2026年版・5-10

品質管理の手順とヒストグラム・管理図の一問一答

2級土木施工管理技士「施工管理法」から、品質管理の手順とヒストグラム・管理図に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-10

品質管理の手順に関する次の文章の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。品質管理では、まず工事の出来ばえを代表して表す測定項目である(イ)を選定する。次に、その項目についてねらう値と許されるばらつきを具体的な数値で定めた(ロ)を決める。続いて、これを実際に達成するための材料・機械・施工手順の決めごとである(ハ)を定め、これに従って施工する。施工中は採取したデータを整理し、ヒストグラムや管理図によって工程が(ニ)にあるかを調べ、異常があればその原因を除いて標準を見直す。

  • ①(イ)品質特性 (ロ)品質標準 (ハ)作業標準 (ニ)管理状態
  • ②(イ)品質特性 (ロ)作業標準 (ハ)品質標準 (ニ)管理状態
  • ③(イ)品質標準 (ロ)品質特性 (ハ)作業標準 (ニ)合格状態
  • ④(イ)品質標準 (ロ)作業標準 (ハ)品質特性 (ニ)合格状態
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正解 ①(イ)品質特性 (ロ)品質標準 (ハ)作業標準 (ニ)管理状態
解説
品質管理は、何を測るかを決めるところから始まり、目標値、作業の決めごと、データによる確認へと順に進みます。
(イ)は品質特性です。品質特性とは、工事の出来ばえを代表して表す測定項目のことで、盛土なら締固め度や含水比、コンクリートならスランプや圧縮強度がこれにあたります。測る対象が決まらなければ、目標値も作業手順も定められません。
(ロ)は品質標準です。選んだ品質特性について、どの値をねらい、どこまでのばらつきを許すかを具体的な数値で定めます。設計図書の規格値をそのまま目標にするのではなく、ばらつきを見込んで少し余裕をもった値を設定します。
(ハ)は作業標準です。定めた品質標準を実際に達成するために、材料、機械、施工の手順と条件を具体的に定めます。何回転圧するか、一層の敷きならし厚さをいくらにするか、といった現場の決めごとです。
(ニ)は管理状態です。作業標準に従って施工し、採取したデータをヒストグラムや管理図で整理して、工程が安定した状態にあるかどうかを調べます。異常があれば原因を取り除き、必要に応じて標準そのものを見直します。この繰り返しが品質管理です。
(根拠:品質管理の一般的手順(品質特性の選定→品質標準の決定→作業標準の決定→施工とデータの解析)による)

他の選択肢が不適切な理由
(ロ)を作業標準、(ハ)を品質標準とした組合せは、目標とする値を決める前に作業の手順を定めることになり、何を目指した手順なのかが定まりません。
(イ)を品質標準、(ロ)を品質特性とした組合せは、測る対象を決めないまま目標値を定めることになり、順序が成り立ちません。(ニ)の合格状態も、規格との照合による合否判定を指す語であって、工程の安定を表す語ではありません。
(イ)を品質標準、(ロ)を作業標準、(ハ)を品質特性とした組合せは、三つの語がすべて入れ替わっており、(ニ)も誤っています。
問25-10

品質管理において品質特性を選定するときの条件として、適当でないものはどれか。

  • ①測定に長い日数を要するものを優先すること
  • ②工程の状態を総合的に表すものであること
  • ③測定が容易で早期に結果が得られること
  • ④設計品質に重要な影響を及ぼすものであること
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正解 ①測定に長い日数を要するものを優先すること
解説
品質特性とは、工事の出来ばえを代表して表す測定項目のことです。何を測るかを誤ると、いくらデータを集めても品質の管理にはつながりません。
選定の条件は次のとおりです。
第一に、工程の状態を総合的に表すものであることです。その値を見れば、施工がうまくいっているかどうかが判断できる項目を選びます。
第二に、設計品質に重要な影響を及ぼすものであることです。構造物の安全性や耐久性に直結する項目を優先します。
第三に、測定が容易であることです。特別な装置や高度な技術を必要とする項目では、日常の管理に使えません。
第四に、結果が早く得られることです。ここが実務上とくに重要です。結果が出るまでに何日もかかると、異常が分かったときには次の工程が進んでしまい、手直しが大がかりになります。たとえばコンクリートでは、28日後の圧縮強度そのものより、打設のたびに測れるスランプや空気量を日常の管理に用います。
第五に、代用特性を用いる場合は、真の品質特性との関係が明確であることです。
(根拠:品質特性の選定条件(工程の状態を総合的に表す・設計品質への影響が大きい・測定が容易・結果が早く得られる)による)

