2026年版・2-3

自立に向けた介護と介護を必要とする人の理解の一問一答

介護福祉士国家試験「人間の尊厳と自立・介護の基本」から、自立に向けた介護と介護を必要とする人の理解に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は五肢択一を基本とする形式ですが、ここでは4択で出題しています。

問12-3

介護予防の考え方として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①要介護状態になった人だけを対象にして、身体の機能の回復を図っていく
  • ②心身の機能の改善だけを目的に、筋力の訓練を集中的に行っていく
  • ③要介護状態になることを防ぎ、なっても悪化を防いで生きがいを支える
  • ④病気を早く見つけるため、定期的な健康診断の受診をすすめていく
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正解 ③要介護状態になることを防ぎ、なっても悪化を防いで生きがいを支える
解説
介護予防とは、要介護状態になることをできる限り防ぐ(遅らせる)こと、要介護状態になってもその悪化をできる限り防ぎ、さらには軽くすることをめざす取り組みです。
厚生労働省は、心身機能の改善だけをめざすのではなく、日常生活の活動を高め、家庭や社会への参加を促し、一人ひとりの生きがいや自己実現を支えることが大切だとしています。介護保険法第4条も、国民が自ら要介護状態となることを予防するよう努めることを定めています。

他の選択肢が不適切な理由
「要介護状態になった人だけを対象にして、身体の機能の回復を図っていく」は、介護予防はまだ要介護状態になっていない高齢者も対象とし、機能の回復だけでなく生活や参加まで含めて考えるためです。
「心身の機能の改善だけを目的に、筋力の訓練を集中的に行っていく」は、心身機能だけに偏るのではなく、活動や参加にもバランスよく働きかけることが介護予防の考え方だからです。
「病気を早く見つけるため、定期的な健康診断の受診をすすめていく」は、病気の早期発見は健康管理として大切ですが、要介護状態の予防や悪化防止を中心とする介護予防の説明としては不十分だからです。

試験の罠
介護予防は「心身機能」「活動」「参加」にバランスよく働きかけるものです。筋力訓練など機能回復だけに偏った選択肢は誤りになりやすい点に注意しましょう。
問22-3

障害のある人の暮らしを妨げる「4つの障壁(バリア)」のうち、意識上の障壁(心のバリア)に当たる例として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①障害のある人を、保護されるだけの存在として周囲が決めつける
  • ②障害があることを理由に、資格の取得が法令で制限されている
  • ③駅や建物に段差が多く、車いすで利用できる経路が限られている
  • ④案内が音声だけで行われ、耳の聞こえない人に内容が伝わらない
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正解 ①障害のある人を、保護されるだけの存在として周囲が決めつける
解説
国の障害者施策では、障害のある人を取り巻く社会には、物理的な障壁、制度的な障壁、文化・情報面の障壁、意識上の障壁という4つの障壁(バリア)があると整理され、これらを取り除くことがバリアフリーの考え方の土台になっています。
意識上の障壁とは、障害のある人を「かわいそうな人」「守られるべき人」と一方的にとらえるなど、周りの人の偏見や無理解のことです。善意に見えても、本人が自分で選び、社会に参加する機会を狭めてしまうため、介護職自身も気づかないうちに持っていないか振り返ることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「障害があることを理由に、資格の取得が法令で制限されている」は、制度的な障壁の例だからです。資格制度の欠格事由などがこれに当たり、国は見直しを進めてきました。
「駅や建物に段差が多く、車いすで利用できる経路が限られている」は、交通機関や建築物などにある物理的な障壁の例だからです。
「案内が音声だけで行われ、耳の聞こえない人に内容が伝わらない」は、点字や手話、文字による情報提供が不足しているために生じる文化・情報面の障壁の例だからです。

試験の罠
4つの障壁は「物理的(段差・設備)」「制度的(資格制限などの決まり)」「文化・情報面(点字・手話・字幕の不足)」「意識上(偏見・無理解)」と具体例とセットで覚えましょう。バリアフリーは段差をなくすことだけではありません。
問32-3

リハビリテーションの考え方として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①病院の訓練室で行う、身体の機能の訓練だけを指すものである
  • ②全人間的復権を理念とし、生活や社会への参加まで含めて考える
  • ③障害が固定した後は、リハビリテーションの対象から外れていく
  • ④専門職が目標を決め、本人はその目標に従って訓練を受けていく
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正解 ②全人間的復権を理念とし、生活や社会への参加まで含めて考える
解説
リハビリテーションは、もともと「再び適した状態にする」「権利や名誉を回復する」という意味の言葉です。日本では「全人間的復権」と訳され、障害によって損なわれた人間らしく生きる権利を取り戻すことを理念としています。
そのため、機能の回復だけでなく、家庭や地域での生活、仕事や趣味など社会への参加まで含めて考えます。医学的・教育的・職業的・社会的リハビリテーションといった幅広い分野があります。

