2026年版・1-5

高齢者に多い病気と認知症の基本の一問一答

介護福祉士国家試験「最初に覚える土台知識」から、高齢者に多い病気と認知症の基本に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験は五肢択一を基本とする形式ですが、ここでは4択で出題しています。

問11-5

生理的老化の特徴として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①特定の人にだけ起こり、治療によって元の状態に戻る変化
  • ②生活習慣が原因で起こり、進行を完全に止められる変化
  • ③若い年代から急に起こり、からだの一部に限られる変化
  • ④誰にでも起こり、年齢とともに少しずつ進んでいく変化
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正解 ④誰にでも起こり、年齢とともに少しずつ進んでいく変化
解説
生理的老化とは、病気がなくても加齢によって誰にでも起こる心身の変化のことです。一般に、誰にでも起こる(普遍性)、からだの内側から起こる(内在性)、少しずつ進み元に戻らない(進行性)、生きていくうえで不利にはたらく(有害性)という特徴があるとされています。
これに対して、病気によって特定の人に起こる変化を病的老化といいます。老化と病気を区別し、病気のサインを見逃さないことが介護職には求められます。

他の選択肢が不適切な理由
「特定の人にだけ起こり、治療によって元の状態に戻る変化」は、病気による変化の説明に近いものです。生理的老化は誰にでも起こり、元の状態に戻ることはありません。
「生活習慣が原因で起こり、進行を完全に止められる変化」は、生活習慣は病的老化に影響しますが、生理的老化は生活習慣にかかわらず起こり、進行を完全に止めることはできないためです。ただし、運動などで進み方を緩やかにすることはできます。
「若い年代から急に起こり、からだの一部に限られる変化」は、生理的老化は長い時間をかけてゆっくり進み、全身のさまざまな器官に現れるためです。

試験の罠
生理的老化は「誰にでも・内側から・ゆっくり進む・元に戻らない」、病的老化は「一部の人に・病気が原因で・治療の対象になる」と対比して覚えましょう。
問21-5

高齢者の病気の特徴として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①一つの病気だけを持つ人が多く、経過は若い人とほぼ同じ
  • ②典型的な症状が現れにくく、発見が遅れることがある
  • ③薬の副作用は、若い人に比べて現れにくい傾向がある
  • ④病気が治れば、生活の機能も必ず元どおりに回復する
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正解 ②典型的な症状が現れにくく、発見が遅れることがある
解説
高齢者の病気は、若い人と比べて典型的な症状が出にくいのが特徴です。たとえば肺炎でも高い熱や強いせきが出ず、「なんとなく元気がない」「食欲が落ちた」といった変化しか見られないことがあります。そのため発見が遅れやすくなります。
介護職は、毎日の様子を知っているからこそ気づける「いつもと違う」変化を見逃さず、看護職などに伝えることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「一つの病気だけを持つ人が多く、経過は若い人とほぼ同じ」は、高齢者は複数の病気を同時に持つことが多く、経過も長引いたり急に悪くなったりしやすいためです。
「薬の副作用は、若い人に比べて現れにくい傾向がある」は、高齢者は肝臓や腎臓のはたらきが低下して薬が体内に残りやすく、複数の薬を飲んでいることも多いため、副作用がむしろ現れやすいためです。
「病気が治れば、生活の機能も必ず元どおりに回復する」は、高齢者は入院などで安静にしている間に筋力が落ち、病気が治っても歩行などの生活機能が元に戻らないことがあるためです。

試験の罠
高齢者の病気は「症状が典型的でない」「複数の病気を持つ」「慢性化しやすい」「薬の副作用が出やすい」「生活機能の低下につながりやすい」の5点で押さえましょう。
問31-5

誤嚥性肺炎に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①口の中の細菌が唾液などと一緒に気管へ入って起こる
  • ②食事の最中にむせることがなければ、起こる心配はない
  • ③高い熱が必ず出るため、発熱がなければ否定できる
  • ④寝たきりの人よりも、よく歩く人に起こりやすい
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正解 ①口の中の細菌が唾液などと一緒に気管へ入って起こる
解説
誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液、胃から逆流した内容物などが誤って気管に入り(誤嚥)、それに含まれる口の中の細菌が肺で炎症を起こす病気です。高齢者は飲み込む力やせき込んで異物を出す力が弱くなっているため、起こりやすくなります。
予防には、口腔ケアで口の中の細菌を減らすこと、食事のときの姿勢を整えること、食後すぐに横にならないことなどが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「食事の最中にむせることがなければ、起こる心配はない」は、眠っている間などに、むせることなく唾液が少しずつ気管に入る誤嚥(不顕性誤嚥)があるためです。むせがないから安心とはいえません。
「高い熱が必ず出るため、発熱がなければ否定できる」は、高齢者の肺炎では高い熱が出ないこともあり、元気がない、食欲が落ちたなどの変化だけのこともあるためです。
「寝たきりの人よりも、よく歩く人に起こりやすい」は、寝たきりで活動量が少ない人や、飲み込む力の弱った人ほど起こりやすいためです。

