介護福祉職が行う生活支援の考え方として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ①利用者ができることを活かし、その人らしい生活の継続を支える。
- ②支援の内容は、介護福祉職の専門的判断だけで決めて行う。
- ③施設の日課に合わせ、全員が同じ時刻に同じ活動をしてもらう。
- ④心身機能の回復を最優先にし、活動や参加は回復してから考える。
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生活支援は、利用者が自分の力を使って、自分らしい暮らしを続けられるように支えることが目的です。できることまで介護職が代わりに行うと、残っている力(残存能力)が使われなくなって衰え、本人の意欲や役割も失われていきます。
そのため介護福祉職は、利用者の生活歴や好み、できることとできないことを把握し、できない部分だけを補う形で関わります。これが自立支援と尊厳の保持の基本です。
他の選択肢が不適切な理由
「支援の内容は、介護福祉職の専門的判断だけで決めて行う。」は、利用者の自己決定を尊重していないため不適切です。専門職の判断は大切ですが、どのように暮らしたいかを決めるのは利用者本人であり、支援内容は本人の意向を確かめながら一緒に決めていきます。
「施設の日課に合わせ、全員が同じ時刻に同じ活動をしてもらう。」は、利用者一人ひとりの生活習慣や希望を無視した画一的な支援であり、個別ケアの考え方に反するため不適切です。
「心身機能の回復を最優先にし、活動や参加は回復してから考える。」は、ICF(国際生活機能分類)が心身機能・活動・参加を相互に影響し合うものとしてとらえている点に反します。活動や参加を支えること自体が心身機能の維持にもつながります。
試験の罠
「安全のため」「効率のため」に介護職が全部行う、介護職だけで決める、という選択肢は、一見親切でも自立支援に反する典型的な誤りです。本試験では「本人のできることを活かす」「本人の意向を確認する」を含む選択肢が正解になりやすいと覚えておきましょう。