2026年版・8-3

経管栄養(基礎知識と実施手順)の一問一答

介護福祉士国家試験「医療的ケア」から、経管栄養(基礎知識と実施手順)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は五肢択一を基本とする形式ですが、ここでは4択で出題しています。

問18-3

おなかの表面から胃に通じる小さな穴をつくり、そこに入れたチューブを通して、栄養剤を胃に直接注入する方法として、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①経鼻経管栄養
  • ②胃ろう経管栄養
  • ③腸ろう経管栄養
  • ④中心静脈栄養
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正解 ②胃ろう経管栄養
解説
胃ろう経管栄養は、内視鏡などを使っておなかの表面から胃に通じる穴(ろう孔)をつくり、そこに入れたチューブから栄養剤を胃に直接注入する方法です。口から十分に食べられない人や、飲み込みの障害で誤嚥の危険が高い人などに用いられます。
鼻からのチューブに比べて顔まわりの不快感が少なく、長期間の栄養管理に向いているとされます。ただし、口から食べる楽しみや機能を保つための支援も、医療職と相談しながら続けることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「経鼻経管栄養」は、鼻からチューブを入れ、喉と食道を通して胃まで届け、栄養剤を注入する方法です。おなかに穴をつくる方法ではありません。
「腸ろう経管栄養」は、おなかの表面から腸(主に空腸)に通じる穴をつくり、そこから腸に直接栄養剤を注入する方法です。胃に注入するのは胃ろうです。
「中心静脈栄養」は、心臓に近い太い静脈にカテーテルを入れ、高カロリーの輸液を点滴で入れる方法で、消化管を使わない栄養法です。喀痰吸引等の経管栄養には含まれず、介護職員が行うことはできません。

試験の罠
介護職員等が行える経管栄養は「胃ろう」「腸ろう」「経鼻経管栄養」の3つです。中心静脈栄養は消化管を使わない静脈栄養で、喀痰吸引等には含まれない点を区別しましょう。
問28-3

経管栄養で栄養剤を注入するときの利用者の姿勢として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①あお向けで、ベッドを水平にした姿勢
  • ②うつぶせで、顔を横に向けた姿勢
  • ③上半身を起こした半座位の姿勢
  • ④頭の位置を足より低くした姿勢
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正解 ③上半身を起こした半座位の姿勢
解説
栄養剤の注入中は、ベッドの頭側を上げて上半身を起こした半座位(ファウラー位)をとります。厚生労働省の喀痰吸引等研修テキストでは、ベッドの頭側をおおむね30〜60度上げる例が示されています。上半身を起こすことで、胃に入った栄養剤が食道へ逆流しにくくなり、逆流したものを誤嚥して肺炎を起こす危険を減らすことができます。
実際の角度は、医師の指示や利用者の状態によって異なるため、看護職員と確認します。車いすや安楽なソファーに座って注入することもあります。上半身を起こしたときに体がずり落ちないよう、膝を軽く曲げるなど安楽な姿勢にも配慮します。

他の選択肢が不適切な理由
「あお向けで、ベッドを水平にした姿勢」は、ベッドを水平にしたあお向けの姿勢では、胃に入った栄養剤が食道へ逆流しやすく、誤嚥性肺炎の原因になります。
「うつぶせで、顔を横に向けた姿勢」は、うつぶせの姿勢はおなかを圧迫し、胃の内容物が逆流しやすくなります。また、胃ろう部を圧迫するおそれもあります。
「頭の位置を足より低くした姿勢」は、頭を足より低くすると、胃の内容物が食道へ逆流しやすくなり、嘔吐や誤嚥の危険が高まります。

試験の罠
注入中は「上半身を起こした半座位」、注入後も「しばらくその姿勢を保つ」が基本です。角度は数字を丸暗記するより、指示された角度を守ることが大切です。どちらも胃食道逆流と誤嚥を防ぐためという理由まで押さえましょう。
問38-3

経鼻経管栄養を実施する前に、チューブの先端が胃の中に正しく入っているかを確認する者として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①看護職員
  • ②介護福祉士
  • ③利用者の家族
  • ④介護支援専門員
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正解 ①看護職員
解説
経鼻経管栄養のチューブは、鼻から喉と食道を通って胃まで入っています。咳やくしゃみ、体の動きなどでチューブの位置がずれ、先端が気管に入っていると、栄養剤が肺に流れ込んで重い肺炎や窒息を起こす危険があります。
そのため、チューブの先端が胃の中に正しく入っていることの確認は、看護職員(医師・看護師など)が行うこととされています。介護福祉士は、チューブが抜けかかっていないか、口の中でチューブがたわんでいないかなどを観察し、異常があれば注入を始めずに看護職員に連絡します。

