2026年版・3-2

無線通信方式(移動通信・無線LAN・MIMO)の一問一答

1級電気通信工事施工管理技士(第一次検定)「電気通信設備(無線・放送・情報システム)」から、無線通信方式(移動通信・無線LAN・MIMO)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。本試験と同じく4択で出題しています。

問13-2

MIMO(Multiple Input Multiple Output)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①送信側と受信側で複数のアンテナを使い、空間多重によって伝送容量を増やす。
  • ②送信側と受信側で1本ずつ高利得アンテナを使い、送信出力を高める技術である。
  • ③複数の周波数を順番に切り替えながら送信し、干渉を避ける技術である。
  • ④1本のアンテナで複数の偏波を切り替え、雨による減衰を防ぐための技術である。
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正解 ①送信側と受信側で複数のアンテナを使い、空間多重によって伝送容量を増やす。
解説
MIMOは、送信側と受信側でそれぞれ複数のアンテナを使い、同じ周波数・同じ時間で異なるデータを並列に送る(空間多重)ことで、伝送容量を増やす技術です。無線LAN(IEEE 802.11n以降)やLTE、5Gで使われています。

他の選択肢について
・1本の高利得アンテナで出力を高める:MIMOは複数のアンテナで空間多重を行う技術で、1本ずつのアンテナでは空間多重はできません。
・周波数を順番に切り替える:周波数ホッピングの説明です。
・偏波を切り替えて雨を防ぐ:MIMOの説明ではありません。

覚え方のポイント
「MIMO=複数アンテナ×複数アンテナで並列に送る(空間多重)」。
問23-2

無線LANの IEEE 802.11 シリーズの規格に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①802.11ax は、5GHz帯で動作し、最大伝送速度は54Mbit/sである。
  • ②802.11ax は、2.4GHz帯・5GHz帯などで動作し、OFDMAを採用している。
  • ③802.11ac は、2.4GHz帯で動作し、変調方式にDSSSを採用している規格である。
  • ④802.11b は、5GHz帯で動作し、OFDMを変調方式として採用した規格である。
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正解 ②802.11ax は、2.4GHz帯・5GHz帯などで動作し、OFDMAを採用している。
解説
IEEE 802.11ax(Wi‐Fi 6)は、2.4GHz帯と5GHz帯(Wi‐Fi 6Eでは6GHz帯も)で動作し、OFDMAによって複数の端末に同時にデータを送れるようにした規格です。多数の端末が接続する環境で効率よく通信できます。

他の選択肢について
・最大54Mbit/s:IEEE 802.11a・802.11g の最大速度です。802.11ax は理論上最大約9.6Gbit/sです。
・11ac が2.4GHz帯でDSSS:IEEE 802.11ac(Wi‐Fi 5)は5GHz帯で動作し、OFDMを使います。DSSSを使うのは802.11bです。
・11b が5GHz帯でOFDM:802.11b は2.4GHz帯で動作し、OFDMではなくDSSSなどを使います。

覚え方のポイント
「b・g=2.4GHz」「a・ac=5GHz」「n・ax=両方」。
問33-2

無線LANの2.4GHz帯と5GHz帯の特徴に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①5GHz帯は、2.4GHz帯より障害物の裏側に回り込みやすく、遠くまで届く。
  • ②2.4GHz帯は、5GHz帯より利用できるチャネル数が多く、干渉が少ない。
  • ③2.4GHz帯は、電子レンジなどと同じ周波数帯のため、電波干渉を受けやすい。
  • ④5GHz帯は、屋外でもチャネルの制限を受けることなく使用することができる。
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正解 ③2.4GHz帯は、電子レンジなどと同じ周波数帯のため、電波干渉を受けやすい。
解説
2.4GHz帯は、電子レンジやBluetooth、各種の無線機器も使う周波数帯のため、電波干渉を受けやすい特徴があります。一方、障害物の裏側に回り込みやすく、遠くまで届きやすい利点もあります。

他の選択肢について
・5GHz帯が回り込みやすい:周波数が高い5GHz帯は直進性が強く、障害物の影響を受けやすくなります。
・2.4GHz帯のほうがチャネル数が多い:利用できるチャネル数は5GHz帯のほうが多く、干渉が少ないのが特徴です。
・5GHz帯は屋外でも制限なく使える:5GHz帯の一部のチャネル(W53など)は屋外での使用が禁止されています。

