2026年版・5-5

入浴・清潔保持の介護の一問一答

介護福祉士国家試験「生活支援技術」から、入浴・清潔保持の介護に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は五肢択一を基本とする形式ですが、ここでは4択で出題しています。

問15-5

湯につかると、水の圧力で体が締めつけられて手足の血液が心臓へ戻りやすくなり、心臓の負担が増える。この入浴の作用として、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①温熱作用
  • ②静水圧作用
  • ③浮力作用
  • ④清浄作用
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正解 ②静水圧作用
解説
湯につかると、体の表面全体に水の重さによる圧力(静水圧)がかかります。この圧力でお腹や手足が締めつけられ、手足にたまっていた血液が心臓へ押し戻されるため、心臓に戻る血液の量が増えて心臓の負担が大きくなります。また、胸やお腹が圧迫されて肺がふくらみにくくなり、呼吸もしにくくなります。
深く肩までつかるほど静水圧は大きくなるため、心臓や呼吸器に病気のある人は、湯の深さをみぞおちや胸の下程度までにする半身浴が勧められます。

他の選択肢が不適切な理由
「温熱作用」は、温かい湯で血管が広がって血行がよくなり、筋肉のこわばりがほぐれる作用です。水の圧力で体が締めつけられる作用ではありません。
「浮力作用」は、水中では体が軽くなり、関節や筋肉への負担が減って体を動かしやすくなる作用です。浮きやすくなるため、浴槽内で姿勢が崩れやすいことにも注意が必要ですが、問題文の作用ではありません。
「清浄作用」は、皮膚の汚れや汗を洗い流して清潔を保つ作用で、心臓の負担とは関係がありません。

試験の罠
入浴の3つの作用は「温熱(血行促進)」「静水圧(心臓・呼吸の負担)」「浮力(体が軽くなる)」です。心臓病や呼吸器の病気の人に半身浴を勧める理由が静水圧である点は、事例問題でもよく問われます。
問25-5

高齢者が安全に入浴するための支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①脱衣所と浴室を前もって暖め、湯温は40℃前後にしておく。
  • ②体を芯から温めるため、湯の温度は43℃以上に設定する。
  • ③空腹のときを選び、食後すぐの時間帯を避けて入浴する。
  • ④湯冷めを防ぐため、入浴後は水分をとらずにすぐ寝てもらう。
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正解 ①脱衣所と浴室を前もって暖め、湯温は40℃前後にしておく。
解説
寒い脱衣所や浴室で服を脱ぐと血圧が急に上がり、その後温かい湯につかると急に下がります。この大きな血圧の変動(ヒートショック)は、失神や脳卒中、心筋梗塞の原因となり、浴槽内でおぼれる事故にもつながります。
脱衣所と浴室をあらかじめ暖めて温度差を小さくし、湯温は熱すぎない40℃前後にすることで、血圧の変動を抑えられます。入浴前には体調を確認し、入浴時間も長くなりすぎないようにします。

他の選択肢が不適切な理由
「体を芯から温めるため、湯の温度は43℃以上に設定する。」は、熱い湯は交感神経を刺激して血圧を急上昇させ、心臓への負担やのぼせ、やけどの危険を高めるため不適切です。
「空腹のときを選び、食後すぐの時間帯を避けて入浴する。」は、食後すぐを避ける点は正しいものの、空腹時の入浴は低血糖やめまいを起こしやすいため不適切です。空腹時と食直後の両方を避けます。
「湯冷めを防ぐため、入浴後は水分をとらずにすぐ寝てもらう。」は、入浴では汗などで水分が失われるため、水分補給をしないと脱水の危険があり不適切です。入浴後はコップ1杯程度の水分をとってもらいます。

試験の罠
入浴の安全は「温度差をなくす」「ぬるめの湯(40℃前後)」「空腹時と食直後を避ける」「入浴前後の水分補給」の4点です。一部だけ正しい選択肢に引っかからないよう、全体を読みましょう。
問35-5