他の選択肢が不適切な理由
「工程の状態を総合的に表すものであること」は、品質特性に求められる基本の条件であり適当です。
「測定が容易で早期に結果が得られること」も、日常の管理に使えることを求める条件として正しい内容です。
「設計品質に重要な影響を及ぼすものであること」は、構造物の性能に直結する項目を選ぶという条件であり適当です。
問35-10

平均値の管理図(x管理図)を作成したところ、群の平均値の平均が25.0、管理限界線の幅が中心線から±1.8であった。上方管理限界線の値として、正しいものはどれか。

  • ①21.4
  • ②23.2
  • ③25.0
  • ④26.8
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正解 ④26.8
解説
管理図には三本の線を引きます。中心線、上方管理限界線、下方管理限界線です。
中心線は、各群の平均値をさらに平均した値を用います。この問題では25.0がそれにあたります。工程が安定していれば、打点はこの線のまわりに散らばります。
上方管理限界線は、中心線に管理限界の幅を足して求めます。
25.0 + 1.8 = 26.8
下方管理限界線は、中心線から管理限界の幅を引いて求めます。
25.0 - 1.8 = 23.2
したがって、上方管理限界線は26.8、下方管理限界線は23.2となり、打点がこの範囲に収まっていれば工程は管理状態にあると判断します。
ここで押さえておきたいのは、管理限界の幅が発注者の定めた規格値ではないという点です。工程が安定しているときに得られたデータのばらつきから統計的に計算された値であり、その工程が普通に動いていればまず超えない範囲を示します。
したがって、限界の外に点が出たときは、規格に合っているかどうかに関係なく、いつもと違う原因が入り込んだ可能性を疑い、原因を調べます。
(根拠:管理図の構成(上方管理限界線=中心線+管理限界の幅、下方管理限界線=中心線−管理限界の幅)による)

他の選択肢が不適切な理由
23.2は中心線から幅を引いた値であり、これは下方管理限界線にあたります。
25.0は群の平均値の平均そのもので、中心線の値です。
21.4は中心線から幅の2倍を引いた値で、下方管理限界線よりさらに外側にあり、いずれの管理限界線でもありません。
問45-10

ヒストグラムから読み取れる工程の状態に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

  • ①平均値が規格の中央にあり、ゆとりも十分ならよい
  • ②分布の幅が規格幅より広いときは対策が必要である
  • ③ゆとりが大きすぎる場合には必ず不合格と判断する
  • ④平均値が規格の下限に寄っているときは中心を移す
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正解 ③ゆとりが大きすぎる場合には必ず不合格と判断する
解説
ヒストグラムに規格値の上限と下限を書き込むと、工程の状態を三つの観点から読み取れます。
第一は分布の中心の位置です。平均値が規格の中央にあれば理想的です。片側に寄っていれば、規格を外れる危険がその側に偏っているので、施工の条件を調整して中心を規格の中央へ移します。
第二は分布の幅です。分布の幅が規格幅より広ければ、必ず規格外の品が出ます。この場合は、材料や機械、作業方法を見直してばらつきそのものを小さくする必要があります。
第三はゆとりです。ゆとりとは、規格の限界と分布の端との間の余裕のことです。ゆとりが小さいと、わずかな条件の変化で規格外が出ます。
ゆとりが大きい状態は、品質の面では余裕があり安定していることを意味します。したがって不合格と判断する理由にはなりません。ただし、必要以上に高い品質を確保していることになるため、材料や手間をかけすぎていないか、経済性の観点から見直す余地はあります。品質の合否と経済性の検討は別の話です。
(根拠:ヒストグラムの読み方(分布の中心の位置・分布の幅・規格に対するゆとりの三つの観点)による)

