2026年版・6-7

高齢者に多い疾患②(脳血管・呼吸器・腎臓・骨折・感染症・皮膚)の一問一答

介護福祉士国家試験「こころとからだのしくみ・発達と老化の理解」から、高齢者に多い疾患②(脳血管・呼吸器・腎臓・骨折・感染症・皮膚)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は五肢択一を基本とする形式ですが、ここでは4択で出題しています。

問16-7

くも膜下出血の原因として最も多いものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①頭を打った後の静脈からの出血
  • ②脳の動脈にできたこぶの破裂
  • ③心臓の中にできた血栓の流入
  • ④脳の細い動脈に起きた動脈硬化
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正解 ②脳の動脈にできたこぶの破裂
解説
くも膜下出血は、脳の表面をおおう膜(くも膜)の下に出血が広がる病気で、原因として最も多いのは、脳の動脈にできたこぶ(脳動脈瘤)が破裂することです。
典型的には「これまでに経験したことのない激しい頭痛」が突然起こり、吐き気や意識の低下を伴うこともあります。命にかかわることが多く、再出血を防ぐために一刻も早い治療が必要です。突然の激しい頭痛を訴えたときは、ただちに医療職に伝え、救急の対応につなげることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「頭を打った後の静脈からの出血」は、頭を打った後、数週間から数か月かけて脳の表面の静脈から出血がたまる慢性硬膜下血腫の原因です。くも膜下出血の主な原因ではありません。
「心臓の中にできた血栓の流入」は、心房細動などで心臓の中にできた血栓が脳の血管に流れて詰まる、心原性脳塞栓症(脳梗塞の一種)の原因です。
「脳の細い動脈に起きた動脈硬化」は、脳の深い部分の細い動脈が詰まるラクナ梗塞の主な原因です。出血ではなく、血管が詰まる病気です。

試験の罠
くも膜下出血は「脳動脈瘤の破裂」「突然の激しい頭痛」がキーワードです。慢性硬膜下血腫は「頭部打撲の後、じわじわと物忘れや歩行障害が出る」と区別しましょう。
問26-7

脳血管疾患の種類とその原因に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①脳出血の最も大きな危険因子は、高血圧である
  • ②ラクナ梗塞は、脳の太い血管が詰まって起こる
  • ③心原性脳塞栓症は、脳の血管の動脈硬化で起こる
  • ④一過性脳虚血発作は、症状が数日以上続くのが特徴だ
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正解 ①脳出血の最も大きな危険因子は、高血圧である
解説
脳出血は、脳の中の細い血管が破れて出血する病気で、最も大きな危険因子は高血圧です。高い血圧が長く続くと、脳の細い血管がもろくなり、破れやすくなります。
そのため、脳出血の予防や再発の防止には、減塩や服薬による血圧の管理が欠かせません。介護の場面でも、血圧の測定や、医師に指示された薬を続けて飲めているかの確認が大切になります。

他の選択肢が不適切な理由
「ラクナ梗塞は、脳の太い血管が詰まって起こる」は、ラクナ梗塞は脳の深い部分にある細い血管が詰まって起こる小さな脳梗塞だからです。太い血管が動脈硬化で詰まるのは、アテローム血栓性脳梗塞です。
「心原性脳塞栓症は、脳の血管の動脈硬化で起こる」は、心原性脳塞栓症は、心房細動などで心臓の中にできた血栓が血流に乗って脳の血管に詰まって起こるためです。突然発症し、症状が重くなりやすい特徴があります。
「一過性脳虚血発作は、症状が数日以上続くのが特徴だ」は、一過性脳虚血発作(TIA)は、脳梗塞と同じような症状が出ても24時間以内(多くは数分から1時間程度)に消えるものだからです。脳梗塞の前ぶれとして、すぐに受診が必要です。

試験の罠
脳梗塞は「ラクナ(細い血管)」「アテローム血栓性(太い血管の動脈硬化)」「心原性(心臓の血栓)」の3つに分けて覚えましょう。一過性脳虚血発作は症状が消えても放置してはいけません。
問36-7

慢性閉塞性肺疾患(COPD)に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①息を吸うことよりも、吐くことのほうが楽にできる
  • ②息切れがあるときは、体を動かす訓練を控えるべきだ
  • ③たばこの煙を長年吸い続けることが主な原因である
  • ④肺炎球菌やインフルエンザの予防接種は勧められない
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正解 ③たばこの煙を長年吸い続けることが主な原因である
解説
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、たばこの煙などの有害な物質を長い年月吸い込むことで、気管支や肺胞が傷つき、空気の通り道が狭くなる病気です。主な原因は喫煙で、中高年の喫煙者や過去に喫煙していた人に多くみられます。
治療や生活の基本は禁煙です。一度壊れた肺胞は元に戻らないため、禁煙によって病気の進行を遅らせることが最も大切になります。