Aさん(78歳、男性、要介護2)は心不全があり、少し動くと息切れがする。医師からは入浴してよいと言われている。Aさんは「昔から熱い風呂に肩までつかるのが好きだ」と話している。介護福祉職がAさんの入浴を支援するときの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①本人の好みを尊重して、肩までつかり長めに温まってもらう。
  • ②心臓の負担を減らすため、熱めの湯で短時間に済ませる。
  • ③湯の深さはみぞおち程度までにして、ぬるめの湯にする。
  • ④寒さに体を慣らすため、脱衣所は暖めずに入浴してもらう。
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正解 ③湯の深さはみぞおち程度までにして、ぬるめの湯にする。
解説
心不全は心臓のポンプの働きが弱っている状態です。肩まで湯につかると静水圧によって心臓に戻る血液量が増え、心臓の負担が大きくなります。湯の深さをみぞおち程度までにする半身浴にすると、心臓への負担を減らしつつ入浴を楽しめます。
また、熱い湯は血圧や脈拍を急に上げるため、ぬるめの湯にします。日本循環器学会の一般向けの解説でも、湯温は40℃程度で42℃以上にはしないこと、肩までつからず胸ぐらいまでにすること、入浴時間は10分以内が勧められています。Aさんの好みを大切にしつつ、その理由を分かりやすく説明し、納得してもらったうえで安全な方法を一緒に考えることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「本人の好みを尊重して、肩までつかり長めに温まってもらう。」は、静水圧と長時間の入浴で心臓への負担が大きくなり、心不全の悪化や急変につながるおそれがあるため不適切です。好みの尊重は安全を確保できる範囲で行います。
「心臓の負担を減らすため、熱めの湯で短時間に済ませる。」は、短時間であっても熱い湯は血圧と脈拍を急に上げ、心臓に強い負担をかけるため不適切です。
「寒さに体を慣らすため、脱衣所は暖めずに入浴してもらう。」は、寒い脱衣所で血圧が急上昇し、ヒートショックの危険を高めるため不適切です。

試験の罠
心疾患・呼吸器疾患の人の入浴は「半身浴(みぞおちから胸の下まで)」「ぬるめの湯」「短めの時間」が原則です。「熱めで短時間なら安全」は誤りと覚えましょう。
問45-5

Bさん(74歳、女性、要介護2)は脳梗塞の後遺症で右片麻痺があり、右半身の感覚も鈍くなっている。自宅の浴室で、浴槽と同じ高さのシャワーチェアを使って入浴している。Bさんが浴槽に入るときの介護として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①右足で湯の温度を確かめてから、右足から浴槽に入ってもらう。
  • ②浴槽の縁に立ったまま、左足から湯の中へまたいで入ってもらう。
  • ③浴槽の中では、右手で手すりを握って体を支えてもらうようにする。
  • ④シャワーチェアに座ったまま、左足で湯温を確かめて左足から入る。
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正解 ④シャワーチェアに座ったまま、左足で湯温を確かめて左足から入る。
解説
片麻痺のある人が浴槽に入るときは、浴槽と同じ高さのシャワーチェアなどに座ったまま、健側の足から浴槽に入れます。Bさんの健側は左です。右半身は感覚が鈍いため、熱さを正しく感じられず、やけどに気づかないおそれがあります。湯温は感覚のはっきりしている左足(健側)で確かめます。
座ったまま移動することで、ふらつきや転倒を防げます。左足を入れた後、介護職が右足を支えて浴槽に入れ、健側の手で手すりをつかんでゆっくり腰を下ろしてもらいます。

他の選択肢が不適切な理由
「右足で湯の温度を確かめてから、右足から浴槽に入ってもらう。」は、感覚の鈍い麻痺側で湯温を確かめるとやけどの危険があり、支えの弱い足から入ることにもなるため不適切です。
「浴槽の縁に立ったまま、左足から湯の中へまたいで入ってもらう。」は、片足立ちになる瞬間があり、ぬれて滑りやすい浴室では転倒の危険が非常に高いため不適切です。座ったまま足を入れます。
「浴槽の中では、右手で手すりを握って体を支えてもらうようにする。」は、麻痺のある右手では手すりを握って体を支えられないため不適切です。手すりは健側の左手で握ります。

試験の罠
片麻痺の入浴は「湯温は健側で確認」「座ったまま健側の足から入る」「手すりは健側の手で」が基本です。感覚障害がある場合は、介護職も必ず湯温を確かめます。
問55-5