他の選択肢が不適切な理由
「平均値が規格の中央にあり、ゆとりも十分ならよい」は、最も望ましい工程の状態を述べたもので適当です。
「分布の幅が規格幅より広いときは対策が必要である」も、規格外が必ず出る状態への対応として正しい記述です。
「平均値が規格の下限に寄っているときは中心を移す」は、片側に偏った分布への対応として適当な内容です。
問55-10

平均値と範囲の管理図(x-R管理図)に関する次の文章の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。この管理図では、データをいくつかずつの組(群)に分けて扱い、二つの図を組にして見る。一方の図には各群の(イ)を打点し、工程の中心の位置が動いていないかを調べる。もう一方の図には各群の最大値と最小値の差である(ロ)を打点し、群内の(ハ)が変わっていないかを調べる。いずれの図にも中心線と上下の管理限界線を引くが、この管理限界線は、発注者等が定めた合否の基準である規格値ではなく、工程が安定しているときに得られたデータのばらつきから(ニ)に求めた値である。

  • ①(イ)平均値 (ロ)範囲 (ハ)ばらつき (ニ)経験的
  • ②(イ)平均値 (ロ)範囲 (ハ)ばらつき (ニ)統計的
  • ③(イ)最頻値 (ロ)標準偏差 (ハ)平均値 (ニ)統計的
  • ④(イ)最頻値 (ロ)標準偏差 (ハ)平均値 (ニ)経験的
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正解 ②(イ)平均値 (ロ)範囲 (ハ)ばらつき (ニ)統計的
解説
管理図は、横軸に時間または群の番号、縦軸に測定値をとり、工程が時間とともに安定しているかどうかを見るグラフです。
(イ)は平均値です。平均値の管理図には各群の平均値を打点し、工程の中心の位置が動いていないかを調べます。
(ロ)は範囲です。範囲とは、群の中の最大値と最小値の差のことで、計算が簡単で現場ですぐ求められる利点があります。標準偏差もばらつきを表す値ですが、最大値と最小値の差そのものではありません。
(ハ)はばらつきです。範囲の管理図は、群内のばらつきの大きさが変わっていないかを見るためのものです。中心の位置の動きとばらつきの変化は別の原因で起こるため、二つの図を組にして見ます。
(ニ)は統計的です。図には中心線、上方管理限界線、下方管理限界線の三本を引きますが、この管理限界線は工程が安定しているときに得られたデータのばらつきから統計的に計算して求めます。経験や勘で引く線ではありません。
ここで最も重要なのは、管理限界線が規格値ではないという点です。規格値は発注者や設計が定めた合否の基準であり、工程そのものの状態を表す値ではありません。この二つを混同すると、工程に異常が生じていても規格内だから問題ないと見過ごし、やがて規格外の品を出すことになります。
(根拠:平均値と範囲の管理図の構成、および管理限界線が工程のばらつきから統計的に定まるという原理による)

他の選択肢が不適切な理由
(ニ)を経験的とした組合せは、管理限界線がデータから計算で定まるという管理図の成り立ちに反します。
(イ)を最頻値、(ロ)を標準偏差、(ハ)を平均値とした組合せは、打点する値と見ようとする対象がいずれも入れ替わっており、最大値と最小値の差という説明とも一致しません。
(イ)を最頻値、(ロ)を標準偏差、(ハ)を平均値とし、さらに(ニ)を経験的とした組合せは、四か所すべてが誤っています。
問65-10