他の選択肢が不適切な理由
「息を吸うことよりも、吐くことのほうが楽にできる」は、COPDでは空気の通り道が狭くなって息を吐き出しにくくなるためです。そのため、口をすぼめてゆっくり息を吐く口すぼめ呼吸が勧められます。
「息切れがあるときは、体を動かす訓練を控えるべきだ」は、医療職の指導のもとで呼吸の訓練や運動を続ける呼吸リハビリテーションが、息切れを軽くし、体力を保つために勧められているためです。動かないでいると体力が落ち、かえって息切れが強くなります。
「肺炎球菌やインフルエンザの予防接種は勧められない」は、COPDの人は感染症をきっかけに急に悪化しやすいため、これらの予防接種が勧められているためです。

試験の罠
COPDは「喫煙が主な原因」「息を吐きにくい」「口すぼめ呼吸」「感染予防」がセットです。在宅酸素療法を行っている人の場合は、医師が決めた酸素の流量を自己判断で変えない点も関連して問われます。
問46-7

人工透析に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①血液透析は、一般に毎日1回ずつ病院で受ける治療である
  • ②透析を続けると、腎臓の働きはやがて元どおりに回復する
  • ③腹膜透析では、腕のシャントを使って血液をきれいにする
  • ④腹膜透析は、自宅などで透析液を交換して行う方法である
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正解 ④腹膜透析は、自宅などで透析液を交換して行う方法である
解説
人工透析には、血液透析と腹膜透析の2つの方法があります。腹膜透析は、おなかの中に入れたカテーテル(細い管)から透析液を出し入れし、自分の腹膜を使って血液中の老廃物や余分な水分を取り除く方法です。本人や家族が自宅などで透析液を交換できるため、通院の回数を減らせます。
一方で、カテーテルの出口の部分から細菌が入ると腹膜炎を起こすおそれがあるため、出口部を清潔に保つことが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「血液透析は、一般に毎日1回ずつ病院で受ける治療である」は、血液透析は一般に週3回程度、1回4時間前後、医療機関で受ける治療だからです。
「透析を続けると、腎臓の働きはやがて元どおりに回復する」は、透析は失われた腎臓の働きの一部を代わりに行う治療であり、慢性腎不全で低下した腎臓の働きそのものを回復させるものではないためです。
「腹膜透析では、腕のシャントを使って血液をきれいにする」は、腕の動脈と静脈をつないだシャントを使うのは血液透析だからです。腹膜透析ではシャントではなく、おなかのカテーテルを使います。

試験の罠
「血液透析=シャント・週3回程度・通院」「腹膜透析=おなかのカテーテル・自宅で液を交換」と対比して覚えましょう。どちらの方法でも、食事や水分の管理は医師の指示に従います。
問56-7

高齢者にみられる脱水の徴候として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①脇の下がしっとりと湿っている
  • ②皮膚をつまむとすぐに元に戻る
  • ③尿の量が減り、色が濃くなる
  • ④脈拍がゆっくりと遅くなる
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正解 ③尿の量が減り、色が濃くなる
解説
脱水になると、体は水分を失わないように尿を濃くして量を減らします。そのため、尿の量が減り、色が濃くなることは脱水の代表的な徴候です。
高齢者はのどの渇きを感じにくく、自分から水分をとらないことが多いため、本人の訴えを待たずに、尿の量や色、口の中や皮膚の乾き、元気のなさなどの変化に介護職が気づくことが大切です。気づいたときは、医療職に伝えたうえで水分の補給につなげます。

他の選択肢が不適切な理由
「脇の下がしっとりと湿っている」は、脱水では汗が出にくくなって脇の下が乾燥するためです。脇の下の乾きは、脱水に気づく手がかりの一つです。
「皮膚をつまむとすぐに元に戻る」は、脱水では皮膚の張りが失われ、手の甲などの皮膚をつまんで離すと、しばらくしわが残って元に戻りにくくなるためです。
「脈拍がゆっくりと遅くなる」は、脱水で血液の量が減ると、体は心臓の拍動を速くして血液を送ろうとするため、脈拍はむしろ速くなるためです。

試験の罠
脱水の徴候は「尿量の減少・濃い尿」「口や脇の下の乾燥」「皮膚の張りの低下」「脈が速くなる」「元気がない、ぼんやりする」です。高齢者では意識がはっきりしないことが脱水のサインになることもあります。
問66-7