試験の罠
「むせない誤嚥(不顕性誤嚥)」と「高齢者の肺炎は熱が出にくい」はセットで狙われます。予防策として口腔ケアが最重要であることも押さえましょう。
問41-5

高齢者が脱水を起こしやすい理由として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①体の中の水分の割合が若い人より多いため
  • ②腎臓で尿を濃くするはたらきが強まるため
  • ③のどの渇きを感じにくくなっているため
  • ④汗をかく量が若い人に比べて多いため
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正解 ③のどの渇きを感じにくくなっているため
解説
高齢者は、のどの渇きを感じるしくみが衰え、からだが水分を必要としていても飲みたいと感じにくくなります。そのうえ、トイレの回数を気にして水分を控える人もいるため、脱水を起こしやすくなります。
脱水が進むと、元気がない、口の中や皮膚が乾く、尿の量が減る、ぼんやりするなどの様子が見られます。介護職は、のどが渇いたと言われる前に、こまめに水分をすすめることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「体の中の水分の割合が若い人より多いため」は、高齢者は水分を多く含む筋肉が減るため、体の中の水分の割合はむしろ若い人より少なくなるからです。少しの水分不足でも脱水になりやすくなります。
「腎臓で尿を濃くするはたらきが強まるため」は、加齢によって腎臓で尿を濃くする力は弱まり、水分が尿として出ていきやすくなるためです。
「汗をかく量が若い人に比べて多いため」は、高齢者は汗をかく機能も低下する傾向があり、汗の量が多いことが脱水の主な理由ではないためです。

試験の罠
高齢者の脱水の理由は「体内の水分量が少ない」「渇きを感じにくい」「腎臓の濃縮力が低下」の3点です。「水分量が多い」「濃縮力が強まる」と逆にした選択肢に注意しましょう。
問51-5

骨粗鬆症に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①関節の軟骨がすり減って、膝の変形が起こる病気である
  • ②骨の量が増えすぎて、関節が動きにくくなる病気である
  • ③若い人に多く、強い痛みが続くことが大きな特徴である
  • ④閉経後の女性に多く、転倒したときの骨折の原因になる
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正解 ④閉経後の女性に多く、転倒したときの骨折の原因になる
解説
骨粗鬆症は、骨の量が減って骨の中がすかすかになり、骨折しやすくなる病気です。女性ホルモンには骨を守るはたらきがあるため、閉経後に女性ホルモンが減る女性に多く見られます。
骨粗鬆症があると、転んで手をついただけで手首の骨を、尻もちをついただけで太ももの付け根(大腿骨頸部)の骨を折ることがあります。背骨が押しつぶされるように骨折して背中が丸くなることもあります。転倒予防が大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「骨の量が増えすぎて、関節が動きにくくなる病気である」は、骨粗鬆症は骨の量が減る病気であり、増えすぎる病気ではないためです。
「若い人に多く、強い痛みが続くことが大きな特徴である」は、骨粗鬆症は高齢者、とくに閉経後の女性に多く、骨折するまで痛みなどの自覚症状がないことが多いためです。
「関節の軟骨がすり減って、膝の変形が起こる病気である」は、変形性膝関節症の説明だからです。変形性膝関節症も高齢の女性に多く見られます。

試験の罠
骨粗鬆症による骨折が起こりやすい部位は「大腿骨頸部」「背骨(脊椎の圧迫骨折)」「手首(橈骨遠位端)」などです。大腿骨頸部骨折は寝たきりの原因になりやすい点も押さえましょう。
問61-5

