品質管理の手順に関する次の文章の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。品質管理では、まず工事の出来ばえを代表して表す測定項目である(イ)を選定する。次に、その項目についてねらう値と許されるばらつきを具体的な数値で定めた(ロ)を決める。続いて、これを実際に達成するための材料・機械・施工手順の決めごとである(ハ)を定め、これに従って施工する。施工中は採取したデータを整理し、ヒストグラムや管理図によって工程が(ニ)にあるかを調べ、異常があればその原因を除いて標準を見直す。
- ①(イ)品質特性 (ロ)品質標準 (ハ)作業標準 (ニ)管理状態
- ②(イ)品質特性 (ロ)作業標準 (ハ)品質標準 (ニ)管理状態
- ③(イ)品質標準 (ロ)品質特性 (ハ)作業標準 (ニ)合格状態
- ④(イ)品質標準 (ロ)作業標準 (ハ)品質特性 (ニ)合格状態
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品質管理は、何を測るかを決めるところから始まり、目標値、作業の決めごと、データによる確認へと順に進みます。
(イ)は品質特性です。品質特性とは、工事の出来ばえを代表して表す測定項目のことで、盛土なら締固め度や含水比、コンクリートならスランプや圧縮強度がこれにあたります。測る対象が決まらなければ、目標値も作業手順も定められません。
(ロ)は品質標準です。選んだ品質特性について、どの値をねらい、どこまでのばらつきを許すかを具体的な数値で定めます。設計図書の規格値をそのまま目標にするのではなく、ばらつきを見込んで少し余裕をもった値を設定します。
(ハ)は作業標準です。定めた品質標準を実際に達成するために、材料、機械、施工の手順と条件を具体的に定めます。何回転圧するか、一層の敷きならし厚さをいくらにするか、といった現場の決めごとです。
(ニ)は管理状態です。作業標準に従って施工し、採取したデータをヒストグラムや管理図で整理して、工程が安定した状態にあるかどうかを調べます。異常があれば原因を取り除き、必要に応じて標準そのものを見直します。この繰り返しが品質管理です。
(根拠:品質管理の一般的手順(品質特性の選定→品質標準の決定→作業標準の決定→施工とデータの解析)による)
他の選択肢が不適切な理由
(ロ)を作業標準、(ハ)を品質標準とした組合せは、目標とする値を決める前に作業の手順を定めることになり、何を目指した手順なのかが定まりません。
(イ)を品質標準、(ロ)を品質特性とした組合せは、測る対象を決めないまま目標値を定めることになり、順序が成り立ちません。(ニ)の合格状態も、規格との照合による合否判定を指す語であって、工程の安定を表す語ではありません。
(イ)を品質標準、(ロ)を作業標準、(ハ)を品質特性とした組合せは、三つの語がすべて入れ替わっており、(ニ)も誤っています。