他の選択肢が不適切な理由
「介護福祉士」は、介護福祉士は経鼻経管栄養を実施できますが、チューブの先端が胃の中に入っているかの確認は看護職員が行うこととされています。介護福祉士はチューブの固定の状態などを観察します。
「利用者の家族」は、利用者の家族が確認を担う仕組みではありません。安全のため、チューブの位置の確認は看護職員が行います。
「介護支援専門員」は、介護支援専門員はケアプランの作成や連絡調整を行う職種であり、医療的な確認を行う立場ではありません。

試験の罠
経鼻経管栄養の「チューブの先端が胃に入っていることの確認」は看護職員の役割です。胃ろう・腸ろうの状態(ろう孔の周囲など)の確認も看護職員が行う点とあわせて、役割分担が問われます。
問48-3

経管栄養の栄養剤の注入が終わった後の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①注入が終わったら、すぐにベッドを水平に戻す
  • ②チューブ内に栄養剤を残したまま、ふたを閉じる
  • ③注入の直後に入浴してもらい、体を清潔にする
  • ④白湯でチューブ内を流し、上半身を起こしておく
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正解 ④白湯でチューブ内を流し、上半身を起こしておく
解説
注入が終わったら、指示された量の白湯をチューブに流して、チューブの中に残った栄養剤を洗い流します。栄養剤が残ったままだと、チューブが詰まったり、細菌が繁殖したりする原因になるためです。
また、注入後すぐに横になると、胃の内容物が逆流して嘔吐や誤嚥を起こすおそれがあるため、しばらくの間は上半身を起こした姿勢を保ちます。保つ時間は利用者の状態によって異なるため、看護職員の指示に従います。その後、利用者の様子を観察し、看護職員に報告して記録します。

他の選択肢が不適切な理由
「注入が終わったら、すぐにベッドを水平に戻す」は、注入直後にベッドを水平に戻すと、胃の内容物が逆流しやすくなり、嘔吐や誤嚥の危険が高まります。しばらくは上半身を起こした姿勢を保ちます。
「チューブ内に栄養剤を残したまま、ふたを閉じる」は、チューブ内に栄養剤を残したままにすると、チューブが詰まったり、細菌が繁殖したりする原因になります。白湯を流してチューブ内をきれいにします。
「注入の直後に入浴してもらい、体を清潔にする」は、注入の直後は胃に栄養剤がたまっているため、入浴で体を動かしたり、おなかに湯の圧力がかかったりすると、嘔吐や逆流を起こしやすくなります。入浴は注入の直後を避けて行います。

試験の罠
注入後のポイントは「白湯でチューブ内を流す」「しばらく上半身を起こしておく」「観察・報告・記録」です。すぐに寝かせる、入浴する、といった選択肢は逆流の危険から誤りと判断します。
問58-3

経管栄養を受けている利用者に下痢がみられるようになった。このときの介護福祉士の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①注入速度や栄養剤の温度などを看護職員と確認する
  • ②下痢が続くため、介護福祉士の判断で注入量を減らす
  • ③栄養剤を冷蔵庫で冷やしてから注入するようにする
  • ④失った水分を補うため、注入速度を速めて注入する
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正解 ①注入速度や栄養剤の温度などを看護職員と確認する
解説
経管栄養の下痢は、注入速度が速すぎる、栄養剤が冷たい、栄養剤の濃度が合っていない、栄養剤や器具が細菌で汚染されている、といった原因で起こることがあります。
介護福祉士は、下痢の回数や便の性状、注入時の状況などを観察・記録し、注入速度や栄養剤の温度、器具の清潔の状態などについて看護職員と確認します。注入の方法を変更する必要があるかどうかは、医師や看護職員が判断します。

他の選択肢が不適切な理由
「下痢が続くため、介護福祉士の判断で注入量を減らす」は、注入量や注入の方法は医師の指示によって決められているもので、介護福祉士が自分の判断で変更することはできません。下痢の状況を看護職員に報告し、指示を受けます。
「栄養剤を冷蔵庫で冷やしてから注入するようにする」は、冷たい栄養剤は腸を刺激して下痢の原因になります。栄養剤は、冷蔵庫から出したばかりの冷たいものは避け、常温で使うのが原則です。
「失った水分を補うため、注入速度を速めて注入する」は、注入速度を速めると、腸に急に栄養剤が入って、下痢がさらに悪化するおそれがあります。注入速度は指示された速さを守ります。

試験の罠
経管栄養の下痢の原因は「速度が速い・栄養剤が冷たい・濃度・細菌汚染」の4つが代表です。量や速度を自分で変えず、看護職員と確認するのが介護福祉士の対応です。
問68-3