他の選択肢が不適切な理由
「病院の訓練室で行う、身体の機能の訓練だけを指すものである」は、機能訓練は医学的リハビリテーションの一部にすぎず、生活の場で行われる支援も含まれるためです。
「障害が固定した後は、リハビリテーションの対象から外れていく」は、障害が固定した後も、残っている能力を生かして生活を広げる支援や、機能の維持を図る支援が続けられるためです。
「専門職が目標を決め、本人はその目標に従って訓練を受けていく」は、リハビリテーションの目標は本人の希望や生活の目標をもとに、本人と一緒に決めるものだからです。

試験の罠
リハビリテーション=「機能訓練」と狭く捉える選択肢は誤りです。「全人間的復権」というキーワードと、生活全体を対象にすることを押さえましょう。
問42-3

ICF(国際生活機能分類)の視点に基づくアセスメントとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①病名と障害の程度から、必要な介護の量をそのまま決める
  • ②できないことを一覧にし、介護で補う部分を洗い出していく
  • ③本人の心身の状態だけに注目し、住まいや家族は考えない
  • ④生活機能と、環境因子・個人因子との相互の関係から捉える
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正解 ④生活機能と、環境因子・個人因子との相互の関係から捉える
解説
ICFでは、心身機能・身体構造、活動、参加からなる生活機能と、健康状態、背景因子(環境因子・個人因子)が互いに影響し合うと考えます。アセスメントでは、これらの関係を総合的に捉えることが大切です。
たとえば「歩けない」という状態も、筋力の低下だけでなく、住まいの段差、使える福祉用具、本人の意欲や生活歴などが関係しています。どこに働きかければ生活が広がるかを見つけることが、ICFの視点に基づくアセスメントです。

他の選択肢が不適切な理由
「病名と障害の程度から、必要な介護の量をそのまま決める」は、同じ病名や障害でも、環境や本人の思いによって必要な支援は異なるため、病名や障害だけで判断するのはICFの視点に反するためです。
「できないことを一覧にし、介護で補う部分を洗い出していく」は、マイナス面だけに注目した見方であり、できることや強みも含めて捉えるICFの視点とは異なるためです。
「本人の心身の状態だけに注目し、住まいや家族は考えない」は、住まいや家族、制度などの環境因子も生活機能に大きく影響するため、これらを含めて捉える必要があるからです。

試験の罠
ICFのキーワードは「相互作用」と「プラス面も含めた中立的な捉え方」です。病名から支援を決める考え方や、できないことだけに注目する考え方は、ICF以前の医学モデル寄りの見方として誤りになります。
問52-3

ストレングスの視点に立った支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①認知機能の検査結果だけをもとに、支援の内容を決めていく
  • ②転倒の危険があるため、台所には入らないようにしてもらう
  • ③できない家事を洗い出し、すべて訪問介護員が代わりに行う
  • ④料理が得意だった経験を生かし、調理の一部を担ってもらう
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正解 ④料理が得意だった経験を生かし、調理の一部を担ってもらう
解説
ストレングスとは、その人が持っている強みのことです。能力や技術だけでなく、意欲、好み、経験、人とのつながり、住んでいる地域の資源なども含まれます。
ストレングスの視点に立った支援では、できないことではなく強みに注目し、それを生かして生活を組み立てます。料理が得意だった人に調理の一部を担ってもらうことは、本人の力を生かし、役割や自信を取り戻すことにつながります。

他の選択肢が不適切な理由
「転倒の危険があるため、台所には入らないようにしてもらう」は、危険にだけ注目して本人の活動を制限しており、本人の強みを生かす視点が欠けているためです。安全に調理できる環境を整えることを考えます。
「できない家事を洗い出し、すべて訪問介護員が代わりに行う」は、できないこと(弱み)に注目した支援であり、本人の力を生かす機会を奪ってしまうためです。
「認知機能の検査結果だけをもとに、支援の内容を決めていく」は、検査結果は参考になりますが、本人の経験や好み、意欲などの強みを捉えずに支援を決めることになるためです。

試験の罠
ストレングスは「本人の強み」、エンパワメントは「本人の力を引き出す過程」です。ストレングスには本人の能力だけでなく、家族や地域の資源といった環境の強みも含まれる点を押さえましょう。
問62-3