ベッド上で全身清拭を行うときの方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①手足は末梢から中枢へ向かって拭き、血液の戻りを助ける。
  • ②拭く順番は、陰部を先にして最後に顔を拭くようにする。
  • ③拭いた後の水分は拭き取らずに、そのまま自然に乾かす。
  • ④手早く済ませるため、全身の衣服を脱がせてから拭き始める。
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正解 ①手足は末梢から中枢へ向かって拭き、血液の戻りを助ける。
解説
清拭は、入浴できない人の皮膚を清潔に保ち、血行を促して気分を爽快にするために行います。手足を拭くときは、指先などの末梢から体の中心(中枢)に向かって拭くと、手足の静脈の血液が心臓へ戻るのを助けることができます。
清拭に使う湯は、タオルをしぼって肌に当てるまでに温度が下がるため、洗面器には熱めの湯(50〜55℃程度が目安とされます)を用意し、肌に当てる前に介護職の前腕の内側などで温度を確かめます。

他の選択肢が不適切な理由
「拭く順番は、陰部を先にして最後に顔を拭くようにする。」は、汚れや細菌の多い陰部を先に拭くと、その汚れを顔などほかの部分に広げるおそれがあるため不適切です。清拭は顔など汚れの少ない部分から始め、陰部は最後に拭くか、別のタオルで拭きます。
「拭いた後の水分は拭き取らずに、そのまま自然に乾かす。」は、皮膚の水分が蒸発するときに体の熱を奪い(気化熱)、体が冷えるため不適切です。拭いたらすぐに乾いたタオルで水分を拭き取ります。
「手早く済ませるため、全身の衣服を脱がせてから拭き始める。」は、体が冷えるうえ、必要以上に肌を露出させることになり羞恥心への配慮にも欠けるため不適切です。拭く部分だけを出し、ほかはバスタオルなどで覆います。

試験の罠
清拭は「熱めの湯を用意し、肌に当てる前に温度を確かめる」「末梢から中枢へ」「汚れの少ない所から、陰部は最後」「すぐに水分を拭き取る」「拭く部分だけ露出」がセットです。入浴の湯温(40℃前後)と清拭の湯温を混同しないよう注意しましょう。
問65-5

ベッド上で足浴を行うときの方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①湯の量は少なめにして、つま先だけが湯に浸るようにする。
  • ②湯につけて爪がやわらかいうちに、深めに爪を切りそろえる。
  • ③湯から上げた後は、足の指の間まで水分をよく拭き取る。
  • ④湯温は、清拭と同じく50℃程度の熱めにしておく。
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正解 ③湯から上げた後は、足の指の間まで水分をよく拭き取る。
解説
足浴は、足を湯につけて洗う部分浴です。足の汚れを落とすだけでなく、足が温まることで全身の血行がよくなり、気分がほぐれて眠りやすくなる効果もあります。
足の指の間は汗や汚れがたまりやすく、水分が残ると白癬(水虫)などの皮膚の病気の原因になります。そのため、湯から上げた後は指の間まで一本ずつ丁寧に水分を拭き取ります。乾燥しやすい高齢者の皮膚には、必要に応じて保湿剤を塗ります。

他の選択肢が不適切な理由
「湯の量は少なめにして、つま先だけが湯に浸るようにする。」は、温める効果が小さく、足首までの汚れも落とせないため不適切です。湯はくるぶしの上が浸るくらいの量を目安にします。
「湯につけて爪がやわらかいうちに、深めに爪を切りそろえる。」は、爪がやわらかいときに切るのはよいものの、深爪は巻き爪や陥入爪、傷からの感染の原因になるため不適切です。
「湯温は、清拭と同じく50℃程度の熱めにしておく。」は、50℃程度の湯に足をつけるとやけどのおそれがあるため不適切です。熱めの湯を用意するのは、タオルをしぼる間に温度が下がる清拭の場合です。足をつける足浴の湯は入浴と同じ40℃前後を目安にし、介護職が手で確かめてから足を入れます。

試験の罠
部分浴(手浴・足浴)は「湯は40℃前後(清拭の熱めの湯と混同しない)」「くるぶしの上まで湯につける」「指の間まで拭く」がポイントで、防水シーツを敷けばベッド上でも行えます。足浴には安眠を促す効果があることも、睡眠の問題とあわせて出題されます。
問75-5

