介護福祉職における自己覚知の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ①利用者の生活歴や性格を、詳しく調べて理解すること
- ②自分の価値観や感情の傾向を知り、援助に生かすこと
- ③利用者の気持ちを、自分のことのように感じ取ること
- ④自分の考えを、相手に分かりやすく論理的に伝えること
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自己覚知とは、援助する人が自分自身の価値観、感情の動き、ものの見方の癖などを理解することです。人は誰でも、自分の経験や価値観をもとに相手を判断してしまいがちです。
たとえば「自分が苦手なタイプの利用者には冷たくしてしまう」といった傾向に気づいていれば、それが援助に影響しないように意識できます。自己覚知は、利用者をありのまま受け止め、偏りのない援助を行うための土台となります。
他の選択肢が不適切な理由
「利用者の生活歴や性格を、詳しく調べて理解すること」は、利用者を理解すること(他者理解)の説明であり、援助者が自分自身を理解する自己覚知とは異なるためです。
「利用者の気持ちを、自分のことのように感じ取ること」は、共感の説明だからです。共感では、相手の気持ちを相手の立場に立って理解しようとします。
「自分の考えを、相手に分かりやすく論理的に伝えること」は、自己表現や説明の技術に関することであり、自分自身を知る自己覚知とは異なるためです。
試験の罠
「自己覚知=自分を知る」「他者理解=相手を知る」「共感=相手の気持ちを相手の立場で理解する」と区別しましょう。自己覚知は、ジョハリの窓などを使って深めることができます。