覚え方のポイント
「2.4GHz=届くが混む」「5GHz=空いているが届きにくい(屋外の制限あり)」。
問43-2

無線LANで使われる DFS(動的周波数選択)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①通信速度が最も速いチャネルを、アクセスポイントが自動で選んで使う機能である。
  • ②アクセスポイントの送信出力を、接続する端末の数に応じて自動で上げる機能である。
  • ③2.4GHz帯の電子レンジの電波を検知して、通信を一時的に停止させる機能である。
  • ④気象レーダなどの電波を検知したときに、使用するチャネルを変更する機能である。
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正解 ④気象レーダなどの電波を検知したときに、使用するチャネルを変更する機能である。
解説
5GHz帯の一部(W53・W56)は気象レーダなどと周波数を共用しているため、アクセスポイントにはDFSの機能が義務付けられています。レーダの電波を検知すると、一定時間そのチャネルの使用をやめ、別のチャネルに移ります。

他の選択肢について
・速いチャネルを自動で選ぶ:空いているチャネルを自動で選ぶ機能(自動チャネル選択)の説明で、DFSはレーダ波の検知をきっかけにチャネルを移る機能です。
・送信出力を自動で上げる:送信出力を制御する機能はTPC(送信電力制御)で、DFSとは別の機能です。
・電子レンジの電波を検知:DFSはレーダ波を対象とする5GHz帯の機能です。

覚え方のポイント
「DFS=レーダを見つけたらチャネルを譲る」。チャネルの移動中は通信が一時的に途切れることがあります。
問53-2

無線LANのアクセス制御 CSMA/CA に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①送信前に電波の空きを確認し、ランダムな時間待ってから送信して衝突を避ける。
  • ②送信中に衝突を検出したら、直ちに送信を中止して再送するのが基本の方式である。
  • ③各端末に送信の時間を割り当て、自分の順番の時間が来たら送信する方式である。
  • ④送信の前に電波の空きを確認せず、送りたいときにすぐ送信する方式である。
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正解 ①送信前に電波の空きを確認し、ランダムな時間待ってから送信して衝突を避ける。
解説
無線LANでは、送信中に衝突を検出することが難しいため、CSMA/CA(衝突回避)を使います。送信前に電波が空いていることを確認し、さらにランダムな時間待ってから送信することで衝突を避けます。受信側からの確認応答(ACK)で送達を確認します。

他の選択肢について
・送信中に衝突を検出:有線LANの半二重通信で使うCSMA/CDの説明です。
・時間を割り当てて順番に送信:TDMAなどの説明です。
・空きを確認せず送信:純粋なALOHA方式に近い考え方で、CSMA/CAではありません。

覚え方のポイント
「CA=Collision Avoidance(回避)」。隠れ端末の問題にはRTS/CTSで対処します。
問63-2

セルラー方式の移動通信に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①サービスエリア全体を1つの基地局でカバーし、利用者が1つの周波数を共用する。
  • ②サービスエリアを多数のセルに分け、互いに離れたセルで同じ周波数を再利用する。
  • ③セルを小さくするほど、同じ周波数を再利用できる回数は少なくなっていく。
  • ④端末が移動して別のセルに入ると、通話が切断されて再接続が必要になる。
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正解 ②サービスエリアを多数のセルに分け、互いに離れたセルで同じ周波数を再利用する。
解説
セルラー方式は、サービスエリアを多数の小さなセル(基地局の通信範囲)に分け、互いに離れたセルで同じ周波数を再利用することで、限られた周波数で多くの利用者を収容します。

他の選択肢について
・1つの基地局でカバー:セルラー方式の説明ではありません。
・セルを小さくすると再利用の回数が減る:セルを小さくするほど、同じ周波数をより多くの場所で再利用でき、収容できる利用者は増えます。
・別のセルに入ると切断:通信を続けたまま基地局を切り替えるハンドオーバが行われます。

覚え方のポイント
「セルラー=細かく分けて周波数を使い回す」。セルを小さくするほど、周波数の利用効率は上がります。
問73-2

第5世代移動通信システム(5G)の特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  • ①高速大容量、超低遅延、多数同時接続の3つが主な特徴とされている。
  • ②ミリ波などの高い周波数帯を利用して、広い帯域幅を確保している。
  • ③使用する周波数は、すべて1GHz以下の低い周波数帯に限られている。
  • ④ビームフォーミングにより、電波を特定の方向に集中させて送信できる。
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正解 ③使用する周波数は、すべて1GHz以下の低い周波数帯に限られている。
解説
5Gは、高速大容量を実現するため、3.7GHz帯・4.5GHz帯などのサブ6と呼ばれる帯域や、28GHz帯のミリ波など、高い周波数帯を利用して広い帯域幅を確保しています。1GHz以下の帯域に限られることはありません。