Cさん(90歳、女性、要介護4)は、発熱後の体力低下のため入浴できない状態が続いている。介護福祉職は、ケリーパッドを使ってベッド上で洗髪をすることにした。洗髪の方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①汚れを落とすため、爪を立てて頭皮をしっかりこする。
  • ②頭皮の血行を良くするため、湯温は45℃程度にする。
  • ③乾かすときは、ドライヤーを頭皮に近づけて当て続ける。
  • ④指の腹を使って、頭皮をもみほぐすように洗っていく。
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正解 ④指の腹を使って、頭皮をもみほぐすように洗っていく。
解説
ケリーパッドは、ベッドの上で頭を乗せて洗髪するための用具で、洗った湯がバケツなどへ流れるようになっています。洗髪では、指の腹を使って頭皮をもみほぐすように洗うと、頭皮を傷つけずに汚れや皮脂を落とせます。
頭皮は爪で傷つきやすく、高齢者の皮膚は薄く弱いため、とくにやさしく洗うことが大切です。体力が低下しているCさんには、疲れないよう手早く行い、途中で顔色や気分を確認します。

他の選択肢が不適切な理由
「汚れを落とすため、爪を立てて頭皮をしっかりこする。」は、頭皮に傷がつき、そこから細菌が入って炎症を起こすおそれがあるため不適切です。
「頭皮の血行を良くするため、湯温は45℃程度にする。」は、熱すぎて頭皮にやけどや強い刺激を与えるおそれがあるため不適切です。洗髪の湯は40℃前後を目安にし、介護職が手で確かめてから使います。
「乾かすときは、ドライヤーを頭皮に近づけて当て続ける。」は、温風が一か所に当たり続けて頭皮をやけどさせるおそれがあるため不適切です。ドライヤーは頭から離し、動かしながら当てます。

試験の罠
洗髪は「指の腹で洗う」「湯は40℃前後」「すすぎの前に泡をタオルで拭き取ると湯の量を減らせる」「ドライヤーは離して動かす」が基本です。爪を立てる選択肢は誤りの定番です。
問85-5

Dさん(71歳、男性、要介護1)は慢性腎不全のため、週3回、左腕のシャント(透析のために動脈と静脈をつないだ血管)から血液透析を受けている。訪問介護員(ホームヘルパー)がDさんの入浴を支援するときの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①入浴の可否や時間帯は、透析施設の医療職の指示に沿う。
  • ②シャントのある左腕を湯の中でもみ、血流を良くする。
  • ③透析で体が冷えるので、熱めの湯に長くつかってもらう。
  • ④透析を終えて帰宅したら、すぐに湯船につかってもらう。
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正解 ①入浴の可否や時間帯は、透析施設の医療職の指示に沿う。
解説
血液透析では、シャントに太い針を刺して血液を体外へ出し入れします。透析を受けた日は針を刺した部分(穿刺部)がまだふさがりきっておらず、湯につかると出血したり、そこから細菌が入って感染したりするおそれがあります。また、透析の後は血圧が下がりやすく、疲れやすい状態でもあります。
そのため、透析日は浴槽での入浴を避けてシャワー浴にとどめるよう指導されることが多く、入浴してよいか、いつ入るかは、Dさんの状態を知る透析施設の医師や看護師の指示に沿って決めます。訪問介護員は、指示の内容をサービス提供責任者を通じて確認し、それに沿って支援します。

他の選択肢が不適切な理由
「シャントのある左腕を湯の中でもみ、血流を良くする。」は、シャントの血管は傷つきやすく、強くもむと血管を傷めたり詰まらせたりするおそれがあるため不適切です。シャントのある腕は、圧迫や強い刺激を避けて大切に扱います。
「透析で体が冷えるので、熱めの湯に長くつかってもらう。」は、熱い湯と長時間の入浴は血圧の変動を大きくし、透析で血圧が下がりやすい人では立ちくらみや失神の危険があるため不適切です。
「透析を終えて帰宅したら、すぐに湯船につかってもらう。」は、透析直後は穿刺部からの出血や感染の危険があり、血圧も下がりやすいため不適切です。

試験の罠
人工透析の人は「透析日の入浴は控えることが多い(医療職の指示に従う)」「シャントのある腕で血圧を測らない・締めつけない・重い物を持たない」が頻出です。「もむ」「温める」など血流を良くするための行為も誤りになります。
問95-5

