片麻痺のある人の上着の着脱を介助するときの原則として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ①脱ぐときは患側から、着るときは健側から行う。
- ②脱ぐときは健側から、着るときは患側から行う。
- ③脱ぐときも着るときも、健側から先に行う。
- ④脱ぐときも着るときも、患側から先に行う。
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片麻痺のある人の衣服の着脱は「脱健着患(だっけんちゃっかん)」が原則です。脱ぐときは動かしやすい健側(麻痺のない側)から袖を抜くと、衣服にゆとりができ、動かしにくい患側(麻痺のある側)を無理なく抜けます。
着るときは先に患側の腕を通しておくと、衣服のゆとりが大きいうちに患側を通せ、最後に動かしやすい健側を通すことができます。患側の関節に無理な力がかからず、痛みや脱臼を防げます。
他の選択肢が不適切な理由
「脱ぐときは患側から、着るときは健側から行う。」は、脱健着患と正反対で、衣服にゆとりがない状態で患側を動かすことになり、関節に負担がかかるため誤りです。
「脱ぐときも着るときも、健側から先に行う。」は、着るときに健側を先に通すと、最後に残った患側の腕を窮屈な袖に通すことになり、患側を無理に曲げたり引っ張ったりするため誤りです。
「脱ぐときも着るときも、患側から先に行う。」は、脱ぐときに患側から抜こうとすると、衣服がきついまま患側を動かすことになるため誤りです。
試験の罠
「脱健着患」は、ズボンや靴下でも同じです。問題文が右片麻痺か左片麻痺かを確認し、「右腕から」「左腕から」と具体的な左右に置き換えて問われても答えられるようにしましょう。