他の選択肢について
・高速大容量・超低遅延・多数同時接続:適当です。5Gの3つの主要な特徴です。
・ミリ波で広い帯域:適当です。
・ビームフォーミング:適当です。多数のアンテナ素子で電波を絞り込みます。

覚え方のポイント
5Gは「速い・遅れない・たくさんつながる」。高い周波数は届く距離が短いため、基地局を多く置く必要があります。
問83-2

LTEの無線アクセス方式に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①下りリンクにSC‐FDMA、上りリンクにOFDMAを採用している。
  • ②上りリンクと下りリンクの両方に、W‐CDMAを採用している。
  • ③上りリンクと下りリンクの両方に、アナログのFDMAを採用している。
  • ④下りリンクにOFDMA、上りリンクにSC‐FDMAを採用している。
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正解 ④下りリンクにOFDMA、上りリンクにSC‐FDMAを採用している。
解説
LTEでは、下りリンク(基地局→端末)にOFDMAを、上りリンク(端末→基地局)にSC‐FDMAを採用しています。SC‐FDMAは送信信号のピーク電力と平均電力の比(PAPR)が小さいため、端末の送信増幅器の消費電力を抑えられます。

他の選択肢について
・下りがSC‐FDMA・上りがOFDMA:割当てが逆です。
・W‐CDMA:第3世代(3G)の方式です。
・アナログのFDMA:第1世代(1G)の方式です。

覚え方のポイント
「端末の電池にやさしいSC‐FDMAを上りに」と理由とセットで覚えます。
問93-2

LPWA(Low Power Wide Area)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①消費電力を抑えながら、数km〜数十kmの広い範囲で少量のデータを通信する。
  • ②大容量の映像データを、数Gbit/sの高速で近距離に伝送する方式である。
  • ③有線のLANケーブルを使い、電力とデータを同時に送るための技術である。
  • ④人工衛星を使い、静止軌道から全世界に高速の通信を提供するための方式である。
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正解 ①消費電力を抑えながら、数km〜数十kmの広い範囲で少量のデータを通信する。
解説
LPWAは、低消費電力で広い範囲(数km〜数十km)をカバーする無線通信方式の総称です。伝送速度は低いものの、電池で長期間動作できるため、センサの計測データの収集など、IoTの用途に適しています。LoRaWAN、Sigfox、NB‐IoT などがあります。

他の選択肢について
・大容量の映像を高速で短距離:LPWAの特徴とは逆です。
・LANケーブルで電力とデータ:PoEの説明です。
・静止軌道から高速通信:衛星通信の説明です。

覚え方のポイント
「LPWA=省電力・広域・低速(IoT向き)」。
問103-2

無線LANで生じる「隠れ端末問題」とその対策に関する記述として、最も適当なものはどれか。

  • ①互いの電波が届かない端末どうしが同時に送信して衝突する問題で、DFSを有効にして対策する。
  • ②互いの電波が届かない端末どうしが同時に送信して衝突する問題で、RTS/CTSで対策する。
  • ③アクセスポイントの電波が届く範囲の外にいる端末が接続できない問題で、RTS/CTSで対策する。
  • ④隣接するアクセスポイントが同じチャネルを使って干渉する問題で、ステルス機能で対策する。
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正解 ②互いの電波が届かない端末どうしが同時に送信して衝突する問題で、RTS/CTSで対策する。
解説
隠れ端末問題は、アクセスポイントには電波が届くが互いの電波は届かない2台の端末が、相手の送信に気付かず同時に送信し、アクセスポイントで衝突が起こる問題です。送信前に送信要求(RTS)と送信許可(CTS)をやり取りすることで、CTSを受け取った周囲の端末に送信を控えさせて対策します。

他の選択肢について
・DFSで対策:DFSは、5GHz帯で気象レーダなどの電波を検知したときに使用するチャネルを変更する機能で、端末どうしの衝突は防げません。
・範囲外の端末が接続できない問題:隠れ端末問題は、アクセスポイントの範囲内にいる端末どうしの衝突の問題です。範囲の外ではRTS/CTSのやり取り自体ができません。
・同一チャネルの干渉をステルス機能で対策:同一チャネルの干渉は、チャネルの割当ての見直しなどで対策します。ステルス機能はSSIDの通知を止める機能で、干渉の対策にはなりません。

覚え方のポイント
「隠れ端末=お互いが見えない2台の衝突→RTS/CTSで交通整理」。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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