Eさん(66歳、女性、要介護1)は大腸がんの手術を受け、腹部に人工肛門(コロストミーのストーマ)を造設した。退院後、自宅での入浴について「お風呂に入っても大丈夫なのか」と不安そうに話している。訪問介護員(ホームヘルパー)の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①ストーマがある人は、湯船に入らずにシャワー浴に限られる。
  • ②装具を外して入浴すると、湯がお腹の中へ入ってしまう。
  • ③入浴は、食事を済ませてすぐの時間帯を選んでもらう。
  • ④ストーマ装具を付けたままでも、湯船につかることができる。
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正解 ④ストーマ装具を付けたままでも、湯船につかることができる。
解説
ストーマ(人工肛門・人工膀胱)のある人も、湯船につかって入浴することができます。ストーマ装具は防水性があり、付けたまま入浴できます。消化管のストーマの場合は、装具を外して入浴しても、お腹の中の圧力のほうが湯の圧力より高いため、湯がストーマから体内に入ることはありません。
入浴できることを具体的に伝えて不安を和らげることは、Eさんが以前と同じような生活を続けるための支えになります。装具の交換や皮膚の状態については、医療職と連携して確認します。

他の選択肢が不適切な理由
「ストーマがある人は、湯船に入らずにシャワー浴に限られる。」は誤りです。装具を付けたままでも外しても湯船につかることができ、シャワー浴に限られるわけではありません。
「装具を外して入浴すると、湯がお腹の中へ入ってしまう。」は誤りです。腹圧のほうが湯の圧力より高いため、湯がストーマから体内に入ることはありません。
「入浴は、食事を済ませてすぐの時間帯を選んでもらう。」は、食後すぐは腸の動きが活発で排泄物が出やすく、入浴中にもれたり装具がはがれたりしやすいため不適切です。入浴は、食前や食後しばらくたった排泄の少ない時間帯を選び、入浴の前に袋の中の排泄物を捨てておきます。

試験の罠
ストーマのある人の入浴は「湯船につかれる」「湯は体内に入らない」「排泄の少ない時間帯を選び、入浴前に袋を空にする」が正解の定番です。「入浴できない」「シャワーだけ」という制限を強調する選択肢は誤りになりやすいと覚えましょう。
問105-5

Fさん(80歳、男性、要介護2)は慢性閉塞性肺疾患(COPD)があり、在宅酸素療法を受けている。体を洗う動作をすると息切れがしやすい。介護福祉職がFさんの入浴を支援するときの対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①体を洗う動作は息を止めて、一気に手早く済ませてもらう。
  • ②動作はゆっくり行い、息を吐きながら体を動かしてもらう。
  • ③体を洗うときは、立ったまま深く前かがみになってもらう。
  • ④肩までつかって体を温め、胸の筋肉をほぐしてもらう。
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正解 ②動作はゆっくり行い、息を吐きながら体を動かしてもらう。
解説
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、たばこの煙などで気道や肺が傷み、息を吐き出しにくくなる病気です。腕を上げて体を洗う、前かがみになるといった動作は息切れを起こしやすいため、動作はゆっくり行い、途中で休憩をとります。
息を吐きながら動くと呼吸が乱れにくく、口をすぼめてゆっくり息を吐く口すぼめ呼吸も息切れの軽減に役立ちます。長い柄のブラシを使う、座って洗うなど、腕を高く上げない工夫も有効です。

他の選択肢が不適切な理由
「体を洗う動作は息を止めて、一気に手早く済ませてもらう。」は、息を止めて動くと体内の酸素が不足し、強い息切れや血圧の上昇を招くため不適切です。
「体を洗うときは、立ったまま深く前かがみになってもらう。」は、立ったままの動作は体力を多く使い、深く前かがみになるとお腹が圧迫されて横隔膜が動きにくくなるため、息切れを強めるので不適切です。いすに座り、長い柄のブラシなどを使って、深くかがまずに洗えるよう工夫します。
「肩までつかって体を温め、胸の筋肉をほぐしてもらう。」は、肩まで湯につかると静水圧で胸が締めつけられて肺がふくらみにくくなり、息苦しさが強まるため不適切です。湯の深さはみぞおち程度までの半身浴にします。

試験の罠
COPDの生活支援は「ゆっくり動く」「息を吐きながら動く」「口すぼめ呼吸」「腕を高く上げない」「半身浴」がキーワードです。在宅酸素療法の酸素の量や入浴中の使い方は医師の指示に従い、介護職が判断して変えないことも押さえましょう。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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