障害者基本法における「障害者」の定義に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- ①身体障害者手帳などの障害者手帳を持っている人に限られる
- ②身体障害と知的障害に限られ、精神障害は含まれていない
- ③障害と社会的障壁により、生活に相当な制限を継続的に受ける人
- ④18歳以上65歳未満で、働くことが難しい状態の人に限られる
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障害者基本法第2条第1号は、障害者を、身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む)その他の心身の機能の障害がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものと定義しています。
社会的障壁とは、障害のある人にとって生活の妨げとなる社会の事物・制度・慣行・観念などのことです。障害を本人の心身の問題だけでなく、社会の側のバリアとの関係で捉える「社会モデル」の考え方が取り入れられています。
他の選択肢が不適切な理由
「身体障害者手帳などの障害者手帳を持っている人に限られる」は、障害者基本法の定義は手帳の有無を要件としていないためです。
「身体障害と知的障害に限られ、精神障害は含まれていない」は、定義には精神障害(発達障害を含む)や、その他の心身の機能の障害も含まれているためです。
「18歳以上65歳未満で、働くことが難しい状態の人に限られる」は、障害者基本法の定義には年齢の制限や、就労できるかどうかの要件はないためです。
試験の罠
障害者基本法の定義のキーワードは「社会的障壁」と「継続的に相当な制限」です。2011年の改正で、障害者権利条約の考え方に沿って社会的障壁の考え方が加えられました。