介護福祉士が経鼻経管栄養の準備をしていたところ、利用者の口の中で栄養チューブがたわみ、とぐろを巻いているのに気づいた。このときの介護福祉士の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①チューブを鼻の奥へ押し込み、位置を戻して注入する
  • ②注入を始めずに、看護職員に連絡して確認を依頼する
  • ③少量ずつ注入し、むせがないか様子を見ながら続ける
  • ④口の中のチューブを引き出して整え、注入を始める
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正解 ②注入を始めずに、看護職員に連絡して確認を依頼する
解説
口の中でチューブがたわんだり、とぐろを巻いたりしている場合は、チューブの先端が胃から抜けて、食道や喉の位置までずれている可能性があります。この状態で注入すると、栄養剤が気管に入って誤嚥性肺炎や窒息を起こす危険があります。
そのため、注入を始めずに、すぐに看護職員に連絡し、チューブの位置の確認を依頼します。チューブの位置の確認や入れ直しは看護職員などが行うもので、介護福祉士が行うことはできません。

他の選択肢が不適切な理由
「チューブを鼻の奥へ押し込み、位置を戻して注入する」は、チューブを押し込んで位置を戻すことは、チューブの挿入にあたる行為であり、介護福祉士は行えません。無理に押し込むと、気管に入ったり粘膜を傷つけたりするおそれがあります。
「少量ずつ注入し、むせがないか様子を見ながら続ける」は、チューブの先端が胃に入っていない可能性があるため、少量でも注入すると誤嚥の危険があります。注入はせず、まず看護職員に確認を依頼します。
「口の中のチューブを引き出して整え、注入を始める」は、口の中のチューブを引き出すと、チューブの位置がさらにずれて抜けてしまうおそれがあります。チューブの位置を直すことは介護福祉士の行える範囲ではありません。

試験の罠
経鼻経管栄養では「口の中のチューブのたわみ・抜けかけ」は注入を始めてはいけないサインです。チューブの位置の確認と入れ直しは看護職員の役割で、介護福祉士は「注入せずに連絡」が正解になります。
問78-3

介護福祉職が居室を訪ねたところ、胃ろうのチューブが抜けているのを発見した。このときの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①介護福祉職が、抜けたチューブを元の穴に入れ直す
  • ②翌日の受診まで、そのまま様子を見ることにする
  • ③すぐに看護職員に連絡し、指示に従って対応する
  • ④穴を消毒してガーゼでふさぎ、次の注入まで待つ
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正解 ③すぐに看護職員に連絡し、指示に従って対応する
解説
胃ろうのチューブが抜けると、ろう孔(おなかにつくった穴)は時間とともに縮んで狭くなり、短時間で閉じてしまうこともあります。閉じてしまうと、再びチューブを入れるために処置が必要になるなど、利用者の負担が大きくなります。
そのため、チューブが抜けているのを見つけたら、すぐに看護職員に連絡し、指示に従って対応します。抜けたチューブは捨てずに保管しておき、発見した時刻や状況を報告できるようにします。

他の選択肢が不適切な理由
「介護福祉職が、抜けたチューブを元の穴に入れ直す」は、抜けたチューブを入れ直すことは医行為であり、介護福祉職が行うことはできません。無理に入れると、腹腔内に誤って入るなど重大な事故につながるおそれもあります。
「翌日の受診まで、そのまま様子を見ることにする」は、ろう孔は短時間で狭くなったり閉じたりすることがあるため、翌日まで様子を見ると、再挿入が難しくなるおそれがあります。すぐに看護職員に連絡します。
「穴を消毒してガーゼでふさぎ、次の注入まで待つ」は、次の注入まで待つと、その間にろう孔が狭くなってしまうおそれがあります。処置の方法も含めて、すぐに看護職員に連絡して指示を受けます。

試験の罠
チューブの抜去を発見したら「自分で戻さない」「すぐ看護職員へ」「ろう孔は短時間で閉じる」が要点です。経鼻経管栄養のチューブが抜けかけているときも、注入せずに看護職員に連絡します。
問88-3

胃ろうから注入する半固形栄養剤について、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①細い経鼻チューブからの注入に多く用いられる
  • ②液体栄養剤より下痢を起こしやすい特徴がある
  • ③液体栄養剤より注入に長い時間を必要とする
  • ④液体栄養剤に比べて胃食道逆流を起こしにくい
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正解 ④液体栄養剤に比べて胃食道逆流を起こしにくい
解説
半固形栄養剤は、ヨーグルトやゼリーのような、ある程度の固さのある栄養剤です。胃の中で液体のように広がりにくいため、液体栄養剤と比べて胃から食道への逆流が起こりにくく、逆流による誤嚥性肺炎の予防が期待できます。
また、液体栄養剤より短い時間で注入できるため、長時間同じ姿勢で過ごす負担が軽くなります。下痢を起こしにくいという利点もあります。使用するかどうかは医師が判断します。