管理図において工程に異常があると判断される場合として、適当でないものはどれか。

  • ①点が管理限界線の外に出た場合
  • ②点が中心線の片側に連続して並んだ場合
  • ③点が上昇又は下降の傾向を示した場合
  • ④点が中心線の近くに不規則に並ぶ場合
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正解 ④点が中心線の近くに不規則に並ぶ場合
解説
管理図の読み方には決まりがあります。点が管理限界線の内側にあり、しかも並び方に規則性がなければ、工程は安定していると判断します。これを管理状態といいます。
逆に、次のような場合は工程に異常があると判断し、原因を調べて手を打ちます。
第一は、点が管理限界線の外に出た場合です。偶然では起こりにくい値が出たということで、何らかの原因が加わったと考えます。
第二は、点が中心線の片側に連続して並んだ場合です。これを連といいます。何点続いたら異常とみなすかは用いる指針によって異なり、7点や9点といった値が使われます。中心の位置がずれた可能性があります。
第三は、点が上昇または下降の傾向を続けた場合です。これを傾向といいます。こちらも判定に用いる点数は指針によって異なりますが、続けて同じ向きに動いていれば、材料の変化や機械の摩耗など、少しずつ進む原因が疑われます。
これらに対し、点が中心線の近くに不規則に散らばっている状態は、まさに管理状態そのものです。異常の判断とは逆になります。
限界の外に出ていなくても、並び方の規則性から異常をつかめる点が管理図の強みです。
(根拠:管理図における異常判定の考え方(管理限界線の外への打点・連・傾向)による)

他の選択肢が不適切な理由
「点が管理限界線の外に出た場合」は、最も分かりやすい異常の判断基準であり適当な記述です。
「点が中心線の片側に連続して並んだ場合」も、連として異常を疑う典型的な並び方です。
「点が上昇又は下降の傾向を示した場合」は、傾向として異常を疑う並び方であり適当な内容です。
問75-10

ある材料の品質試験を5回行ったところ、測定値は30、34、36、32、38であった。この5個の測定値の平均値として、正しいものはどれか。

  • ①32
  • ②33
  • ③34
  • ④35
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正解 ③34
解説
平均値は、すべての測定値を足し合わせ、データの個数で割って求めます。
まず合計を出します。
30 + 34 = 64
64 + 36 = 100
100 + 32 = 132
132 + 38 = 170
次にデータの個数5で割ります。
170 ÷ 5 = 34
したがって平均値は34です。
平均値は、その集団の中心がどこにあるかを表す値です。品質管理では、この平均値が規格の中央付近にあるかどうかを見て、施工の条件を調整すべきかを判断します。
ただし平均値だけでは工程の良し悪しは分かりません。同じ平均値34でも、測定値が33から35に収まっている場合と、20から48まで散らばっている場合とでは、工程の安定度がまったく違うためです。
そこで、ばらつきの大きさを表す値もあわせて見ます。最も簡単なものが範囲(最大値と最小値の差)で、この例では 38 - 30 = 8 となります。平均値と範囲を組にして見るのが品質管理の基本です。
(根拠:平均値の定義(測定値の合計÷データの個数)による)

他の選択肢が不適切な理由
32は測定値の一つをそのまま答えたものであり、合計を個数で割った値ではありません。
33は合計を誤って165などとして計算した場合に生じる値で、正しい合計170とは一致しません。
35は、測定値の一つを読み違えて合計を175としてしまった場合(175÷5=35)に生じる値で、正しい合計170から求めた値ではありません。
問85-10

ある品質試験の測定値が12.5、14.0、13.2、15.1、12.8であった。この5個の測定値の範囲Rとして、正しいものはどれか。

  • ①2.6
  • ②2.3
  • ③1.9
  • ④1.5
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正解 ①2.6
解説
範囲Rは、データの中の最大値から最小値を引いて求めます。ばらつきの大きさを表す最も簡単な指標です。
まず最大値を探します。12.5、14.0、13.2、15.1、12.8 のうち最も大きいのは 15.1 です。
次に最小値を探します。最も小さいのは 12.5 です。
そして引き算をします。
15.1 - 12.5 = 2.6
したがって範囲Rは2.6です。
範囲は計算が簡単で、現場でその場ですぐ求められるという利点があります。そのため管理図でも、ばらつきを見る指標としてR管理図に用いられます。
ただし、範囲は最大値と最小値という両端の二つの値だけで決まるため、間にあるデータがどう分布しているかは反映されません。また、データの個数が多くなるほど範囲は大きくなりやすい性質があります。そのため、群の大きさ(1群あたりのデータ数)をそろえて比べることが前提になります。
より詳しくばらつきを見たい場合は、標準偏差を用います。
(根拠:範囲Rの定義(最大値−最小値)による)

