問12-4
コンクリートの中性化に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- ①空気中の二酸化炭素が侵入し、コンクリートのアルカリ性が失われる現象
- ②空気中の酸素が侵入して、コンクリートのアルカリ性が強まっていく現象
- ③塩化物イオンが侵入し、コンクリートのアルカリ性が強まっていく現象
- ④凍結と融解が繰り返され、コンクリートの表面がはがれ落ちていく現象
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正解
①空気中の二酸化炭素が侵入し、コンクリートのアルカリ性が失われる現象
解説
できたばかりのコンクリートは、内部に水酸化カルシウムを多く含む強いアルカリ性(水素イオン濃度指数でおよそ12から13)です。
このアルカリ性の環境では、鉄筋の表面に不動態被膜という薄い保護の膜ができ、さびの進行を止めています。
中性化とは、空気中の二酸化炭素がコンクリートの中へ侵入し、水酸化カルシウムと反応して炭酸カルシウムに変わることで、このアルカリ性が失われていく現象です。
中性化が鉄筋の位置まで達すると不動態被膜が壊れ、鉄筋がさび始めます。さびた鉄は体積がおよそ2倍以上に膨らむため、周囲のコンクリートを押し割り、ひび割れやかぶりの剥落を引き起こします。
進行の速さは、おおむね経過年数の平方根に比例して遅くなっていきます。
本試験では、原因物質を酸素や塩化物イオンに置き換えた記述で狙われます。
(根拠:土木学会 コンクリート標準示方書(維持管理編))
他の選択肢が不適切な理由
「酸素が侵入してアルカリ性が強まる」は誤りで、中性化の原因は二酸化炭素であり、アルカリ性は失われます。
「塩化物イオンが侵入しアルカリ性が強まる」も誤りで、それは塩害の原因物質です。
「凍結と融解が繰り返される」も誤りで、それは凍害の説明にあたります。
できたばかりのコンクリートは、内部に水酸化カルシウムを多く含む強いアルカリ性(水素イオン濃度指数でおよそ12から13)です。
このアルカリ性の環境では、鉄筋の表面に不動態被膜という薄い保護の膜ができ、さびの進行を止めています。
中性化とは、空気中の二酸化炭素がコンクリートの中へ侵入し、水酸化カルシウムと反応して炭酸カルシウムに変わることで、このアルカリ性が失われていく現象です。
中性化が鉄筋の位置まで達すると不動態被膜が壊れ、鉄筋がさび始めます。さびた鉄は体積がおよそ2倍以上に膨らむため、周囲のコンクリートを押し割り、ひび割れやかぶりの剥落を引き起こします。
進行の速さは、おおむね経過年数の平方根に比例して遅くなっていきます。
本試験では、原因物質を酸素や塩化物イオンに置き換えた記述で狙われます。
(根拠:土木学会 コンクリート標準示方書(維持管理編))
他の選択肢が不適切な理由
「酸素が侵入してアルカリ性が強まる」は誤りで、中性化の原因は二酸化炭素であり、アルカリ性は失われます。
「塩化物イオンが侵入しアルカリ性が強まる」も誤りで、それは塩害の原因物質です。
「凍結と融解が繰り返される」も誤りで、それは凍害の説明にあたります。