型認知症があり、グループホームに入居したばかりである。自分の気持ちや希望を言葉で十分に表すことが難しい。介護福祉職がCさんのアセスメントのために情報を収集する方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①日々の表情や行動を観察し、家族からも生活歴を聞いて集める。
  • ②言葉で話すことが難しいので、記録を読むだけで情報を集める。
  • ③本人の言葉が少ないため、家族の話を本人の意向として扱う。
  • ④情報は多いほどよいので、課題と関係のない私生活も詳しく聞く。
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正解 ①日々の表情や行動を観察し、家族からも生活歴を聞いて集める。
解説
認知症などで自分の思いを言葉で表しにくい人の場合も、表情、しぐさ、行動、どんな場面で落ち着くか、といった日々の様子を観察することで、本人の思いや好みを理解する手がかりが得られます。
また、家族からこれまでの生活歴、仕事、好きなこと、習慣などを聞くことで、本人らしい生活を理解できます。複数の情報源を組み合わせ、本人にも分かりやすい方法で確認しながら情報を集めることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「言葉で話すことが難しいので、記録を読むだけで情報を集める。」は、記録だけでは現在の本人の状態や思いを十分に把握できず、直接の観察や関わりから得られる情報を見落とすため不適切です。
「本人の言葉が少ないため、家族の話を本人の意向として扱う。」は、家族の話は本人を理解するための大切な情報ですが、家族の意向と本人の意向が同じとは限らないため不適切です。家族から聞いたことも参考にしつつ、本人の表情や反応を見たり、選択肢を示して選んでもらったりして、本人の意思を確かめる工夫をします。
「情報は多いほどよいので、課題と関係のない私生活も詳しく聞く。」は、必要以上に私生活に立ち入ることはプライバシーの侵害になるため不適切です。情報収集は、支援に必要な範囲で、目的を説明して同意を得て行います。

試験の罠
情報収集は「観察・会話・記録・家族や多職種から」と多方面から行います。「家族の話をそのまま本人の意向とする」「必要以上に聞き出す」はどちらも誤りです。目的の説明と同意、必要な範囲という点も押さえましょう。
問99-1

Dさん(78歳、女性、要介護1)は、変形性膝関節症のため長い距離を歩くことが難しく、最近は家に閉じこもりがちになっている。若いころから料理が得意で、今でも「煮物の味付けだけは誰にも負けない」と話す。近所に住む友人が週に1回訪ねてくることを楽しみにしている。アセスメントでDさんのストレングス(強み)としてとらえる情報として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①変形性膝関節症があり、長い距離を歩くことが難しい。
  • ②最近は外出が少なくなり、家に閉じこもりがちである。
  • ③料理が得意で、今も煮物の味付けに自信をもっている。
  • ④膝の痛みがあるため、外出の機会が減ってきている。
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正解 ③料理が得意で、今も煮物の味付けに自信をもっている。
解説
ストレングスとは、利用者がもっている能力、意欲、得意なこと、好きなこと、人とのつながりなどの強みのことです。介護過程では、できないことや問題点だけでなく、ストレングスにも目を向け、それを生かした支援を考えます。
Dさんが料理を得意とし、今でも味付けに自信をもっていることは、生活の中での役割や意欲につながる大切な強みです。この強みを生かして、調理を通した活動や友人との交流を広げるなど、閉じこもりの解消に向けた支援を考えることができます。

他の選択肢が不適切な理由
「変形性膝関節症があり、長い距離を歩くことが難しい。」は、Dさんの心身機能や活動の制限を示す情報であり、強みではなく支援が必要な点としてとらえる情報です。
「最近は外出が少なくなり、家に閉じこもりがちである。」は、生活上の課題を示す情報であり、強みではありません。
「膝の痛みがあるため、外出の機会が減ってきている。」は、痛みによって参加の機会が減っているという課題を示す情報で、強みではありません。

試験の罠
ストレングスは「得意なこと・好きなこと・意欲・人とのつながり」です。事例文の中の問題点と強みを見分け、強みを生かした支援を選ぶ問題が頻出です。この事例では、友人の訪問を楽しみにしていることも強みになります。
問109-1

介護過程における生活課題(ニーズ)の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①利用者が望む生活を実現するために、解決が必要な事柄
  • ②介護職が専門的な視点だけで判断した、改善すべき問題
  • ③家族が利用者に望んでいる、生活上の目標や希望
  • ④利用者ができなくなったことを、すべて書き並べた事柄
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正解 ①利用者が望む生活を実現するために、解決が必要な事柄
解説
介護過程における生活課題(ニーズ)とは、利用者が望む生活や、その人らしい生活を実現するうえで、解決したり達成したりする必要がある事柄のことです。
生活課題は、利用者本人の視点から考えることが大切です。できないことの一覧ではなく、「本人がどのような生活を送りたいのか」を出発点に、その実現を妨げていることや、強みを生かしてさらに伸ばせることを明らかにします。

他の選択肢が不適切な理由
「介護職が専門的な視点だけで判断した、改善すべき問題」は誤りです。専門職の見立ては大切ですが、生活課題は利用者本人の望む生活を出発点に、本人と共有しながら明らかにするものであり、専門職だけの視点で決めるものではありません。
「家族が利用者に望んでいる、生活上の目標や希望」は、家族の意向は大切な情報ですが、生活課題は利用者本人の望む生活を中心に考えるものであり、家族の希望そのものではないため誤りです。
「利用者ができなくなったことを、すべて書き並べた事柄」は、できないことを並べるだけでは、本人の望む生活や強みが見えず、生活課題を明らかにしたことにはならないため誤りです。

試験の罠
生活課題は「利用者本人の望む生活」が出発点です。「専門職だけの判断」「家族の希望」「できないことの一覧」はどれも誤りになりやすい視点です。

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