糖尿病に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①血糖値が高くても、自覚症状がなければ治療はしなくてよい
  • ②合併症は目や腎臓には起こらず、手足にだけ起こる
  • ③1型糖尿病が大部分を占め、生活習慣とは関係がない
  • ④高齢者では、低血糖の典型的な症状が出にくいことがある
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正解 ④高齢者では、低血糖の典型的な症状が出にくいことがある
解説
糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が多い状態が続く病気です。薬で治療している人は、食事が少なかったときなどに血糖が下がりすぎる低血糖を起こすことがあります。低血糖では冷や汗、手のふるえ、動悸などが起こるのが典型的ですが、高齢者ではこうした症状が出にくく、ぼんやりする、いつもと様子が違うといった変化だけのこともあります。
そのため、介護職は小さな変化にも気を配り、すぐに看護職などに伝えることが大切です。

他の選択肢が不適切な理由
「血糖値が高くても、自覚症状がなければ治療はしなくてよい」は、糖尿病は初めのうち症状がほとんどなくても、血糖が高い状態が続くと血管が傷み、合併症が進んでしまうためです。
「合併症は目や腎臓には起こらず、手足にだけ起こる」は、糖尿病の三大合併症は神経障害・網膜症(目)・腎症(腎臓)であり、目や腎臓にも起こるためです。
「1型糖尿病が大部分を占め、生活習慣とは関係がない」は、日本の糖尿病の大部分は2型糖尿病で、食べすぎや運動不足などの生活習慣が大きく関わっているためです。

試験の罠
三大合併症は「し(神経障害)・め(目=網膜症)・じ(腎症)」と覚えましょう。足の神経障害では傷の痛みに気づきにくく、小さな傷から重い感染症になることがあるため、足の観察も大切です。
問71-5

脳血管疾患に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①脳梗塞は、脳の血管が破れて出血して起こる病気である
  • ②脳梗塞は、脳の血管が詰まって血流が途絶える病気である
  • ③くも膜下出血は、手足のしびれから徐々に始まることが多い
  • ④脳出血は、夜の睡眠中など安静時に起こることが多い
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正解 ②脳梗塞は、脳の血管が詰まって血流が途絶える病気である
解説
脳血管疾患は、脳の血管が詰まるタイプ(脳梗塞)と、破れるタイプ(脳出血、くも膜下出血)に分けられます。脳梗塞は、血管が詰まってその先に血液が届かなくなり、脳の細胞が傷つく病気です。
脳血管疾患は、片麻痺や言葉の障害(失語症・構音障害)などの後遺症を残すことが多く、介護が必要になる主な原因の1つです。高血圧や糖尿病、喫煙などが危険因子になります。

他の選択肢が不適切な理由
「脳梗塞は、脳の血管が破れて出血して起こる病気である」は、血管が破れて出血するのは脳出血やくも膜下出血であり、脳梗塞は血管が詰まる病気だからです。
「くも膜下出血は、手足のしびれから徐々に始まることが多い」は、くも膜下出血は、突然の激しい頭痛(バットで殴られたような痛みと表現されます)で始まることが多いためです。
「脳出血は、夜の睡眠中など安静時に起こることが多い」は、脳出血は日中の活動中や、力んだとき、血圧が上がったときに起こりやすいためです。睡眠中や起床時など安静時に起こりやすいのは脳梗塞(脳血栓)です。

試験の罠
「詰まる=脳梗塞」「破れる=脳出血・くも膜下出血」がまず基本です。くも膜下出血は「突然の激しい頭痛」、脳血栓は「安静時・起床時」、脳出血は「活動時」という発症の特徴も区別しましょう。
問81-5

狭心症と心筋梗塞に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①狭心症の胸の痛みは、通常30分以上続くことが多い
  • ②心筋梗塞の痛みは、ニトログリセリンですぐおさまる
  • ③高齢者の心筋梗塞は、胸痛がはっきりしないことがある
  • ④心筋梗塞は、心臓の弁が硬くなることで起こる病気である
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正解 ③高齢者の心筋梗塞は、胸痛がはっきりしないことがある
解説
心筋梗塞は、心臓の筋肉に血液を送る冠動脈が詰まり、心筋の一部が壊死する病気です。典型的には締めつけられるような激しい胸の痛みが30分以上続きますが、高齢者や糖尿病のある人では、胸の痛みがはっきりせず、息苦しさ、吐き気、冷や汗、なんとなく元気がないといった症状だけのこともあります。
命に関わるため、いつもと違う様子に気づいたらすぐに医療職に連絡します。