他の選択肢が不適切な理由
1.5は、14.0を最大値と見誤って12.5を引いた値(14.0−12.5)で、本当の最大値15.1を使っていません。
1.9は、最大値15.1から13.2を引いた値です。13.2は最小値ではないため、範囲にはなりません。
2.3は、最大値15.1から12.8を引いた値です。12.8も最小値ではなく、最小値は12.5です。
問95-10

ある工事で50個の供試体について強度試験を行ったところ、規格値を下回ったものが3個であった。規格値を下回った供試体の割合として、正しいものはどれか。

  • ①3%
  • ②6%
  • ③10%
  • ④15%
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正解 ②6%
解説
割合は、該当する個数を全体の個数で割り、100を掛けて百分率にします。
3 ÷ 50 = 0.06
0.06 × 100 = 6 %
したがって規格値を下回った割合は6パーセントです。
この値の意味を考えてみます。ヒストグラムに規格値の下限を書き込めば、下限より左側にある柱の合計がこの6パーセントにあたります。分布の左端が規格の下限を越えて外へはみ出している状態です。
この場合の対策は二通りあります。一つは、分布の中心を右へ、つまり平均値を高いほうへ移すことです。コンクリートであれば、水セメント比を小さくして強度の目標値を上げる、といった調整にあたります。もう一つは、ばらつきそのものを小さくして分布の幅を狭めることです。材料の管理、練混ぜ時間、養生条件を安定させることで実現します。
実務では、規格を外れた原因が特定の日や特定の運搬車に偏っていないかを調べ、原因を取り除くところから始めます。
(根拠:百分率の定義(該当する個数÷全体の個数×100)による)

他の選択肢が不適切な理由
3%は規格外の個数3をそのまま百分率としたもので、全体の個数50で割る手順が抜けています。
10%は5個が規格外であった場合の割合であり、与えられた3個とは一致しません。
15%は3を20で割った場合の割合で、全体の個数を誤って用いています。
問105-10

品質管理に用いる図表とその目的の組合せとして、適当でないものはどれか。

  • ①ヒストグラム ─ データのばらつきの把握
  • ②管理図 ─ 工程が安定しているかの把握
  • ③パレート図 ─ 不良の重点項目の把握
  • ④特性要因図 ─ 品質の合否の最終判定
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正解 ④特性要因図 ─ 品質の合否の最終判定
解説
品質管理に用いる図表は、それぞれ役割が異なります。目的を取り違えると、集めたデータが生かせません。
ヒストグラムは、測定値の分布を柱状のグラフで表し、ばらつきの大きさと分布の中心、規格に対する余裕を把握するために使います。
管理図は、時間の流れに沿って測定値を打点し、工程が安定した状態にあるかどうかを把握するために使います。点の並び方から異常の兆しを見つけられる点が特徴です。
パレート図は、不良や欠点の項目を件数の多い順に棒グラフで並べ、累積の比率を折れ線で示したものです。どの項目に手を打てば効果が大きいか、という重点項目を絞り込むために使います。
特性要因図は、結果である品質特性に対して、その原因となりうる要素を、材料・機械・作業方法・人などの系統に分けて魚の骨のような形に整理した図です。原因を洗い出して整理するための道具であり、品質の合否を判定するものではありません。
合否の判定は、規格値と測定値を照らし合わせて行います。
(根拠:品質管理に用いる各図表(ヒストグラム・管理図・パレート図・特性要因図)の目的による)

他の選択肢が不適切な理由
「ヒストグラム ─ データのばらつきの把握」は、分布の形からばらつきを読み取るという目的どおりで適当です。
「管理図 ─ 工程が安定しているかの把握」も、時間的な変化を追うという役割と一致しています。
「パレート図 ─ 不良の重点項目の把握」は、件数の多い順に並べて対策の的を絞るという目的であり適当です。

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