高齢者に多い骨折と、その特徴の組合せとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①大腿骨頸部骨折 ― 骨がつきやすく、手術はほとんど行われない
  • ②上腕骨近位端骨折 ― 歩けなくなり、寝たきりの原因になりやすい
  • ③橈骨遠位端骨折 ― 転倒して手のひらをついたときに起こりやすい
  • ④脊椎圧迫骨折 ― 強い痛みを必ず伴うため、すぐに気づかれる
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正解 ③橈骨遠位端骨折 ― 転倒して手のひらをついたときに起こりやすい
解説
橈骨遠位端骨折は、前腕の親指側の骨(橈骨)の、手首に近い部分が折れる骨折です。転びそうになったときに、とっさに手のひらをついて体を支えようとして起こりやすい骨折です。
高齢者に多い骨折には、このほか大腿骨頸部骨折、脊椎圧迫骨折、上腕骨近位端骨折があり、いずれも骨粗鬆症で骨がもろくなっていることが背景にあります。転倒の予防と骨粗鬆症の治療が、どの骨折を防ぐうえでも大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「大腿骨頸部骨折 ― 骨がつきやすく、手術はほとんど行われない」は、大腿骨頸部は血液の流れが乏しく骨がつきにくい部位で、骨をつなぐ手術や人工骨頭に置き換える手術などの手術療法が多く行われるためです。
「上腕骨近位端骨折 ― 歩けなくなり、寝たきりの原因になりやすい」は、歩けなくなって寝たきりの原因になりやすいのは、太ももの付け根が折れる大腿骨頸部骨折の特徴だからです。上腕骨近位端骨折は、転倒して肩を打ったときなどに起こる、肩に近い部分の骨折です。
「脊椎圧迫骨折 ― 強い痛みを必ず伴うため、すぐに気づかれる」は、脊椎圧迫骨折は尻もちやくしゃみ程度の軽い力でも起こり、痛みがはっきりしないまま気づかれないこともあるためです。背中が丸くなったり、身長が縮んだりして見つかることがあります。

試験の罠
「手をつく→橈骨遠位端」「肩を打つ→上腕骨近位端」「尻もち・いつのまにか→脊椎圧迫」「転倒して太ももの付け根→大腿骨頸部(寝たきりの原因)」と、けがの場面と部位を結びつけて覚えましょう。
問76-7

インフルエンザに関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①主な感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫感染である
  • ②潜伏期間は、2〜3週間と比較的長いのが特徴である
  • ③予防接種の最も大きな効果は、感染を防ぐことにある
  • ④熱が下がれば、その日から周りにうつす心配はない
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正解 ①主な感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫感染である
解説
インフルエンザの主な感染経路は、感染した人の咳やくしゃみで飛び散ったしぶき(飛沫)を吸い込む飛沫感染です。ウイルスが付いた手で鼻や口に触れる接触感染でうつることもあります(厚生労働省『介護現場における感染対策の手引き(第3版)』)。
高齢者は肺炎などを併発して重症化しやすいため、施設では、手指衛生の徹底や、咳をしている人に不織布マスクをしてもらうこと、症状のある人を原則として個室で対応することなどで、感染の広がりを防ぐことが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「潜伏期間は、2〜3週間と比較的長いのが特徴である」は、インフルエンザの潜伏期間は平均2日(1〜4日)と短いためです。そのため、施設などでは短い期間に一気に広がることがあります。
「予防接種の最も大きな効果は、感染を防ぐことにある」は、同手引きでは、インフルエンザワクチンの最も大きな効果は「重症化」を防ぐことだとしているためです。発病をある程度防ぐ効果もありますが、感染を完全に防げるわけではないので、接種後も手洗いなどの基本的な対策が必要です。
「熱が下がれば、その日から周りにうつす心配はない」は、インフルエンザの感染期間は、発熱の1日前から始まり、3日目を山として7日目ごろまで続くとされ、熱が下がってもしばらくは他の人にうつす可能性があるためです。

試験の罠
インフルエンザは「飛沫感染が主」「潜伏期は平均2日」「ワクチンの最大の効果は重症化の予防」「解熱後もしばらく感染力がある」と覚えましょう。空気感染(結核・麻しん・水痘)、接触感染(疥癬・薬剤耐性菌)と区別することも大切です。
問86-7

感染症と、その主な感染経路の組合せとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①疥癬 ― 空気感染
  • ②ノロウイルス感染症 ― 血液感染
  • ③B型肝炎 ― 飛沫感染
  • ④結核 ― 空気感染
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正解 ④結核 ― 空気感染
解説
結核は、結核菌を含んだ咳のしぶきの水分が蒸発してできた、ごく小さな粒子を吸い込むことで感染する空気感染(飛沫核感染)の病気です。粒子が空気中を長く漂うため、同じ部屋にいるだけで感染するおそれがあります。
そのため、排菌している人は結核の専門医療機関での入院治療が原則で、施設で結核が疑われるときは、症状のある人を他の入所者から離し、医師の指示や保健所の指示に従って対応します。高齢者では咳や熱がはっきりせず、食欲の低下などで気づかれることもあります。

