問15-11
盛土の締固めの目的に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- ①土の間隙を増やして透水性を高める
- ②完成後の圧縮沈下を少なくする
- ③雨水などの浸入による軟化を防ぐ
- ④盛土に必要な強度とせん断抵抗を与える
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正解
①土の間隙を増やして透水性を高める
解説
締固めとは、土に力を加えて土粒子どうしのすき間(間隙)にある空気を追い出し、土を密な状態にする作業です。
その目的は三つに整理できます。
第一は、完成後の沈下を小さくすることです。締固めが不十分なまま盛土をすると、供用開始後に自重や交通荷重で徐々に縮み、路面に段差やひび割れが生じます。あらかじめ締め固めておけば、後から縮む余地がなくなります。
第二は、盛土に必要な強度とせん断抵抗を与えることです。土粒子が密にかみ合うほど、すべりに対する抵抗が大きくなり、のり面の安定性が高まります。
第三は、水の浸入による軟化と、それに伴う強度の低下を防ぐことです。間隙が小さくなると水が入り込みにくくなり、雨水や地下水による泥化や凍上を抑えられます。
したがって締固めは、間隙を減らして透水性を小さくする作業であり、透水性を高めるものではありません。透水性を高めたい場合は、砂や砕石による排水層を別に設けます。
(根拠:道路土工-盛土工指針)
他の選択肢が不適切な理由
「完成後の圧縮沈下を少なくする」は、締固めの代表的な目的であり適当な記述です。
「雨水などの浸入による軟化を防ぐ」も、間隙が減ることで得られる効果として正しい内容です。
「盛土に必要な強度とせん断抵抗を与える」は、土粒子のかみ合いが増すことによる効果であり適当です。
締固めとは、土に力を加えて土粒子どうしのすき間(間隙)にある空気を追い出し、土を密な状態にする作業です。
その目的は三つに整理できます。
第一は、完成後の沈下を小さくすることです。締固めが不十分なまま盛土をすると、供用開始後に自重や交通荷重で徐々に縮み、路面に段差やひび割れが生じます。あらかじめ締め固めておけば、後から縮む余地がなくなります。
第二は、盛土に必要な強度とせん断抵抗を与えることです。土粒子が密にかみ合うほど、すべりに対する抵抗が大きくなり、のり面の安定性が高まります。
第三は、水の浸入による軟化と、それに伴う強度の低下を防ぐことです。間隙が小さくなると水が入り込みにくくなり、雨水や地下水による泥化や凍上を抑えられます。
したがって締固めは、間隙を減らして透水性を小さくする作業であり、透水性を高めるものではありません。透水性を高めたい場合は、砂や砕石による排水層を別に設けます。
(根拠:道路土工-盛土工指針)
他の選択肢が不適切な理由
「完成後の圧縮沈下を少なくする」は、締固めの代表的な目的であり適当な記述です。
「雨水などの浸入による軟化を防ぐ」も、間隙が減ることで得られる効果として正しい内容です。
「盛土に必要な強度とせん断抵抗を与える」は、土粒子のかみ合いが増すことによる効果であり適当です。