他の選択肢が不適切な理由
「細い経鼻チューブからの注入に多く用いられる」は、半固形栄養剤は粘り気があるため、細い経鼻経管栄養のチューブからの注入には向いていません。主に、太いチューブを使う胃ろうから注入されます。
「液体栄養剤より下痢を起こしやすい特徴がある」は、半固形栄養剤は、液体栄養剤と比べて下痢を起こしにくいとされています。
「液体栄養剤より注入に長い時間を必要とする」は、半固形栄養剤は、液体栄養剤と比べて短い時間で注入できるのが特徴の1つです。

試験の罠
半固形栄養剤の利点は「逆流しにくい」「下痢を起こしにくい」「短時間で注入できる」です。経鼻の細いチューブには向かず、主に胃ろうで使われる点も押さえておきましょう。
問98-3

経管栄養で使用した物品の清潔管理について、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①使用後は洗浄し、消毒してから十分乾燥させる
  • ②残った栄養剤は、次回まで室温で保存しておく
  • ③ボトルは水ですすぐだけで、次回も使ってよい
  • ④チューブは洗浄せずに、そのまま乾燥させる
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正解 ①使用後は洗浄し、消毒してから十分乾燥させる
解説
経管栄養の栄養剤は細菌が繁殖しやすく、汚染された器具を使うと、下痢や感染症の原因になります。使用した栄養剤のボトル(イルリガートル)や栄養点滴チューブ、注射器などは、使用後に洗浄し、消毒液(次亜塩素酸ナトリウムを薄めたものなど)に浸して消毒した後、十分に乾燥させて保管します。
物品の消毒方法や交換の時期は、事業所の手順書や看護職員の指示に従います。

他の選択肢が不適切な理由
「残った栄養剤は、次回まで室温で保存しておく」は、開封した栄養剤は細菌が繁殖しやすく、室温で保存すると傷みやすくなります。残った栄養剤の扱いは、製品の表示と指示に従い、原則として使い切るようにします。
「ボトルは水ですすぐだけで、次回も使ってよい」は、水ですすぐだけでは、ボトルの内側に残った栄養剤の汚れや細菌を十分に取り除けません。洗浄した後に消毒し、乾燥させます。
「チューブは洗浄せずに、そのまま乾燥させる」は、チューブの内側には栄養剤が残りやすいため、洗浄しないまま乾燥させると細菌が繁殖する原因になります。使用後は洗浄し、消毒してから乾燥させます。

試験の罠
物品管理は「洗浄→消毒→乾燥」の3段階です。栄養剤は細菌が繁殖しやすいので、下痢の原因として「器具や栄養剤の汚染」がある点とセットで問われます。消毒液に浸した後は、薬液が残らないよう十分にすすいでから乾燥させます。
問108-3

子どもの経管栄養について、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①成人と同じ量と速さを基本として、栄養剤を注入する
  • ②注入中に泣いて体を動かしても、そのまま注入を続ける
  • ③成長や発達に合わせて、栄養剤の量や内容が見直される
  • ④言葉で理解できない年齢なら、注入前の声かけは不要だ
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正解 ③成長や発達に合わせて、栄養剤の量や内容が見直される
解説
子どもは成長や発達の途中にあるため、体重の増え方や活動量、体調などに合わせて、必要な栄養の量や内容が変わっていきます。そのため、栄養剤の種類や量、注入の速さは、医師が成長の状態を見ながら定期的に見直します。
介護職員は、指示された内容を守って注入するとともに、体重の変化や便の状態、注入中の様子などを観察して医療職に伝えます。年齢に応じて声をかけたり、あやしたりして、安心して注入を受けられるよう関わることも大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「成人と同じ量と速さを基本として、栄養剤を注入する」は、子どもの注入量や速さは、年齢や体の大きさ、成長の状態に合わせて医師が指示するものです。成人と同じ量や速さを基本とするのではありません。
「注入中に泣いて体を動かしても、そのまま注入を続ける」は、泣いたり体を動かしたりすると、チューブが抜けたり、嘔吐や誤嚥を起こしたりするおそれがあります。いったん注入を止めて落ち着かせ、様子を観察し、必要に応じて看護職員に相談します。
「言葉で理解できない年齢なら、注入前の声かけは不要だ」は、言葉が十分に理解できない年齢の子どもでも、声をかけたり、体に触れたりすることで安心感を与えることができます。これから行うことを伝えてから注入を始めます。

試験の罠
子どもの医療的ケアは「成長に合わせた見直し」「医師の指示を守る」「年齢に応じた声かけと安心への配慮」がポイントです。成人と同じにする、説明を省く、といった選択肢は誤りと判断します。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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