他の選択肢が不適切な理由
「疥癬 ― 空気感染」は、疥癬はヒゼンダニが皮膚に寄生して起こる病気で、主に皮膚と皮膚が触れ合うことや、衣類や寝具を介してうつる接触感染だからです。
「ノロウイルス感染症 ― 血液感染」は、ノロウイルスは、便や吐いた物に含まれるウイルスが手や食品を介して口から入る経口感染・接触感染が主な経路だからです。吐いた物が飛び散ったしぶきを吸い込む飛沫感染もあります。
「B型肝炎 ― 飛沫感染」は、B型肝炎は、ウイルスを含む血液や体液が体内に入ることで感染する血液・体液を介した感染だからです。咳やくしゃみではうつりません。

試験の罠
空気感染は「結核・麻しん(はしか)・水痘」の3つが代表です。飛沫感染はインフルエンザ、接触感染は疥癬やMRSA、経口感染はノロウイルス、血液感染はB型・C型肝炎と整理しておきましょう。
問96-7

帯状疱疹に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①ヒゼンダニが皮膚に寄生し、夜間に強いかゆみが出る
  • ②過去にかかった水痘のウイルスが、再び活動して起こる
  • ③発疹は、体の左右両側にわたって帯のように広がって出る
  • ④発疹が消えれば、その後に痛みが残ることはまずない
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正解 ②過去にかかった水痘のウイルスが、再び活動して起こる
解説
帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水痘(水ぼうそう)のウイルスが、治った後も神経の中に潜み続け、加齢や疲労などで免疫の力が落ちたときに再び活動して起こる病気です。
神経に沿って、体の片側に帯のように、痛みを伴う赤い発疹や水ぶくれが出ます。高齢者に多く、治療には抗ウイルス薬が使われます。ピリピリした痛みや発疹に気づいたら、早めに医療職に伝えることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「ヒゼンダニが皮膚に寄生し、夜間に強いかゆみが出る」は、疥癬の説明です。帯状疱疹はダニではなくウイルスによる病気です。
「発疹は、体の左右両側にわたって帯のように広がって出る」は、帯状疱疹の発疹は、一つの神経に沿って体の左右どちらか片側だけに出るのが特徴だからです。
「発疹が消えれば、その後に痛みが残ることはまずない」は、高齢者では、発疹が治った後も痛みが長く続く帯状疱疹後神経痛が残ることがあるためです。

試験の罠
帯状疱疹は「水痘ウイルスの再活性化」「体の片側」「治った後の神経痛」の3点が要点です。水ぶくれに水痘にかかったことのない人が触れると、水痘としてうつることがある点にも注意しましょう。
問106-7

白癬に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①カビの一種である真菌が、皮膚や爪に感染して起こる
  • ②ダニの一種が皮膚に寄生して、激しいかゆみが起こる
  • ③ウイルスが神経に潜み、体の片側に水ぶくれが出る
  • ④細菌が皮膚の深い所に感染し、赤く腫れて熱を持つ
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正解 ①カビの一種である真菌が、皮膚や爪に感染して起こる
解説
白癬は、カビの一種である白癬菌(真菌)が皮膚や爪に感染して起こる病気です。足にできるものは足白癬(いわゆる水虫)、爪にできるものは爪白癬と呼ばれ、とくに爪白癬は爪の伸びが遅い高齢者に多くみられます。
白癬菌は湿った環境で増えやすいため、入浴後や足浴の後に足の指の間までよく水分を拭き取り、乾燥させることが予防になります。爪白癬で爪が厚く変形している場合は、介護職が爪切りを行わず、医療職に相談します。

他の選択肢が不適切な理由
「ダニの一種が皮膚に寄生して、激しいかゆみが起こる」は、ヒゼンダニによる疥癬の説明であり、真菌による白癬とは原因が異なるためです。
「ウイルスが神経に潜み、体の片側に水ぶくれが出る」は、水痘のウイルスが再び活動して起こる帯状疱疹の説明だからです。
「細菌が皮膚の深い所に感染し、赤く腫れて熱を持つ」は、細菌による蜂窩織炎(蜂巣炎)などの説明です。白癬の原因は細菌ではなく真菌です。

試験の罠
皮膚の病気は原因で整理しましょう。「真菌(カビ)=白癬・カンジダ」「ダニ=疥癬」「ウイルス=帯状疱疹」「細菌=蜂窩織炎」です。足の指の間をよく乾かすことが白癬の予防の基本です。

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