家族介護者へのレスパイトケアに当たる支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①家族が介護の技術を身につけられるよう、介護の方法を丁寧に指導する
  • ②家族の悩みを聞いて、同じ立場の人が集まる家族会を紹介する
  • ③短期入所などで、家族が一時的に介護から離れて休めるようにする
  • ④介護の状況を記録して、介護支援専門員に家族の様子を報告する
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正解 ③短期入所などで、家族が一時的に介護から離れて休めるようにする
解説
レスパイトケアとは、介護をしている家族が一時的に介護から離れて休息をとれるようにする支援のことです。「レスパイト」には「一休み」「息抜き」という意味があります。
短期入所生活介護(ショートステイ)や通所介護(デイサービス)などを利用し、その間に家族が休んだり、自分の用事を済ませたりできるようにします。家族の心身の疲れを和らげることは、介護を長く続けることや、虐待の予防にもつながります。

他の選択肢が不適切な理由
「家族が介護の技術を身につけられるよう、介護の方法を丁寧に指導する」は、介護福祉士の大切な役割(介護に関する指導)ですが、家族が介護から離れて休む支援ではないため、レスパイトケアには当たりません。
「家族の悩みを聞いて、同じ立場の人が集まる家族会を紹介する」は、気持ちを分かち合う心理的な支援ですが、介護から一時的に離れて休むことを目的とする支援ではないためです。
「介護の状況を記録して、介護支援専門員に家族の様子を報告する」は、多職種との連携として大切ですが、家族が休息をとるための支援そのものではないためです。

試験の罠
家族支援には、介護方法の指導、心理的支援、情報提供、レスパイトケアなどがあります。「休息」「一時的に介護から離れる」がレスパイトケアのキーワードです。
問72-3

介護保険制度におけるケアマネジメントの展開過程の順序として、正しいものを1つ選びなさい。

  • ①ケアプラン作成→アセスメント→サービス実施→モニタリング
  • ②アセスメント→ケアプラン作成→サービス実施→モニタリング
  • ③モニタリング→アセスメント→ケアプラン作成→サービス実施
  • ④アセスメント→モニタリング→ケアプラン作成→サービス実施
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正解 ②アセスメント→ケアプラン作成→サービス実施→モニタリング
解説
ケアマネジメントは、利用者のニーズと社会資源を結びつけ、必要なサービスを総合的に提供するための方法です。一般に、相談の受付(インテーク)、アセスメント(課題の分析)、ケアプランの作成、サービス担当者会議を経たサービスの実施、モニタリング(実施状況の確認)、再アセスメントや終結という順で進みます。
モニタリングで状況の変化や新しい課題が見つかれば、再びアセスメントに戻ってケアプランを見直します。この循環によって、利用者の状態に合った支援が続けられます。

他の選択肢が不適切な理由
「ケアプラン作成→アセスメント→サービス実施→モニタリング」は、利用者の状態やニーズを分析するアセスメントの前にケアプランを作っており、根拠のない計画になってしまうためです。
「モニタリング→アセスメント→ケアプラン作成→サービス実施」は、モニタリングはサービスを実施した後に、その実施状況や効果を確認する段階であり、最初に行うものではないためです。
「アセスメント→モニタリング→ケアプラン作成→サービス実施」は、まだ実施していないサービスの状況を確認することになり、順序が誤っているためです。

試験の罠
「アセスメント(分析)→計画→実施→モニタリング(確認)→再アセスメント」の循環は、介護過程やPDCAサイクルとも共通する考え方です。モニタリングは実施の後、という順序を押さえましょう。
問82-3

Bさん(76歳、男性、要介護1)は、妻を亡くしてから一人で暮らしている。元は大工で、日曜大工が趣味だった。最近は外出が減り、訪問介護を利用している。訪問介護員が訪ねると、Bさんは「何もする気が起きない。自分はもう役に立たない」と話した。自立に向けた支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①家の中の片付けは、今後すべて訪問介護員が代わりに引き受ける
  • ②転倒を防ぐため、外出を控えて家の中で安静に過ごすようすすめる
  • ③意欲が戻るまで、訪問の回数を増やして見守りを強めるよう提案する
  • ④木工の腕を生かせる地域の場がないか、介護支援専門員に相談する
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正解 ④木工の腕を生かせる地域の場がないか、介護支援専門員に相談する
解説
Bさんは妻を亡くし、外出も減って、役割を失ったと感じています。自立に向けた支援では、Bさんの強み(大工としての技術、日曜大工の趣味)を生かし、役割や人とのつながりを取り戻せるようにすることが大切です。
地域の集いの場や、住民の活動で木工の腕を生かせる機会がないかを、ケアプランを担当する介護支援専門員に相談し、地域の資源と結びつけることは、Bさんの参加と意欲の回復につながります。