他の選択肢が不適切な理由
「狭心症の胸の痛みは、通常30分以上続くことが多い」は、狭心症は冠動脈が狭くなって一時的に血流が不足する状態で、痛みはふつう数分でおさまり、長くても15分ほどまでのことが多いためです。30分以上続く痛みは心筋梗塞を疑います。
「心筋梗塞の痛みは、ニトログリセリンですぐおさまる」は、ニトログリセリン(舌の下に入れて使う薬)がよく効くのは狭心症の発作であり、心筋梗塞の痛みにはほとんど効かないためです。
「心筋梗塞は、心臓の弁が硬くなることで起こる病気である」は、弁が硬くなるのは大動脈弁狭窄症などの心臓弁膜症の説明であり、心筋梗塞は冠動脈が詰まって起こるためです。

試験の罠
狭心症と心筋梗塞は「痛みの時間(ふつう数分、長くても15分ほどか、30分以上続くか)」「ニトログリセリンが効くか」で区別します。高齢者では症状が典型的でないことも頻出です。
問91-5

認知症の4大原因疾患に含まれるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①レビー小体型認知症
  • ②老年期に起こるうつ病
  • ③手術後に起こるせん妄
  • ④加齢による物忘れ
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正解 ①レビー小体型認知症
解説
認知症は、共生社会の実現を推進するための認知症基本法第2条などで、アルツハイマー病その他の神経変性疾患、脳血管疾患その他の疾患により、日常生活に支障が生じる程度にまで認知機能が低下した状態と定義されています。
原因となる病気のうち代表的な4つは、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症です。レビー小体型認知症は、実際にはないものが見える幻視や、パーキンソン病のような歩きにくさが特徴です。

他の選択肢が不適切な理由
「老年期に起こるうつ病」は、気分の落ち込みや意欲の低下から物忘れのように見えることがありますが、認知症とは別の病気だからです。治療によって改善が期待できるため、認知症と見分けることが大切です。
「手術後に起こるせん妄」は、体調の変化などをきっかけに一時的に意識が混乱する状態で、急に起こり、原因が取り除かれれば改善することが多いため、認知症とは異なるからです。
「加齢による物忘れ」は、体験の一部を忘れても、忘れたことの自覚があり日常生活に支障がないもので、病気である認知症とは異なるためです。

試験の罠
認知症と間違えやすい状態として「うつ病」「せん妄」「加齢による物忘れ」は定番です。4大原因疾患の名前と、それぞれの特徴を1つずつセットで覚えましょう。
問101-5

認知症の行動・心理症状(BPSD)に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • ①脳の障害から直接起こり、認知症の人のほぼ全員に必ず現れる
  • ②環境や関わり方の影響を受け、ケアの工夫で軽くなることがある
  • ③記憶障害や見当識障害など、認知機能そのものの低下のことを指す
  • ④薬による治療が第一選択で、関わり方を変えても変化しない
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正解 ②環境や関わり方の影響を受け、ケアの工夫で軽くなることがある
解説
認知症の症状は、脳の神経細胞が傷つくことで直接起こる中核症状(記憶障害・見当識障害・実行機能障害など)と、行動・心理症状(BPSD)に分けて考えます。BPSDは、中核症状を土台に、本人の不安や体調、住まいや周りの人の関わり方などが影響して現れる症状で、物盗られ妄想、徘徊、興奮、抑うつ、幻覚などがあります。
原因となっている不安や体の不調、環境を見直すことで軽くなることがあるため、介護職の関わり方がとても大切になります。

他の選択肢が不適切な理由
「脳の障害から直接起こり、認知症の人のほぼ全員に必ず現れる」は、中核症状の説明だからです。BPSDは環境や心理状態によって現れ方が変わり、現れない人もいます。
「記憶障害や見当識障害など、認知機能そのものの低下のことを指す」は、記憶障害や見当識障害は中核症状であり、BPSDではないためです。
「薬による治療が第一選択で、関わり方を変えても変化しない」は、厚生労働科学研究の成果として公表された『かかりつけ医・認知症サポート医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第3版)』でも、まず環境の調整やケアの見直しなど薬を使わない対応を行い、それでも改善しない場合に薬を検討するとされているためです。

試験の罠
中核症状は「脳の障害から直接・ほぼ全員に」、BPSDは「環境や関わり方の影響を受ける・ケアで軽くなりうる」と対比して覚えましょう。BPSDへの対応は薬より先に、原因を探って関わり方や環境を整えることが基本です。

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