問13-1
有機溶剤(トルエン、キシレン等)による急性中毒に共通してみられる健康影響に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ①中枢神経系への麻酔作用で、頭痛やめまい、酩酊様症状が現れる。
- ②皮膚に対する腐食作用により、接触部位に強い化学熱傷を生じる。
- ③骨髄の造血機能を直接的に破壊し、短期間で重い貧血を引き起こす。
- ④肺胞を線維化させることで、不可逆的な呼吸機能低下をもたらす。
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正解
①中枢神経系への麻酔作用で、頭痛やめまい、酩酊様症状が現れる。
解説
トルエンやキシレンなど多くの有機溶剤は油に溶けやすい性質(脂溶性)を持ち、脂肪分に富む脳などの中枢神経系に取り込まれやすいため、急性ばく露では麻酔作用による頭痛・めまい・酩酊様の症状が典型的に現れます。この作用はお酒に酔ったときの状態に近く、高濃度で吸入すると意識障害に至ることもあるため、換気の悪い密閉空間での作業では特に注意が必要です。
他の選択肢が不適切な理由
皮膚腐食による化学熱傷は強酸・強アルカリ等に特徴的な影響であり、有機溶剤中毒の典型像ではありません。骨髄破壊による急性の貧血や、肺胞線維化による不可逆的な呼吸機能低下は、それぞれベンゼンや粉じんによる健康障害の特徴であり、有機溶剤の急性中毒の一般的な症状ではありません。
トルエンやキシレンなど多くの有機溶剤は油に溶けやすい性質(脂溶性)を持ち、脂肪分に富む脳などの中枢神経系に取り込まれやすいため、急性ばく露では麻酔作用による頭痛・めまい・酩酊様の症状が典型的に現れます。この作用はお酒に酔ったときの状態に近く、高濃度で吸入すると意識障害に至ることもあるため、換気の悪い密閉空間での作業では特に注意が必要です。
他の選択肢が不適切な理由
皮膚腐食による化学熱傷は強酸・強アルカリ等に特徴的な影響であり、有機溶剤中毒の典型像ではありません。骨髄破壊による急性の貧血や、肺胞線維化による不可逆的な呼吸機能低下は、それぞれベンゼンや粉じんによる健康障害の特徴であり、有機溶剤の急性中毒の一般的な症状ではありません。