他の選択肢が不適切な理由
「家の中の片付けは、今後すべて訪問介護員が代わりに引き受ける」は、Bさんができることまで代わりに行うことになり、役割をさらに失わせ、意欲の低下を進めてしまうおそれがあるためです。
「転倒を防ぐため、外出を控えて家の中で安静に過ごすようすすめる」は、活動量が減ることで心身の機能が低下し(生活不活発病)、閉じこもりを進めてしまうおそれがあるためです。
「意欲が戻るまで、訪問の回数を増やして見守りを強めるよう提案する」は、見守りは必要な場合もありますが、意欲の低下の原因である役割やつながりの喪失に働きかける支援にはなっていないためです。

試験の罠
意欲が低下した事例では、「代わりに行う」「安静にさせる」「見守りを増やす」よりも、本人の強みを生かして役割と参加を取り戻す支援が正解になりやすいと覚えましょう。
問92-3

ユニット型の介護老人福祉施設でのケアの特徴として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①少人数の生活単位で、なじみの職員が一人ひとりに合わせて介護する
  • ②大人数の入所者を一斉に介護して、効率よくサービスを提供していく
  • ③居室はすべて多床室として、入所者同士の交流を促すようにしていく
  • ④職員は毎日違うユニットを担当し、どの入所者にも公平に接していく
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正解 ①少人数の生活単位で、なじみの職員が一人ひとりに合わせて介護する
解説
ユニット型の施設は、居室(原則個室)と共同生活室を組み合わせた少人数の生活単位(ユニット)ごとに暮らす形の施設です。ユニットの定員は原則としておおむね10人以下とされています。
決まった職員がユニットを担当することで、職員と入所者がなじみの関係をつくり、一人ひとりの生活リズムや習慣に合わせた介護(個別ケア)を行いやすくなります。自宅に近い環境で、その人らしい暮らしを続けることが目的です。

他の選択肢が不適切な理由
「大人数の入所者を一斉に介護して、効率よくサービスを提供していく」は、従来型の集団的なケアの考え方であり、ユニット型の個別ケアとは異なるためです。
「居室はすべて多床室として、入所者同士の交流を促すようにしていく」は、ユニット型の居室は原則として個室であり、交流は共同生活室などで図るためです。
「職員は毎日違うユニットを担当し、どの入所者にも公平に接していく」は、ユニット型ではなじみの関係を大切にするため、職員をできるだけ固定して配置するのが基本だからです。

試験の罠
ユニットケアのキーワードは「少人数(おおむね10人以下)」「個室+共同生活室」「なじみの関係」「個別ケア」です。私的な空間(個室)と、交流のための空間(共同生活室)の両方がある点を押さえましょう。
問102-3

Cさん(32歳、女性)は脊髄損傷のため車いすを使用し、一人暮らしで障害福祉サービスの居宅介護を利用している。Cさんから「休日に友人と映画を見に行きたいが、一人で出かけるのは不安だ」と相談があった。介護福祉士の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①安全のため、外出は家族が同行できるときだけにするよう助言する
  • ②外出を支えるサービスや、映画館の設備を本人と一緒に調べていく
  • ③障害福祉サービスは、趣味の外出には使えないことを本人に伝える
  • ④疲れないよう、自宅で映画を見られる配信サービスの利用をすすめる
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正解 ②外出を支えるサービスや、映画館の設備を本人と一緒に調べていく
解説
障害のある人も、障害のない人と同じように、趣味や友人との交流を楽しむ権利があります。Cさんの「友人と映画を見に行きたい」という希望は、社会参加への大切な意欲です。
市町村の地域生活支援事業には、外出を支援する移動支援事業があり、余暇活動や社会参加のための外出にも利用できます。あわせて、車いすで利用できる席やトイレ、交通手段などを本人と一緒に調べることで、不安を減らし、自分で選んで外出できるように支えます。

他の選択肢が不適切な理由
「安全のため、外出は家族が同行できるときだけにするよう助言する」は、外出の機会を家族の都合に縛ることになり、本人の自己決定と社会参加を狭めてしまうためです。
「障害福祉サービスは、趣味の外出には使えないことを本人に伝える」は、移動支援事業などは余暇活動や社会参加のための外出にも利用でき、誤った情報になるためです。
「疲れないよう、自宅で映画を見られる配信サービスの利用をすすめる」は、本人の「友人と出かけたい」という希望をくみ取らず、外出の機会を奪ってしまうためです。

試験の罠
障害のある人の事例では、「安全」や「疲れ」を理由に本人の希望を制限する選択肢は誤りになりやすいと覚えましょう。本人の希望を出発点に、使える社会資源を一緒に探す対応が基本です。

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