湯につかると、水の圧力で体が締めつけられて手足の血液が心臓へ戻りやすくなり、心臓の負担が増える。この入浴の作用として、正しいものを1つ選びなさい。
- ①温熱作用
- ②静水圧作用
- ③浮力作用
- ④清浄作用
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湯につかると、体の表面全体に水の重さによる圧力(静水圧)がかかります。この圧力でお腹や手足が締めつけられ、手足にたまっていた血液が心臓へ押し戻されるため、心臓に戻る血液の量が増えて心臓の負担が大きくなります。また、胸やお腹が圧迫されて肺がふくらみにくくなり、呼吸もしにくくなります。
深く肩までつかるほど静水圧は大きくなるため、心臓や呼吸器に病気のある人は、湯の深さをみぞおちや胸の下程度までにする半身浴が勧められます。
他の選択肢が不適切な理由
「温熱作用」は、温かい湯で血管が広がって血行がよくなり、筋肉のこわばりがほぐれる作用です。水の圧力で体が締めつけられる作用ではありません。
「浮力作用」は、水中では体が軽くなり、関節や筋肉への負担が減って体を動かしやすくなる作用です。浮きやすくなるため、浴槽内で姿勢が崩れやすいことにも注意が必要ですが、問題文の作用ではありません。
「清浄作用」は、皮膚の汚れや汗を洗い流して清潔を保つ作用で、心臓の負担とは関係がありません。
試験の罠
入浴の3つの作用は「温熱(血行促進)」「静水圧(心臓・呼吸の負担)」「浮力(体が軽くなる)」です。心臓病や呼吸器の病気の人に半身浴を勧める理由が静水圧である点は、事例問題でもよく問われます。